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な
広
告
よ け ス ペ ー ス で す。
2012年6月30日(土)
<<最重要任務完了>>
昨夜はあれから、ドイツ語の予習をして少し夜更し。今日の
午前中は自宅で数学。わかったことにして、ずっと誤魔化してきた
ことを、いよいよちゃんと押さえておこうか、と。しかし、
基本的な事実の割には、それがちゃんと書いてあるテキストが見当たらないのが、
大分前から気になっていた。
それで今朝ネットで検索していたら、グロタンディックの古い 短い論文や、その筋の人たちが書いた解説ノートが見つかったので、 それでも読もうか、と。
俺サマは馬鹿なくせに知ったかぶりが得意(なつもりでいるだけ) だから、こういうことはちょくちょくある。例えば、代数多様体の 具体例の計算をしなければならなくなったので、学生時代にあまり よく分かっていなかった多変数の微積分を復習するとか、論文を読ん でいてどうもよくわからないので、ガロア理論の本を読み直すとか。
だから、京大の大学院のように、既に何もかも完璧に理解して 50点満点で45点以上取れるような人でないと、数学研究をやっち ゃいかんし、やれるわけが無いでしょ?!みたいな世界の人から見れ ば、俺サマなんざ、無免許で車乗り回しているような、とんでもない 不届き者同然なのである。「キ○○イに刃物、馬鹿に数学」ってわけである。
数学で人は死なないから、いいようなもんだけど、それで嘘の証明でも 発表しようものなら、危険数学致嘘罪ということで、どんな目に合わされる か知れたものではない。ま、それで別に死ぬわけじゃ ないから、いいんだけどね。って、「死ななきゃ何やっててもいいじゃn!」 みたいな馬鹿特有の緩さが、正しい数学者の怒りに益々油を注ぐ ような気もするのだが。。。
午後は街に出て、久しぶりに丸亀製麺河原町三条店で遅めの昼食。 店は結構込んでいたが、学生風の若い男数人が、饂飩を食べ終わった後 もダラダラとお喋りをして居座っており、店の人が何時彼らを 追い出しにかかろうかと虎視眈眈とタイミングを伺っているようにも見えた。
饂飩屋でたむろする男の子たちの図は、以前にも見たことがある。こんな ところで長居して何が嬉しいのか知らないが、青春というのはそういうもん なんだろうということで、俺サマは寺町通りの上島珈琲へ。
上島珈琲でしばし数学の後、バスで百万遍に移動し、関西日仏学館の 図書室でドイツ語の予習の仕上げをやってから、ドイツ語寺子屋へ。 今日の最重要任務は、先週ドイツ語とフランス語を混同していて525円 を聞き取れなかった件で、先生に5円を返すことである。最初にこの 任務を果たし、ずいぶん気が楽になった。
帰りは雨が降っていたし、京都市役所前まえ歩いていったけど、そこから は道草せずにすぐに山科に帰る。夕食後、夜はまた少し数学。
2012年6月29日(金)
<<自信なし>>
10時半から12時過ぎまで、久々の京大代数幾何学セミナーで
講演を聴講。
京大数学科の大学院は、研究者養成コースと実務化養成コース に分かれているが、数学者を目指して後者から前者に転コースする ためには、試験を受けないといけない旨の掲示がしてあった。
その転コース試験の受験資格は、入学直後に行われる学部レベルの 基礎数学試験で45点以上取っていることとあるのを見て、ひっくり 返った。勿論100点満点ではない。まさか46点満点ってことはない だろうけど、50点満点なら十分ありそうだ。うーん、一体どんな問題 が出たのか知らないけど、馬鹿の俺サマとしては、学生時代も今も50 点満点の試験で45点以上得点する自信なんて、全然ないよ。
セミナー終了後、新福菜館百万遍店に急行して昼食の後、 京大ルネの書籍部で本を探す。新聞の書評欄で知って、ちょっと読んで みたくなった「老化の進化論」って本。しかし見付からず。諦めてRitsに 向う。
