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よ け ス ペ ー ス で す。

2013年4月15日(月)
<<昼間は自宅に籠る>>
昼間は自宅に籠って野暮用や数学。早目の夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。 先にストレッチと筋トレを済ませる。

ちょっと前にマクドナルドのCMの動画がネットで流れていて、結構面白かった。 客としてやってきた二人組の男の子が、カウンターで接客する店員の女の子を 「かわいいなあ」みたいな顔して見とれていると、いつの間にか自分達も マックのユニフォームを着た店員になっていて、元気に働き始める。 でも、それは彼らの空想で、はっと気がついたらまた客の状態に戻っ ていたという短い物語。これをストリートダンス風に紹介するというもの。

なかなかキレの良いダンスで面白いけど、ああいうのを見ると、 ZUMBAはダンスの要素は取り入れているけど、いかにも脂肪燃焼系 エクササイズって感じがするな。その割には俺サマの脂肪は全然燃焼しないけどさ。 まあ、粉モン大好きで酒もぐびぐび飲んでちゃあ、駄目だわな。

ってなことを考えながら、筋トレの後に楽しいZUMBA. その後、すぐに帰宅して、また少し数学。

そういえばGoogleに教えてもらったのだが、今日はオイラーの誕生日 だそうだ。偉大な数学者の業績には敬意を払うべきだとは思うし、彼ら が残してくれたもののお陰で、俺サマなどは楽しく仕事させてもらっている わけである。普通はそこからエラい数学者への敬意に繋がっていくものだが、 俺サマは数学者が大嫌いときている。「オイラーも生きてりゃあ、きっとヤな 野郎だったんだろうな。だって、数学者なんだし」と、数学理論は凄いから 有難く頂戴しておくが、それを生み出したオイラー自身については「もう死 んでるんだから、ほっとけ」と、なるべく考えないようにしている。勿論、 オイラーの伝記なんか見たくもない。

学生の頃は、ガロアやアーベルの伝記を読んで、まだ数学のことは わからなかったけど、その生きざまを知って感動してたし、 少なくとも10年前の俺サマは、「うわー、凄い数学理論だ。こんなの 考えた数学者って凄いなあ」と素直に喜んでたように思う。

かように馬鹿が50年以上生き延びると、謙虚さが無くなって益々 ひねくれた馬鹿 になっていくのさ。

2013年4月14日(日)
<<財布買わず>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻で片付け、数学。 昼食後、山科区内で少し野暮用。その後、しばし数学。

夕方頃に街に出て、大丸京都店と四条河原町の高島屋を偵察飛行。 財布とキーホルダーと定期券入れがかなり古くなってきたので、新しいの を買おうかと思って行ったのだが、キーホルダーは気に行ったデザイン のものが無く、財布は小銭入れと札入れを分けるべきではないかと 考え始めて結論が出ず、定期券入れは機能的には西友で買った安物 と何ら変わらないのに、値段が10倍近くするのはどうよ?!と 思うと「まあ、いいか」と見送る。

結局何も買わずに、街を偵察飛行しただけで帰ってきた。街には 新しい店がいくつかできていて、昔よりも中国人が多くなり、 錦小路の豆乳ソフトクリームは250円だった。

夕食後、また少し数学。

2013年4月13日(土)
<<明け方の地震>>
明け方の地震で目が覚める。18年前の阪神淡路大震災の時と同じ ぐらいの時刻だったが、揺れ方がちょっと違っていた。18年前は 東西方向に揺れて、それが次第に激しくなってきた。しかし今回は 最初は南北方向気味に揺れたかと思うと、途中で東西方向に変わって しばらくしたら収まっていった。山科の震度は2〜3ぐらいだった らしいが、18年前は震度4〜5ぐらいだったと思う。 地震は収まったので、とりあえず二度寝。

本日、アンチュチュのフランス語講座春学期の始まり。30分以上早目 に着いてしまったので、図書室で基本動詞の活用形の復習をしてすごす。 今回も前のクラスのひとがほとんど来ていたが、あと1人か2人ぐらい 増えて13名らしい。今日のところは10人しか来てなかったが。

