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2013年12月31日(火)
<<京都に戻る>>
朝はゆっくり起きて、帰り支度を8割ぐらいしてから、別荘の最終視察。 「異状なし」を確認してホテルに戻り、チェックアウト。津駅前に移動し、 「鰻のD亭」にて早めの昼食、いや、朝食を食べてないので、俺サマ的には 「ブランチ」。今回、「鰻のI」が火災で焼失し、さらに俺サマはタレが 辛すぎるので最近はあまり行かない「Tや」も覗いてみたけど、年末はまる でやる気無しで閉まったままだったこともあり、「T家」「K治」「D亭」 「F屋」の4店にとどまった。

D亭を出て近鉄の改札に入り、パン屋で食後のコーヒーを飲んで から12時過ぎの近鉄特急に乗る。昨夜はかなり寝たはずなので、車中 ごそごそと数学をやり始めたのだが、いつの間にか睡魔に襲われ、ほとんど 居眠りしている間に八木についてしまった。そこで京都行きの特急に乗り換え てからは、ずっと数学をごぞごぞと。

京都戻り、山科駅前Sbuxに入り、コーヒーとドーナッツでまたひと息入れ てから帰宅。夕食を挟んで、複素関数論の勉強など。

そういえば昨日だか一昨日だかに嫌な夢を見た。俺サマの高校3年の 時の担任の教師が出てきて、何やら進路相談みたいなものを受けたのだが、 その結果「高山くんはどの職業にも向いてないし、何の仕事にもつけない から気をつけなさい」と。な、、、何だよ、「気をつけなさい」って 一体何を気をつければいいんだよう!?と叫びながら、思わず目が覚めた。

何か、俺サマがこうやって大学の数学を教えたり研究したりして 暮らしていけるってことが、奇跡みたいに思えてきた、、、ていうか、 いつもそう思ってるんだけど、そういうのが夢に出たんだろうな。

2013年12月30日(日)
<<恒例の三十日会>>
今朝早く、今夜の中学の同窓会のドタキャンの連絡が入る。 ホテルの部屋で昨日コンビニで買ったパンなどで簡単に朝食。その後、 銀行に寄って、今夜の同窓会の会費聴取の際のお釣りを両替した後、 別荘に寄って自転車を出し、早めの昼食に出る。

昨日行った蕎麦屋は12時以降に混みだしたから、12時前に 行かなくっちゃ、と。実際12時頃に店に入ったのだが、今日はその後になっても、 それほど客が押し掛けるということもなかった。客商売というのは 難しいものである。

昼食後、津駅前まで繰り出す。途中、昔から知っているけど 一度も入ったことのないお寺に入ってみる。俺サマが学生の 頃までは、ひっそりとした古い寺だったが、最近本堂が改築されたり して、古いながらも見違えるぐらいに綺麗なお寺になった。 その近くには、古い洋館風の建物があって、昔俺サマの実家に よく出入りしていた三重大学の某学生が下宿していたのだが、 今は区画整理されて何処にあったのかすら分からない。

今晩の同窓会の会場になる津駅前の店が昼間からやっていたので、 1名キャンセルが出たことを直接伝える。 それからドトールコーヒーでしばし数学。今日は複素関数論の勉強など。 いよいよ真面目に勉強しないとまずいし。

隣の席は2回ぐらい客が入れ替わったが、最後は地元の大学で 体育会系の部活に入っている女子学生と、その部活のOBと思われる 俺サマと似たりよったりの年格好のオジサンの2人組だった。 その部の会計のことで、先輩であるオジサンと色々相談しているようだった。 俺サマが帰る頃は、横暴な先輩(卒業生を含む)に後輩(卒業生を含む) が強いことを言えず困っているというようなことを相談していた。 体育会系の上下関係の呪縛ってやつだろうか。

ドトールコーヒーを出て、別荘に自転車を置いてからホテルに戻る。 しばし数学の続きなどの後、17時頃にホテルを発ち、歩いて 同窓会会場へ。

今年も11人集まり、賑やかな同窓会となった。 例の「3次巡回置換群」現象も、俺サマの予想と反して途中で止まった ようで、影響は極めて限定的だった。幹事の俺サマも、 現場で色々手伝ってくれた地元の連中のお陰で無事役割を終え、 2次会は5人でざる蕎麦、3次会は2人で小料理屋で日本酒と生牡蠣など、 引き続き2人で4次回は喫茶店でミックスジュース。12時前に散会し、 12時過ぎに来年の再会を約束してホテルに戻る。

2013年12月29日(日)
<<別荘の掃除の続きと墓参り神社参り>>
飲み過ぎた翌日は意外と早く目が覚めるもので、寝たの4時頃なにに 9時過ぎには起きてしまった。それでも何となく酒が残ってる ような、ふわふわっとした感じは昼過ぎまで続いた。ホテルの部屋で簡単に 朝食の後、コーヒーが飲みたくなったので、ホテルの隣の昔からやっている 喫茶店に入る。ここは昔ながらの「チンチンに熱い」コーヒーが出る店。 俺サマはチンチンに熱いのが好みってわけでもないけど、田舎だから 近くには他にコーヒーが飲める店はないのよね。

