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2013年8月31日(土)
<<物凄い湿度の一日>>
気温はそれほどでもないが、終日もの凄い湿度。汗がほとんど蒸発せず、 体中べっとり。シャワーを浴びてさっぱりしても、すぐに汗べっとり になる。

今日は再びアンチュチュの日。早起きして午前中はフランス語の授業 を受ける。昼食は新福菜館百万遍店。今日は異様に混んでいて、店の人は クルクルと飛び回るようにして仕事をしていた。昼食の前後は久しぶりに ゴトーを待つ立ち小便男を見掛けた。

アンチュチュの図書室に戻る途中で、京大ルネの書籍部を偵察しようと 思ったが、夏休みのルネは土曜閉店だと。で、京大の夏休みは8月3日から 9月30日までとか。Ritsよりも1週間ほど長い。やはり国立大は余裕だな。

アンチュチュに戻り、図書室でフランス語の復習と宿題を片付ける。 それから上島珈琲寺町通店に篭ってしばし数学。ここんところ、 アメリカ数学会からの論文レビューの依頼が立て続けに2件来てて、 アメリカ数学会は結構督促がキツイので1つぐらいは片付けておこうか、と。

夕方、店を出てJEUGIA 三条本店を偵察し始めたとき、ふとハンドタオルが無いことに気づく。 置き忘れたとすれば上島珈琲かアンチュチュの図書室だと思い、 まずは上島珈琲に戻ってみたが見つからず。しょうがないので、 またバスで百万遍まで戻り、アンチュチュの図書室に行ってみたが 見つからず。一体どこに消えてしまったのか。

仕方なく山科に戻り、大丸ラクト山科店で白ワインを1本買って 帰宅。夕食後、夜は大学の仕事を少し。来年度の卒研案内を9月早々 までに書いて提出せよとのことで、とりあえず書いてみたのだが、 どうもしっくり来ない。

2013年8月30日(金)
<<午後一杯会議>>
昼前に大学に出勤。生協コンビにで昼食用のパンやおにぎり、牛乳を買って 研究室に籠り、昼食を食べながら9月末の愛媛大出張申請書と先日の広島大出張 報告書を作成。それから、これらの書類や自宅で用意しておいた書類をあちこちの 事務に提出しに行ったり、図書館の本を返却したり。

ひととおり雑用が終わって一息ついた13時半から14時15分頃まで、 大学院入試の面接試験。その後、場所を会議室に移して14時20分ごろから 途中休憩を5分程挟んで18時10分過ぎまで延々と会議。

会議が終わってすぐに大学を発とうとしたのだが、学休期間のため バスはなかなか来ず。しかし、学休期間でも学生はなんだかんだと大学に 来ているらしく、それなりの数の学生がバスに乗り込んできた。

山科区内のスーパーで切らしかけていたビールを買ってから帰宅して夕食。 夜は自宅の光ネットの契約更新の手続き云々の作業をした以外は、割合 のんびりとすごす。

「異邦人」の方は、ようやく第一部を読み終え、第二部に入った。 第一部は主人公ムルソー君が、友人のやくざ者の喧嘩相手のアラブ人を 炎天下の浜辺で射殺して終わり、第二部は裁判にかけられ死刑を宣告され るまでの話だったはず。

それにしても、これまで2,3回読んだ時は、彼が殺人の理由を 「太陽が眩しかったから」と言うのがどうもピンと来ず、何を わけのわからんことを言うてるの?ぐらいに思ってたが、 今回改めて読み直して、「まあ、あの状況なら、そう言うだろうな」と妙 に納得してしまった。

もう一つ、俺サマとしては、あの殺人で死刑になるのはどうもよく分 からない。前科も計画性もない突発的殺人で一人殺したぐらいでは、 現代の日本の司法ではまず死刑にはならない。母の葬儀で何ら悲しむ様子を 見せなかったことを「冷血さ」と考えたにしろ、それをもって「悔悛反省の 情も見られず」とか「矯正の余地はなく犯罪傾向が極めて高い、よって極刑 をもってのぞむより他はない」と判断するには、かなり無理があるような気 もする。