JRを使って滋賀や大阪から来る人は、地震で電車が止まったり満員で 乗れずに何本も流したりして、かなり遅れてやってきた。

12時半に授業が終わり、新福菜館百万遍店で昼食。店に行く途中、 例の「ゴトーを待つ男」がいた。今日の新福菜館はガテン系 のオジサンやお兄さん達で店が満員だったが、何とか餃子セットにあり つくことができた。昼食の後、アンチュチュに戻る途中、例の「ゴトーを 待つ男が」不審な動きをしていたので、それとなく近くのバス停で待つ フリをしたり、古本の吉岡書店に入って2階の窓からこっそり監視したり してみた。

この調査の結果、次のことが分かった。すなわち、 「ゴトーを待つ男」は、単に知恩寺前のバス停から1時間に 1本だけ出る比叡平行きのバスを待っていただけだった、と。くそーっ、 もっと面白いことが隠されていると睨んでたのに、何だ、この平凡な 事実は!?

京大ルネの書籍部を偵察してから、アンチュチュの図書室に籠り、 フランス語の宿題。地震で朝早く目を覚ましたこともあって、眠い。 宿題を終えてからまっすぐ帰宅し、夕食を挟んでしばし数学。

2013年4月12日(金)
<<中学校の同窓会>>
午前中は自宅で野暮用の後、数学。昼頃にラクト山科で色々 買い物。ついでにその辺の店に入って昼食。

昼食時、隣のテーブルの40代後半男の所に、 もう1人同世代の男が「おう!」と言ってやってきた。 二人は山科区内の中学校の同級生らしく、「おう!」の方はサッカー部 だったらしい。二人は今もちょくちょく街中で顔を合わせるらしいが、 「そういえば、お前の連絡先を聞いてなかったな」と言って、 「おう!」が相手の男に電話番号を聞きだしてiPhoneに入力していた。

何の連絡に使うのか聞きたそうな顔をしている相手の男に、 「最近、同窓会が流行ってるの、知ってるか?」と。 「おう!」によると、最近フェースブックを介して中学の同級生達が 集まって同窓会を開くようになった。最初10人ぐらいだったのが、 女の子らの口コミも手伝って、先日は山科駅前のホテルで40人 ぐらい集まったし、「おう!」のサッカー部仲間も結構やって きたりして、楽しくやっているという。「また連絡するから、お前も来いよ」と。

まあ、学校時代の同窓会は、お互いいい年のオッサン、オバサンに なっても、「男の子ら」とか「女の子ら」みたいな呼び方をするところが 面白い。しかし、同窓生が爺さん婆さんになった時は、流石に「爺さんたち」とか 『婆さんたち」とか言うのだと思うが、実際のところはどうなのか、 まだ調査してない。その年代でもまだ「男の子ら」「女の子ら」だったら、 それはそれで、青春じゃのう!と微笑ましい。

二人はついでに、ウチの上の子供が今大学生だとか、ウチはまだ 中学3年になったところだとか、お互いの家庭状況について 情報交換をして、「じゃ、またな」と言って「おう!」は去っていった。

昼過ぎに自宅に戻り、夕食を挟んで愚図愚図と数学。

2013年4月11日(木)
<<おばさんが突然大量発生>>
午前中に出勤。山科駅では何故かおばさんが 大量発生していた。2〜300人ぐらいは居たであろう 彼女達の年恰好が、だいたい50代ぐらいと一定している ことからして、一体何の団体なのか?と訝しい。 皆それぞれ自分の思い思いの私服を着ているにもかかわらず、 申し合わせたように一様に白っぽいコートや、同じような感じの 他所行きの格好をしていた。彼女達の雰囲気は、最近のお洒落な 中年女性というよりも、どちらかと言えば俺サマが子供の頃の 普通のおばさん達のイメージに近い。 さらには、女子トイレの前に数十名の行列を作って並び、 同時にホームにも溢れ返っていた。

こんな不気味な団体と一緒に電車に乗るの、嫌だなと思い、 俺サマはできるだけこの集団から 離れた所から乗車を試みたので、結局彼女達のうちのどれだけが 俺サマと同じ電車に乗ったのかは知らない。俺サマの乗った電車 が発車した時、ホームにはまだおびただしい数の白っぽいコート 群団が残っていたから、あるいは貸切列車か何かを待っていたの かもしれない。いや、もしかしたら俺サマは夢か幻を見ていたの かも知れない。そのぐらい不思議なものを見てしまったような 気分である。

