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2012年12月31日(月)
<<選択と集中>>
昨日は終日雨だったのに、今日は気持ちの良い晴天。12時前にホテルを チェックアウトし、「別荘」の最終チェックをしてからバスで津駅前に移動。 鰻屋D店に入り、今年最後の鰻重。鰻はいつ食べてもいいものだ。これで I(29日昼)、F(29日夜), K(30日昼),D店の4店舗制覇。あと行ってないのは、H店だが、それは 2月に名古屋出張を予定しているので、その帰りにでも寄ろう。

それにしても、最近値段の高騰が激しい鰻を食いまくり、同窓会の1次会は それほどでもなかったけど、2次会は気に入ったごく少数の友人と所謂「美味い酒 が飲める、目ん玉が飛び出すほど高い店」に行っているので、大層な豪遊である。 まあ、普段飲み会などにはほとんど行かないけど、その分のお金をこういう所に つぎ込んでるようなもの。所謂「選択と集中」ってやつですな。

昼食の後、花屋で花を買って、大きな荷物をコインロッカーに入れて、 駅の近くの墓地に墓参りに出かける。天気が良いこともあるのか、 大晦日の慌ただしい時なのに、墓参りに来てる人は結構居た。

それから津駅に戻り、ドトールコーヒーで一息いれてから近鉄特急に 乗る。車中では居眠りしたり数学をしたりしながら、16時20分に 京都駅に戻った。夕食後、夜は紅白歌合戦を見たりしながら、のんびり すごす。

俺サマは、年末年始のように、世間はいつもと違った調子で慌ただしく 動き、その一方で自分の時間はゆったりと静かに流れる感じが大好きだ。 それもあと1、2日で終わりかと思うと、その儚さは人生の それと同じようなものなのかしらと、妙にしんみりとしたことを思ってしまう。

2012年12月30日(日)
<<同窓会>>
昨夜は少し飲み過ぎた。昼前に起きて、ゆっくり支度。今日は晴れると聞いて いたので、自転車で市内を回って墓参りや宮詣り、「別荘」の掃除の残りなどの 作業をしようと考えてたのだが、朝起きたら結構真面目に降っているし、 天気予報を見ても終日雨模様とのこと。

雨がびしょびしょうるさいので、バスを使って鰻屋K店に行き、昼食。 ここも結構繁盛していた。その後「別荘」にちょっと立ち寄ってから、 親戚の家を訪ねる。14時過ぎに退散して、ホテルに戻り。夕方まで 数学などをしてすごす。

夕方ホテルを出て、津駅前の中学の同窓会の会場へ。まだすこし時間があった ので、津駅の商店街などを偵察飛行。

同窓会は12名が集まった。もう1人初参加のY君が来る予定だったが、 インフルエンザに罹ったとかでドタキャンだったのは、ちょっと残念。 18時から21時前までが一次会、それから友人2名と二次会に出かけ、 うち1名が帰った後、残る友人1名と三次会へ。同窓会を欠席していた 友人C宅に押しかけ、晩酌をして寝掛かっているCを叩き起こして押し入る。 Cも既に泥酔状態だったし、一緒に行った友人も海外出張から帰ったばかりと かで眠そうなので、午前1時にもならないうちに健全に終了。

2012年12月29日(土)
<<鰻行脚再び>>
11時10分の近鉄特急で津に帰る。津駅で馴染みの鰻屋I店に電話して 「やっているか?」と聞くと、やっているという。以前、もう年金をもらう 歳になったので、商売はやったりやらなかったりだと、やる気のない ことを言っていたが、今日の電話の声では、オヤジは元気そうだった。

ホテルにチェックインしてから、その鰻屋で遅めの昼食。それから 「別荘」に行き1時間ほどかけて一通り掃除の後、中学時代の友人A が絶賛していた酒を、別の友人Bが「そこしか売ってない」と 教えてくれた店に行って購入。帰りに友人C宅にちょっと顔を出す。

いったん「別荘」に戻って野暮用を済ませ、ホテルに戻って一息ついて から、夕食。年末は今日までやっていると、あらかじめ電話で確認して おいた鰻屋H店へ。しかし19時半頃でもう既に閉店状態。店の人が いたので、閉店時間は20時半なのい、どういうことかと詰め寄ると、 売り切れてしまったからだという。明日からしばらく休みなので、 少なめに仕入れて売りきってしまったら閉店ということだったようだ。

そこで、そういうこともあろうかと思って調べておいた、割合近くに ある別の鰻屋F店に初めて入ってみた。そういえば9月に帰省した時も、 お目当てにしていた鰻屋が閉まっていたので、新しい店を開拓した。 まあ、津は鰻屋が沢山あるから、ここが駄目ならあそこということが できるので便利である。

夕食後、いったんホテルに戻ってから、また友人C宅にお邪魔して 二人で呑み始め、途中別の客二名も合流して、なんだかんだと朝の4時 頃まで呑んでいた。

2012年12月28日(金)
<<年末の街に出る>>
午前中は自宅で数学。年末の良いところは、そこで気分的に区切りが ついて、元旦から先のことをとりあえず考えずに済むことである。 人間、色々物事の後先を考えると、余計な心配をしてしまい、かえって 目の前のことに集中できなくなったりしてよろしくない。必要なスケジュール は全て手帳に書いて忘れてしまうことにして、正月の後に見るようにする。

