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す。

2014年2月15日(土)
<<冷たい雨の中、京都と滋賀を往復>>
終日冷たい雨がしとしとと振る鬱陶しい一日だった。

今日はアンチュチュの日、(俺サマ的には)早起きして9時半頃に アンチュチュに到着。10時からフランス語の授業を受け、11時半頃 に休憩に入ったところで早退。

途中、山科駅前Sbuxで昼食をとりつつ、 京都市バス、地下鉄、JR、近江バスを乗り継いで大学に向かう。13時過ぎに 到着し、13時半から会議。これはほとんど形式的な会議ではあるが、 内容が内容だけに、少なくとも学科長と副学科長は居ないとまずかろうという ことで、副学科長の俺サマも顔を出した次第。

会議は10分で終わり、 そのまま帰るのも何だなと思って、研究室にてしばしフランス語の宿題 をやってから、15時頃に大学を発つ。

また近江バス、JR、地下鉄、 京都市バスを乗り継ぎ、16時半頃にアンチュチュに戻る。ひと息ついてから 寺子屋に向かい、16時40分から18時10分までドイツ語の授業を 受ける。

帰りは、体の芯まで沁み入るような冷たい雨に耐えかねて、 いつもの荒神橋ルートではなく、東大路からすぐに京都市バスに乗って 帰る。帰宅して夕食の後、やり残したフランス語とドイツ語の宿題 を片付ける。最近、どちらの学校も宿題をテンコ盛りで出してくるの で、なかなか手間がかかる。まあ、最近は語学の方は怠けていて、予習と 宿題ぐらいしかやらないから、宿題が沢山出るのは悪いことではない Ce n'est pas grave! Nicht schlecht. と。

昨日生協書籍部に行ったとき、聞き覚えのある美しいチェンバロ曲 がBGMで流れていて、これ、誰の曲だったかなあ、、、チェンバロ曲しだし、 そもそも曲の感じからしてロマン派じゃないし、この「小節の利かせかた」は バロックだな。J.S.バッハ?でもバッハにしてはちと軽いし、ヘンデルかな、、、 いやあ、ちょっと違う気がするけどなあ。。。。。あっ、スカルラッティ―だ! きっとそうだ。家に帰ったら調べてみよう。

と、思っていたのだが、あれから 何だかんだと忙しかったり眠かったりして、やっと今夜 iTuneの 中を捜し回って見つけた。確かにスカルラッティ―だった。 俺サマが持ってる録音よりも、生協でかかっていたCDの演奏の 方が綺麗だった。

まあ、それはともかくとして、 ここ1年近くスカルラッティ―を聴く気分ではなかったけど、 今夜は何故かちょっとばかしスカルラッティ―三昧。

2014年2月14日(火)
<<大雪が降る>>
昨夜は早めに寝たので、寝不足は大分解消した。今日は朝から雪が降り、どんとん 積ってきてたので、数年前に600円だか800円だかの激安価格で買った ゴム長を履いて自宅を出る。まずは山科駅前で散髪。雪だし平日だし、すいてる だろうと思ったが、年寄りが何人か来ていて、少し待たされた。

この床屋は日曜日に行くと年寄りだらけで、かなり待たされる。年寄りなんて 毎日が日曜だから、よりにもよって日曜に来なくてもいいではないかと思うのだが、 平日でも結構たくさん来ている。

若い人などは、「年寄り、年寄り」と言うお前も十分年寄りではないかと思う かも知れない。まあ、大体において似たもの同士ほど小さな差異に敏感になるも のである。例えば、27歳の会社員が21歳のアルバイト学生の態度がなってない と言うときに「この頃の若い子は」と言ったりするが、俺サマにしてみれば、 「そういう27歳の貴方も『この頃の若い子』じゃん!」と言いたくなるし、 13歳の中学生の女の子は17歳の高校生を「ババア」と呼んだりするけれど、 俺サマからすれば13歳も17歳も「誤差の範囲で、どちらも 『ケツの青いガキんちょ』じゃん!」と思うのと同じである。あー、年は 取りたくないね、まったく。