昼前に大学に到着。まずは生協コンビニで昼食を確保。研究室に 荷物を置いてから、理工学部事務室に行き、ちょっとした問合せをする。

研究室に戻って昼食の後、13時から就職組の卒研ゼミ。今日は 誰も予習をしてきていないというので、「それじゃあ話になりませんね」 と正味1分で終了。 予定外で突然時間が出来てしまったので、来週からの授業の準備として 演習用のレポート用紙のありかを捜しあてて調達したり、配布 プリントをコピーしたりといった作業をして、さらに昨年度の 講義資料や賞味期限切れの書類等を整理して、研究室内をすこし すっきりさせた。

14時40分より大学院進学組の卒研ゼミ。今日はコーシ―・アダ マールの定理の証明だけで終わる。俺サマとしては、解析のチマチマした 議論の復習になって大変有益であった。

その後、研究室に戻って科研費関係の書類を作って事務に提出したあと、 大学を発つ。大丸ラクト山科店で赤ワインを1本買ってから帰宅。

夕食後、夜はラクトスポーツプラザ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。

2013年4月10日(水)
<<アンチュチュ申込完了>>
午前中は自宅にて来週以降の講義の準備作業を色々。それから 京大方面に向かう。まずは銀行でお金を下ろし、 新福菜館百万遍店にて昼食。百万遍知恩寺の前で、 例の「ゴトーを待つ男」を発見。

昼食後、アンチュチュでフランス語の講座を申し込む。今学期も 土曜の午前が潰れることになるなあ。 そういえば、この時知恩寺の前を通ったけど、「ゴトーを待つ男」 は居なくなっていた。

それから京大ルネ書籍部をちょっとだけ偵察して、 自販機でコーヒーを買って飲み、百万遍からバスに乗って大学に移動。

研究室で科研費関係の事務的な作業を少し。簡単な作業だが、 PCの調子が悪く、というか、セキュリティーソフトのスキャン か何かが動き出したらしく、極端に処理速度が落ちてなかなか 作業が進まず。

16時30分から今年度最初の学科会議。 その後も別の会議があって終わったのは18時40分頃。 その後、すこし研究室で雑用をしてから大学を発ち、 南草津駅前で夕食。21時半頃に帰宅。 その後、ほんの少しだけ数学。

2013年4月9日(火)
<<想定外>>
今日から俺サマの新学期。10時40分から12時10分まで、 旧カリキュラム2回生配当「離散数学」。この科目は昨年度で一応 廃止されており、今年からは3回生以上で、特に代数幾何学 の分野で大学院を目指す、トップレベルの 学生を対象にしたハイレベルの講座として残ることとなった。

で、そのことをシラバスに綿々と書いたので、受講者は高々 1,2名でゼロの可能性大。あるいはシラバスを全然読まずに、 これまでの「やさしい内容で簡単に単位が取れる」(と噂されている?) 科目というイメージで紛れこんでくる学生が1人ぐらいは居る かもしれないが、変更内容をその場で改めて周知すれば辞退してしまい、 結局閉講になるかも知れないなと予想していた。

しかし教室に行ってみたら10数名の学生が居たので、最初は教室を 間違えたかな?と思ったぐらい。彼らのほとんどはシラバスを読んでなかった。

それでまず、そういうこともあろうか と思って持って行ったシラバスのコピーを朗読した上で、去年 までの「離散数学」とは全く性格が異なるのだと説明した。出席条件も 厳しく、毎回出される課題レポートも、単なる丸写しレポートでお茶を 濁すなんてことは許されない。「相当の覚悟をしてもらわないと、 単位は取れませんよ」と脅す。

しかし学生たちは「それがどうしたの?」と顔をしている。よろしい。 君たちの高い学習意欲についてはよく分かった。じゃあ次は、この講座の レベルについてこれるかどうかを確認しようじゃないか。と、 実際の講義を始め、これまでの経験だとトップ層の学生でもない限り、 30分以上掛けて噛んで含めてお粥を焚いてみたいにしないと分からない だろうなというところも30秒でさっと流してサクサク進む。まあ、 内容はハーツホーンのテキストを丁寧にナメ回すような話で、ある種 丁寧な授業だけど、一定以上の理解力が求められることは確か。