などと思っていたら、2月後半の講演会の連絡が入った。俺サマの今の 専門に極めて近い人の講演会なので、喜び勇んで手帳に予定を書き込んだの だが、同時にちょっと暗い気分になる。折角、後先考えずに「今」を楽しむ モードになっているのに、2月の予定かよ!という気持ちに加えて、 2月に数学者と会わなければならないという憂鬱。

俺サマは、オジサンと嘘つきとヤンキーと数学者は嫌いなのだが、 全ての数学者を均等に嫌っているわけではないようだ。どうも、自分の 専門に近い数学者ほど敬遠する傾向があるから、要するに近親憎悪なのかも しれない。つまり、オジサン嫌いと数学者嫌いは近親憎悪原理が働き、 嘘つきとヤンキーは俺サマとは真逆のキャラなので、 何か相容れないものがあるのだろうというのが、現段階での有力説である。

ただ、自分と似てないとか似すぎているというだけで嫌悪感が醸成 されるわけではなく、そこには必ず何か切欠がある。 オジサン嫌いは、たぶん6年前の学科長の時に「オジサンたちと顔を 合わせていると碌なことが起こらない」という条件反射が形成された ことが切欠と思われる。数学者嫌いは、マックスプランク馬鹿除け選考 事件と黙殺大魔王事件が切欠と思われる。ヤンキー嫌いは、 たぶん高校生や大学生の時にヤンキーに絡まれたこと が原因であろう。嘘つき嫌いは、虚言癖のある同僚に振り回された 経験が切欠である。

ただ、数学者嫌いについては、単なる近親憎悪の他に、分野が近ければ お互いの実力が分かるので「こいつ、俺サマのことを馬鹿だと 思ってるな」と感じることが多くなることも、おおいに関係している。

昼過ぎ、しとしと冷たい冬の雨が降っていたが、 年末の京の街が見たくて、河原町三条界隈に出る。錦通りなどは すごい人出かもしれないが、そこまでは足をのばさず。いつものように、 狭い範囲をうろうろと。河原町あたりは人出もまばら。丸亀製麺の饂飩で 昼食。この店はそこそこ客が入っていた。それから上島珈琲寺町通り店 に籠り、夕方まで数学。

まあ、当然といえばそうだけど、街ではもう誰もクリスマスがどうのとは 言ってなくて、正月準備モード一色である。ドイツだと、今頃はまだクリスマス の余韻みたいなものが街のあちこちに残っているが、日本では見事に粛清されて しまうところが凄い。

今日は珈琲の他に、前から目をつけていたモンブランケーキも 食べた。久々に例の数学オバサンを見掛けたが、最初はずっと居眠りを していた。他には、薬学系と思われる女子大生2人が試験勉強みたいなことを していたが、半分ぐらいは雑談で、うち一人は「明日、三重に里帰りして 学食の閉店期間の6日まで帰ってこない」と言っていた。また、その三重の子は、 「年末年始、世間が遊んでいる時だから、勉強に気合いを入れるのは無理や」 みたいなことも言っていた。

彼女の言うところの「遊んでいる世間」の中には、彼女の妹が含まれている ようだが、他に具体的に誰を指しているのかは不明である。 少なくとも俺サマは含まれてないな。彼女らのほかに、もう1人男子学生が居て、 3人で店を出て行った。

上島珈琲を出てからすぐに山科に移動。正月の酒を追加購入。それ以外に 帰省時の土産も買って帰る。帰宅後、夕食の前後はすこしのんびりし、 その後また少しだけ数学。

2012年12月27日(木)
<<正月の酒を買う>>
午前中は自宅で数学。昼過ぎに山科駅前に出て、適当に昼食 の後、大丸ラクト山科店で正月の酒などいくつか買い物。 それからスーパーに移動して、また色々買い物。 市田柿の干し柿を買った。俺サマはあれには目がない。 1,2月は狂ったように市田柿を食べる。年末に津に帰ったら、 狂ったように鰻を食べる。

そういえば俺サマは、狂ったように何かを食べ続け、 しばらくしたらパタっとやめてしまうことが多い。まあ、 ガアーっとやって、パタっとやめてしまうのは、何も 食べ物に限らないけどね。

帰宅後また少し数学。夕食の後は、年内最後のラクトスポーツ プラザ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。帰宅後、夜も 少しだけ数学。

数学はもっぱらiPadに入れた論文を読み、疲れたらメールを 見たりフェースブックを見たりといった感じなので、 自宅にいるときはずっとiPadを眺めていることになる。 外に出ても眺めていることは多い。だからバッテリーがよく減る。 また、ずっしり重い第一世代iPadなので、筋トレにはなる。 だから、電気を使って筋トレしているようなものである。

2012年12月26日(水)
<<マイアミダンス>>
最高気温は5度前後で、結構冬らしい寒さの一日。

午前中は自宅で大掃除のようなことをしてから、しばし数学。 昼頃に自宅を出て、山科区内で買い物をしたり、年賀状を投函したり、 その辺で昼食をとったり。帰宅後、また夕方までぬくぬくと数学。