その後、別荘に寄って自転車を出して、俺サマのパワースポットである 某神社に参拝。その後、神社の近くに最近できた蕎麦屋で昼食。その後 別荘に戻って、外まわりの掃除。それが終わったら、墓参り。帰りに 津駅のドトールコーヒーで一休み。店を出て100均で少し買い物をし てから別荘に戻り、大掃除の最後の残りを片付けたら、もう外は真っ暗。

今日の夕食は鰻のF屋。その後、友人宅に顔を出して、すでに半分 出来あがっていい調子の友人としばし談笑。俺サマは昨日の飲み過ぎ でちとシンドイので、休肝日。帰りにコンビニで明日の朝食のパンなど を買ってホテルに戻り、ゆっくりする。

やっぱり、帰省すると数学はできないなあ。学生の頃も同じで、 夏休みや春休みなど、長期の休みにずっと帰省していると、全然 数学をやらずにいてしまう。

2013年12月28日(土)
<<昼夜鰻丼、別荘の掃除、激呑み、そして激太り?>>
今日から3日間の帰省。昼食は昨年のリベンジで鰻のH家にできるように、早起きして 京都駅10時10分発の近鉄特急に飛び乗る。昨年は29日の夜に行ったらもう鰻が 売り切れで店じまいしていたので、今年は1日早くしかも昼食で行ってみよう、と。 12時頃に津に到着し、ホテルにチェックインしてすぐにH家に直行。無事に 去年の無念を晴らせた。

昼食の後、友人宅に顔を出してしばし談笑の後、ホテルに戻って支度をし、 別荘へ。途中、先日の火災で焼失した鰻のIの焼け跡を視察。解体業者が入って いて、瓦礫がかなり撤去されていた。この店、もう復活しないのかしら。

別荘の家の中の掃除をひととおり済ませたところで、もう外は暗くなっていた ので残りの作業は明日にして、夕食に出る。今度は鰻のK治へ。帰りは 時雨てきてそれが霰に変わっていった。昨日までけっこう暖かかったのに、 ずいぶん冷え込む。

スーパーで明日の朝食用のパンなどを買ってホテルに戻り、しばし休憩の 後、20時半頃にふたたび友人宅へ。そこで何だかんだと2時半頃まで激呑みし、 ホテルに戻って倒れるように眠る。鰻で夕食を済ませたのに、何だかんだと 酒のつまみでもう1食分ぐらい食べてしまったので、きっと激太りしている ものと思われる。毎年年末年始で2キロぐらい一気に太り、それを戻す のに春先までかかる。

2013年12月27日(金)
<<今日も研究室の大掃除>>
大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って、午前中に出勤。 昨日よりも早く来たので、あと3分の1ぐらい残っているごみの山を さくっと片付けて、新しいPCのTeXのインストールでもしようか、と。 しかし、それは甘かった。ごみの山を片付けた後、この際だから 10年ぐらい前から使っていない古いデスクトップPC片付けたくなり、 その作業で大わらわ。

思えばまだ液晶デュスプレイが出る前のものなので、矢鱈デカくて重い ディスプレイがドカッと机を占拠していて邪魔でしょうがなかったのである。 I/Oも古い規格のものしか繋がらなので、事実上博物館入りの代物だが、 スタンドアローンでは何とか動く。何よりも俺サマが計算機屋時代にCommonLISPで 書いた数千行のプログラムが動かせる唯一のマシンなので、 何となく大事に取っておいてあった。このプログラムで博士号を取得 したし、Ritsに移ってからの何年間は、これを使って学生の卒研 指導もしていた。

でももうふっ切れたというか、この機械と一緒に俺サマのプログラム も廃棄処分してしまっていいやということで、研究室のテーブルの下に移動 して押しこんだ。廃棄処分はかなり面倒な手続きが要りそうなので、 しばらくそのままにして おくが、10年以内に「えい!やっ!」と処分することであろう。

この作業が終わり、ついでにソファーなどのレイアウトも改善した。 さてTeXのインストールをちょっとだけ試みようかなと思って最後の後片付けに 入っていたら、また引き出しから変な封筒がザクザク 出てきた。「何だ、こりゃ?こんなものが引き出しを占拠しているから、 他の物が片付かないんじゃないか」と中を見てみたら、、、(旧)情報学科 時代に同僚達による学生を巻き込んだ集団苛めで袋叩き の目に会わされていた頃、「このままでは潰されてしまう」と、あちこちの 大学教員の公募に応募しては、突っ返されてきた 履歴書や論文の別刷やコピーだった。「ああ、そういうこともあったけなあ」 としみじみと思い返しながら、論文別刷りだけを抜き出して整理。

こんな具合で、最後に「機密書類」のゴミをシュレッダーにかけて、 全て作業が終わったのは17時前。まるでテレビ番組の「ビフォー&アフター」 みたいに、研究室が見違えるようにすっきりした。いやあ、匠の技ですねー!と しばらく見惚れる。

