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2013年8月15日(木)
<<何年かぶりにX氏を見掛ける>>
午前中は自宅で数学と大学の雑用関係のメールのやりとり。 数学の方は、1年ほど前に、「あれは、こうやったらできるはず」 と目星をつけて放置してあった話をきっちり押さえる。大学関係の雑用は なかなか悩ましい話だが、最近思うに、こういうことは真面目に悩まない 方が良いので、「まあ、何とかしましょう」というところで、とりあえず 手を打つ。

それから百万遍へ。バスの中で偶然、某X氏らしき人と途中まで一緒 だった。何故X氏があんなところに居たのか知るよしもない。 ここ7、8年顔を合わせてないうちにずいぶん雰囲気が変わった ような感じなので、もしかしたら別人だったかもしれないけど、たぶんX氏だろう。 X氏も俺サマに負けず、人の顔を認識することにかけては並々ならぬ自信を 持っているので、同じくこの7、8年でかなり雰囲気が変わった俺サマを見ても、 「もしかしてアホの高山かも?」と気づいていたかもしれない。

X氏とは旧知の仲だけど、俺サマが計算機屋をやっていた頃、俺サマが 某学術雑誌に投稿した論文に対して、かなり悪意のある、ほとんど不公正とも 言いたくなるような査読レポートを書いてきたことが切欠で、次第に疎遠に なってしまった。一般に論文の査読者は論文の著者には秘密になっているが、 狭い専門家の間では、その内容や文体から「こんな査読レポートが書けるのは、 あの人しかいない」という感じで分かってしまうのである。とは言うものの、 X氏があの査読者だったと100%断定できるわけでもなく、俺サマの誤解 だった可能性も無いことはない。

百万遍でバスを降りて、お盆休みのさなか、新福菜館は開いてるかしら? と心配してたのは全くの杞憂。今日は百万遍知恩寺の「手づくり市」の日 だということを忘れていた。「手づくり市」の日の昼頃の百万遍界隈は、 どこからか湧いてきた膨大な数のオバサンと、オバサンたちに連れられてきた オジサンたちで溢れ返るのである。

しかし今日の俺サマは14時過ぎに 行ったせいか、混雑はそれほどでもなかった。 新福菜館は「書きいれ時」と睨んで、テイクアウトの焼豚お握りなどを店の前 で臨時販売していた。それから、いつもは寺町通りあたりでちょくちょく見掛ける、 リヤカーでお握りを売って歩く着物を着た若者が、「手づくり市」の客を当て込ん でか、百万遍に来て商売をしていた。

新福菜館で昼食の後、京大北部生協食堂の自販機コーヒーを飲んでから 京大数理研へ。猫の住処は無人だったので、行ってみたが、珍しい ことにどこかに散歩に出掛けたのか、不在だった。そのまま図書室にゆき、 夕方近くまで数学。何となくキリがつくのが早かったので、16時過ぎに 図書室を出る。帰りに猫のところに寄ったのだが、人が居たので、そのまま 数理研を出る。ちょっと数学科の図書室の方も覗いてみたが、 大学の一斉休暇の昨日までに、さらに今日と明日の「臨時休業」を加えて 9連休になっていた。

まっすく帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガ と有酸素運動。お盆休みのせいか、ジムもスタジオレッスンも人が少なめ。 帰宅して夜はまた少し数学。

2013年8月14日(水)
<<リュックサックを買う>>
昨夜は夜中にふと目が覚め、数日前に決着済みと思っていた小さな問題 が気になり始め、うとうとしながら考えているとなかなか寝付けなくなった。 しかし、いつの間にか気を失っていて、ふと気がついたらいつもよりもかなり 寝坊。

午前中は早速その問題をきちんと詰めて考えて、今度こそ決着。 昼過ぎに京都駅前のイオンモールに繰り出し、フードコートの丸亀製麺 で昼食。やはりお盆休みのせいか、平日なのに大変な人出で、空席を捜すのが 大変だった。

昼食後、古くなってきたリュックサックを買い替えるべく、 イオンモールの中の2,3の店を物色し、ようやく気に入ったのを見つけた。 リュックサックは大抵2,3年でファスナーが壊れてお払い箱になる。 ところが、今使っているものは驚異的に丈夫で、たぶん4,5年以上は使っているの だが、多少汚れが目立ってきた以外はほとんどどこも悪くなっていない。