最後にテキストで「具体例」と称して証明抜きで書かれて いる簡単な事実のいくつかを、来週までの証明してくるようにという 課題を出した。これは3、4回生のゼミなら当然要求される課題である。 提出された課題については、ランダムに学生を指名してちゃんと中身を理解 してレポートを書いているのか、口頭試問をしますからねとも念を押した。

さらに受講生のほとんどが3回生であることから、「3回生の代数の講義の 内容、およびそれ以上のレベルのことを予備知識として仮定しますが、まだ 講義で勉強していないようでしたら、適宜定義や基本的なアイディアや 定理のステートメントぐらいは簡単に説明はしますから、詳細を自分で さっと自習することを求めます」とまで脅しをかけた。 いや、脅しでも何でもなくて、数学者を目指す学生は皆 そういう風に勉強しているだろうし、 数学者として活躍している人でも、 新しい理論を学ぶときはそうしているはずだ。

それでも結局、次週からも受講を希望する学生が10名弱残った。 うーむ、素晴らしい。現3回生だけでも、代数幾何学の分野で将来数学者を 目指してます!という意欲に満ち溢れる学生が数名も居るというわけだ。

と、いうわけで、この講座は閉講にはならないという想定外の事態となり、 俺サマは今後も難解ハーツホーンの復習をガンガンやって講義に臨み、おおいに 自分の馬鹿治療に励めるというわけだ。こんな目出たい話が他にあるか!?

研究室で昼食。卒研生の一人が現れ、テキストを受け取りに来る。 「先生、今年の離散数学、例年と変わったことをやってられるみたいですね」 と。ああ、そうだよ。もう1人の卒研生のO君もそうだけど、 シラバス見てくれてるんだね。でも肝心の受講生たちのほとんどは見てくれて なかったけど。俺サマが心を込めて書いたシラバスだ、心を込めて読むべし!

13時から14時30分まで、2回生「代数学序論I」。最初に簡単にガイダンス をして、すぐに講義に入る。今日は代数方程式が「べき根で解ける」という意味、 5次以上の代数方程式は冪根で解けるとは限らないこと、それはガロア理論によって わかること、ガロア理論には群の概念が重要なこと、そして群論がこの講座の主テーマ のひとつであること、しかし冪根で解けないからと言って解が存在しないわけではなく、 代数学の基本定理によって解の存在は保障されていることを講述。次回は代数学の基本定理のステートメントを正確に示し、3次対称群の話に入る予定。

14時40分から16時10分まで、今年度から始まった新カリキュラム 「構造数理セミナーI」の授業。これは「幾何学序論I」の担当教員と隔週で2クラス 交互に担当し、俺サマは「代数学序論I」の内容に関連した演習と講義を行う。 旧カリキュラムの「離散数学」でやっていた内容は、ここで扱われる予定。

今日は開始後45分で交代して2クラスを回ってガイダンス。とは言え、高次方程式の解と係数の関係を導く問題を出し、その考え方は具体例を解説。次回はこの課題に 3次対称群の話をからめて学生に問題を解かせる予定。

この授業のTAの院生も、「先生、今年の離散数学は代数幾何学だそうですね」 などと言っていた。シラバスというのは、読まなくても良い人が読み、 読まねばならない人は読まない代物だということが、よくわかった。

その後、16時30分より18時頃まで教授会。その後、次回の「離散数学」で 配布するハーツホーンとアティヤ&マクドナルドのテキストの必要部分のコピーを とり、講義メモを作ってから大学を発つ。

ラクト山科のお好み焼き屋で夕食ののち、22時過ぎに帰宅。

2013年4月8日(月)
<<陳さん、こんにちは!>>
1カ月も経たないうちに、また、「あのシリーズ」の瞬間的復活である。 何なんでしょうか、このライオン丸は?可換環論関係者なら、「もしかして、 あの人?!」 とすぐ思いあたるフシがあるかもしれないが、違います!