もしサバティカルで外国の大学に滞在して、こんな部屋を使わせてもらったら 最高の研究環境!と大喜びでこの研究室に入り浸るだろう。 実際、他大学に滞在すると図書館の利用などでかなり制限があるので、その意味では 俺サマにとってはRitsの方が遥かに物理的な研究環境は優れている。

でもやっぱり、俺サマはこれからも必要がない限り大学には寄りつかない だろうな。俺サマの研究室を賃貸に出して家賃収入を研究費の足しにしようかしら。 まあ、来年度は学科長だから研究室にせっせと通って雑用に励むだろうから、 再来年度の検討課題かな。

帰宅して夕食の後、正月の酒が足りないかなと、小雨の降る中、再び 大丸ラクト山科店まで出掛けて行って酒を買い足す。帰宅後は明日からの 帰省の荷造り。昼食を津に鰻にするためには、早起きしてさっさと自宅を出ないと いけないし。

夜はすこしだけ数学。

2013年12月26日(木)
<<研究室の大掃除をする>>
大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って、昼前に出勤。 まずはSGA 5を借り出すために図書館に寄る。しかし今は貸出中だと。 Ritsで俺サマ以外にSGAなんか読む奴が要るのかよ。誰やねん? もしかして、、、、と研究室に行ってから確かめたら、俺サマ自身 がだいぶ前に借りて本棚に置いてあった。SGA5で調べたいことがあったのだが、 すぐに解決。

それから研究室の大掃除。2011年の4月にオスナブリュックから 帰ってきて以来、2年半以上放ったらかしなので、机の上には意味不明の紙 の山がいくつも出来ている。その山を1つ1つ崩して、必要なものと不必要な ものに仕分け、不必要なものはシュレッダー行きのものと、A4版の紙の束 にして縛って捨てるものと、通常の紙クズとして捨てるものに分ける。

可換環論屋時代に出版した論文の下書きや、投稿した学術雑誌の編集者から 送られてきた査読報告書、論文にする前に書いた手計算などのメモなどが大量 に出てきた。ああ、この論文を書いている時はこういうことがあったっけ、、、 みたいなことを思い出しながら、1つ1つ仕分けていく。 色々なことがあったけど、みんな過去の話だな、と。 これって、昔の友人や恋人からの手紙を1つ1つ庭のたき火にくべて燃やし、 思い出に区切りをつけていくような感じだな。

夕方まで作業をして、かなり片付いたとはいうものの、 3分の1ぐらいの山が手つかずで残ってしまった。明日もこの作業を続ける ことになるかと思う。TeXのインストール作業は年明けに持ち越しになるかな。

17時過ぎに大学を出たら、夕方のラッシュに捕まってしまって 通常は駅までバスで10分ちょっとのこころを、30分ぐらいかかってしまった。 そういえばいつもはラッシュの前か後にバスに乗ってたから、こういうことに なるのを忘れていた。

大丸ラクト山科店で、正月用の純米大吟醸を1本買って帰宅。 すぐに夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は年内最後の骨盤矯正ヨガと 有酸素運動。

帰宅後は、30日の同窓会関係の作業をごそごそと。

2013年12月25日(水)
<<年内最終講義日>>
午前中は山科区内のスーパーに買い物に出て、そのついでに 年賀状を投函。帰宅してすぐに出勤態勢に。大丸ラクト山科店で 昼食用のパンを買って午前中に出勤。新しいPCのメールソフト の仕分けマクロをいくつか設定し、Windows8.1用のTeXをネットで 捜して、必要なファイルをいくつかダウンロード。

13時から14時30分まで、2回生「代数学序論II」の講義。 今日は、群の集合への作用の定義などを復習したあと、軌道と軌道分解の話に 入り、定義、具体例、基本性質の証明を行う。最後は有限群が作用する場合の 軌道の長さが群の位数と固定部分群の位数の商で表せることの証明で終わる。

次回年明けには、内部自己同型の話をしてから、シロ―の定理とその証明の 概要、および簡単な応用例について話して今年度の講座を締めくくる予定。

引き続き14時40分から16時10分まで、「構造数理セミナーII」の Bクラス。今日は群の集合への作用における、固定部分群と不変部分群 の基本性質について、前回の講義内容の復習問題を中心に演習を行う。

授業の後、研究室に戻って演習の答案の整理などの後、すぐに 大学を発つ。大丸ラクト山科店で、今月のおすすめ赤ワインと先月お勧め だった白ワインの2本を一気買いする。帰宅して夕食の後、夜は少しだけ数学。

2013年12月24日(火)
<<今年も全同志社メサイヤ演奏会潜入>>
午前中は、年賀状を氏上げた後、またも大学関係の碌でもない仕事の メールをやりとり。しかし、この話もそろそろ終わりが見えてきたというか、 やっと決着がつきそうな兆しあり。

午後は新福菜館府立医大前店で遅めの昼食の後、腹ごなしに 京大数理研まで歩く。途中、新福菜館百万遍店の前を通ったが、 店舗の復旧作業は止まったままであった。

数理研猫の住処では院生とおぼしき男が居て、猫の餌の世話を しているようだったので、そのまま図書室に直行。すこしばかし取 り留めもないアイディアを、文献を見て確かめたりしているうちに、 16時前になったので数理研を発つ。