しかし、スポーツクラブに通うのに使っている、ゲーテのクリスマスパーティの 景品でもらったナップサックが完全に壊れてしまったので、古いリュックサックは それの後釜にしようか、と。

イオンモールを出てから烏丸四条に出て、そこのスタバで一息ついてから 四条通りの専門店やデパートなどで色々買い物。山科に戻り、 スーパーで買い物。帰宅して夕食の後、またすこしだけ数学。

「異邦人」の方はまだ三日坊主では終わってなくて、細々と読み進んでいる。 今日は主人公のムルソー君が、昼休みに昼食に出て自宅のアパートに帰るシーン。 昼食にワインを飲み過ぎたので、うとうとしてしまい、午後に仕事に遅刻しそうに なった、と。だいたい昼休みにいちいち自宅に戻って一休みできるとか、 昼食にワインを飲んでほろ酔い気分で午後の仕事をするとか、一体何なんだよ? 20世紀始めのフランスって、そんなんだったのか!

計算機屋だった20代の頃、研究所に招聘されたフランス人研究者 達が昼食時にビールを飲んでるのを見て、「昼間っから酒食らいよって、 この不良外人めが!」と思ったが、 「へー、フランス人なのに、ワインじゃないのね!」とも思った。

そのすこし後、パリ郊外の研究所を訪ねて、そこのカフェテリアで 訪問した研究者と一緒に昼食をとったとき、「で、フランス人っての は昼間っから酒飲んだりしてて不良だと思うが、貴方もそうか?」 と聞いたら、「いや、俺はそんなに沢山は飲まないよ。へへっ」とか 言って、ビールの小瓶を飲んでたような気がする。

で、2010年にオスナブリュックに滞在したとき、 パリ大学の数学研究所にもちょくちょく潜入して、一度だけそこの カフェテリアで昼食をとったことがあるけど、 あの時のフランス人はビール飲んでたっけな。よく覚えていない。 っていうか、フランス語がうまく話せなくて思った料理を 注文できなかったり、レジでどうにもならなくなって親切な研究員の お兄さんに英語で通訳してもらったりと、あー、俺のフランス語、 全然駄目だなあ!ってことで頭が一杯で、ちゃんと観察してなかった。

ああ、そういえば、俺サマは普段、数学者のことを 底意地の悪い悪魔の化身のように味噌糞にけなしているけど、 あの研究所の見知らぬ数学者の若いお兄さん、お姉さんたちは、 とっても親切で感じ良かったな。ま、しかし俺サマが馬鹿だと分かったら、 態度が変わってたかも知れないけど(とまだ疑っている)。

ついでに思い出したけど、オスナブリュックから パリの研究所に日帰り潜入した帰り、特急電車の車内で火災が起こって ブリュッセルで運休になった。それで代替列車を待ってたのだけど、 アナウンスが全てフランス語でよく聞き取れず、結局乗り過ごして しまい、普通列車を乗りついでほうほうの体で深夜に帰宅したことがあった。

俺サマはそんなに真面目にフランス語を勉強しているわけじゃないし、 最近の数年間せっせとアンチュチュ通いをしたお陰で、 数学論文程度のフランス語なら、特に苦労なく読めるようになったから、 それで十分じゃないかともいえる。

しかし今でもまだ愚図愚図細々とフランス語を勉強しているのは、 フランスに行った時の悔しい体験がいろいろあるから。 「あの時、もうちょっとフランス語が出来てれば、もっと楽しかったのになあ」 とドイツ語での体験との比較で考えてしまうからである。って、ドイツ語の 方も、あのお喋りなドイツ人の食事中の会話に合流できるぐらいに 上達すれば、もっと楽しいはずだけど、長い道のりですな。

2013年8月13日(火)
<<世界がもし20人の村だったら>>
午前中は自宅で数学。午後は街に出て、昨夜寝る前から「明日はきっと食べるぞ!」 と思っていた、「生蕎麦の常盤」のビーフカツカレーで昼食。常盤は団塊親父率いる 日本人の家族4人組、割合若い中国人旅行者4人組、 若い西洋人カップル1組、その他お一人さまの年寄りや若者、年寄りだか若者 だかよくわからない人たち各若干名という、大盛況満員御礼状態。