この点については、この小説が書かれた時代背景などを考慮しないといけ ないのか、それとも他の捉え方をすべきなのか、 今回の再読で明らかになればと思っている。

2013年8月29日(木)
<<朝は仏語、昼は数学、夜はヨガ>>
午前中はアンチュチュの宿題に取り組む。8月3日に出た宿題だが、 次の授業は明後日。明日は大学に行く用事があるので、今のうちに 片付けてしまおうか、と。

午後は街に出る。丸亀製麺河原町三条店にて昼食の後、上島珈琲寺町通 店にこもってしばし数学。夕方、店を出てJEUGIA河原町三条本店を偵察 飛行してから、ラクト山科で今月のお買い得白ワインを1本買って帰宅。

帰宅後、しばし野暮用の後、夕食。夜はラクトスポーツプラザ。今日は 骨盤矯正ヨガと有酸素運動。

最近、若い人の間で「大丈夫です」という言葉が、 「お怪我はありませんでしたか?」「大丈夫です」とか 「これだけのガソリンで東京まで走れるかなあ?」「大丈夫です」 といった語法ではなく、数年前までは「いえ、結構です」とか「よろしいです」 と言っていたような 場面で広く使われている。 他にも若い人に特徴的な言葉の流行というのがあるが、あの皆が判で押したように 同じ時期に同じような新しい言葉の使い方をする現象は、彼らが日ごろから頻繁にかつ 比較的広い範囲で言葉によるコミュニケーションをとっており、しかも、 同じ言葉を使うことによって互いに同調し合おうという強い意志が働いていないと 起こりえないと思われる。

で、俺サマぐらいふてぶてしいオッサンになってくると、 「あいつと話しても腹が立つだけやし」とか「こいつと一緒に居ても ロクな話にならんから、相手するだけ人生の浪費やな」とかいう風な ネガティブ・シンキングの人になっているし、 若い頃の懇意の友人たちともだんだん物理的に離れ離れになるし、 数学者は馬鹿が大嫌いで俺サマは馬鹿だから相手にされないし、、、等々 で、結局大学内での業務連絡のような言語活動を除いて、 そんなに色々な人と話すことはないし、業務連絡の相手にいちいち同調 してたら酷い目にあう。

だから俺サマは、若い人たちのように(?)色々な人と頻繁に話して同調し合って、 同じ言葉で話すように努力して、、、なんてことは普段全然やらないし、 一体全体それの何が面白いのだろうかと不思議でならない。ま、特に 若い人たちに関心があるわけでもないので、べつに何でもいいんだけど。

2013年8月28日(水)
<<広島から戻る>>
昨夜はなぜか寝つきが悪く、睡眠不足気味。しかし 今日は早起きして、7時半頃にホテルをチェックアウト。広島駅から JRの普通列車に乗って40分弱で西条駅へ。そこからバスで10数分 で広島大学中央口に到着。

この田舎の陸の孤島ともいえる場所に立地する広大 (「こうだい」であって「ひろだい」ではない)なキャンパスは、 九州大学の伊都キャンパスのイメージとたぶってしまう。

早めに到着したので、研究集会のある教室(まだ鍵が掛かっていた)や、 夏季休暇中なのでどこの生協食堂が開いているのか等、いろいろ偵察。

午前と午後に2つずつ講演を聞いて、またバスで10数分、 JRで40分程度かかって広島駅に戻ってきたのは17時過ぎ。

それから駅ビルで少し土産物を物色したあと、少し早めの夕食 を駅ビル地下1階の食料品売り場の端っこにあるお好み焼き屋で。

広島風と関西風のどちらのお好み焼きが好きかというと、やっぱり 関西風かな。広島風はもやしを入れるみたいだけど、俺サマはもやしの 炒め物はお好み焼きに入れずに、別にして食べたいクチ。 広島風お好み焼きを「もやし抜き」にしたら、俺サマ的には けっこうイケると思うが、そういうのは広島人からすれば邪道 なのかも知れない。