14時過ぎに大学に到着。14時40分より16時10分 まで、卒研ゼミ代数グループ。今日は、ぺル方程式が無限解を持つことの 証明の概要と、n次方程式の解と係数の関係の数学的帰納法に よる証明。引き続き16時20分から17時50分頃まで、 卒研ゼミ代数幾何学グループ。今日は射影平面上の平面代数曲線が 斉次多項式で定義されることと、斉次多項式をつかった接線の 方程式の表示。今日も馬鹿治療ができて、ありがたや、ありがたや。
そういえば、先日、某有名大学の偉い先生が、長時間学生のゼミの相手を するのは大変だと言っていた。どうやら先生が学生の発表に突っ込みを入れて、 学生自らが解決を見出すのをじっと待つという、正当派のゼミ指導をやっている ようで、「そりゃあ、学生も先生も疲れ果てるでしょうね」と答えておいた。
まあ、これは何度も書いてることだけど、俺サマは「50点満点で45点は ムリっす!」と馬鹿な上に悪徳なので、講義も卒研や院ゼミの指導も、学生 そっちのけで、自分の研究時間に組み入れて考えている。自分のための基礎力 確認・養成ゼミ、目指せ!50点満点中の45点以上!というわけ。講義中の私語 に雷を落とすのも、「こら!今、俺サマがいい気分で勉強してるのに、邪魔する な!」というのに限りなく近い。
帰宅して夕食の後、すこし数学。深夜、明日のドイツ語の予習をしていない 事に気づく。
2012年6月28日(木)
<<奇遇>>
11時前に大学に出勤。11時から13時過ぎまで、院生E君と代数幾何学
セミナー。今日はネ―ター正規化定理の幾何学的意味、すなわちアフィン空間
への有限射を与えることの証明を終え、2次曲面の具体例の計算など。
ゼミの後、生協食堂にて昼食。14時40分から16時10分まで、 2回生「代数学序論I」の講義。今日は3次方程式の解の公式のところを 終えようと思ったが、途中、巡回群についての重要な命題を証明してたり したこともあって、少し残してしまった。次回の頭で3次方程式の 話を終わらせ、それ以後は群の剰余分解、ラグランジュの定理の証明、 正規部分群と剰余群の話に入る予定。
講義が終わった直後に、例の工学部の先生が教室に乱入してきて、 その辺をウロチョロし始めた。俺サマは不当な圧力には断固たる態度を とるべきだと考え、16時15分きっかりまで、ダラダラと時間稼ぎを して教卓を占拠し、一歩も譲らず。この人は、一度ちゃんと言ってやら ないと、分からないのかもしれないが、俺サマが何か言うと、かなり 恫喝めいた言い方になりがちなので、今のところちょっと押さえている。
研究室に戻り、さきほどの講義でアドリブでやった計算がどうも奇妙な 結果になる点についてしばし考え、解決したので、すぐに帰路につく。
帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと 有酸素運動。ラクトに来た時に、1階から4階の食堂街フロアまで エレベータで一緒だった若い女二人組が、帰る時のエレベータでも4階から 乗り込んできて1階まで一緒になった。奇遇な話だ。俺サマがスポーツプラザに居た2 時間ぐらいの間、ゆっくりと夕食をとって、お喋りでもしてたのだろうか。
彼女達は、髪を薄茶に染めていて、上りのエレベータに中で、 「軽い感じにしたかったが、まだ色が濃くて重いかもしれない」とか 「でも、余り軽くすると、髪が傷んでいるように見えるし」というような ことを話していた。ひと昔前の茶髪全盛の頃にも、「重い」だの「軽い」 だのというフレーズが若い人の間で交わされていたが、今でもそういうこと を言うようだ。
それで、彼女達が下りのエレベータに乗り込んで来た時、「あっ、 重い軽いの子らや!」とすぐに気付いたというわけ。
2012年6月27日(水)
<<おっかなびっくり>>
午前中は自宅で少し数学。先日の日大セミナーで得た有益情報の書き殴りメモ
の整理など。それから大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買い、12時頃に大学に
出勤。13時から14時30分まで、経済学部4回生の受講生1名の
「C言語とUNIX演習」の授業。
引き続き14時40分から16時10分まで、 2回生「離散数学」の講義。今日は対称群が写像の合成を演算として群をなすこと を簡単に示し、(有限)群の位数と群の要素の位数の違いを強調し、両者が一致 するのは巡回群に限ることを示す。その上で、3次対称群の非自明な部分群が 2次巡回群3個と3次巡回群1個であることを具体的に示す。 次回は正規部分群の話や、巡回置換、互換への分解の話をする予定。