「世界がもし100人の村だったら」どうなるのか知らないけど、 「世界がもし20人の村だったら」おそらく常盤みたいになっているだろう。 美味い飯を食べて、皆いつもよりちょっとずつ幸せになるのだ。という確信を 抱いて上島珈琲寺町通店に移動し、夕方まで数学。

上島珈琲でよく見かける、もう80代は行ってるだろうとおぼしき爺さんが 今日も来ていたが、何をやっているのかというと、どうやら英単語か何か の暗記をしているらしい。呆け防止のためだろうか。っていうか、それを やって楽しいのだろうか。

夕方頃、上島珈琲を出てJEUGIA三条本店をすこし偵察してから帰宅。 夕食の後、また少し数学。夜は「異邦人」を読んだりして、のんびりすごす。

2013年8月12日(月)
<<シュピーゲル誌の記事>>
午前中は自宅で数学。午後は街に出て、丸亀製麺河原町三条店で昼食。 その後上島珈琲寺町通店に籠って数学。

上島珈琲の近くの席では、京大の理系の学生 とおぼしき若い女と同世代の別の女が雑談していた。どうやら二人は これまでそれほど親しくはなかったのだが、話しているうちに 思いがけず、実は近くに住んでいる等の、それまで気づかなかった 奇遇とも言える(すくなくとも彼女達はそう思っている)共通点がいくつか 判明して、ちょっと感激している様子だった。

まあ、それはいいのだが、京大の学生の方が 萌え系アニメのヒロインみたいな 声で「すごーい!すごーい!(2回繰り返す)」 「え?え?え?じゃあ、、、、なの?」 みたいな言い回しを多用しながら、1時間ぐらい ハイテンションで喋り続けているので、思わず「ピーピー五月蠅い!」と 踏み潰してやりたい衝動に駆られた。

そうこうしているうちに、数学の方が 何となく区切りがついたので、 夕方の早い時間に店を出て、JEUGIA三条本店をゆっくり偵察飛行 してから帰宅。夕食後はラクトスポーツプラザへ。今日は楽しいZUMBA と筋トレ。

ところで昼頃、ドイツ語の勉強も兼ねてWeb版のシュピーゲル誌を読んでたら、 日本の若者についての記事が出ていた。曰く、日本の若者はワーキングプア で、経済的に親に頼らざるを得ない状態であり、結婚して家庭をもつことも ままならない。特に今の日本の若い女性は、バブル経済の頃の女性のようにキャリア 志向ではない。彼女たちは挫折したキャリア志向の女性達の末路をしっかり見ているし、 給与面での女性差別は依然として残っていることを知っている。そして この閉塞した経済状況の中、「頑張っても何にもならないじゃないの? "Es bringt nichts, warum soll ich mich so ansterengen?"」と考えている。 彼女達は十分な稼ぎのある男性と結婚して専業 主婦になることを夢見ているが、そのような男性自体がごく少数になっている。 このような社会のあり方を変えていかなければならないが、 若者は政治に全く関心が無く、政治家は若者のためではなく年長者の ための政治を続けている。当の若者達は、社会を変えていくことよりも、 今の社会の中でより上手に生きていくことにしか関心が無い、と。

まあ、日本のマスコミでも良く言われている話だが、こうやって コンパクトに1つの記事に纏めてくれると分かりやすい。どこまで 本当なのか知らないけど。

で、俺サマはどうすれば良いのかというと、数学教師として学生に 数学を教えること 以外に特に名案は思い浮かばない。どういう人生を歩むにせよ、 若い時にしっかり学問をしておくことは良いことである。学問は 人生の色々な局面でもの考える頭をつくるし、特に数学はうまく 付き合えば生涯の心の友になるし。と、一応数学教師としての存在意義を アピールしてみる。