夕食後、すぐに新幹線に乗り、20時頃に京都に到着。

2013年8月27日(火)
<<広島なう>>
午前中は銀行でお金を下ろしたり荷造りをしたりして、昼頃に 広島出張に向けて出発。山科駅前Sbuxにて昼食の後、京都駅からのぞみに 乗って広島駅へ。駅前のビジネスホテルにチェックインの後、街に出て 広島原爆ドームや平和公園の見学。それから駅前に戻ってきて、 駅ビルの「お好み焼き通り」で夕食。その後、駅ビルの土産物売り場を 偵察してからホテルに戻り、明日の広島大出張の作戦を練る。

そもそも広島大学は広島市にはなく、山陽線で30分かけて西条駅へ、 それからバスで10数分のとても不便なところにある。って、それは 京都駅から25分、それからバスの10数分のRitsのBKCと似たような ものか。しかしBKCは南草津駅前にホテルができたけど、西条駅前には ホテルはないみたいだぞ。って、広島大に対抗心燃やしてどうするんだ? いや、どうもしないけど。

2013年8月26日(月)
<<京都に戻る>>
すっかり秋めいてきて、かなり涼しくなってきた。

午前中にホテルをチェックアウトし、別荘の最終点検をした後、 某レストランの有名レトルトカレーを買って帰ろうと思い、行ってみたものの、 定休日。まあ、ネットでも買えるから、いいか、と。それで、 そのまま駅前に移動して、鰻のD店にて特註鰻重で昼食。これで俺サマがお気に 入りのH,K,I,F,Dの5店全て制覇したので、もうこの夏に関しては思い残すことは ない。

昼食後、近鉄電車で京都に戻ろうとしたが、人身事故とかで八木から京都までは 特急の乗り継ぎがなく、八木からは急行に乗ることになった。まあ、俺サマが学生の 頃は津からずっと急行だけを乗り継いで京都に帰ったものだし、たまいはいいか、と。

京都駅に着いてからは、先日は売り切れのために食べられなかった辻利の抹茶 ソフトクリームを食べ、食い物の恨みを晴らす。

夕方近く、無事自宅に戻る。夕食後、夜はラクトスポーツプラザ。今日は 楽しいZUMBAと筋トレ。帰宅後すこしだけ数学。

2013年8月25日(日)
<<自分探しの旅>>
昨日スーパーで買っておいたパンと牛乳の朝食の後、ホテルを出て別荘に 行き、しばし野暮用。そうこうしているうちに昼になったので、いきつけの 「鰻のI店」にて昼食。うーむ、年末から比べるとまた高くなっているけど、 まあ、鰻に関しては金に糸目をつけない俺サマだ、どーんと行こう!という ことで、いつものやつを注文。

昼食後、津駅のドトールコーヒーで今日1杯目のコーヒー。それから 仏花を買って、雨の降りしきる中、墓参り。それからは「自分探しの小旅行」。 俺サマが学んだ某私立中学をン十年振りに訪ね、その発展ぶりに目を見張り、 子供の頃のおぼろげな記憶を頼りに、今は亡き母の実家跡やその近辺を偵察飛行し、 さらには昔俺サマが通った小学校の通学路やザリガニ釣りなどをした水路の辺り などをたどってみる。これによって、今ここに居る馬鹿の俺サマは、一体全体 どこから湧いて出てきたのかが再確認される。嗚呼、やっぱり俺サマは、今の 俺サマ以外では有りえなかったのだ、と。

夕方、津に戻り、鰻のF店にて夕食。昨年年末に初めてこの店を訪れたのだが、 そのときは俺サマしか客は居なかった。今日は既に60代の女と70代ぐらいの男の 夫婦とおぼしき客が居た。男はいちいちピチャピチャ音を立てないと物が食えない 人間らしく、おまけにゲップまでいちいち音を立ててやっている。 つけっぱなしのテレビの音の他は、只々、ピチャピチャ、ゲプッ、ピチャピチャ、 ゲプ、ピチャピチャ、ゲプ、、、というのが淡々と続くのである。

いやあ、折角楽しい鰻タイムなのに、これはかなわんなと思ってたけど、 それは鰻を待ってる間が主で、俺サマの鰻が来てまもなく彼ら は帰っていったから、被害は少なくて済んだ。