百万遍からバスで府立大学前までゆき、そこから徒歩で 京都コンサートホールへ。俺サマは一番安いB席を買ったので、 早目に行って座席指定券と交換しないといけないらしい。 16時半過ぎにコンサートホールに着いて、座席指定券をゲット。 まだすこし時間があったので、近くのコンビニでパンと豆乳を 買う。17時開場で、大ホールに入り、そこのホワイエで 買ってきたパンと投入で簡単に腹ごしらえ。

18時から全同志社メサイヤ演奏会。キリストの生誕と復活の物語 にヘンデルが曲をつけた2時間以上におよぶ大作で、同志社大学の オーケストラや同志社大学や同志社女子大の合唱団、そしてプロの声楽者や 演奏者、指揮者も招いて非常に高いレベルの演奏が行われる。俺サマは ヘンデルが好きだし、このコンサートは去年行ってみてとても良かったので、 今年も行ってみた。

メサイヤは後半で「ハレルヤ―!」大合唱をする部分があり、 この曲ができた当初イギリスの王様が感動して、観客席で立ちあがって 一緒に歌ったという伝説から、この全同志社メサイヤ演奏会でも 全員起立で一緒に歌うのが慣例らしい。それ(だけ?)を楽しみにして 来る客も多いそうだ。

そういえば、去年初めてこのコンサート に来たとき、俺サマの前にいやにキザっぽく怪しい雰囲気のオジサンが 座っていた。奴は居眠りなどをして、聴いてんだか聴いてないんだかって 感じだったのだが、ハレルヤ大合唱のところにさしかかると、急に元気に なって立ちあり、ノリノリのテノールで歌いまくっていた。これには流石の 俺サマも度肝を抜かれたものである。

ところが今年の客員指揮者の方針で、起立合唱禁止令が出された。 開場で渡されたプログラムに、その旨を書いた紙が入っていたし、 館内放送でも1度だけアナウンスされた。それでも大ホール一杯を埋め尽くした 観客の中には、紙を見過ごしアナウンスを聞きそびれて、例年通り立ちあがって 歌い始めるオジサンの一人や二人居てもおかしくないなと思って、期待を 込めて開場を見まわしてみたのだが、誰ひとり立ちあがる人は居なかった。 つまんないの!っていうか、観客のレベルも相当高いんだなあ。

ただ、「本当は力一杯歌いたかったんだけどなー」って感じで、 大人しく座って口だけパクパクさせて、一緒に歌ってる積りになってるオジサンは 居た。最後にアンケート回収があったが、「ハレルヤ起立合唱禁止令を出すような 指揮者なんか、ニ度と呼ぶなよ!」みたいな苦情が大量に寄せられたかどうか については、勿論俺サマは関知しない。

コンサートは21時頃に終わり、コンサートホール前のファミレスに直行 して遅めの夕食。パリのオペラ座の近くには、夜遅くオペラを見終わった 観客のために、野菜のスープなどを出すレストランがあるそうだが、 このファミレスもそんな感じで利用されているようだ。俺サマの後にも 続々と客が押し寄せ、座席が空くのを辛抱強く待っていた。京都は田舎だから、 どうせ御池や京都駅界隈に行っても、この時間は飲み屋とファミレスしか 空いてないか、入店後すぐにラストオーダーになってしまうから、少しぐらい 待ってもいいからここで済ませてしまおうと考えるのだろう。

帰りの地下鉄の向いの席には、揃いの赤いサンタの帽子を被った大学生ぐらいの 若い女が3人、スマホいじりに夢中になっていた。同じサンタ帽は、ファミレスで 隣に座っていたカップルの女も被っていた。この二人は間もなく結婚するらしく、 女は「貴方はお金の管理が下手だから、財布を渡しておくと碌なことはない」と 言い、男は「毎月小遣いを1万円ぐらいもらって、あとは全部君に任せる。 そこから俺のスマホ代とかも払ってくれ。俺が陰で良からぬことをしてたら、 スマホ代の請求が急に多くなたりするから分かりやすいだろうし」と。 この男、サンタ帽の女にぞっこんだな。

22時過ぎに帰宅。昼に書いた年賀状の最終チェックをして、明日に でも投函できるように準備。

2013年12月23日(月)
<<クリスマスケーキを食う>>
午前中は年賀状のあて名書き。ずっと昔、まだPCが低性能な くせに矢鱈高価だった時代に、東芝ルポというワープロ で住所録を作ったのだが、その後1,2年でルポが博物館入りして しまった。最近のPCとのファイルの互換性もないということで、 結局苦労して入力した手間暇が全て水の泡となった。それ以来、 PCでは住所録を作らないことにしている。

その代わり、年賀状の本文の方は印刷屋で作って もらったもの。俺サマの絵を写真に撮って、それをばーん!と載せ て、せいぜい一言添え書きをするスペースしか残らないように しているので、多くの場合そのまま住所だけ書いて出す。