夕食後はラクトスポーツプラザへ。今週は月曜日のZUMBAに 行かなかったで、その分何かやろうと思って、前にZUMBA の代講で行われたマイアミダンスのスタジオレッスンに参加。 踊りもZUMBAと違った独特の難しさがあって面白く、 インストラクターもまたそれに増して独特の個性のオーラがメラメラ立ち上って いる感じの人で、大変よろしい。マイアミダンスの後は、ジムで年内最後の 筋トレ。

筋トレを終えて帰ろうと思ってジムを出たところで、 よく見かけるオジサンに声を掛けられた。社交的なオジサンで、 スポーツプラザの中でも顔が広そうだけど、 俺サマはオジサンと嘘つきと数学者とヤンキー は嫌いなので、「オジサンにナンパされてもなあ、、、」と思って、 へらへらと気のあるような無いような適当な返事をしておく。

ラクトから帰宅し、夜はまたほんの少しだけ数学。

2012年12月25日(火)
<<年賀状完成>>
午前中は自宅で野暮用の後、年賀状を仕上げる。一晩寝かせて、投函は明日 の予定。 午後は数学など。 夕方、京都駅前に繰り出し、その辺で夕食を済ませ、アバンティ―を 偵察。サンリオショップでキティーグッズをチェックし、ブックセンターを 冷やかしてから帰る。夜もほんの少しだけ数学。

俺サマは何となくべたっとした時間を生きているので、年末年始に1年を 振り返ったり、来年の抱負を考えたりすることはない。そういうことを 考えるのは、専門分野を変えるときぐらいである。勿論それは年末年始 とは限らないが、 「ああ、俺サマはこの分野で鳴かず飛ばずだったなあ(これまでの反省)」。 そして「じゃあ、今度から別の分野でやってみよう(今後の抱負)」、と いった感じ。 うーん、我ながら軽い。人生が軽すぎる。

そういえば10数年前に数学に転向する以前は、冬休みぐらいは 本を読まないと馬鹿が進行すると思って、本屋に行って数冊の正月用 の本を買い込んだりしてたな。最近はそういう気が全然起こらなくて、 今年も冬休みは、ちゃんと読みたいと思っていた大部の論文でも読も うか、と。

こういう時に時間を気にせずに論文を読むのは楽しいもの である。普段なら、ああ、こんな論文ぐらい1週間ぐらいでさっと 読んで(不可能!)、自分の研究のアイディアを何とかして掴んで (それができないから苦労している)、何時何時までに論文の1本 ぐらい書ける目途をつけなくっちゃ(まあ、それが仕事なんだから やるしかないんだけど)!みたいなことを考えてしまうので、 論文読みも、楽しいとか何とか呑気なことは言ってられないのである。

2012年12月24日(月)
<<全同志社メサイヤ演奏会>>
本日夕方頃まで、自宅にて野暮用をしたり年賀状のあて名書き作業に 励んだり。夕方頃に自宅を出て、途中、地下鉄御池駅の志津屋で、早目の 夕食用のサンドイッチを買って京都コンサートホールに向かう。

クリスマスイヴにはあまりコンサートは開かれない。たぶん皆さん、 自宅やレストランなどで、家族や仲間としんみり過ごすので、コンサート などに足を運ぶ人は少ないと踏んでのことかと思われる。 教会では、クリスマスの1週間ぐらい前に室内楽のクリスマスコンサートを 開くことがあるが、クリスマス当日はミサを行うため、コンサートはやらない のが普通と考えられる。 そういうわけで、クリスマスイヴにクリスマスらしいコンサートを聴こうと思えば、 この全同志社メサイヤ演奏会以外に選択の余地はなかったのである。 前から噂には聞いていたが、一度も行ったことがないので、じゃあ、行ってみようか、 と。

プロのソリストも何人か招かれていたけど、中心は学生オーケストラと 学生合唱団なので、正直言ってあまり期待してなかった。しかし、 実際聴いてみたら素晴らしいコンサートで、彼らの気合いの入れ方は 並大抵のものではなく、演奏レベルも極めて高い。もう圧倒されっぱなし の感動の嵐って感じで、3時間弱があっという間に過ぎてしまった。

ヘンデルの「メサイヤ」と言えば、キリストの生涯を題材にした物語風の歌が 3部50数曲集められたもので、そういうのをオラトリオと言うらしい。 第2部の最後の「ハレルヤ」の合唱は誰もが1度は聴いたことのある有名な曲だが、 それ以外の部分は一部を除いて初めて聴いた。でも、ヘンデルの曲だから バッハのカンタータと似たような節回しも多い。あの時代は皆がいいところを 互いにパクり合いしてたそうだし。

ハレルヤの合唱の時は、観客も立ちあがって一緒に歌うのが慣例とされている らしく、今日もそんな感じだった。俺サマの隣に座っていた、俺サマよりちょっと 年上ぐらいのオッサンは、一体何者かよく分からなかったのだけど、ハレルヤの 合唱の時は、パンフレットに入っていた歌詞を見ずに尋常ならざるテンションの テノールで歌っていたのには、恐れ入った。このオッサン、同志社グリークラブ のOBだったりするのかしら、と。