講義の後、まだ誰も来ていない「数理科学科お茶の会」の会場に潜入して、 お菓子を少しばかりくすねてきて、それをほおばりながら帰路につく。
帰宅して夕食の後は、また少し数学。論文解読メモの整理作業。そろそろ 終盤に近づく。やれやれ、他にも何となく眺めつつ解読作業を始めている論文 もあることだし、今の作業は今週中に終わらせたいものだ。
そういえば、かなり偉い数学者でも、それまであまりやったことのない スタイルの議論をする時は、何か重要なポイントを見落としたり、初心者 や素人が冒しやすい微妙でかつ致命的なミスをやらかさないか、おっかな びっくり状態になるものらしい。
俺サマは馬鹿だから、いつだっておっかなびっくりだけどね。
2012年6月26日(火)
<<丁々発止>>
10時半からの会議のため、10時過ぎに大学に出勤。会議は
12時頃に終了。この会議は文系学部の先生たちが中心で、
俺サマのような数学教師は、いわばオマケみたいな感じ。
それで、じっと座ってぼんやり議事を聞き流していたのだが、
やはり文系の先生達って、理工系の先生達とは全然雰囲気が違うな。
何というか、妙にねちっこかったり、暑苦しかったりする。
よく言われることだが、理系の人間は論理的に正しい解に たどりつくために議論をするが、文系の人間は論理的に正しい 解が出た後で、それをひっくり返して自分達の欲望に会う形に 持っていくために議論するという。論理の領域を越えてるの だから、どうやって議論を収束させるのか知らないが、たぶん より多く減らず口を叩いた方が勝ちみたいなルールになってる んだろうと思う。
今日の会議ではそういう丁々発止みたいなことはなかった けれど、皆さん黙っているだけでも、それっぽい雰囲気 が漂ってたように思う。
午後は研究室で出張報告書を書いたり、定期試験問題を作ったり、 図書館で文献を探して借り出したり、少し数学を考えたりしてすごす。
帰宅して夕食の後、また少し数学の計算など。
2012年6月25日(月)
<<525円>>
10時にホテルをチェックアウトして、下高井戸の日大文理学部へ。
1年近くご無沙汰していたこともあって、京王線下高井戸駅前の
商店街に新しい店が出来てたり、学食のフロアが新しくリフォーム
されてたりと、色々変化があった。
11時から18時過ぎまで、途中50分程度の昼休みを挟んで セミナー。今日は俺サマが研究していることに近いことをやって いる講演者も来てたし、俺サマも最近の馬鹿論文の内容を話した。 「数学者の前で数学の話するの、怖いよお!」と直前まで胸の内で 泣いていたのだが、終わってみると、聴衆の皆さんのちょっとした コメントや反応ががとても有益だったりして、まあ、話してみて良 かったなと思った。
東京駅で駅弁を買ってのぞみに乗り込み、22時半頃に無事自宅 に戻る。
そういえば、土曜日に寺子屋にドイツ語の授業を受けに行って、 ある教材を買ったのだが、525円というドイツ語が分からなくて 520円のことみたいだけど、先生が「5」を2回言ってるのは何故 だろう?と真正ボケをかまし、とうとう先生が「じゃあ、520円にしとくわ!」 と根負けして、図らずも5円値切ってしまった。そのことがこの週末 ずっと心に引っかかっていて、今度5円返しておこうと思う。
何故そういう真正ボケをかましたのかというと、それは土曜日は午前中に フランス語を習っているからである。フランス語では 525はcinq cent vignt cinq と言い、 ”五(cinq), 百(cent), 二十(vingt), 五(cinq)”と日本語と同じ語順である。 ところがドイツ語では fuenf hundert fuenf und zwanzigと言い、 "五(fuenf), 百(hundert), 五(fuenf),と(und) , 二十(zwanzig)" と25の言い方が「5と20 」という風に日本とやフランス語とは順序が逆になる。