昔はゴム版画などを彫って1枚1枚刷っていたし、さらに昔は 1枚1枚干支の絵を描いてたので、時間がかかってしょうがなかった。 まあ、若い頃は年賀状の枚数も少なかったし、それに何と言っても 暇だったんだろうと思う。

ただ、ここ3年ばかし、その年に海外で写生してきた絵ばかり 載せていて、何だか来年以降も年賀状に載せる絵を描くために海外出張 しなければならない雰囲気である。まあ、絵を描くこと自体は研究集会の 合間の昼休みとか夕方の1時間ぐらいでさっとやってしまうからいいよう なものだけど、日本の風景を描いた方が簡単ではないかと思う。しかし 日本に居る時はてんで絵を描こうって気が起こらないのだから、しょうがない。

来年度はファルティング大先生の還暦記念国際研究集会 でボンに行こうかと思っているので、あそこの大教会やベートーヴェン 像がある広場で写生することになると思う。しかし、現地に行って その気になったから描いたというのならまだしも、年賀状のために 必ず1枚はサマになる絵を描いてこなければならないというのも、 何だか間違った方向に行ってるような気がしないでもない。

年賀状の作業の間、断続的に大学関係の碌でもない仕事でメール のやりとり。それが一段落してから、少し数学。

夕方、注文しておいた抹茶クリスマスケーキが届いた。昼食が軽かったので 16時頃に腹が減ってきて、お八つとして激食いする。俺サマは年に1度、 クリスマスの時だけはケーキを買って激食いする。明日の朝はクリスマスケーキ だけの朝食という、夢にまで見た素晴らしいひとときを迎える 予定である。王侯貴族のように、毎朝そんなふうにすごしたいものだけど、 健康診断が怖いので年に一度だけで我慢している。

それからラクトスポーツプラザへ。ストレッチと筋トレ、有酸素運動の後、 19時から1時間、年内最後の楽しいZUMBA。今日はエアロビの要素も 取り入れた動きの激しいウオーミングアップの後、最後のクールダウンも省略 してひたすらガンガン踊りまくるといった、まさに今年の締めくくりにふさわ しいハードな趣向だった。

帰宅して、すこし遅めの夕食後、しばし数学。

2013年12月22日(日)
<<年賀状のことを思い出した>>
もう年末か、知らなかった。京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略後、 年賀状書きの準備を始める。送る人と一言添える文言のリストを作り、 住所が書かれている去年届いた年賀状などを揃えたところで今日の作業はオシマイ にし、街に出る。

街はクリスマス商戦全開ムードだった。ゼスト御池では何やら派手に催しを しており、沢山の人が来ていた。この地下街の回転寿司屋で昼食の後、 上島珈琲寺町通店に籠って夕方まで数学。隣の席では、某私大の東洋美術 専攻の女子学生とすこし年上らしい若い男がいた。どうやら同じ所でアルバイト をしているらしく、その合間にお茶を飲みにきたようだ。

「生まれてこのかた彼氏がいたことはありません」というこの 女子学生は、大学院に進学して日本美術を専攻したいと思っていて、 将来は博物館などの学芸員か研究員を目指しているらしい。 「卒業して普通に就職してしまうと、周りに『おお!この焼き物は (○○時代の××様式の作品ではないか!)』 とか『むむむ!この蒔絵は(××の作だ!これは凄いぞ!)』 とか言って騒ぐ友人たちが居なくなるのかと思うと耐えられない」 と言っていた。

そういえは以前アンチュチュのクラスメートで、同じようなことを言ってた 若い女がいたっけな。彼女は美術作品の修復職人をやっているとか言ってた。

夕方、上島珈琲を出てAngers河原町三条本店を偵察。 洒落たクリスマスプレゼントを買うにはぴったりの店なので、 大にぎわいだった。

帰宅して夕食の後、録画しておいた「リーガルハイ」の最終回を見る。 その前後は大学の碌でもない仕事のメールをせっせと書いて、あちこちに送付。

そういえば数日前に国語の学力の問題について書いたが、その続き。 俺サマは、特に高校時代に現代国語の文章読解問題の成績が伸びず、 通信添削やら参考書やら問題集やら色々やってみたが、結局駄目だった。

ある参考書には、現代国語の文章読解には決まった方法があって、それを きちんとマスターすれば誰でも読解問題が出来るようになる。 本書では、それ1本で何でも切れる鋭いナイフのような ものを伝授するとあったので、思わず飛びついた。しかし読んでみると、 他の参考書と同じく、いくつかの文章の例を挙げて、この文はこう考えてこう 読み解くといったことが書かれているだけなので、すこしがっかりした。

要するに現代国語の参考書には、個別の問題について「これはこう考えて こう解く」といったことしか書かれておらず、個別の問題をそういう風に 考えて解けるようになるにはどうすれば良いか?といったことは書かれていない。 学校の現代国語の授業も同じである、 俺サマはそれが分からなかったから、ついぞ現代国語の成績 が良くなることはなかったのである。