ドイツ語では人間が物を食べることをmangerと言い、動物が餌を食べることを fressenと言うが、まさにこの爺さんはfressenだな、と。勘定は爺さんの方がやって いて、夫婦としてはちょっと異例だけど、こういうのも「あり」かなと。 あるいは、70男が60女をナンパして、、、という可能性も否定できないが、 それにしては食事中の会話がゼロというのは、やっぱり夫婦だろうという気がする。

この支払いの時の言動を見てると、爺さんの方も結構紳士然としてるけど、 仮に彼が紳士だとして、あのピチャピチャ、ゲプッ!は一体何なんだ? 60代と思しき相方の女よ。貴方、この爺さんとどういう関係なのか知らないけど、 こいつをちゃんと教育しなよ。できないのか?ったく、しょうがないなあ、と。

ま、色々あったけど、鰻は美味かったので、ご機嫌で店を出る。それから スーパーで明日の朝食と今夜の酒を買ってホテルに戻り、荷物を置いてから 別荘に自転車を戻し、再びホテルに帰る。

数学はサボったけど、自分が何者なのか?自分は何処から来たのか?を確認できた この2日間は、明日以降京都に戻ってからの生活の力になると思う。

2013年8月24日(土)
<<津に帰った>>
早起きして近鉄特急に乗って12時頃に津に到着。近鉄電車の中では、 めずらしくイヤホンからシャカシャカシャンシャンと音漏れさせて 音楽を聴いている人が居た。乗り換えの時に、どんな奴だろうと (そいつはそのまま乗っていくようだった)見てみたら、服装や髪型は 若者風だけど、顔はどうみてもオッサンだった。

20年ぐらい前の若者が、電車の中でシャカシャカ音漏れ させながら音楽聴いていて、「そういえば、先日助けた亀に『お礼』だと 言って変な箱をもらったなあ」とその箱を開けてみたら、ぼわぼわっと煙が出て、、、 それで近鉄特急の俺サマの前に席にタイムスリップしたのだろう。 可哀想にあいつ、いきなりオッサンになっちまって、これからどうやって 生きていく積もりだろう。って、俺サマが心配することではないな。

津に到着後、まずは年末に行き損ねた 鰻のA店に直行し、特上鰻丼で年末の恨みを晴らす。あの時は、年末最後の営業で、 夜8時まで営業と当日の昼頃電話で確認したのだが、夜7時頃に 行ったら「売り切れ」で閉店していたのである。これに関しては、 俺サマの中学、高校時代の同級生一家が「その店の最後の鰻を 食べつくした」という話になっていて、「何で俺サマの分を 残しておいてくれなかったんだ?お前ら一家はけしからん!」 という、どこまで本当でどこから冗談なのかよくわからない 話になっている。

それからホテルにチェックインし、別荘へ。部屋の掃除の後、 猫の額ほどの庭の木も伸び放題になっていたので、 その剪定、庭や土間の掃除。その後、自転車で買出し。 田舎なので土曜は色々店が閉まっていて、土曜でなくても シャッターが下りたままのシャッター街をつき抜け、あちこち 開いている店はないかと探して自転車の虫ゴムと 剪定中に壊れた剪定挟を購入。そのドサクサにまぎれて 帰省時にはいつも参拝している某神社を参拝。

そうこうしているうちに 夕方になったので、鰻のB店にてまたも特上鰻丼の夕食。うーむ、今まで 気づかなかったけど、ちょっとタレが辛めかな。

店を出てから保育園、小学校時代の 思い出の場所を偵察飛行して回り、またも「自分探しのプチ旅行」。

ホテルに戻ってシャワーを浴び、汗だくになった衣服を着替えて しばし涼んだ後、中学時代の友人宅に押しかけ一緒に呑む。 まあ、俺サマも普段はオジサンと呑む機会がないので、最初は ぎこちないが、しばらくすると昔の感覚を思い出して打ち解ける。