その後大学に出勤。まずは生協食堂でダイエットメニューの昼食。

2月1日に数学系洋書専門店友隣社でWeb注文を出しておいたのだが、今日に なっても届かないので、不審に思って電話で問い合わせてみた。 そしたら「システムのバグ」のせいという話だったが、「注文は全く把握していない」 とのこと。しょうがないので、その場で注文してた3冊の本のISBN番号を 言って調べてもらったら、そのうちの1冊しか在庫がない、と。「じゃあ、その1冊 でいいですから、至急送ってください」と。科研費の執行期限が迫っているので、 そうそうのんびりはしてられないのである。

今日が修士論文の提出締切で、俺サマの学生も修論を出すとか言ってたので、 書類にハンコを押したり、日本数学会からの学位論文タイトル掲載承諾書の 用紙を用意したりして、学生に渡す。

13時30分から1時間弱、修士課程の2月入試の面接・口頭試問。 引き続き14時30分から1時間弱、判定会議など。

その後、生協の書籍部に行き、友隣社で買えなかった分の予算で日本語の数学書 を購入。 ノイキルヒの「代数的整数論」、 斉藤&佐藤「代数的サイクルとエタールコホモロジー」、 雪江「整数論2:代数的整数論の基礎」、 アルフォース「複素解析」、 藤木「倉西数学への誘い」の5冊。 最後の「倉西数学,,,」は、「偉い数学者のキラキラ物語なんて、もうたくさんだ!」 と買わない積りでいたのだが、複素幾何学の第一線の研究者による倉西理論の解説 みたいなのも入ってるので、「この本の半分ぐらいは、俺サマの研究に有用」と 判断した次第。

その後、研究室で明日のドイツ語の予習をしたりしてから、大学を発ち 大丸ラクト山科店で、お茶屋さんが作った抹茶バレンタインチョコを買って 帰宅。

夜は少し数学。次の論文レビューの作業に入る前に、昨日終わった 論文レビューに関連して気になったことを、すこし調べておこうか、と。 まあ、俺サマがアメリカ数学会とヨーロッパ数学会の論文レビューの仕事を 引き受けているのは、俺サマが興味を持っている分野の研究動向の調査の一環 と考えているから。

2014年2月13日(木)
<<ゼミと論文レビュー>>
昨夜は遅くまで学生の修論の添削。しかし今朝は割合早く目が覚めてしまい、 午前中にアメリカ数学会の論文レビューの草稿を1つ書きあげてから出勤。 昼頃に大学の到着し、生協食堂でダイエットメニューの昼食。

研究室で珈琲を飲んでから、13時から15時前まで、 「馬鹿の俺サマが学生をコキ使って複素多様体論の基礎を復習するゼミ」。 今日は直線バンドルの正則切断と有理切断の話。直線バンドル、因子、 切断の概念の間を自由に行き来して議論するので、学生達も苦しそう。

ゼミの後、研究室ですこし数学を考えたり、ゴソゴソしてから帰宅。 論文レビューの草稿のチェックをしてから夕食。夜はラクトスポーツプラザ。 今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。

スポーツプラザから帰宅後、論文レビューをWebで送って一件落着。 レビューの仕事はあと1つ残っている。それ以外にまだ、ヨーロッパ数学会 からの論文レビューの依頼が2件溜まっているのが、悩ましい。