しかし考えてみれば、数学も同じような教え方をするのである。 中学や高校では、色々な問題を取り上げて、「これはこう考えてこう解く」 と教師が懇切丁寧に説明する。参考書もそういう書き方がしてある。 では個別の問題を「こう考えてこう解」ける ようになるにはどうすれば良いかについては、一応「定石」みたいな パターンはあるが、それ1本で何でも切れる鋭いナイフの ようなものは教えない。何故なら、そういう一般的方法論は 個々の問題に当たりながら自分で体得していくものだからである。 一般的方法論は個々の問題の向うにあるのだが、 個々の問題を通して少しずつ垣間見る形でしか見えないのである。

俺サマが現代国語が苦手なままだったのは、個々の問題を通して 一般論を掴み取ることができなかったからだと思う。ではどうすれば 個別の問題から一般論を掴みとれるようになるかというと、 それはたぶん良い本を沢山読めばよいのだろうと思う。(中・高校の) 数学でも、良い問題を沢山解いているうちに、大抵の問題が解けるように なるけど、それと同じこと。

確かに、毎日のように図書館で本を借りて1日1冊ぐらいのペースで 本を読んでる同級生は居たし、そういう子らは例外なく国語が得意だったな。 俺サマは馬鹿だから、読書は嫌いだったんよ。今でも数学の専門書や論文 以外は真面目に読まない。

2013年12月21日(土)
<<東大日帰り出張>>
アンチュチュの秋学期最終日だが欠席。京都駅から10時過ぎの新幹線に乗り、東京へ。 ちょっと睡眠不足気味なので、電車の中ではほとんど居眠り。13時頃に東大駒場に 到着し、キャンパスの中のスパゲティー屋で昼食の後、東大生協の書籍部を偵察したり、 キャンパスの中を散策したり。そして14時から17時過ぎまで、某先生の最新の 研究成果についての講演会を聞きに行く。土曜日の東大はエアコンが使えないらしく、 皆さんコートを着たまま講演を聞いていた。

講演会が終わったら速攻で品川駅に向かい、そこから18時過ぎの 新幹線に飛び乗る。電車の中では、講演会で取ったノートを読みなおして整理する。 20時過ぎに京都に到着し、京都駅で夕食。日本酒も少し飲み、ほろ酔い気分で 21時半頃に帰宅。

2013年12月20日(金)
<<別荘問題が解決しPCの設定を少し>>
午前中は、先日来の「別荘案件」に決着をつけるべく、某所に電話連絡。 やれやれ、これで肩の荷が下りたわい、と。それから大学の碌でもない用事の メールをひとつふたつ書いて送信した後、自宅を出る。その辺の店で 俺サマにしては少し早目の昼食、そして山科駅前のATMで明日の出張費を 下ろし、Sbuxで食後のコーヒーを飲みながら、しばし数学。その後大学に出勤。

大学の事務に書類を1つ提出してから研究室に籠り、長らくほったらかし にしておいた新しいノートPCを箱から取り出し、設定作業。今日はネットに接続 してマイクロソフトオフィスを立ちあげ、メールアカウントを設定し、 GoogleChromeをインストールした。 あとはプリンターを買ってプリンタサーバーをインストールし、 さらにTeXとemacsをインストールしないといけないが、まあ、それはこれから ぼつぼつやっていくことにしよう。

大丸ラクト山科店で、今月のおすすめ赤ワインを買って帰宅。夕食後は、 同窓会幹事関係のメールをちょっと出してから、すこしばかり数学。

中学の同窓会も10年以上この時期にやっているので、同窓会というよりも オジサン、オバサンになってからの人間関係の方が長い。これがなかなか 面倒な世界なのである。

AとBが喧嘩して、Bは「Aが来る同窓会には金輪際行かない!」と臍を曲げる。 すると何故かBが大好きなCが「Bが来ないならつまんないから、同窓会は行かない!」 と言い出す。するとCが大好きなAは「Cが来ないなら行くの、やめる」と 言い出す。かくしてかつての常連A,B,Cの3人とも、来なくなる。 しかしこの段階で、Bが同窓会の出席を拒む理由が消滅するので、 翌年からBが出席し始める。すると連鎖反応でCが、そしてまたAが出席する ようになり、再びBが「Aが来る同窓会には来ない!」と臍を曲げる。かくして、 A,B、Cは年度を追うごとに順繰りに来たり来なかったりを繰り返し、 その間、A,B,Cと仲良しだったEやFも「つまんない」とか言って来なくなる。

俺サマは大学で学生たちに「群論は雲の上の抽象概念ではなく、現実世界の 至る所に見出せるのだよ」と教えているが、こういうところで三次巡回群 の具体例にお目にかかれるとは、我ながらびっくりである。

「いい歳した人達が一体何をやっているのか?!」と思うかも知れないが、 年寄りというのはそもそも辛抱が足りず我儘だからこそ、こういった 奇妙な周期運動をやりかねない。ちなみに、このストーリ の途中までは現実に進行中であり、そのとばっちりみたいな形で俺サマに幹事が 回ってきたのである。