2013年8月23日(金)
<<今日もドイツ語の記事を読んだ>>
午前中はドイツ語の勉強も兼ねて、ツァイト誌Online版の記事を1つ読み、 その要約をFBにUP。これは福島原発事故後の健康被害の追跡調査に関 するもの。ドイツのマスコミは福島の事故とチェルノブイリの事故を常に 対比させて報道する傾向があり、これは日本のマスコミには無い視点である。

海外のマスコミが信頼できるというわけでは決してないが、 少なくとも日本のマスコミでは、巨大組織や権力側が今後の取材拒否を ちらつかせて自分達に不利な報道を押さえ込むようなことは日常茶飯事 として行われているので、できるだけさまざまな報道に接した方が情報 の精度は上がるのではないか、という口実でドイツ語の勉強に励んでみる。

午後は百万遍に繰り出し新福菜館で昼食。京大北部生協食堂で自販機 コーヒーを買った後、京大数理研へ。整理棚で爆睡している猫に挨拶をし てから図書室に籠り、夕方まで数学。帰りも相変わらず整理棚で爆睡して いる猫の肉球などをしばし触ってから大学を発ち、ラクト山科で 白ワインを1本買ってから帰宅。夕食の後、また少し数学。

明日から2,3日帰省して、別荘の掃除や墓参りの予定。勿論、本当の 目的は絶滅寸前の鰻を金に糸目をつけずに食べまくること。

2013年8月22日(木)
<<四宮祭をやっていた>>
午前中はドイツ語の勉強も兼ねて、シュピーゲル誌Web版の記事を1つ読む。 ドイツの某大学で学生が溢れ返っているため、個人研究室を使っていた 教授達を相部屋に追いやる措置が取られた。それが不当だとある教授が訴えたが、、 行政裁判所は「大学の管理運営権の正当な行使であり、状況から してやむおえない措置である」として、訴えを却下したという。

俺サマが企業の研究所に居た時、パーティションで区切られてたりはしたけれど、 基本的に大部屋住まいだったし、昨今は教育専念大学のようなところでは、 教授達は「研究はしなくて良いから、学生の面倒をみることに専念すべし」と、 中学高校と同じような職員室に詰め込まれているらしい。

では少なくとの研究を重視する大学の教員には、 なぜ個室形式の研究室が与えられるのか? ひとつの理由は、大学教員というのは1つのテーマや分野を何年もかかって深く 研究するからどうしても資料が多くなり、それらを手元に置いて 作業しないと研究の効率が悪くなるからである。

企業の研究は、すくなくとも俺サマが知っている範囲では グループ研究が中心で、しかも数年単位で研究内容がゴロゴロ変わる。 資料の多くはグループ内で共同管理され、研究内容が変われば、 そのたびごとに古い研究資料はほとんど廃棄処分されるか地下倉庫送りとなる。 数年で研究をやめてしまうのだから、その方面の資料がどんどん溜まり続ける ということはない。だから、大量の個人用の資料を保管するスペースは必要ない ということになる。

俺サマも10数年かかって可換環論や代数幾何学関係の書籍資料を買い集め、 図書館で長期借り出ししている本と一緒に個人研究室の本棚に並んでいる。 これは色々調べ物をしたりするときに大変便利で効率的である。

シュピーゲルの記事を読んだ後、 例の「つまらない論文」を、連戦連敗記録更新中の 某高飛車学術雑誌にメールで投稿。しばらくしたら「木で鼻をくくったような」 けんもほろろの不採録通知が届くはずだから、その様子を見て真面目に投稿先 を考えることにする。その後、少し数学の後、百万遍に繰り出す。

今日はインド料理Rajuで昼食。数理研猫は整理棚の中で寝ていたので、ちょっと 挨拶してから図書室に籠り、夕方まで数学。途中、雲行きが怪しくなり、雷が ゴロゴロ鳴り出したが、しばらくしたら収まってすこし青空も出てきた。

帰りも数理研猫のところに寄ったら、相変わらず整理棚の中で寝ていた。 しばらく肉球などをさわって遊んでいたら、目を覚まして、にゅあーと鳴き、 整理棚を飛び出して土間で一度伸びをし、それから 事務椅子の上に乗ってまた寝てしまった。俺サマが事務椅子を回転させてゆらゆら させても知らん顔。「また来るからな」と言って数理研を発つ。