それで、頭の中が半分フランス語の状態でドイツ語の授業を受けたので、、 語順がどっちだったか混乱してしまったのである。これが例えば 523だったら、fuenf hundert drei und zwanzig と5(fuenf)と3(drei)の別の 数が出て来て区別できるので、ああ、drei und zwanzig って23のことだ、 そうだ、今はドイツ語なんだ!と思い出せただろうが、525だと、 5(fuenf)が2回出てくるので、最初の5は百の桁で、20(zwanzig)と いうのはわかるけど、あと5(fuenf)って何だろう?と混乱してしまったのである。
こういう、強い思い込みによるミスというのは、数学をやる上では 一番怖いもので、数学の論文を書く時も、学生や受験生用の試験問題を 作る時も、試験の採点をするときも、一番神経をつかうところである。 俺サマが人前で講演したがらないのも、自分で証明できたと思って 得意げに講演していて、証明の一番肝心の部分を話し始めた時に、、 聴衆から「え?なんでそうなるんですか?なるわけないじゃないですか。 だって云々かんぬん」と間違いを指摘されて、その瞬間に 「ああ!そうだった。何故今まで気付かなかったんだろう」という風に なるのが怖いからである。俺サマは馬鹿だから、そうなる可能性は 十分高いにちがいない。
また老化によって頭がボケてきても、こういうミスが多くなるのでは ないかという気がしていて、そういうミスをしでかすたびに、 「俺サマは、今までで十分馬鹿だと思ってたのに、さらに馬鹿の底を割ってし まったのか」と、かなり打ちのめされた気分になる。「いや、若い時だって、 こういうミスはあったさ」と自分に言い聞かせて、何とか立ち直るのだが。
まあ、実際、子供の頃も、試験が終わって、やれやれと教室を出た途端、 「絶対間違いない」と思って書いていた答案の致命的ミスに気づくという ことは、しょっちゅうあったけどね。
2012年6月24日(日)
<<動機が不純>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルと野暮用。
それから準備をして、いざ東京に出発。まずは京都駅で昼食の後、
新幹線に乗る。そういえば「のぞみ」って何かに似てると思ってたけど、
今日やっとわかった。あの運転席のあたりの人相の悪さははマムシに似
てます。マムシに乗って東京へ。途中、某論文を眺めて数学などをやっては
いたが、ほとんどは居眠り。
夕方、ホテルに着いて、近くのコンビニで 夕食の食糧を調達の後、部屋に籠って夕食、論文解読メモの整理をしながら、 ちびちびと焼酎を飲む。そして酒が回ってきたところで、数学をやめてビデオ を見る。Sixth Sense っていう1999年のアメリカ映画。死者の姿が見える子供 を担当する精神科医。彼は妻との不和という問題を抱えつつ、その子を救うべく 努力したが。。。いやあ、意外というか、よくできた結末に、ちょっと感動して しまった。
映画は面白いんだけど、ここ20年ぐらいの間、ほとんど見てないな。 その理由は、人生が忙しくなったことと、ドイツ語やフランス語の映画が 少ないこと、アメリカ嫌いになったこと、などなど。そもそも俺サマの 映画好きは英語の勉強をしようと思って洋画を見始めたという、不純な動機 に基づいているってこともあるな。
2012年6月23日(土)
<<昼寝をする>>
午前10時から12時半前まで、関西日仏学館にてフランス語の授業を受ける。
今日は春学期最終日ということで、1階のカフェで皆で昼食会をしましょう
ということになっていたのだが、俺サマは色々あって、急遽失礼することに。
色々というのは、まあ、要するに「色々」なんだが、一番大きな理由は、 今日は(寝ていた時間は十分だけど)何だか寝不足で、胃の調子もいまひとつで、 今朝は珈琲を飲んでおらず、夕方のドイツ語寺子屋が始まるまでの間に、自宅に 帰ってちょっと昼寝をしたかったのである。そのついでに、明日からの東京出張 のお金を銀行で下ろして来ようか、と。
それで、自宅の近所の銀行でお金を下ろし、昼食を済ませてから、1時間ほど 昼寝。今朝は眠くて体が重くてしょうがなかったのだが、これですっかりリフレッ シュした。