合唱団やオーケストラの演奏者の数も尋常ならざるものがあり、 オーケストラのメンバーは前半と後半でほとんど総入れ替えして 「全員野球」みたいなことをしていた。となると、彼らの活躍を見に来た 父兄や親戚縁者友人だけでもかなりの数になり、さらには毎年のようにこの 演奏会を聴きにきているOB・OGもいるだろうし、同志社関係者以外の人間 で、クリスマスイヴにのこのこ京都コンサートホールまで出かけて 行く俺サマのような人間もそう多くはないだろうし、そういう事を 考えると、あの大ホールの観客席を埋め尽くした人たちは、ほとんど 同志社関係者だったに違いない。その中でひとり立命関係者である 俺サマが潜入してたのだから、見つかって袋叩きにされるんじゃないかしら? 頬かむりでもしてくるべきだったかしら?と、一瞬真剣に悩んだのだが、 当然ながらそれは全くの杞憂であって、結局何事も起こらずに無事家路についた。

俺サマはひょんなことから、同志社大学の卒業式に極秘潜入したことも あって、その時は、彼らからすれば何ということもない当たり前の発想でやってるん だろうけど、Ritsでは絶対そんなことはやらないだろうという、 ちょっとした演出にいたく感心した。まあ、何と 申しましょうか、この演奏会といい、キリスト教をバックボーンにしたこの 大学には独特の文化があって、それは凄いもんだなと思う。

北山通りを挟んで京都コンサートホールの向いに、2階に ロイヤルホストが入っているビルがあるが、そこの1階には 以前は蕎麦屋か饂飩屋みたいなのが入っていた。今日行ってもたら、 1階はコンビニに代わっていた。コンサートの直前に食べた、 志津屋のサンドイッチだけでは腹が減ってきたので、コンビニで お握りを1つ買って店の前で食べて腹ごしらえ。

帰宅後、年賀状に描くメッセージを考える。俺サマはだいたい 人によって違うメッセージを書いたり、何も書かなかったりする ので、1つ1つ何を書く(書かない)かを吟味しないといけない。

2012年12月23日(日)
<<寺子屋クリスマスパーティー>>
俺サマの冬休みがやってきた。まずは、朝はゆっくり起きた。 遠い親戚から電話が掛ってきてたが、寝てたので無視したら、留守電が 2通入ってて、いずれも「元気でやってますよ」みたいな内容だった。 遅めの朝食の後、留守電の親戚に電話を入れ、 京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻で片付け、 年末の大掃除ってほどでもないが、自宅にて野暮用。それから少し 数学をやってから、散歩に繰り出し、近所のラーメン屋で昼食の後、 さらに山科駅前まで足をのばし、ラクト山科で買い物。

それから久々に山科駅前Sbuxにて数学。隣の席に、スーツを着込 んだ怪しいずんぐりオジサンがいて、最初はノートパソコンで熱心にAKB48 の芸能関連ニュースを漁っていたので、芸能ジャーナリズム関係の人かと 思ったが、ひとしきりネットを見終わったら、今度は数式が沢山書かれた論文の コピーのようなものを眺め始めた。うーむ、やっぱり怪しい。

Sbuxを退散して帰宅し、またしばし数学。

夕方になって再び自宅を出て、レストランも兼業している寺子屋塾の クリスマスパーティーに顔を出す。以前ドイツ語講座に来ていた人が 1人いたので、その友人とかいう人と3人でしばし談笑。そして 彼女らが帰るころに、今度は別の以前のクラスメートが現れたので、 またしばし彼と談笑。

その後、隣のテーブルに居た3人組の1人が帰り、 新たにやってきたりした1人を加えた初対面の3人の若い女性達と合流して、 さらに談笑。ま、俺サマって、結構社交的というか、初対面の人でもすぐに 打ち解けて話ができるんだけど、数学者とは何年経ってもそんな風にはならな いのは、やっぱり彼らが嫌いなんだろうと思う。ここで復習も兼ねて もっと正確に言えば、こうだ:「 数学者は馬鹿が嫌いだから相手にしない。 俺サマは馬鹿である。 従って俺サマは数学者には相手にされない。 さらに俺サマは、おナルでオレサマだから、俺サマが嫌いな人間は嫌いである。 よって俺サマは数学者が嫌いである。q.e.d. 」

ということで、カウンター立ち席で20分ぐらいちょっと寄って、すぐに 帰ってこようと思っていたのだけど、結局4時間ぐらいその店にいて、 久々に色々な人と沢山の話をすることができた。まあ、楽しい時は4時間 なんてあっという間だな。

京都は田舎なので、23時を過ぎるとバスがなく、24時を過ぎると電車 が無くなってしまう。俺サマは23時過ぎに寺子屋を出たので、バスは もう動いていなかった。それで京都市役所前まで歩いて、23時台の最終 電車で帰宅。以前、アンチュチュのクラスメートたちと飲み会した時は、 24時頃の最終電車を逃し、タクシーで山科に帰って散財したな。

2012年12月22日(土)
<<仕事納め(のはず)>>
俺サマは割合夜型の生活をしているので、 土曜日は1週間でもっとも早起きの日。10時から12時半ごろまで アンチュチュにてフランス語秋学期最終授業。次回は冬学期は1月12 日から始まる。今日の授業の後、クラスの人が集まって、アンチュチュの レストランで昼食会をすることになってたが、俺サマは午後から衣笠 キャンパスで補講があるので、お先に失礼する。