また夕立で足止めを食うのはかなわんので、急いで帰宅。 ひと涼みして夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと 30分程度の有酸素運動。

ラクトを出る時に山科駅方面が何やら騒がしいので、行ってみたら、四宮祭 なるものをやっているとか。旧三条通の四宮方面へ伸びる筋は露天が並び 歩行者天国状態だった。

帰宅後は「異邦人」を少し読み進めたり。

2013年8月21日(水)
<<激しい雷雨で雨宿り>>
午前中は自宅で数学。例のRitsのサーバーに悪者扱いされている プロバイダーからの返信があって、最近精度の悪いスパムチェッカーが 出回っていて、どこのプロバイダーも手を焼いている。何とか対策 を講じて行こうとは思うが、しばらくは不便を御容赦願いたいとのこと。

人口の何パーセントかは必ず悪い事をする人間だから、スパムチェッカー のようなものが必要になるが、安全第一に考えると罪のないメールまで スパムと勘違いして弾くことになる。俺サマのPCのメールソフトは、何故か アメリカ数学会からのレビューの依頼メールはスパムとして処理してしまう ので、「迷惑メール」フォルダーのチェックは欠かせない。教授会の 招集メールなどは、スパムとして処理してもらっても構わないのだが、 こういうのはしっかり届く。

昼過ぎに百万遍に繰り出し、新福菜館で昼食。 昼食にはやや遅めの時間だが、常連とは思えない学生風の客が5、6名 来ていた。

昼食後、北部生協食堂の自販機コーヒーを買って飲みながら 数理研へ。まずは猫に挨拶。整理棚の中で寝ていた。それから図書室 に籠って夕方頃まで数学。

帰りにまた猫の所に行ったら、今度は 場外乱闘椅子の下の土間で寝ていた。「今度はここかね。まあ、昼から 暑くなったからね」とか言って、俺サマがその場外乱闘椅子に座ったの が気に入らなかったのか、にゃーっと鳴いて起き上がり、 整理棚の中に潜り込んでまた寝てしまった。

そういえば、数理研の図書室で京大学生新聞なるものを見てたら、 北部生協食堂が耐震補強工事のために8月末で閉鎖されると書いてあった。ついでに、 食堂の2階にある喫茶「ほくと」が営業を終了し、パーティー用のスペースに 変わるのだ、と。俺サマの学生時代、喫茶「ほくと」は学生の溜まり場で、 俺サマもよくそこの100円コーヒーを飲みながら勉強したし、 試験情報などを仕入れるために 学友に会いたい時も、「ほくとに行けば誰か居るだろう」という感覚だった。 しかし最近の学生は「ほくと」を利用することがなくなり、そのために この店の営業時間は大幅に短縮されていた。

まあ、北部生協食堂は数理研の雑誌を借り出してコピーする時に 使っていたので、閉鎖されるとちょっと不便になるな。

帰宅途中に山科区内のスーパーで買い物をしてたら、雲行きが怪しくなり、 激しい雷雨になった。雷も酷く、あちこちに落ちてるようなので、30分ほど 店内のベンチで雨宿り。このベンチは普段から年寄りが座って時間を潰して たりしてるが、今日は70代前半ぐらいの爺さん二人が居て、年金がどうの 介護保険がどうの、○×病院がどうの、琵琶湖の鰻がどうのといった話をして いた。一人は耳が遠いらしく、この手の年寄り特有のたどたどしいながらも 一言一言妙に力の入った大声で話すし、同じ話をセンテンス単位、あるいは、 段落単位で繰り返すので、10メートル以上離れていた俺サマにも、会話の 詳細が全て聞き取れた。