2013年8月11日(日)
<<山折先生の心掛け>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを解いた後、すこし数学。 昼はラクト山科にちょっと買い出しに出てから、昼食。今日は猛暑日。 午後も自宅で数学。夕方、ようやく日が傾いてきてすごしやすくなってきた ところで、またラクト山科まで散歩。ついでに今夜で無くなると予想される 白ワインを1本購入。シャブリのシャルドネ。以前は酸味が鼻についたけど、 今度はどうかしら。今月のお買い得ワインなので、買ってみたんだけど。 夕食後、夜もまた少し数学。

新聞の書評欄に宗教学者の山折哲雄氏のことがちょっと書かれていて、 70代を過ぎた今、「食べ過ぎない」「飲み過ぎない」「人と会い過ぎない」 の3つを心がけて生きている、とあった。最後の心掛けは、山折氏の 主旨とは違うかもしれないが、おおいに共感するところがある。 人と会い過ぎると疲れるだけで碌なことがないし。

さらに山折氏は中年期にも「人と比べない」「だますよりもだまされる人になる」 「群れから離れる」を心がけていたそうだが、これについては俺サマも 既に実行している。「人と比べない」については、元々他人には 興味がないので、日常生活で自分と人を比べることはないのだが、 職業生活上では多少そういうことが問題になって煩わしい。 しかし「俺サマは馬鹿」と決めつけてしまうことによって、他人との比較問題 は決着済みとして処理されている。

また、俺サマは馬鹿だからよく人に騙され、2番目もちゃんと実現されている。 一般に数学者は数学のウソには敏感で、それ以外のウソには鈍感だが、 俺サマは数学者じゃないので全く逆。それで、日常生活上のウソには結構敏感で 用心深い積りでいたのだが、去年まんまと天性の詐欺師みたいな輩に騙されてし まった。「自分は騙されないぞと思ってる人間が一番危ない」という教訓通り の事が起こったわけだ。まあ、詐欺の性格上金銭的な被害は無かったし、 詐欺師の手口や罪状がバレてからの言い逃れの仕方 とか、色々勉強になったからいいようなものだけど。

「群れから離れる」につては、もともと群れには入っていけない性格なので、 自然体で居ればおのずと実現される。群れに入ると、自分のペースと 回りのペースとのバランスを考えなければならないが、脳味噌が単純に出来ている 馬鹿の俺サマにそんな高度情報処理ができるわけがないのである。

2013年8月10日(土)
<<久々に三条界隈に出る>>
午前中は自宅ですこし数学。昼頃街に出て、久々に丸亀製麺河原町三条店 にて昼食。その後、これまた久々に上島珈琲寺町通り店へ。 昼食後のコーヒーにさらに抹茶ケーキまで奮発して、夕方まで籠って数学。

夕方店を出て、これまた久々にJEUGIA三条本店 に立ち寄り、古楽器風のピアノによるJ.S.バッハと 内田光子のR.シューマン、バルトークのヴァイオリン協奏曲のCDを試聴。 結局何も買わずに店を出る。

三条通りには、人集めのために、この商店街のキャラクター 「三条どーり」という鳥の形の被りモノが愛嬌をふりまいていた。 中には身長が160センチ未満の人が入っていると思われるので、 女性かな。この蒸し暑い盛りに大丈夫なのだろうか?根性あるなあ。 熱中症で倒れたりしないように、無理をしないで欲しいところ。

それからさらにAngers河原町三条本店を偵察してから帰宅して 夕食。夜はまた少し数学。

2013年8月9日(金)
<<昼間は大学、夜は京の七夕>>
昼前に大学に出勤。出張申請書を書いて提出するなどの事務的な雑用 を片付け、大学に置いてある本を持ち帰るのが目的。用事はすぐに終わったが、 生協食堂がマトモに営業していたので、昼食も生協ですます。

午後は物理的には居心地抜群の研究室にて、夕方まで数学。 いいですなあ。エアコンは効いてるし、ソファーはあるし、自分で コーヒーを入れることができるし、ホワイトボードもインターネットも 資料も全部そろっている。

帰宅して夕食の後、「京の七夕」堀川会場へ。昔は祇園祭と五山送り火 の間には特に大きな行事は無かったが、数年前から旧暦の七夕 の行事を堀川と鴨川で行うようになったようだ。今日は宇治花火で、 人々はそっちの方に行ってるだろうとニラんで、本日決行。 昔はタダの水無し川だった堀川は、今や水辺の遊歩道として 立派に整備されていた。