この人はデュメイというフランスの有名なヴァイオリニストだそうだ。 俺サマはヴァイオリンといえば、ヒラリー・ハーンぐらいしか知らな かったのだが、中学の同級生に「これはいいぞ!」と勧められたので、 買ってみた次第。

隣の女性は誰でしょう?こういう雰囲気の人は、近所にも 居そうな気がしますが、某有名数論幾何学者と見間違う人はいませんね。ええ、 ピアニストのマリア・ジョアン・ピリスです。

CDの中身は、ブラームスのヴァイオリン・ソナタの1、2,3番。 1番は何処かで聴いた覚えがあったので調べてみたら、チェロ編曲版のCD を持っていた。ブラームスはクラリネット・ソナタというのも 美しいし、ヘンデルのナントカという曲の変奏曲もいいし、室内楽は大体 において、華も夢もあって、それでいて深くて、大変よろしい。

さて、今日は俺サマにとっては春休み最後の日。 午前中は山科区内のスーパーに買い出し。 帰宅して荷物を下ろし、今度は京大に向かう。途中、東山三条の バス停で「中国人の陳さん」に会った。この人はラクトスポーツプラザに よく来てトレーニングしている人で、その風貌からして「絶対中国人に 違いない。たぶん台湾だな」と踏んで、俺サマは密かに「陳さん」と呼んでいる。 こんなところに学生みたいな格好して歩いているところをみると、京大 の留学生か何かかな?と思って見てたら、京大正門前で降りていったから、 やはり留学生の可能性もアリとみた。

もしかして本当のところは、「え?僕ですか。山本次郎ですけど、何か?」 みたいな感じで普通の日本人だったりするのは嫌なので、あえてこれ以上彼の素性に ついて調査は進めない。そして彼に会った時は、ただ 胸のうちで「やあ、陳さん。こんにちは」と言うだけにしている。

百万遍でバスを降りて、久しぶりに新福菜館百万遍店で昼食。 何でもご飯を切らしていて、あと5分で炊きあがる云々と、店長がごちゃごちゃ 言ってたけど、別に何でもいいですけど、焼き飯セットね!と注文。 すると店長が丼を持って店の外に出ていって、しばらくしたら丼にご飯を 入れて戻ってきた。隣の中華料理店で融通してもらったのだろう。 それで俺サマの分の焼き飯を作ってくれた。 ただ、白飯付きのセットメニューの人は、自前のご飯が炊けるのを待たされた らしい。

それにしても、ご飯が足りないってのも珍しいなと思ったのだが、 どうやら最近「ラーメン・ライス、ご飯お代わり自由」という無謀な 新メニューを打ち出したのが原因とみた。それでハラペコ学生やガテン系の オジサンたちが予想以上にお代わりをしたので、急ご飯が足りなくなったと思われる。

昼食の後、京大数理研へ。ああ、そういえば、いつも百万遍知恩寺前で 携帯灰皿を持って煙草吸ってずっと突っ立っている「ゴトーを待つ男」は、 今日は居なかった。残念。

まずは猫の住処に立ち寄ったが、数理猫は散歩中のようで、姿は見えず。 図書室で文献をいくつか調べてから、帰りにまた寄ってみたら、居た。 ソファーの上にしゃがんでボーとしていて、鼻を撫でても耳の中に指突っ 込んでやっても知らん顔。左耳の根元をちょっと怪我してたけど、縄張り 争いの喧嘩でもしてきたのかしら?腹をちょっと撫でてやったら、 少しだけ「にゃあ」と鳴きよった。

京大の数学教室の建物をちょっと偵察飛行してから、 京大を発ち、吉岡書店の洋書古本をちょっとだけ見て、百万遍を発つ。

それからJEUGIA三条本店を偵察して、先日のシェーンベルクの 「浄夜」をもう一度試聴し直し、結局見送り、上記CDを購入して店を出る。 次に大丸ラクト山科店で夕食の惣菜を買って帰宅。しばし野暮用の後、買ってきた もので早目の夕食を済ませ、ラクトスポーツプラザへ。ここにも 陳さんが来ていた。「やあ、今日は2回目だね」と胸の内で挨拶。 楽しいZUMBAと筋トレをしてから帰宅。

2013年4月7日(日)
<<嵐の後、今日も半蟄居>>
まだ天気はすっきりせず、時折強い風が吹くこともあるが、とりあえず雨はあがった。 午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略の後、寝っ転がって数学。 午後は散歩がてらに大丸ラクト山科店に出かけ、赤ワインを1本買って帰る。