今日は寝不足でとても眠いので、早めに寝る。

2014年2月12日(水)
<<相変わらず多忙>>
「宿題」が終わったからと言って、暇にはならなかった。 午前中は山科区内を自転車で回り、野暮用。 帰宅して少し数学の後、出勤。生協食堂で早めのダイエット昼食の後、 13時30分より15時頃まで学科会議。その後、研究室にて演習科目の成績表を Web入力したり、まだ2つ残っているアメリカ数学会の論文レビューの 仕事をしたりして、16時から教授会。1時間程度で終わり、すぐに帰宅して夕食。 夕食後は論文レビューを1つ書いてしまおうかと思ってたのだが、急遽 学生の修士論文の添削の用事が入る。証明の部分をよくよく見てみると、、、ありゃりゃあ?! これは、、、うーむ。ってな具合で色々手を加えているうちに深夜になる。

2014年2月11日(火)
<<大学からの「宿題」(たぶん)完了>>
今日は祭日らしいのだが、ここんところ日曜日に朝からガンガン働いたり、 祭日なのに大学が休みだったり(まあ、学休期間だから当然なのだが、 普段は「祭日を蹴飛ばして授業をしなさい」と文科省から指導されているので)、 火曜日のはずの教授会が今週は水曜日に設定されたりと、 曜日の感覚が滅茶苦茶になっている。今日が日曜日なのか、水曜日の元旦なのか、 月曜日のお盆なのか、さっぱりわからない。教授会の案内も、最初 「2月12日火曜日」とアナウンスされ、後で「2月12日水曜日」と 訂正されたりしてるから、曜日の感覚が麻痺してるのは俺サマだけじゃない かも知れない。

兎に角忙しいので、朝は早く目覚め、午前中は先日草稿を書き上げて放置して あった論文レビューを仕上げて、Webから投稿。一件落着。次に学生の修士論文 の添削に着手。作業の途中ぐらいで昼になったので、自宅を出て山科区内で昼食後、 山科駅前Sbuxで食後の珈琲を飲みながら、しばし数学。 修士論文に関係したことを復習。

Sbuxの隣の席では、Ritsの文系学部を卒業して 某地銀入行3年目とかいう若い男が、採用担当者として就活中の学生と 面談をしていた。一人の学生が帰った後、何やら調査用紙に面談結果を記録した 後、別の学生を携帯電話で呼び出し、また似たような面談をやっていた。 「内定が取れた後は勉強なんかしなくていい。学生生活の最後なんだから、 後顧の憂い無きよう、思いっきり遊ぶべし」みたいなことを学生にアドヴァイス していた。

内定が出る前は就活に忙殺されて勉強どころではないし、 内定が出てからは「勉強なんかしなくてよい」と言われるしで、日本の学生は 常に企業から「勉強なんかしなくてよい」というメッセージを陰に陽に受け取って いることになる。それでもって採用活動のグローバル化と称して、 「中国や韓国の学生の方がよく勉強している、日本の学生は勉強してないから 駄目だ」とか言い出したりするのかしらね。

14時頃に大学に到着し、研究室に置いてある本で修士論文に関連した ことを再確認。すぐに解決の目処が立ったので、後は帰宅後に作業に回し、 大学からの「宿題」の作業に着手。これも意外と簡単に片付いた。これで 「宿題」については、やるべき事は全てやり尽くしたと思う。あとは結果を 待つだけだな。

その後、さきほど見ていた本を少し詳しく眺め、 さらに新たに研究覚書きノートを作ってみようと思いたち、 少し書き始めてみる。

どこかの研究集会でちょっと面白いことを思いついて、しばらく勉強したり 考えたりしているうちに、別の研究集会に顔を出し、また別のことに気づいて そちらをやったり、そうこうしているうちに大学の用事でしばらく研究から 離れたり、、、といったことをやっているうちに、これまで何をやってたのか 忘れてしまいそうになる。そこで、簡単な概要だけでもメモして残そうか、と。

16時前に大学を発ち、まっすぐ帰宅。その後、夕食を挟んで修士論文の 添削作業。深夜になる前にとりあえず完了し、コメント等もつけて学生に メールで送る。その後、研究覚書メモの作業をすこし。