まあ、耳が遠くなるのは、それぞれの人の個別の原因や症状があって、 多くの場合、とても不便なことだろうと思う。しかし俺サマが知っている数学者の 中には、所謂廃用症候群によって耳が遠くなったと思われる人も居る。 いや、本当のことは知らないけど、その人はたぶん若い頃から自分の言いたい ことは大声で言うけれど、他人の言うことは鼻から聞こうとしなかったようだし、 他の数学者の講演を聞くなんてまっぴら御免だとか言ってた人なので、 使わない機能が退化したんじゃないかな、と。それで本人は特に不便 を感じておらず、単に体が自分の生活に適応して最適化されただけのよう だから、人間の体はつくづく良くできてるものだなと思う。

夕立がおさまってきた頃を見計らって、帰宅して夕食。夜は9月下旬の 学会出張の準備。愛媛大学に行くのは初めてなので、京都から何時間かかるのかとか、 ホテルはどのあたりが良いのかとか、色々調べるのに時間を取られた。 その後、小さなことが気になって、例の「つまらない論文」を すこし手直ししたりして、夜中にゴソゴソする。

2013年8月20日(火)
<<つまらない論文を書いた>>
昨夜は夢の中で色々数学を考えていて、4時過ぎに目を覚まし、ある論文のある 箇所を見てみる。「やっぱり!これでOK!」と安心してもう一度寝入る。

午前中は、1,2カ月ぐらい前から大学のメールアドレスに メールが送れなくなっている件について、プロバイダ側では原因が よく分からないとのことな ので、大学のネットワーク管理部門に問い合わせる。

その後、数学。昨夜、夢の中も含めて考えていたことを色々ノートに纏めた後、 最近書き進めてた論文をとりあえず完成させ、プレプリントサーバーに投稿。嗚呼、 また、つまらない論文を書いてしまった、、、と。つまらなくてもいいから、 致命的ミスが無いことを祈る。

その後、野暮用を片付けてから自宅を出て、山科区内で遅めの昼食の後、 街に出る。上島珈琲寺町通店に籠って夕方まで数学。ここんところ中断していた 別プロジェクトの再開。

上島珈琲では、ここでちょくちょく見掛ける学者風の爺さんが隣だった。 この人は一体何者だろうかと、以前から訝っていたのだが、どうやら数物系の学問 の愛好家で、老後の趣味として物理や数学を勉強していることがわかった。

夕方、上島珈琲を出て、JEUGIA河原町三条本店を偵察。CDを2,3枚 試聴。それから楽器コーナーなども見て回ってから、次はAngers河原町三条 本店をちょっと見てから帰宅。ちょうど大学のネットワーク管理部門から 電話があり、俺サマが使っているプロバイダーからのメールが、Ritsの サーバーのスパムフィルターで弾かれていることが判明したとの報告。この スパムフィルターはブラックボックスのようなもので、(すくなくとも Ritsに居る技術者には)修復不可能だとのこと。んな馬鹿な話。

悪者扱いの汚名は、悪者扱いされている当事者が頑張って返上するしかないの かしらと思って、一応、プロバイダーの方に「あんたとこのドメインが悪者扱い されてるよ」と連絡メールを送っておく。

夕食の後、夜は少し数学をやったり、「異邦人」を読んだり。

2013年8月19日(月)
<<再び通奏低音的天啓>>
昨夜も通奏低音的天啓が「あれ、大丈夫か?本当に大丈夫か?」と 唸る中、夢の中で数学を考え始め、とうとう目が覚める。寝汗びっしょり。 で、また明日考えようということで、朝までもうひと寝入り。

昨日から懸案の論文を見てこようと、昼前に数理研図書室へ。猫のところには 人が居たので、通り抜け。懸案論文と昨夜の通奏低音的天啓を同時並行、あるいは タイムシェアリングで考え、懸案論文の件が「深追いはやめよう」と一応の決着 がついたところで、図書室の閉館時間。

帰りに猫のところに寄ったが、いつもの整理箱の中にもソファーの上にも居ない。 どこかに散歩に出たのかと思ったら、「(プロレスの)場外乱闘椅子」と俺サマ が呼んでいる、折り畳み式パイプ椅子の下の土間にどたっと寝ていた。 今日は特に暑い。猫は暑い時には土間に横たわって体の熱を逃がすようだ。