最近は1本1500円前後のワインでも、俺サマ的には結構満足できるもの がいくつか見つかっており、ここ2,3日また新しい良い銘柄が見つかったので、 それをもう1本購入。ついでにその辺で昼食も。

そういえば、山科区内にある俺サマの秘密の花見スポットの桜が、 昨日の嵐ですっかり散ってしまっていた。昨日はさぞかし激しい桜吹雪 だったのだろう。桜吹雪といえば、遠山の金さんだな。

岡潔だか誰だか「日本人が桜を好むのは、それが儚く潔いからだ」 と書いていて、俺サマは学生時代にそれを読んで、なるほどそうかも知れないな と思った。しかし、例えば、20年前の日本人はこんなにマスク好きでもなかっ たし、相手の目を見て話すという西洋人の習慣に馴染めずに、西洋人との異文化 コミュニケーションで苦労していた。鈴虫やコオロギの鳴き声も単なる騒音と 感じる人が増えてきたようだし、流行の変遷というよりも、人々の感性その ものが変わってきたような気もしないでもない。だから、桜の儚さ潔さが、 今でも好まれているかどうかは、よくわからない。

買い物と昼食の後、すぐに帰宅。と、今日の午後は小さなコンサートを聴きに 行こうと思ってたことを、すっかり忘れていた。しょうがない。まあ、また次の 機会にしようということで、またも寝っ転がって数学。愚図愚図と誤植だらけの モノグラフと格闘。

2013年4月6日(土)
<<春の嵐でほぼ終日蟄居>>
台風並みに発達した低気圧で、今日の西日本は大荒れ。京都も昼間から夕方 に掛けて激しい雨と風。「春休みの宿題」も終わってないことだし、終日自宅 にてモノグラフと格闘、または逃避行動。

こういう作業は何となく大学受験生の頃を思い出してしまうな。 例えば高校3年の冬休みに、それまで全然勉強してなかった高校物理の薄い 問題集と参考書の合体本みたいなのを買ってきて、必死にやってたことを 思い出したり。そんな一夜漬けで大学受かるほど頭良くないので、浪人した けどさ。

そんなことをそこはかとなく思い浮かべていると、同じように勉強 してるのに、定期試験などでどうにも歯が立たなかったライバルの同級生のこと を思い出してまい、思い出のデフレスパイラルに陥るのを寸でのところで 踏みとどまる。

いや、そういう(元)同級生って、今、フェースブックの友達リストの 中にゴロゴロ居るので、単なる「思い出」ではないのだけど。その一人が、 「高山は高校の時からずっと数学を追い続けてるのか。すごいな」 みたいな事を言ってたけど、違うんですな、これが。「お前さんと同じく、 学校の勉強とは違うことでエラくなろうと思ったんだけど、挫折して 出戻ってきただけさ」と。出戻ったのはいいけど、俺サマは馬鹿だし数学 者は馬鹿が大嫌いだしで、色々苦労してるんだよって、まあ、 そんなことまで言わなくてもいいかとダマを通したけど。

自宅の部屋に寝っ転がってばかりでは、寝たきり老人と同じく廃用症候群 に陥りそうなので、風雨もおさまってきた夜は、散歩がてらに山科駅前までゆき、 久々にラクト山科でお好み焼きと生中の夕食。こんな雨模様の日だからすいてる だろうと思ったけど、結構客が入っていて、すぐに席があったのはラッキーだった。

帰宅後、さらにワインをグラス1杯飲んだあと、また少し数学。

2013年4月5日(金)
<<モノグラフで悪戦苦闘する>>
日中は初夏を思わせるほど暖かかった。午後は山科駅前Sbuxで しばし数学。それ以外は自宅で数学。

100ページぐらいのモノグラフで悪戦苦闘中。キーとなる定義で 誤植があったり、大事な概念の定義が書いてなかったり、色々大変。 メールで問合せしようかと思っても、著者は1、2年前に心臓発作か 何かで亡くなっている。

数学者というのは、俺サマ級の馬鹿には概して冷たいものだが、 自分の著書の誤植だの何だのといったことの訂正ぐらいなら、親切に 答えてくれるものだ。しかし本人が居ないのなら、しょうがない。 その著者の先生筋にあたる偉い数学者で、著者の仕事をずいぶん宣伝 していた人も、かなり前に定年退職してしまったし。