他にも、もうちょっと何とかすれば楽しくやれはずなのに、、、しかし、この人は ずっとそういう生き方をしてきたんだろうから、しょうがないんだろうなと、思わず 暗然としてしまう事例もあるが(俺サマのことじゃないよ!)、 その話はまたの機会に。

2013年12月19日(木)
<<今年最後の卒研ゼミ>>
大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って昼前に出勤。研究室にて すこし早めの昼食の後、昨日の演習の授業の 答案整理、大学院志望の留学生の応募関連書類への署名捺印郵送処理。

13時から14時30分までアルティン・ガロア理論入門卒研ゼミ。 今日は単純代数拡大体の多元環構造について。 学生に課題を与えて考えさせておいて、その間に研究室に戻って 1月の出張申請書を書いて事務に出したり。

14時40分から16時10分まで、堀川・複素代数幾何学入門ゼミ。 今日は複素多様体上の有理型関数の概念と定義など。

次回の卒研ゼミは年明け9日。皆さん、良いお年を!

帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと 有酸素運動。帰宅して夜は、大学の雑用関係のつまらないメールを書いて 送る。

そういえば、日本語が読めない学生って、Ritsには昔から 一定割合居るなあ。れっきとした日本人で、普段は普通に話してるし、 日本語のテキストを音読させると間違えずに読むから、漢字やひらがな を知らないわけではない。でも、たった数行の平易な日本語の文章を読み解 いて、「そこからこの問題の答に相当することが書かれてないか見てごらん」 と言うと、まさにその数行の文中に答そのままが書かれていても、ただ困惑 しているだけで全然読み解けない。

最初にそういう学生を発見したのは、もう10数年以上昔のことだが、 あの時はびっくり仰天した。「この子ら、ごく普通の賢こそうな子やのに、、 何で字、、、読めへんの!?」と。いや、字が読めないのではないけど、 要するに国語が全然出来ない人というのは、こんなのだろうと思う。 俺サマも小、中、高校と国語が苦手でずいぶん苦労したが、どうも そういうレベルの苦手さではないようである。

国語は学力の基礎と言われて久しいが、国語が全然できない学生は、 数学や情報系の学科でも勉強で苦労している。大学の勉強の多くは、 文章を読み解いてそこから情報を得ることから始まるが、 彼らは文章をすっとばして、いきなり直観的に意味だけを知ろうとする。 しかし学問は直観でぱっと意味が掴めるような単純なもので はないので、大学入学後比較的早い時期に勉学上の困難に陥る。

俺サマは、演習やゼミでそういう学生を見つけるたびに、中学・高校の 現代国語の先生、あるいは外国人相手の日本語教師になったつもりで、 テキストの必要箇所数行を2、3回音読させてみたり、 日本語の主語や述語、形容詞句といった文章の構造の 読み取り方や、そこからどうやって書かれている内容を正確に読み取って いくかとか、ある種のキーワードを頼りに文章を斜め読みして 必要なことが書かれている場所を見つけるテクニックとか、 それこそ手取り足とり、噛んで含めてお粥を焚くように指導するようにしている。 しかし残念ながら顕著な効果はみられないのが現状である。 小、中、高校の国語の先生たちが 躍起になって教育してきてもうまく行かなかったのだから、大学教師が 付け焼刃的に教育しても、焼け石に水なのかしらと、ちょっと無力感 に襲われたりする。

2013年12月18日(水)
<<会議で暴れる>>
自宅で野暮用の後、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って出勤。 JRは最大40分程度遅れていたようだが、今日は雨が降っていたらから、 そのせいだろうと思ってたら、「電車が鹿を轢いたから」というアナウンス があった。また神戸線区内である。あそこに鹿なんかいるのか?

昼前に大学に到着。 まずは午後の演習の授業につかうプリントのコピー、事務で郵便物の受け取り、 そして研究室で昼食。

13時から14時30分まで、2回生「代数学序論II」の講義。 今日は作用域を持つ群の一般理論。群作用の定義、不変部分集合の定義と 基本性質および簡単な具体例、固定部分群の定義と基本性質および簡単な 具体例をやり、軌道の話に少し入ったところで時間切れ。

引き続き14時40分から16時10分まで、「構造数理セミナーII」の Aクラス。今日はさきほどやった群作用の講義の復習問題と、不変式論の簡単 な例についての問題演習。今日はTAの院生が休みだったので、一人で教室を ぐるぐる回って質問に対応する。

16時半から17時45分頃まで学科会議と学位審議委員会。その後、 別の会合に引っ張り出され、思わず熱くなって暴れ、周りの人になだめられる。 うーん、こんな調子だと来年度に学科長やる時は、学科会議の度に 口から火噴いて大暴れしてしまいそうだ。「黙れ馬鹿!お前なんか、 すっこんでろ!」ぐらいの暴言は毎回のように吐きそうな気がする。 年寄りはボケてて辛抱が足りないから、怒り出すと止まらない。 誰か暴れる俺サマを止めてくれろ。

研究室に置いてあった代数的整数論の教科書を持ち出して、 19時頃に大学を発つ。帰宅して夕食の後、また暴れ会議の件で 長々とメールを書いて暴れるという、反「考えない練習」的 行為に走る。