しかしなにぶん熱帯夜である。水辺で少しは涼しいし、涼しい気分に もなれたのだが、22時過ぎに帰宅して、すぐに冷たいビールをぐいっと飲み干す。

2013年8月8日(木)
<<緊急地震速報・琵琶湖花火>>
午前中は自宅で数学。昼過ぎに百万遍に繰り出す。夏はカレーだ! と思い、今日はカレーのココイチ百万遍店に初めて入る。 それから京大北部生協食堂で自販機コーヒーを買って京大数理研へ。 今日は京大のオープンキャンパスがあるらしく、高校生風の男女生徒や その親らしき人が沢山来ていた。

まずは数理研猫に挨拶。この猫は寝てばかりで愛想というもの がないが、今日はちょっとだけ起きて新しい表情を見せたので、 すかさず写真に撮る。そうこうしているうちに、数理研の若い人が 煙草を吸いにやってきたが、俺サマは猫相手に取り込み中なのでスルーする。

「じゃ、また来れたら来るからな」と言って図書室へ。 俺サマが育った津では「来れたら来る」というのは「来ない」の同義語である。 「行けたら行く」という形で使うことが多い。例えば、 「明日うちでパーティーするから、来てよ」「うーん、行けたら行く」みたいな 感じで使う。これは丁重なお断りである。京都では「考えときます」と言うらしいが、 それと同じかも。

しかし俺サマは馬鹿で脳味噌が単純に出来ているので、「来れたら来る」 というのは、本当に文字通り「来れたら来る」なのであり、猫の住処に 近寄れる状態ならば来るよ、という意味。ま、どうせ猫に言っても通じて ないと思うけど。

数理研は公開講座の最終日。明日は公開講座のオフィスアワーらしい。 オープンキャンパスといい公開講座といい、天下の京大も夏休み返上で色々な ことをやらされてるな。俺サマのような馬鹿なら別にいいかも知れないけど、 あんな偉い先生に研究時間を削ってあんなことやらせていいのかよ?!みたいな こともちらほら見受けられる。

数理研図書室も、昨日までは俺サマともうひとり 院生風の人がひとり居ただけだが、今日は俺サマ以外に3人来てた。

帰りに猫のところに寄ろうとしたら、やはり院生の喫煙タイムらしかったので、 「来れたら来る」しかし「来れる」状態ではない。よって「来ない」ということで、 猫には会わずに京大を発つ。帰り際、北部生協食堂に立ち寄ってトイレを借りて 出てきたところで、ブワブワブワブワ....という変な音がしていて、学生や オープンキャンパスに来ていた親みたいな人達が一斉に携帯電話を覗き込んで いた。ははあ、これが緊急地震速報ってやつか。初めてお目にかかったな。 俺サマは馬鹿な上に、物凄く古いガラケーしか持ってないので、緊急地震速報 は入らない。しかしどうも皆、奈良の方でどうだとか言い合っていた。

とりあえず何も起こらないので、そのまま家路につく。 今日は琵琶湖花火らしく、京都市役所前からの 京阪電車がただならぬ混み方をしていた。

ゼスト御池のKALDIで、フランケンの白ワインを1本買って帰宅。 緊急地震速報はどうやら誤報だったようだ。

夕食の後、夜はラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガが休講 なので、ストレッチ、有酸素運動、筋トレと自主トレに励む。 帰宅後、すこしだけ数学。

2013年8月7日(水)
<<数学入門講座をやっていた>>
午前中は自宅で数学。昼過ぎに百万遍に繰り出す。今日も迷いなく 新福菜館で昼食。それから京大北部生協食堂で自販機コーヒーを 買って京大数理研へ。

まずは数理研猫に挨拶。この猫は寝てばかりで愛想というもの がないな。昨日、一昨日に比べてなにか新しい表情でも見せるのならと、 カメラを構えたのだが、、、ただ寝ているだけ。しょうがない、 「じゃ、また来るからな」と言って図書室へ。ここんところせっせと 通っている数理研図書室も、この週末から来週水曜日まで閉鎖されるらしい。