アンチュチュから府立医大病院前まで歩き、そこから59番のバスで 衣笠キャンパスへ。補講の1時間以上前に到着し、生協で昼食。それから 非常勤講師室でしばし数学をと思ったが、控室がある法学部事務室の入り口 がしっかり「閉店モード」になっている。チョークは講師室にしか置いてないし、 これじゃあ講義ができないじゃないかと思ったが、ふと入り口のドアを引いて みると、すっと動いた。何だ、開いてるのか。数名の事務職員が詰めていて、 非常勤講師室も使える状態になっていた。

14時40分から法学部「数理の世界」の補講。さすがに学生は少なく、 通常10数名のところが今日は7名程度だった。今回はフェルマー数の 話。これが全て素数だろうというフェルマーの予想がオイラーの反例に よって覆ったが、より弱い形の予想は成り立ち、それが素数の無限性 を主張するユークリッドの定理の別証明を与えるという話。 次回は1月12日の土曜日で、これもまた補講の形で行われる。午前中が アンチュチュの授業というところも、今日と同じ。その日も 今日と同じ7名程度の受講生かと思われるので、今日の話の補足の後に、 ハーディー&ライトに よるユークリッドの定理の別証明を紹介する予定。

引き続き16時20分から17時50分まで、産業社会学部「情報の 数理」の補講。これもまた、いつもは100名弱ぐらい受講生がいるのだが、 今日は数十名程度にとどまった。

今日はRSA暗号の計算練習と称して、前回よりも少しだけ複雑なRSA 暗号の例を丁寧に計算してみせた。最後に、なぜこの暗号がうまく動くのか、 その原理の概要をさらっと話したが、これだけの説明ですっと理解できるぐ らいなら誰も苦労しないので、次回1月12日(これもまた補講授業)は もう少し具体例を交えて丁寧に説明し直す予定。

年内の会議、講義、卒研ゼミ、語学学校通いは今日で全て終了(のはず)。 何とかこの冬休みで、de Rham-Wittコホモロジーの勉強に目途をつけたい のだけど、、、中年老い易く学成り難し、だな。

講義の後、18時15分頃のバスに乗って大学前バス停を発つ。まっすぐ 帰宅して夕食の後、夜はほんの少しだけ数学。

2012年12月21日(金)
<<裸の王様ごっこ>>
少し早く目が覚めたので、学科内メーリングリストにちょっとしたメール を書いて出してから、しばし数学。しかし早起きして眠いので、一瞬居眠り。 昼過ぎに自宅を出て、山科区内のラーメン屋で軽く昼食の後、大学に出勤。 朝のメールに反応があったので、それに対する応答メールを書いてから 卒研ゼミ。

14時40分からは代数幾何学グループ。今日は射影代数曲線の接線や特異点 の話。代数多様体の一般論はよく知っているが、こういう具体的で素朴な 話は案外盲点で、学生と一緒にああでもないこうでもないとやって、俺サマ的に は結構馬鹿治療ができてためになった。

16時20分からは代数グループの卒研。今日は各辺の長さが整数で面積が 平方数になる直角三角形の非存在性と、ある楕円曲線の零点が特殊なものだけ に限られることの同値性の証明。なかなか面白い話で、こういう話を学生達と 一緒にもっともっと勉強したかったなと思うけれど、卒研ゼミはあと残すところ 僅かとなった。

卒研ゼミの後、すぐに帰宅。超満員のバスが異様な渋滞に巻き込まれ、学生達は 「これじゃあ、途中下車して歩いた方が早い」と、ごっそり途中下車していった。 しかしそれから後まもなくバスは渋滞を抜けだし、途中下車した学生達を追い抜いて 南草津駅に到着した。俺サマはこの学生達のような経験を何度かしているので、 こういう時は焦って途中下車せずにバスにとどまった方が良いと思ってとどまった。

いつもの金曜日よりも30分ほど遅い帰宅。夕食の後、シュトーレンを 一切れ。10年前はクリスマスのシュトーレンなんて、日本ではほとんどお目に かかれなかったが、ここ1、2年はどこに行ってもシュトーレン、シュトーレン である。俺サマにとっては懐かしい味だが、何せカロリー爆弾だし、日本では かなりの値段がするので、オスナブリュック時代のように「食べまくる」という わけいも行かない。

夜、また昼の学科内メールに応答あり。 で、昨日からゴソゴソ何度もメールを出して何をやっていたのかというと、 「いい加減、裸の王様ごっこやめなさい!」といつかは誰かが言わない といけない状態だったのが、いきがかり上俺サマにその役が回ってきた というわけ。最初は優雅な論調だったのだが、それでは通じないと分かっ たので、最後はやや手荒なやりかたで。それでもあんまり通じて ないみたいだけど。もういいや、俺サマの役は終わり、と。

2012年12月20日(木)
<<大ボケをかます>>
午前中は自宅で野暮用の後、近所の歯医者で定期検診。その後支度をして 衣笠キャンパスに出勤。大学生協で昼食の後、法学部事務室の非常勤講師 室にて20円レギュラーコーヒーを2杯飲んで、しばし数学。 今日は授業アンケートをせよとのことで、分厚い封筒に入ったアンケート 用紙を渡された。少し早目に講師室を出て、別の事務室にたちよって別の 授業のアンケート用紙も受け取る。これはさらに分厚く、電話帳のようだ。