このモノグラフを参照している論文やこのモノグラフのレビュー を当たってみると、たまにちょっとだけ参考になることが書いてあ って、ああ、これはこういうことことだったのかと目から鱗が落ちたり もするが、今の俺サマは鱗だらけの状態で、その程度ではおっつかない。

数学のテキストは、ちゃんと筋道を追いながら順番に読んで行けば 必ず分かるというのはあくまで理想を言っているだけで、馬鹿の俺サマ が誤植や書き落としだらけのモノグラフに取り組めば、解体新書とまで はいかないまでも、女真文字か契丹文字の解読みたいな作業になってくる。 やれやれ、新学期が始まるまでには完読しようと思っていたのだが、 なかなか思うようにはいかないもんだ。

2013年4月4日(木)
<<新しいルネと岡崎疏水の桜>>
午前中は自宅で数学。昼過ぎに京大へ。まずは耐震化工事が終わってリニューアルした、 京大ルネ2階の食堂で昼食。何か天井が低くなったような気がするけど、気のせいかしら。中央生協食堂の倍の大きさのサラダバーは健在。昼食の後、1階の書籍部へ。 書棚のスペースが少し狭くなったような気がするけど、これは気のせいだな、たぶん。 しかし数学の洋書コーナーが若干縮小気味。

ルネ食堂に戻って100円珈琲を飲んでから、隣のアンチュチュの図書室に 籠り、夕方まで数学。アンチュチュのフランス語の講座は来週からで、 今は春休みの臨時講座をやっている模様。

アンチュチュは早目に切り上げて、バスで東大路を下り岡崎疏水のあたりで 降りて少し桜を見て回る。桜の季節は寸暇を惜しむように桜を追っかけないと いけないので、気ぜわしい。でも、今年の桜は十分満喫したから、もういいかな、と。

帰宅してしばし数学の後、夕食。 夜はラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。帰宅して また少しだけ数学。

2013年4月3日(水)
<<毘沙門堂の枝垂れ桜>>
午前中は自宅で数学。昼過ぎに山科区内に偵察飛行に飛び立つ。 まずは山科駅前Sbuxで腹ごしらえ。何故か注文カウンターの前に 異様に長い待ち行列ができていたので、先に席を確保してしばし数学。 それでもまだ行列が解消しそうにないので、トイレ、、、と思ったが これも待ち行列。結局トイレの待ち行列の方が先に解消したので、 そちらを先にすまし、また少し数学。かなり経ってから 注文可能状態になり、ようやく昼食にありつく。昼食後もしばし数学。

ひと区切りついたので、毘沙門堂の枝垂桜を見に行き、ついでに 洛東高校前の桜並木や琵琶湖疏水の桜も見て回る。生憎の曇り空で、 時折小雨がぱらついたりしているが、桜は今が盛りで一部葉桜に なりかかったりしている。まさに「いつ見るか?今でしょう!」状態。

桜はやはり、明るい春の陽射しの下で見るのが一番だな。毎年 春になると、短い桜の盛りを追ってあちこち出歩くのが恒例になって きた。

大丸ラクト山科店で赤ワインを1本買い、さらに特売日の 山科区内のスーパーで買い物をして、夕方近くに帰宅。 夕食を挟んでまた少し数学。

2013年4月2日(火)
<<平野神社と衣笠キャンパス>>
午前中は自宅のPCがトラブって、色々作業。昼過ぎに自宅を出て、 二条駅前のラーメン屋で昼食。そこからバスで衣笠キャンパスの近くまで。 バス停を降りてすぐのところに桜の名所平野神社があるので、そこでしばし花見。

生憎の小雨だが、(本殿前にあるちょっと種類の違うものを除いて) 桜は満開。本殿で行われている恒例の桜コンサートでは、 俺サマのお気に入りで前から何の曲だか知りたかったのは、 フォーレの「シチリアーノ」だと判明した。これはCMなどでも BGMに使われている超有名曲。

平野神社を出てから、歩いてすぐのところがRitsの衣笠キャンパス。 金閣寺や竜安寺にも近い抜群の立地だけど、理工学部のBCK移転で 2年間しか居られなかったのは、ちょっと残念。まあ、何だかんだと 大学の用事を見つけては、行ってるけど。