数理研では今日も一般向けの数学入門講座が開かれており、休憩時間なのか、 ときおり受講者と思われる人たちが、4階の大講義室からどっと外に出てきていた。 俺サマもちょっと覗いてやろうかと思ったけど、入り口のあたりに 事務員さんが立っていて、申し込みをした人か どうかのチェックをやってる風だったので、やめた。

そういえば、会社員から大学教師に転身した20年ぐらい前、俺サマも 数理研の数学入門講座に申し込み、喜び勇んで夏の暑い盛りに通った。 森重文先生の双有理幾何学の話もあったような気がするが、内容はほとんど 覚えていない。

当時は計算機屋として大学に移ったばかりなので、その後 計算機科学をやめて数学に戻ることになろうとは夢にも思わなかったし、 今のように「俺サマは馬鹿だ!文句あっか!?」と(ブログでこっそりとではあるが) 力一杯叫んでたりはしなかった。すなわち、自分のことを、 数学でやってけないぐらいには馬鹿かも知れないが、 計算機屋としてそこそこやっていけるぐらいには オリコーだぐらいには思っていて、それなりにバランスの取れた自己認識 をしていたと思う。まあ、べつにバランスが取れている必要はないんだけど。

夕方、数理研を出る頃には、喫煙所に人が2,3名居たので、 猫には会わずにそのまま退散。山科区内のスーパーで買い物をしてから 帰宅して夕食。夕食後もまた少し数学。

2013年8月6日(火)
<<エサを食うトラの絵>>
午前中は自宅で数学。昼過ぎに百万遍に繰り出す。今日は迷いなく 新福菜館で昼食。それから京大数理研へ。

数理研の喫煙所には人が居たので、素通りして正面玄関から入ったの だが、その時ちょうど喫煙所が無人になったようなので、大急ぎで立ち 寄って、猫に挨拶。今日はソファーの上で寝ていたので、また写真を撮り、 ついでに俺サマが昔、喫煙スペースにあるホワイトボードに描いた 「エサを食うトラ」の絵も、消されないうちに写真に撮ってきた。

それから図書室に籠って夕方まで数学。帰りはまた喫煙所の誰か居たので、 そのまま数理研を出て、まっすぐ帰宅。

夕食後、夜はNHKスペシャルで原爆症の特集を見てから、 また少し数学。

2013年8月5日(月)
<<数理研猫の写真を撮りまくる>>
午前中は山科区内のスーパーをハシゴして買い出し。帰宅してひと涼みしてから、 百万遍に繰り出す。この時期の大学生協食堂というのは色々な意味で 信用ならんので、昼食の候補は新福菜館とRaju. 両店の中間点あたりでしばし 沈思黙考の末、夏はカレーだ!」ということで今日はRajuにする。

俺サマがRajuに入った時、店内の客は俺サマだけだったが、 後から若いカップルも入ってきた。彼らは注文する時に英語を使ってた。 店員さんはインド人だが、注文などは日本語で十分で、 英語ってのはちょっと変だなと思ったら、彼らは中国人だった。 行きのバスの中でも、中国人の女の子 たち4人組が乗っていた。新宿などは街を歩いている人の多くは中国人 だが、百万遍もそんな感じになってきたのかしら。

昼食後は京大生協の自販機コーヒーを飲んでから数理研へ。 今日は一般向けの数学公開講座をやっているらしく、生協食堂が やけに混んでたのはそのせいかもしれない。やはり生協食堂を避けたのは 正解だった。今日は喫煙所に誰も居なかったので、最初にトラちゃんこと 数理研猫に挨拶し、持ってきたカメラで猫の写真を撮りまくった。 それから図書室の籠り、夕方まで数学。途中激しい雷雨があり、 大文字山のあたりに雷が落ちたようだった。

数理研から帰る時、猫の所に寄ったのだが、喫煙所に人が居たのでそのまま退散。

帰宅して夕食の後、夜はラクトスポーツプラザ。今日は楽しいZUMBAと 追加の有酸素運動、および筋トレ。帰宅後、ほんの少しだけ数学。

2013年8月4日(日)
<<今日も大学で仕事、午後は街に出る>>
日曜日の今日も早起きして、午前中は大学の仕事で出勤。 日曜営業の生協食堂で昼食の 後、午後はこれまた日曜開館している図書館でいくつか本を借り出して研 究室に戻る。科研費で買おうかな、どうしようかなと迷っていた本だが、 ま、図書館で借りておけばよいか、と。当面必要なところをちょっと読んで から大学を発ち、京都の街に出る。