14時40分から16時10分まで、法学部「数理の世界」の講義。 最初に授業アンケート。 100名分以上のアンケート用紙があるが、来ている学生は30人程度なので 大量のアンケート用紙が余る。今日は6N+5型素数が無限に存在することの 証明やこの結果を拡張したディリクレの定理の話。 次回はフェルマー数の話をする予定。

ひきつづき16時20分から17時50分まで、産業社会学部「情報の数理」 の講義。まずは授業アンケート。ざっと見たところ100名以上は来ているが、 授業の最後にアンケートを提出した学生は、どう見ても数十名程度にとどまった 模様。

今日の講義は、先週の話の訂正として、フェルマーの小定理に関する乗法巡回群 の話。それからRSA暗号の定義を示し、簡単な例でこの暗号がどんな風に動く のか説明した。次回は似たような例を扱いながら、この暗号が動く原理の説明 に入っていく予定。

講義の後、すぐに大学を発ち18時15分頃のバスに乗って18時45分頃に 京都市役所前に到着。そこから地下鉄で山科に移動し、ラクト山科で夕食の後、 ラクトスポーツプラザへ。先週に引き続き、いつものヨガの先生がお休みなので、 代講の先生のレッスン。その後、有酸素運動を30分程度。

スポーツプラザの券売機で5000円札を入れて780円の利用券を買った のだが、220円のつり銭だけ受け取って4000円を受け取るのを忘れていた。 まあ、この機械はちょっと変わった仕様だし、お札の お釣りがどこから出てくるのかはっきりしないのだけど。

それでカウンターの係員が気付いて保管しておいてくれたらしく、俺サマが 着替えを済まし、ジムですこし準備体操をし、さてもう一度トイレでも行って からヨガのレッスンに行こうかとしてたところで、係員に呼びとめられて 初めて事の次第を悟った。

いやあ、近頃ボケが進行してるのかなあ。何か似たよう なへまをよくやらかすようになった気がするのだけど。今日の歯医者だって、 前に予約してた日をすっかり忘れていて、夜になって気付いて予約し直した けど、今日も寸でのところですっぽかすところだった。ふとしたハズミで、 予約してた時間の1時間ぐらい前に気付いたのだけど。

それにしても、係の人にお釣りの件を知らされたとき、一瞬「わ!?しまった!」 って感じで頭を抱える仕草をしたのがちょっとウケた。まあ、 ウケれば何でもよろしい。

2012年12月19日(水)
<<テキスト候補一覧>>
大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って、昼頃に大学に出勤。 カスタードクリーム症候群は今日も続いていて、昼食パンの1つは 菓子パンにした。

研究室にて事務から届いたメールを分析したり、講義の準備をしたりしながら 昼食。

13時より14時30分まで、2回生「代数学序論II」の講義。 今日は有限生成アーベル群の基本定理の意味を具体例で示した後、 証明の概要を話す。単因子論のところをごっそり仮定すれば、 準同型定理と中国人剰余定理の良い演習問題なので、これは多くの学生が 勉強するに値する話だと思われる。その後、シロ―の定理の話に入り、 ラグランジュの定理の逆が一般に成り立たないことを、4次交代群の 例で示した後、シロ―の定理の意味を説明し、p-群の定義を書こうと思った ところで時間切れ。あとは年明けの講義で。皆さん、よいお年を!と宣言して終わる。

講義の後、研究室に戻って来年度の卒研生のための作業。大学院進学志望の 学生が2名居るので、彼らのためのゼミテキスト選考作業。結局、俺サマが 知っている代数幾何学の入門書17冊と可換環論のテキスト1冊、および 可微分多様体のテキストを2冊挙げ、それらの寸評を書いたリストを作り、 そのPDFファイルを学生に送って、「どれを読みたいか、自分できめよ」と。

まあ、一応俺サマのお勧めをざっくりした形で書いてはおいたけど、 沢山のテキストを眺めて、自分に合いそうなものを選ぶというのも、 大学院を目指す学生にとっては良い勉強になるのではないか、と。 それに対して、学部で卒業する学生には、彼らの顔ぶれを見た上でこちらで 決めて、「じゃ、このテキストにしますからね」って感じで、かなり高飛車 モードで行こうかと思っている。

帰宅して夕食の後、自宅に置いてある代数幾何学のテキストが何冊か あったので、追加リストを作って学生にメールで送る。ついでに、 「どの本にするかわからなかったら、こっちでえいやっと決めるよ」 と書き添えておく。実は最初からそうした方が、俺サマの馬鹿治療には 効率的なのだが、学生を食い物にして自分が勉強することばかり考えてないで、 ちったあ教育者らしいこともしようか、と柄にもない出来心。

2012年12月18日(火)
<<初自炊>>
午前中は山科区内を自転車で回って野暮用。ついでにコンビニで 菓子パンと小さなお握りセットを買って自宅で昼食。ここ1日2日、菓子 パン病発作が続いていて、カスタードクリームに飢えている。少し食べ足 りないので、バナナと柿も食べた。俺サマは柿が大好きで、熟れて少し柔らかくなった のや干し柿には目がない。