2014年2月10日(月)
<<忙しい>>
入試の採点最終日。昨日も朝早くに出勤してがんがん採点してたので、 今日が火曜日だという錯覚に何度も襲われる。

採点作業は10時から始めて14時過ぎに完了した。昼休み の「採点食」は、今日が最後ということで、ままよ!とカロリー爆弾の カツカレーにした。

この時期、大学関係の人達の決まり文句は「大変忙しい時期とは存じますが、、、」 で、大学教師にとって今が一年でもっとも多忙な時期らしい。実のところ俺サマは 去年までは「ほんまかいな?」と半信半疑だった。そりゃあ、入試の採点とか後期 試験の採点、場合によっては修士論文の指導なんてのもあるけど、そんなの大した ことないじゃん!と。

しかし今年は、アメリカ数学会の論文レビューの締切が過ぎてるぞ!という 督促が2,3通来ている上に、大学の方からずしりと重くかつ締切の厳しい宿題 が課され、その合間を縫って修士論文の指導、といった具合で、まさに てんてこ舞状態である。

そうは言っても、夜は早めの夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。 今日は筋トレと楽しいZUMBA,さらには有酸素運動もすこし。

2014年2月9日(日)
<<もしもしホットライン>>
日曜日だが早起きして9時過ぎに大学に到着。9時半から入試の採点作業。 昼休みの1時間半を除いて、15時半頃まで採点マシーンと化して作業に励む。

昼休み、今日の「採点食」はいつもの生協食堂ではなく、琵琶湖ホテル 直営店の方でリッチにキメる。研究室に戻って一息。さて、アメリカ数学会のレビュー の仕事の続きでもと思ってたところで電話。何かと思いきや、NHKの電話世論調査。 「もしもしホットライン」とかいう調査会社がNHKから委託されて やっているそうだ。「ほんまかいな?!」と半信半疑でアンケートに答えて いたが、設問が結構マトモなので、一応信用して良いか、と。明日の19時のNHK ニュースで集計結果が発表される、と。

採点作業から解放されて、すぐに大学を発つ。大丸ラクト山科店で、 純米吟醸酒を1本買ってから帰宅し、夕食を挟んで先日大学から仰せつかった 宿題に取り組み、深夜にようやく一段落つく。明日大学に行って、またそれに関連 する作業をごそごそやらないといけないが、山場は越したって感じ。

2014年2月8日(土)
<<戦士の休日に睡魔が強烈>>
朝は少し雪が積もっていたが、すぐにみぞれになり、昼頃は雨。そして 夕方には雨も上がった。

今日は入試採点作業の中日。毎年この季節は語学学校を休まねばならない のだが、今年は奇跡的に語学学校の授業が集中する土曜日だけ採点作業がなかった。 とはいえアンチュチュの日だから、俺サマ的には結構早起きしなければならず、 さりとて昨日大学から命じられた宿題の作業などで、昨夜はちょっと遅くまで ごぞごそやってたから、今日は終日眠くてしょうがなかった。

10時から12時半までフランス語の授業を受る。今日も受講生は3人で、 皆出席と俺サマともう一人の人の2人と、あとの2人は隔週入れ替えのような 形で二人とも出席した日はまだない。「実は貴方が今日休んでいるもう1人の人 と一人二役でやってるんじゃないの?」と突っ込んで見たら、ちょっとウケた。

それで学生時代、英語の試験の時に双子の姉妹のもう1人の方が替え玉受験 に来ていたことがあるという話になった。クラスメートたちは、何となく雰囲気 が違うので替え玉受験に気づいていたそうだが、特に大学側に密告するでもなく、 何事もなく終わっていったという。

途中の休憩時間にはクラスメートのひとりが作ってきてくれた、とびきり 美味しいガトー・ショコラをいただき、昼食は久々に新福菜館府立医大前店で 焼飯と付き出し焼豚と、グルメ三昧路線を歩んだが、睡眠不足だけは如何とも しがたい。昼食後アンチュチュの図書室に戻ってフランス語の宿題を始めるも 睡魔に襲われ、結局1時間ほど居眠りしていた。それで少しすっきりしたので、 残りの時間でどうにかフランス語の宿題を 片付ける。