昼寝というのはいいものだ。と、思えるようになったのは、ごく最近の こと。幼稚園の頃、夏には必ず昼寝の時間というのがあって、あれが大嫌い だった。夜たっぷり寝てるのに、何で昼間寝なけりゃならんのだ?まったく わけがわからない、と。全然眠れないから、布団の上でごぞごそしていると、 先生に「高山君、ちゃんと寝なさい!」と叱られる。それで死んだフリ して、じっとしてなくてはいけないのだが、あの頃は片時もじっとしてられ ない子供だったので、大変苦痛であった。
再び京大近辺に繰り出し、ルネの生協食堂で簡単にドイツ語の予習をして から、16時40分から18時10分過ぎまで寺子屋にてドイツ語の授業を受ける。
帰りは河原町丸太町の、前から目をつけていたタイ料理店で夕食。店の構えから して「東南アジア」って感じの店で、予約してないと入れないぐらいの人気店 らしい。俺サマが一人でふらりと立ち寄って入れたのは、運が良かったのかもし れない。もっとも、店の中の席は全部予約などで詰っているので、外に近い屋台の カウンターみたいな所に案内されて、ここでも良いか?と聞かれたが、こんな東南 アジアムードたっぷりの席なら異存はない。野菜炒めと鶏肉の炒飯を食べたが、特 に辛くもなくマイルドな味で、美味しかった。
ゼスト御池に最近できた輸入食料品店で赤ワインを1本買って帰宅。 夜は少し数学。論文解読メモの整理など。
2012年6月22日(金)
<<射影平面の偉大さ>>
午前中は自宅で数学。某論文解読メモの整理。昼過ぎに自宅を出て、
山科駅前Sbuxにて昼食の後、14時過ぎに大学に出勤。14時40分
より卒研ゼミ代数グループ。しかし今日はガロア理論チームの
発表予定の学生が現れず、可換環論一人チームも就活関連で休みで、
数論チームも発表準備が出来てないということで、
結局10分で自然休講。俺サマは研究室に戻って、しばし数学。
再び16時20分から卒研ゼミ代数幾何学グループ。今日は 就活と教育実習関連で半数が休んでいたが、残りのメンバーで、 平面のアフィン変換が射影平面における無限遠直線を保存する 射影変換と同値なことの証明、双曲線と楕円が射影平面の中の同一の 図形から得られることの証明などを行い、射影平面の偉大さを垣間見 る。
こういう古典的な射影幾何学は、代数幾何学の豊かな背景の一つであるが、 標準的な代数幾何学の教科書ではごく断片的にしか触れていないので、 なかなか勉強する機会がない。しかし内容的には高校数学の延長として、 あまり抽象理論は使わずに理解できるので、学部の卒研で取り上げるのには 適当なテーマの一つである。だから俺サマのような悪徳大学教師が、学生 そっちのけで、教えるフリして自分で勉強するのにはちょうど良い。
俺サマは同じやり方で、複素多様体論の基礎を勉強したいと画策 し、その関係の定評のある教科書を秘かに買い集めて眺めたり している。しかし、Ritsの学生は何故か多様体とか複素関数論を毛嫌い する傾向があるので、まだ卒研のテーマに取り上げるには至っていない。
多様体論はともかくとして、1変数の複素関数論は、微積分学の 延長で取り組める平明さがありながらも、微積分学よりもある意味で 遥かに深く美しい理論である。だから、もっと多くの学生が興味を持って、 さらには多変数解析関数論もやってみたいと思う学生が現れても不思議で はないと思うんだけど。
しかし、実際はそうでないところに、何かRitsの数理科学科の病理が 潜んでいるような気がする。ま、俺サマは単に、目の前に自分の馬鹿治療に利用 できるものがあれば利用するというスタンスだから、病理だろうと 何だろうと、どうでもいいんだけどね。
ゼミの後、すぐに大学を発ち、ラクト山科のお好み焼屋で夕食 の後、帰宅。しばし野暮用の後、ワインで呑んだくれてフランス語の 復習など。
2012年6月21日(木)
<<小人バス>>
11時からの院生E君とのゼミのため、雨の中出勤。南草津駅前の
バスロータリーで、バスを待つ学生達の異様に長い行列を目の当たりに
しておじけづき、すぐに乗れそうな南笠経由という小人の国のバスみた
いなのに飛び乗った。