それからしばし数学の後、ふとある文献が見たくなり、早目に大学へ。 SpringerのLNMシリーズは、京大数理研でも全巻揃っているが、俺サマが 見たいと思う数論幾何や代数幾何関係のものになると、大抵貸し出し中に なっている。その点Ritsでは何時行っても、俺サマのためにちゃんと 本棚に鎮座しているから有難い。

文献は予想通り手に入ったが、数百ページの本の中の必要部分数十ページ を紙でコピーするよりも、スキャナーで取り込んで「自炊」しようか、と。 学科でしばらく前に「自炊」道具を買ったらしく、それが書庫に置いて あるので、初めて使ってみた。16時半から40分程度の教授会を 挟んで色々試行錯誤しながら、何とか俺サマのiPadにPDLファイルを入れる ことができた。なるほど便利なものである。

教授会の後は、「自炊」作業のほかに、明日の講義の準備も少しやって、 19時前に大学を発つ。バスの中で丹念に化粧をしている女の子が居た。 ふーん、珍しいな。ウチの大学にもそんな子が居たのか。 この時間帯を考えると、お水系のバイトにでも出かけるのかしら。

南草津駅前のお好み焼き屋で夕食。カウンター席。隣のオッサンが 年の頃60ぐらいの、いかにもオッサン風のオッサンで、俺サマが店員に 誘導されて隣に座ると、一瞬ギロリとこちらを見てきた。しかしこのギロリには あまり意味が無いようだった。

そのオッサンは、まあ良く言えば、ある種のオッサンに特有の「苦み走った 渋い男」的な顔立ちで、さらにはスマホなどを覗きこんでいて、老眼で細かい字が よく見えないため眉をしかめていたのである。そこに俺サマがやってきたから、 思わず「え?誰が来たんだろう?」と顔を上げたら、思わずギロリ!と。 まあ、そんなところだろう。でもなあ、そのギロリはやめた方がいいと思うけどなあ。 もし俺サマがチンピラヤクザだったりしたら、「てめえ、ガンつけよったな!」 ってどつき回されてるかもしれんよ。今まで何も無かったのは、単に運が良かった だけでだと思うべきだ。

そういやあ、オスナブリュックでも似たようなことがあったな。 俺サマがあるパン屋の店先で、ガラス扉に気付かずにゴツン!と派手な音だして 頭ぶっつけた時に、近くで見てた40代ぐらいのもっさりした男が、 指さし呼称で大笑いしてやがった。ああいうのは人間がおおらかなドイツだから 許されてるのかも知れないが、日本でそれをやったら、「てめえ、何が 可笑しいんだよう!?」ってどつき回されてるぞ、きっと。お前がそんな調子 で40数年もやってられたのは、たまたま日本じゃなくてドイツに生まれ育った からだ。自分の運の良さを有難く思えってんだ、この野郎めが!と思ったものである。

オッサンかあ。まあ、そりゃあ外食すれば、オッサンの隣になるという リスクも覚悟しないといかんわなと思いながら、iPadに入った論文を 眺めていたのだが、しばらくするとオッサン 特有の「チャッ」「クチャ」という奇妙な音がしてきた。

オッサンの中には、何もなくても口で妙な音を出す種族が存在する。 もう少し年配になると、口の中で入れ歯を入れたり外したりして、何も 食べてなくても年中口をもぐもぐさせてたりする。中高年ぐらいだと そういうことも少なくて、詳しい原因は不明だが、歯周病などで口内の 状態が悪く、何となく舌で口のなかを まさぐったり、歯ぐきに外気を送ったりして色々な音を立てるのだというのが、 目下の有力説である。このオッサンもそれかと思ってチラっと見たら、 実はそうではなく、物を食べるときにいちきち口を開けてクチャクチャ 言わさないと食べられないオッサンだった。

俺サマは若い頃にある女の子から聞いたことがあるが、クチャクチャ音を 立てて物を食べるのは別にオッサンに限ったことではなく、若い男の子でも あることで、「そういう男とは絶対結婚したくない」と言っていた。

「このオッサン、奥さん居るのかなあ。その前に、このオッサンの母親は 何も言わなかったのかしら。ま、そんなこったあ、どうでもいいか」 と、何故か鞄の中に入っていた耳栓をオッサンの側の耳にして夕食続行。 店の中ではかなりの音量でBGMが鳴っており、オッサンの小さなクチャクチャ 音は、片耳の耳栓だけで十分防ぐことができた。

俺サマが何故耳栓を持っているのか、自分でもよく覚えていない。 しかし、何年か前に入学試験委員の仕事で会議室に監禁されていたとき、 建物の防火放送設備の点検とかで、キンコンカンコンとオルゴールの音が 鳴り続けていて、その音があまりに執拗なのにぶちキレて関係部署に 電話を掛けて「こっちは微妙で繊細な作業をしている最中なんだ、 すぐやめさせろ!」と激しく抗議したのだが相手にされず、 仕方がないので生協コンビニに行って買ってきたのが、 この耳栓ではなかったかと思う。

では何故、大昔に買って鞄の奥に放りこんであった耳栓に今日気付いたのか。 実は耳栓の存在には昨日の段階で気付いていたのである。上島珈琲で隣の席で ノートパソコンを広げて仕事っぽいことをしていた女が、途中でインターネットの テレビニュースみたいなのを見始めて、イヤホン等を使わずに音を出しているので、 その音声が五月蠅く、どうしてくれようかと思ってたら、何となく鞄に耳栓がある のを発見したのである。

上島珈琲はそれなりにBGMが掛っており、あちこちの席でオバサン二人組の 世間話や爺さん二人組の政治談議でかなり騒然としており、それに比べれば パソコンの音声なんて大した音量ではない。しかしスピーカーが 小型でかなり不自然な音のため、比較的小さな音でも気になるのだと思う。 あのオッサンのクチャクチャのように!