山科区内のスーパーで買い物をしてから帰宅して夕食。その頃には、 通奏低音的天啓の問題もほぼ解決したように思われたので、気分も軽く ラクトスポーツプラザへ。今日は楽しいZUMBAと筋トレ。

帰宅後、ふと通奏低音的天啓問題の核心とも言える、非常に微妙な問題に 気づき、「これはどうしたものか」と困り果てる。一応夏休みの前半の 予定は片付き、そろそろもう一つのプロジェクトに入ろうかなと思って いたのだが、まだ予断を許さない状況。

2013年8月18日(日)
<<いろいろアクセス不能>>
午前中は京都新聞の日曜版の2つのパズルを速攻攻略した後、 数学。大学の図書館経由で某論文をアクセスして調べてみたいことが あったのだが、Ritsではその論文誌を購読していないらしく、 アクセス不能。代数幾何学の専門誌なので、俺サマが購読希望を 出さない限りRitsの図書館に置かれることはない。

しょうがないので、この作業は明日以降数理研で行うことにし て、別の作業にとりかかる。

昼頃、山科駅近辺に買い物に出て、帰宅してから昼食。 午後もひきつづき数学。夕方、また山科区内のスーパーに買い出しに 出る。帰宅して夕食の後は、すこしテレビを見たり野暮用をしたり。

野暮用というのは、プロバイダーの件。 最近、自宅から大学へメールを出すと、エラーで戻ってくる。 どうもプロバイダーから大学のサーバーへのアクセスがうまく いかないらしい。それで別件の問合せもあったので、 プロバイダーに問合せメールを出す。

色々アクセス不能になって、ちょっと不便だなあ。

その後、「異邦人」を読んだりして、のんびりする。夏休み中に読破!と いう野望なるか!?ってところ。

2013年8月17日(土)
<<通奏低音的天啓>>
昨夜は数学の夢でうなされていたのだが、朝起きたら、また 電撃的天啓、、、ではなく、「あれ、大丈夫か?ホントに大丈夫か?」 という通奏低音的天啓が脳裏に響き渡る。で、気になって、だいぶ前から 「まあ、大丈夫だろう」と放置してあったある計算を見直したら、、、 致命的かと思われる見落しを発見。

午後は街に出て、丸亀製麺河原町三条店で昼食の後、ちょっとだけ 上島珈琲で数学。「致命的見落し」が何とか修復できそうとわかる。 早目に店を出て、ある用事のため某所に移動。何とか用事を済ませ、 夕食時あたりに帰宅。夜はまた数学。またも致命的見落としか!? とひやりとしたが、これも何とか切り抜けた(つもり)。

2013年8月16日(金)
<<五山送り火>>
午前中は自宅で数学。午後は百万遍に繰り出し、新福菜館で昼食の後、 京大数理研に向かって歩いている途中、突然「お前の昨日の証明の あそこ、間違ってるよ!」と電撃的天啓。え?!と、いやはや、アホな間違いを していた。それは俺サマが馬鹿だってことであって、暑さのせいじゃありません。 ところで、それを俺サマに教えてくれた貴方は誰?と天に向かって問うてみる。

それで今日の予定を若干変更して、数理研図書室では証明の修正から始める ことに。例によって猫の住処である喫煙所には誰かいたので、そのまま図書室へ。

夕方、数理研を出るときに喫煙所に立ち寄ったら誰もおらず、 しかも珍しく猫が起きてエサを食べたり、土間に出て顔を洗ったり、どたっと 腹ばいになってポーズをとったりしているので、早速写真を撮りまくった。 それからまっすく帰宅。夕食の後、また少し数学。

今日は五山送り火。祇園祭もそうだけど、普段は見に行くことはなく、 ただ山科の自宅で「ああ、今日は送り火なんやなあ」とか 「今日は宵山か」みたいな感じで、雰囲気だけ楽しんでいる。 清少納言か誰かが、「その方がカッコいいぞ!」みたいな事を 書いているのを高校の古文の時間に習ったし。

正月とはちょっと違うけど、それに似たような感じで世の中がちょっと静かな 雰囲気になるので、気分的に数学がやりやすい。 京都のお盆休みって、いいなあ、と。