2013年12月17日(火)
<<「考えない練習」を購入>>
午前中に自宅を出て、京大数理研の研究集会へ。毎度のことではあるが、東山三条で 百万遍方面へのバスがなかなか来ず、来るのは平安神宮とか東大路を丸太町通りに 折れて銀閣寺方面に向かうバスばかり。やっと来た北大路バスターミナル行きのバス に乗り、お目当ての講演にぎりぎりで間に合った。

百万遍方面まで行くバスは、時刻表には5分間隔位で沢山あるように書いて あるが、実際にはその半分ぐらいしか走ってないような感じがする。それは、 来る時は3、4台団子になって来るので、その分来ない時は15分ぐらいの間1台も 来ないという状況が生じるからだと思われる。

昼食は京大生協ルネ食堂。同じ制服を着た高校生男女が大量に来ていたが、 あれは何だったんだろう?学生よりは少しヒネた感じの若い女が、彼らを引率 していたような感じだったが、あれは彼らの高校の先生だったのかしら。

Ritsだと付属高校の生徒が大量に押し寄せてくる日があるが、京大には 付属高校なんてものはないし、オープンキャンパスの季節でもない。 しかし昨今の大学は不思議なことがよく起こるから、よくわからないし、 そういうことを詮索しても良いことはなさそうだから、「まあ、いいか」と。

昼食の後、しばしアンチュチュの図書室で数学の後、数理研に戻る。 そういえば昨日の日誌で書き忘れたけど、昨日の昼過ぎに久しぶりに 智恩寺前のバス停で「ゴトーを待つ立ちション男」を発見した。 ふと近くの街路樹の植え込みを見ると、奴の小便と思われる 水たまりができていた。ドイツの街路樹の植え込みは犬の糞だらけだが、 京都の街路樹の植え込みはオッサンの小便で瑞々しく潤うというわけだ。

数理研図書室で古い文献を地下の書庫から出してもらい、 それを眺めていたら、午後の講演を2つばかしスキップすることになってしまった。 京大北部生協が耐震補強工事中なので、雑誌のバックナンバーを借り出して コピーするにも、かなり遠くまで行かないといけないので、とても不便である。 耐震工事が終わる3月末までは、数理研の文献資料のコピーは極力避けて、 現場で読むようにしている。

図書館を切り上げて本日最後の講演を聞いてから、猫に挨拶をして京大を発ち、 大丸ラクト山科で今月のお勧め赤ワインを1本買い、さらには書店で 「考えない練習」(小池龍之介)を買って帰宅。

夕食の後は少し数学。最近立て続けに潜入した研究集会の講演に 刺激を受けて、2つばかり全然違う系統の事を考え始めているのだが、 何らかの発見につながるかどうかは、今のところ五里霧中といった感じ。

2013年12月16日(月)
<<数理研で代数幾何学の研究集会>>
午前中は山科区内のスーパーに買い出しに出て、帰宅して荷物を置いて から新福菜館府立医大病院前店へ。店には12時10分前ぐらいに到着 したのだが、かなり混んでいて、店内で2人、店の外では俺サマを含め て3人のオジサンが待つことに。しかし5分程度で席が空いた。今日は 「つき出し焼豚 + 焼飯(並)」という、なかなか通好みの注文をし てみた。先日、他の客がそうしているのを見て、美味そうだなと思ったので。

昼食後、徒歩にて出町柳経由で京大数理研へ。途中、京都銀行で クリスマスコンサートのチケット代金を振り込んだり、コンビニで 80キロカロリー・ダイエットアイス最中を買って食べたり、 改装工事が終わった新福菜館百万遍店が、ひっそりと静まっていて動き がないことを確認したり、京大北部キャンパスの自販機でコーヒーを買 って飲んだり。

数理研猫は、ソファーの上で布団を被り、薄目を開けて眠るでもなく ぼんやりしていた。今日から3日間、代数幾何学の研究集会があるのだが、 俺サマは授業があるので、今日と明日だけ参加の予定。4階の大講義室で やるのかと思ったら、1階の狭い部屋が会場だった。この部屋はいつも席 の確保に苦労するが、今日は前の方の席が空いていたので助かった。午後 の講演を3つ聞いて、本日は終了。

帰宅して夕食の後、夜はラクトスポーツプラザへ。先週は出張や忘年会 でずっと運動してなかったので、入念にストレッチの後、楽しいZUMBA と筋トレ。昨日引き受けた同窓会の幹事という慣れない仕事や、狭い部屋で 大量の数学者と一緒に居たせいか、かなり憂鬱な気分のままZUMBAに臨 んだのだが、何も考えないようにしてひたすら踊りまくっている間に、ちょ っと気分が軽くなった。ストレスを溜めないためには、 何も考えない時間を作ることが、とても大事である。

来年は学科長なので、俺サマにとっては憂鬱な仕事が洪水のように 押し寄せてくるに違いない。ひところ仏教ブームみたいなのがあって、 「考えない練習」なんて本が出てたな。あれを買ってみようかな。