このバスは大型路線バスをそのままマイクロバスのサイズに縮小した ような作りで、座席、通路、天井の高さと、何から何まで小人の国仕様で 作られている。一体何を思って設計したのか不思議でならない奇妙なバスで、 この路線だけに投入されているようだ。南草津駅からかなり遠回りして大学 に向い、途中の学生アパートが集まっているような所のバス停で、数名ずつ の学生を拾って大学に向かう。
今日は、この異様に小さなバスに、各停留所で学生がどんどん乗り込ん で、もう満員というのに、また次のバス停でどんどん乗り込んでくるといった 具合。ドラえもんの四次元ポケットじゃああるまいに、一体何人まで詰め込める のかしらと、乗ってる俺サマも不思議でならなかった。
俺サマは、大人一人分の横幅もとれない、異様に幅の狭い通路の一番奥の ところで、両隣の席から溢れるように座っている学生、前に立ってる学生、 そして最後尾の席に座っている学生に挟まれていた。おまけに俺サマが立ってる ところは何故か1段高くなっているので、低い天井にも挟まて、吊革ならぬ吊り パイプにぶら下がった状態で身動きできず。のろのろとなかなか大学に着 かないバスの中で、ずっと固まっていた。
小人バスは、やむおえず乗ることがちょくちょくあるが、これに乗ったから といって、ガリバーになった気分になれるわけでもなく、ただ窮屈で、 どこのアホがこんなけったいなバスを作りよったんじゃ!と、かすかな 怒りを覚えるだけである。
ゼミではネ―ターの正規化の幾何学的意味についての証明など。今日も 馬鹿治療はできた。初等的なテキストだと少しナメてかかっていたが、 なかなか面白い証明をしている。
13時過ぎにゼミは終わり、生協で昼食、研究室でしばし数学の後、 14時40分から16時10分まで2回生「代数学序論I」の講義。 今日は3次方程式のガロア理論と称して、これまでやってきた具体例や 2次方程式の例を使って、群と代数方程式の関係を説明し、 ガロアの基本定理を今後の議論に必要な範囲に限定して、さらっと 紹介する。次回は今日の話を復習しながら、3次方程式の解の公式を 導く予定。そして7月は群の剰余分解やラグランジュの定理、正規部分群 と剰余群といった、抽象論に入っていく予定。
講義のあと、すぐに帰宅。大学のバスロータリーでは、低価格の 直行便と普通のバスが止まっていたが、直行便は既に立ち席状態 だった。今朝のこともあるし、帰りは座って行こうと思い、普通のバスの 方に乗る。
帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと 有酸素運動。帰宅して、25日の講演の準備作業。一応完了。
2012年6月19日(火)・20日(水)
<<花も嵐も踏み越えて>>
この日誌に使っているYahooジオシティーのサーバーメンテのため、昨夜は更新
ができなかった。俺サマは毎日マメに更新しているので、突然の更新停止に
「アホの高山重病説」まで飛び出していたらしい。まあ、俺サマは
とりあえず元気だぜ。残念だったな。ふっ、ふっ、ふ。
昨日は台風4号が上陸し、昼過ぎから大阪、滋賀、京都に順次暴風雨警報 が出て、結局終日自宅でデスクーワークしまくって肩が凝ってしょうがなかった。 大学の講義は当然休講で、あちこちの職場では台風が酷くなる前に社員に 早目に仕事を切り上げさせ、帰宅させているというニュースも流れていた。 まあ、そんな具合だから、夕方の教授会は当然延期、または中止になると 考えていた。確かにRits BKCの近くにある某R大学では、会議は全て 延期になったそうである。
そもそも送られてきた議題を見ても、ただ単に折角会議の時間を 確保してるのだから、何か議事らしいことをやらないと格好がつかないだろう式の 形式的なものや、回覧、掲示、メール連絡で十分こと足りるようなものばかり。 まあ、普通の天候の時ならともかく、暴風雨警報が出ている時に、 ♪花も嵐も踏み越えて〜、行くが男の生きる道♪とばかりに教授会を強行する なんてことは、まさか有り得ないだろうと思う俺サマって、意外と常識人? それで、事務長からの教授会中止メールを待ちながら、PCに向かって仕事を していた。