まずはゼスト御池のKALDIで、先日から目をつけていたフランケンの 赤ワインを購入。それから久々の上島珈琲で夕方まで数学。帰宅して夕食の 後、夜はまた少し数学。

近く高校の同窓会があるそうで、出欠のメールが飛び交っている。 まあ、高校の同級生たちとは、最近フェースブックなどでちょくちょく交流 しているけど、元々高校時代の俺サマは完全に浮いてて、 愉快な思い出が何もないこともあって、 どうも同窓会に顔を出そうという気が起こらない。

同窓会は全体のものが昼間、そして 我々の学年だけの分科会のようなものが、夜の宴会として行われる。 さらに今年は卓球部のOB会のようなものまでその前日あたりに行われる そうで、昼は高校の体育館で試合、夜は宴会となっている。

高校時代の俺サマは卓球少年だったのだが、いくら練習しても全く上達せず、 対外試合は勿論のこと、部員同士の練習試合、はてまた休日にその辺の公民館で テキトーに遊んでいる下手くそな小学生と試合しても完封負けするありさま。 「人間、どんなに努力しても全く駄目なことがある」という貴重な教訓を学んだ という意味では、卓球部に入ってて良かったと思うが、なにぶんほろ苦い思い出 しかないので、卓球部OB会は10年ほど前に一度顔を出したきりである。

中学も大学も会社員時代も卓球部に入っていて、中学は露骨な 有力選手中心主義で俺サマなどは一度も卓球台で練習をさせてもらえないので、 嫌になって中2の中ごろに辞めた。

大学では、先輩にため口をきくのはけしからん! みたいなことで怒られた上に、4月27日から入部したのに4月分の部費を まるまる払えみたいな事を言われ、面倒臭いところだなと思って辞めた。 新設高校の一期生だったから先輩がおらず、生徒同士ではため口しかきいたこと がないからしょうがないじゃん!とか、貧乏学生だったので、 4月分の部費ぐらい日割り計算にするか、負けといてくれてもいいじゃん!と かブツブツ言ってた覚えがある。

まあ、せっかく京大に入ったのだから、他の大学でもできる体育会で時間を 取られるよりも、立派な教授の下でしっかり学問した方が有意義 だと思ったことも、大きな理由のひとつだけど。

実業団卓球部に入る積りはなかったのだが、俺サマの卓球部歴が 人事課から漏れ、職場にいた部員の先輩から誘われ、ふらふらっと 入部したのである。結局ほとんど練習はしなかったし、試合は1度だけ 出させてもらって、例によってあっさりボロ負け1回戦敗退。 それで結局幽霊部員として飲み会とテニスやスキーの「合宿」だけ 参加していた。

今となっては、何でこんなに卓球部に関わり続けたのか、よくわからない し、愉快な思い出など何もない。まあ、卓球が好きで片思いだったのかなあと

2013年8月3日(土)
<<終日大学で仕事>>
アンチュチュ夏学期前半最終日。いつもの土曜モードで早起き。 しかし行き先はアンチュチュではなく大学。夏休みというのは、 気分は「夏休み」なのだが、結構大学でなんだかんだと仕事が あるものである。年度によって毎日のように大学で仕事をしなければ ならないこともあれば、それ程でもないこともある。

大学の仕事は一応昼過ぎに終わり、午後は研究室で数学。大学の研究室と いうのは、いいもんですな。長年に渡って少しずつ買い集めたり図書館で借りたり した専門書が揃っていて調べ物がしやすいし、インターネットで大学が契約している 学術データベースにアクセスして論文を検索したりダウンロードできたりするし、 国立大学に比べて半分以下のスペースではあるけど、一応個室になっているし。 自分でお湯を沸かしてコーヒーも飲めるし、こんないい所はない。