帰宅後、また少し数学。

2012年12月17日(月)
<<年内最後のZUMBA>>
午前中は自宅で野暮用の後、山科区内のスーパーに買い出しに出る。 帰宅して荷物を置いてから街に出る。今日は無性にパンが食べたくなり、 ゼスト御池のパン屋のイートインで昼食をとりながら、しばし数学。 店を出て、今度は上島珈琲寺町通店に入り、さらに夕方まで数学。 それからAngers河原町三条本店をちょっと偵察してから帰宅。

帰宅して夕食の後は、ラクトスポーツプラザ。そういえば、今日が年内 最後の楽しいZUMBA.どのみち来週はクリスマスコンサートに 出掛ける予定だったが、ZUMBAもまた休講とのこと。じゃあ、来週は 水曜日のマイアミダンスに行こうかしら。

ラクトから帰宅して、夜は年明けの東京出張のホテルを予約して、 それから、またちょっとだけ数学。

2012年12月16日(日)
<<衆議院議員選挙>>
午前中は自宅にて京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻で仕上げた後、野暮用、 そしてしばし数学。午後は修理を依頼してた靴を受け取りに街に出ないといけない。 とりあえず衆議院選挙の投票に出かける。

投票所には出口調査の新聞社の人が二人ばかり居た。日本人はこの出口調査に 正直に答えるようだが、俺サマは絶対嘘八百答えてやろうと思って投票所を 出たのだが、生憎俺サマの前に二人の人がアンケートにひっかかっていて、 新聞社の人がそれを見守っているところだった。まずいな。彼らがアンケートを 書き終えないと、俺サマは出口調査のチャンスにありつけない。(こら、そこの二人。 アンケートぐらいさっさと書け!)と念力を送りつつ、 新聞社の人には暇そうな表情を満面にアピールしながら、できるだけゆっくり 近づいていったのだが、結局前の二人のアンケートは終わらず、新聞社の人には 「おつかれさまでーす!」と見送られてしまった。

投票の前から大勢が判明し、開票が始まると同時に当確報道が飛び交う お決まりのパターンに一矢報いるべく、攪乱工作を目論んだ俺サマの秘密計画は、 あえなく頓挫してしまったというわけだ。大体、投票の前から大勢が判明して しまってたんじゃあ、馬鹿馬鹿しくって投票に行く気にならないという人が 大量に出てきても不思議ではないではないか。

出口調査のチャンスを逃し、ちょっとした挫折感をかみしめながら、そのまま 山科区内の某ラーメン屋にて昼食。この店は従業員が交代制になっており、 平日はドイツの塩漬け鰻にも負けない激塩ラーメンを作る爺さんがやっているので 近寄らないようにしているが、日曜日は別の若い人がやっている。 前に食べたときは程よい塩加減だったので、今日も入ってみた。しかし しばらく来ないうちに、あの爺さんから妙なことを吹き込まれたのか、 今日のラーメンもドイツの塩漬け鰻顔負けの塩辛さであった。この店は開店 当初は美味しかったのだが、もう駄目だな。あるいは、注文するときに 「麺硬め、にんにく抜き、塩少なめでお願いします!」って言えばいいのか。 お好み焼き屋では、「ソース少なめでお願いします!」ってやってるし。 兎に角、俺サマは素材やスープの味を打ち消してしまうほど塩っ辛いのは嫌い なんよ。そんなに塩辛くして、何を誤魔化そうとしてるのよ!と言いたくなる。

昼食後、街に出て靴屋で靴を受け取る。それから上島珈琲寺町通店で しばし数学。ああ、そういえば最近数理研猫を表敬訪問してないな。 猫には会いたいのだけど、何せ数理研は数学者の巣窟である。 俺サマはバイオリズムというか、気分の波があって、 「研究集会などの用もないのに、何を好き好んでこの世で3番目ぐらいに 嫌いな人種である数学者の顔を拝みに行かねばならんのだ?」と、 数理研なんてとんでもない!という気分の時と、そうでもない時があって、 今は前者の気分である。

「3番目ぐらいに嫌い」というが、では、1番と2番は何かというと、 自分でもはっきり考えたことはないが、たぶん「嘘つき」と「ヤンキー」 だろうと思う。自分の半生を振り返るに、嘘つきとヤンキーと数学者には ずいぶん痛い目に会わされてきたしな。ヤンキーあがりの数学者で、しかも 嘘つきとなれば、俺サマ 的には「ほとんど悪魔みたいな奴」ということになる。そういうのには まだお目にかかったことはないが、虚言癖のある数学者なら珍しくはない。 数学で嘘をつくと研究者生命が危うくなるので、数学以外のところで嘘を つくのが奴らの流儀である。

上島珈琲を出て、ラクト山科で純米大吟醸を1本買って帰宅。夕食を挟んで また少し数学。