しかし中止メールは一向に届かない。念のため「台風が接近し、 暴風雨警報が発令されているため」という理由で、教授会欠席届けをメールで 出しておいた。ま、どうせ中止になってるだろうけどね、とか思いながら。
ところが、である。深夜、学部長から教授会の報告メールが届いた。 花も嵐も踏み越えて教授会は強行されたのである。この教授会に出席 した教員が居たことも驚きだ。ただ、俺サマが「こんな議題だけで いちいち会議開くのかよ!?」と見過ごしていたものの中に、 ひとつだけ、学部長が、例え空から槍が降ろうとも、どうしてもこの日に 会議を開いて議論したかったものがあったことに気付いた。 ああ、そういうことだったのか、と。学部長も色々大変だな。
さて、今日の13時からの「C言語とUNIX演習」は、唯一の 受講生が、またも就活のために欠席したので、自然閉講。それで 自宅にて少し数学の後、ゆったりと昼過ぎに出勤。研究室で出張申請書を 書くなどの雑用を済ませ、学生で混雑する昼休みを避け、生協ですこし遅めの 昼食をとり、研究室に戻って少し数学。
14時40分から16時10分まで、2回生「離散数学」の講義。 今日は巡回群の構造の部分群の位数に関する命題の証明を終え、 巡回群がアーベル群であることと、逆が成り立たないことの反例を 挙げ、対称群の話に入る。対称群の一般の定義と演算の簡単な計算法 を示し、対称群の位数が階乗で表されることを注意して終わる。 次回は対称群が群になることを簡単に示し、3次対称群 や巡回置換や互換の積への分解の話に入っていく予定。
講義の後、途中スーパーで買い物をしてから帰宅し、夕食。 夜は25日の日大セミナーでの講演の準備など。馬鹿なくせに 講演などしようとするから、色々大変なのである。
2012年6月18日(月)
<<インフラとバルブ>>
また「あのシリーズ」が復活してしまいましたねえ。J.S.Bachの
「フランス組曲」といえば、アンドラ―シュ・シフのものを既に持っているから、
もういいやと思ってたのだが、このカール=アンドレアス・コリ―のフランス組曲
もなかなか良くて、JEUGIA三条本店に何度も通って試聴を繰り返し、
「やっぱり買おう」と決心して本日購入。
これまでは、ぱっと聴いて良ければ買い!みたいな感じだったけど、そんな 調子で前回買ったCDが、ちょっと失敗だったかなと後悔しているので、 今度は妙に慎重になってしまった。
コリ―さんって、腕っ節の強そうな兄さんですな。ピアノは半ば格闘技 みたいなものなので、こういう人でないとしっかりした演奏はできないのかも、 と思ってしまう。以前、小さなコンサートで若い女性ピアニストがとても良い 演奏をしていたが、体は華奢なのに腕が太く手も大きくて、こういう人にビンタ 食らったら痛いだろうなと思った。まあ、そういう体格の人が有利って面は あるのだろう。
本日午前中は自宅で野暮用の後、数学。ドイツ出張前に書き殴った、某論文 解読メモの整理。午後は街に出て、河原町三条の丸亀製麺で昼食の後、寺町通りの 上島珈琲に籠ってメモ整理を続行。
上島珈琲では、30代半ばぐらいの若い男が大きな声で話をしていて、 「お金を沢山発行し過ぎるとインフラになる」と言っていた。途中、 「インフラ、、、じゃなくて、インフレでしたね」とか言ってたので、 知らないわけでは無さそうだが、やはりその後もインフラ、インフラと言っていた。 あの年代の人は中学に上がった頃は既にバブルが弾けていて、景気の良い時代の ことを余り知らないから、「インフレ」なんて言葉にはあまり馴染んでいないの だろう。
もう亡くなってしまったが、会社をやめて京都に戻ってきたとき、 学生時代の下宿屋のオヤジを訪ねて挨拶しに行ったが、その時のオヤジは、 「バルブ経済」「バルブが弾けた」と繰り返していた。 勿論、「バルブ」ではなくて「バブル」である。 何だかよくわからないけど、彼は「バルブをしっかり締めないと水漏れが 大変だぞ!」という時代に育ったのだろう。
夕方店を出て、JEUGIAを偵察し、 上記CDを購入。帰宅してまた少しメモ整理をしてから夕食。