しかし、前にも書いた通り、大学の研究室というのは普段はあまり近寄り たくない所である。正確には、研究室に近寄りたくないのではなく、 大学の中で起こる、学問とはおよそ無関係なあれやこれやに近寄りたくない ということなんだけど。

夕方帰宅して、夜はまた少し数学。

2013年8月2日(金)
<<大学に出勤して雑用を片付ける>>
午前中は自宅で野暮用。その後自宅を出て、昼前に大学に到着。13時前まで 色々雑用を片付け、生協食堂で昼食。大学生協食堂というのは、開講期間は 学生たちでごった返しているので近寄る気が起こらないし、 開講期間が終わると今日のように途端にイレギュラーなメニューと営業形態に 変わってしまうしで、俺サマにとっては不便な代物である。 だから気が進まないのだが、まあ、仕方あるま

昼食後はあちこちの事務を回って書類を提出したりといった雑用。 途中、エレベータの中で同僚と一緒になったので、気まぐれに何でもない冗談 を言って声を掛けたのだが、どうも日本語が通じてないようだった。

まあ、俺サマのように、大学では会議と授業の時以外はずうっと仏頂面なのが、 急に何か喋ったのでびっくりしたのか。あるいは、フランス語 でCa va?とでも言っておけば良かったかも知れない。

その後研究室に戻り、色々調べ物をしたり数学を考えたりしているうちにに夕方。 すぐに大学を発ち、帰宅して夕食。夜はまた少し数学。

ネットで、「数学者はやっぱり○○が好き」って記事があって、「傘立てや居酒屋の下駄箱は素数の番号を選ぶ」「車で走ってるとき国道の番号が素数だとうれしい」「紙ナプキンや箸袋に思いついた数式を書いたりすることがある。なので、胸ポケットには常にペンが入っている」あたりが図星なので、うーむ、俺サマもあの数学者と同じ人種な のか!?と暗然とした気分になった。

しかし、「酒の席でルベーグとフーリエのどっちが偉いか という話で盛り上がる」あたりで、嗚呼、やっぱり俺サマは数学者なんかじゃないな。 良かった!と胸をなでおろした。第一、ルベーグやフーリエがわかる奴らとは酒飲 まないしね。いや、俺サマは馬鹿だからルベーグとフーリエのどっちが偉いか、 てんで分からないってこともあるけど。

2013年8月1日(木)
<<午後は京大数学教室の図書室に籠る>>
午前中は自宅で数学。昨夜は睡眠時間はけっこう取ったけど、眠りが浅かった らしく、途中で居眠りなど。

午後はまた京大へ。昼食はRajuや新福菜館の誘惑を断ち切って 京大北部生協食堂へ。チキンレッドカレーなるものが食べたかったのだが、 それは2階の喫茶部のメニューらしく、既にラストオーダーの時間が来てたので、 第二志望の冷麺にした。

昼食後、生協自販機コーヒーを飲みながら、数理研へ。この時間帯はかならず 喫煙所に誰かが居るので、今日もまた猫に挨拶できずにそのまま図書室へ。 ちょっと見てみたい本がやはり貸出中。まあ数理研は代数幾何学の研究者や 学生が沢山集まっているので、この分野 の基本文献は大抵貸出中である。

理学部数学図書室の方には、先日から見たいと思ってた本も一緒にあると 分かったので、そちらに行って夕方までごそごそと。閉館時間後、すこし遠回り して数理研に寄って、猫に挨拶しようと思ってたのだが、忘れてそのまま帰宅して 夕食。

夜はラクトスポーツプラザ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。帰宅後、 週末の大学の仕事の準備をすこし。

夏休みですこし気持ちに余裕ができたせいか、またカミュ―の「異邦人」の フランス語版をぱらぱら読み始めた。俺サマは「異邦人」の主人公ムルソー君には、 ものの考え方も感じ方も良く似てるなあと、いたく親近感を持っている。

この本は大学を卒業して間もない頃に 八重洲ブックセンターで買ったのだが、紙がかなり酸化している。数年前までに 2度ほど通読したが、1行読むのに何度も辞書を引かねばならず、大変だった。 今回はもうちょっと楽に読めそうだけど、また三日坊主で終わりそうな気もする なあ。