16時40分から18時10分まで、寺子屋にてドイツ語の授業を受け、 帰宅して夕食の後、また睡魔が襲ってきたが、死力を振り絞って ウルトラフィルター論文のレビューの草稿を書きあげる。

2014年2月7日(金)
<<学内某所に呼び出される>>
今日も早起きして9時半頃に大学に到着。早起きと言っても、 駅に向かう道すがら、通学する中学生たちとすれ違ったし、 そういえば俺サマも昔は、毎日早起きして元気良く学校に 通ってたっけと、半世紀の長きにわたって馬齢を重ねてきた ことに愕然とする。

今日も10時から大学の某所にて入試の採点作業。昼休みの1時間半 を挟んで、午後も採点マシーンと化して猛烈に作業に励み、何とか15時過ぎには 今日の作業が終わった。

それから研究室に戻って2時間ほどの間、例のウルトラフィルターだの ウルトラ積だのの論文を眺める。ようやくレビューが書けそうな感じが してきた。

17時から学内某所に呼び出され、18時頃まで色々難しい話をさせられた 上に、たっぷり宿題をもらって帰ってくる。学生の修士論文のチェックや、 締切を過ぎてるウルトラフィルター論文のレビューとか、入試の採点作業とか、 色々大変な時期なんだけどなあ。

帰宅して夕食の後、学生の修士論文のTeXソースファイルに色々手を 加えて返送する。

2014年2月6日(木)
<<今日も入試採点作業>>
寒い朝である。早起きして9時頃に大学に到着。南草津駅近辺には、うっすら と雪が積もっていた。昨年の今頃も、前日の晩のニュースで「明日は近畿地方で 大雪の恐れ」とか言ってたので、朝の電車が遅れては大変だと、急遽南草津駅前の ホテルに自腹で泊ったが、今年は今のところそういうこともない。

9時半から大学内某所にて入試の採点作業。昼休みは1時間半ほど。 昼食をとってから、例のウルトラフィルターの論文を少し眺める。

今日の作業は16時頃に終了。すぐに大学を発ち、帰宅。 早めの夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。 今日は軽く10分程度有酸素運動、骨盤矯正ヨガ、そしてまた30分ほど有酸素運動。

スポーツクラブから帰宅後、明後日のドイツ語の予習をしてから、 院生の修士論文のチェックと修正作業。

2014年2月5日(水)
<< Facebookムービー>>
今日も早起きして9時過ぎに大学に到着。10時に学内某所に集められ、 入試の採点作業開始。1時間半程度の昼休みを挟んで14時過ぎまで作業。

その後研究室に戻り、科研費関連の書類をダウンロード&プリントアウト& 押印して事務に提出したりといった雑用や、その他色々。

一段落したところで院生室を覗いてみたら、俺サマの院生が居た。 修士論文の進み具合を聞いて、公聴会について簡単に打ち合わせをした後、 大学を発ち、大丸ラクト山科で夕食をとってから帰宅。

夜はまた、ウルトラフィルターの論文レビューで悪戦苦闘する。 途中、逃避行動でFacebookムービーのサイトをクリックしたら、、、 何と!これまでの自分の投稿から自動的にいくつかの写真をセレクトして、 それに美しいBGMをつけて短編映画してくれるという優れモノ。 数学業界では鳴かず飛ばずの馬鹿の俺サマだけど、この画像見てたら、 何だかめちゃめちゃ感動的な人生送ってるみたいな気になってくるやん!と。