夕食の後はラクトスポーツプラザ。今日は楽しいZUMBAと筋トレ。 今週発売の某オジサン雑誌に、筋トレは体に悪い!みたいな記事が出ている らしいので、帰りに某書店で立ち読みでパラパラと見てみた。何でも年寄りは 交感神経を興奮させるようなことをしてはいけないそうで、こぶ茶でも飲んで 縁側で日向ぼっこでもしてろ!とまでは書いてないが、ウンっと力を 入れて瞬間的に気張る筋トレや夜更しなど、俺サマがやってるようなことは、 はなはだ交感神経興奮型でよろしくないとか。うーむ。でも、ヨガみたいなの は良さそうだな。
俺サマの素人考えでは、ストレスは交感神経を高ぶらせるのでよろしくなく、 従って、馬鹿が大嫌いな数学者からできるだけ距離を置いてその辺を漂おうとする 俺サマの習性は、副交感神経全開生活を目指すための本能的な自己防衛機能だな。
ということで、とりあえず骨盤矯正ヨガと数学者嫌いは続行してよし、との 理解に達し、また少し解読メモの整理作業をして夜更し。
2012年6月17日(日)
<<ホームルームの時間>>
昨夜は「計算が合わん!」と熱くなって、明け方4時前頃までゴソゴソしてた
ので、今朝はかなり遅めに起床。遅めの朝食の後、京都新聞日曜版の2つの
パズルをやって、大学の仕事で卒研生一人一人に異なる文面のメールを書いて
出す。卒研生も15名も居ると大変である。
全てのメールを出し終えて、スーパーに買い物に出る。その前にその辺で 適当に昼食。買い物の後は、「離散数学」の講義準備。今月末までは色々多忙 になりそうなので、講義の準備は今のうちに纏めてやっておかないと厄介 である。途中、夕食の準備にスーパーに出て、帰って、夕食食べて、少し 休んでまた講義の準備。まあ、とりあえず2〜3週分は終わった。それから また少し、大学の仕事をゴソゴソと。大学の仕事って、あまりやり過ぎると 頭が悪くなりそうなので、そこそこで放り出す。
深夜になって、早くやってしまわないと、多忙にかまめて中途半端で 放り出してしまいそうな、ドイツの研究会のノート整理作業。ドイツ出張の 前に読んだ論文の解読メモも纏めなきゃならないんだけど、ちょっと 出来そうにない。そのうち忙しさにかまけて忘れてしまいそう。
昨日だか一昨日だかに、教授会の案内が来ていたが、どうも、大した議題 はなくても兎に角2週間に1度集まって、その時どきの報告事項や集まった ついでに話しあってみたいことなどを持ち寄って、、、みたいな雰囲気だ。 学校で言えば、ホームルームの時間みたいなものね。
2012年6月16日(土)
<<バグ取り>>
語学の土曜日。10時から12時半過ぎまで、関西日仏学館にてフランス語の
授業を受ける。新福菜館百万遍店で昼食の後、百万遍ローソンで80キロカロリー
モナカアイス(チョコレート味)のデザート、京大ルネ書籍部偵察と自販機珈琲
の後、関西日仏学館図書室に籠る。まずはドイツ語の予習をしてから、フランス語
の宿題と復習を済ませる。すこし時間が余ったので、数学をちょっとだけ勉強。
16時40分から18時10分頃まで、寺子屋にてドイツ語の授業を受ける。
その後、徒歩にて河原町三条に繰り出し、JEUGIA三条本店を偵察の後、 20時前に帰宅して夕食。食後のデザートの後、キンキンに冷やしたズブロッカ を飲む。美味い。美味いけど、量が少なく、ほろ酔い加減で終わる。もっと大き い瓶のを買ってくれば良かったな。
その後、月末の東京出張のホテルの予約などをしてから、「代数学序論I」 の講義の準備。いつもは、ちょいちょいと30分ぐらいで片付けるのだが、 3次方程式のガロア理論の部分を荒業で乗り切ろうという話なので、すこし 力を入れて準備しないといけない。
例年、この部分は一般論をざっと話して終わるのだが、今年はもう少し 踏み込んでみようと思って、一般論をいつも使っているX^3−2=0の例 に当てはめてみたら、どうもうまく行かない。テキストが間違っているのか、 俺サマの計算が間違っているのか、一体何が間違っているのか謎は深まるばかり。
兎に角色々計算しまくって確かめたところ、かなり深夜になってやっと 原因が判明。なるほど、そういうことか。ちょっとばかし馬鹿治療ができたな、と。 この感じって、会社でプログラマーやってた時、プログラムの微妙におかしな 動作に悩まされて色々調べた結果、やっとバグが取れた時の感じに似てるな。