BKCは昨日が入学式だったが、衣笠は今日らしい。俺サマの時代の 学生もスーツを着て入学式に出ていたが、女の子たちはそれぞれ思い思いの 色々な色や形のスーツを着ていた(ちなみに、俺サマは馬鹿だから入学式は 欠席した)。しかし最近は、どうせ就活で使うから ということか、みな判で押したようにカラスのようにまっ黒というか、 墨染めの衣というか、例の就活スーツに統一されている。入学式のシーズン だけど、新4回生は就活で大変だなと思ってたら、実は入学式に向かう 学生だったりする。

衣笠キャンパスの図書室に籠って夕方まで数学。入学式帰りの学生や父兄で バス停がごった返していて、帰りのバスに乗るのが大変だった。

帰宅して夕食の後、内定した科研費の手続き。Web入力で何だかんだと 面倒臭い作業だが、希望の持てる話だから、まあいいか、と。どこか海外で 面白そうな研究集会をやってないかな?とネットで検索してみたり、夢が 膨らみますな。

2013年4月1日(月)
<<講義の準備をする>>
午前中は何となく「はずみ」で来週からの「代数学序論I」の講義の 準備を始めてしまい、1回分が完了。その後、山科区内のスーパーに買い出しに出る。帰宅後は昨日満員御礼状態 だった山科駅前Sbuxで昼食の後、出勤。大学は入学式らしく、 スーツを来た新入生や父兄らが来ていた。

今日出勤したのは、卒研のゼミ室の予約をするため。ウチの学科は今、ゼミ室 が不足気味で、半ば取り合い状態になっている。しかし何とか確保できた。 それから、新しい職員証が届いていた。これが無いと、ゼミ室のドアも開 かないし、図書館にも入れない。新しい職員証で早速図書館に行き、 Gelfand & Maninのホモロジー代数の本の改訂版を借り出す。それで用事が 全て終わったので、すぐに大学を発つ。

帰宅して、何となく中途半端な時間だったので、途中夕食とラクトスポーツ プラザでの楽しいZUMBAや筋トレをはさんで、今年から開講される代数の演習 (構造数学セミナー)や、旧カリキュラムで対象者が3回生以上 に限られ受講者僅少が予想される「離散数学」 の講義の来週分の準備も片付けてしまう。

「離散数学」は去年までは、群論の簡単な例の計算をちまちまやって単位を 乱発していたが、今年はうってかわって、ハーツホーンの「代数幾何学」の 教科書の1章(スキーム論以前のところ)を半期でやってしまうという、 ほとんど大学院レベルの講義。

とはいうものの、俺サマが大学2回生の頃、3回生の先輩たちが ハーツホーンの自主ゼミをやってて、1年で2章のスキーム論のところまで 終わったと言ってたから、それなりの意欲と能力があって一流数学者を目指している 学生にとっては、そんなに無茶な内容ではない(はず)。俺サマのところの以前の 卒研生でも、3回生までにハーツホーン第一章と似たような内容の本を自分で 読んでましたという人がいたし。

東大あたりだともっと凄い人が居て、 3回生終了時にハーツホーンを全部読み終えてましたとか、 4回生の夏休みの2カ月で一気に全部読みましたとか、 高校時代からEGAやSGAを読みこなしてましたとか、 そんなのがゴロゴロ居るって感じ。俺サマなんざ、「で、何食ったらそんなに 頭良くなるの?」ってアホな事聞いたりしてたけど。 だから、今年の「離散数学」のレベルも、大したことはないのサ。

ちなみに俺サマは馬鹿だから、4回生になってもハーツホーンなんて てんで歯が立たず、40歳を過ぎてようよう読めるようになったんだけどね。 優秀な学生をダシにして、ハーツホーンの復習をしてやろうなどと悪いことを 企んでいるというわけ。俺サマはいつだって、テメエのことしか考えてない 悪い先生なのさ。ふっふっふ。

夜、メールをチェックしたら、事務から「今年度からの科研費が当たった」 との連絡が来ていた。確かに去年の9月10月は、しゃかりきになって申請書類を 書いてたけど、今までの申請とは違って、可換環論色を一掃して完全に 代数幾何学の内容で研究計画を書いたから、採択される自信はあまりなかった。 折角科研費を貰えるんだから、これを励みにして大いに頑張っちゃうぞ。