ところで、先週アンチュチュで「怖ーい!」と言われてしまった件だが、 俺サマなんてまだ可愛いもんで、数学者にはもっと「怖ーい!」人はいる。 クリスマスカードを破いてゴミ箱に捨ててたのに、カードの送り主から 電話が掛ってくると、「やー、久しぶり。元気にしてた?」みたいな 調子で愛想良く話したりする数学者や、陰では「あんな奴、さっさと 大学を辞めるべきだ」とか厳しいことを言ってるけど、本人の前では 「やあ、最近調子はどうですか?はははは」と親しげに話しかけたり している数学者というのも実在してて、俺サマなんぞは思わず 「怖ーい!」と思ってしまう。

そうかと思うと、自分の研究にメリットがあると思ってる間は親しげに話し 掛けてきたり親切だったりするけど、メリットがなくなったと判断 した途端に、こちらが話し掛けても碌に返事もしなくなる数学者というのも 居て、以前はこういうのを「怖ーい!」と思ってた。 しかしこれはある意味非常に正直な人間であり、数学者のくせに 妙に愛想が良い人の方がよっぽど「怖ーい!」に違いないと、最近は 思うようになってきた。

2014年2月4日(火)
<<入試の採点が始まる>>
早起きして9時前に大学に到着。9時半から学内某所に集められ、 入試の採点作業開始。1時間半程度の昼休みを挟んで16時過ぎまで作業。 その後、17時から学位審議委員会と非公式の学科会議。17時35分頃 に終了し、すぐに大学を発つ。

帰宅して夕食の後、年度末の科研費と個人研究費の手続き。近頃は 何でもかんでもWeb入力だのWebからのダウンロードだのって感じで、 自宅でゆっくり作業ができるのは良いのだが、書類の作成法だの入力システム の使い方だのを、PDFで大部の操作説明書をあっち行ったりこっち行ったり して捜しながらの作業は結構邪魔臭くて手間がかかる。紙の冊子だと、 ぱらぱらっとめくって、あ、ここだ!って感じでやれるんだけど、PDFだと そうもいかないし。

その後、先日アメリカ数学会から催促が来た論文レビューの仕事 に取り組む。一応俺サマが興味を持っている内容なので読んでおきたい 論文だけど、証明手法にウルトラ・フィルターとかを使うので、 概要を掴むだけでも大変。いつものように半日で仕上げるような調子 にはいかないな。

2014年2月3日(月)
<<研究室のエアコンが新しくなった>>
午前中は自宅で野暮用。新聞を読んでたら、STAP細胞を作って センセーションを呼んでいる理研の小保方さんのことが書いてあって、 共同研究者や院生時代の指導教官の評価が引用されていた。曰く、 高い集中力と鋭い洞察力の人、一緒に共同研究を始めてすぐに「これは ずば抜けた能力を持った人だと思った」等々。こりゃあ駄目だ。 馬鹿の俺サマが、こんな人の爪の垢を煎じて飲んでみたところで、 どうにもならんな、と。

数学でも、俺サマが何か問題を見出そうと必死こいて取り組んで、 結局何も出てこなかった分野に、後から来た若い人が、俺サマが思いも よらなかった問題を見出して、どんどん新しい発見をするのを目の当たりにして、 「こいつにはかなわんな」と思ったことがある。高い集中力と鋭い洞察力 というのは、そういうものだと思う。また、共同研究というか、一緒に 数学の議論を始めてすぐに「ああ、こいつの頭にはついていけない!?...降参」 と思った経験もあるので、上記の共同研究者や指導教官の評というのは、 俺サマにはけっこうリアルなものに思えてくる。

中学や高校の勉強でもそうで、同じように勉強してるのに、何故あいつ は満点が取れて俺サマは80点しか取れないんだよう!?なんてことも 数知れないぐらいあったし。そういう、超えるに超えられない能力の 差ってのはあるもので、そういう人の真似をしたところで自分が同じよう にできるわけではないし、爪の垢を煎じて飲ませてもらっても腹を壊すだけで ある。

まあ、そういう意味では、臨床医時代に「邪魔中」とか呼ばれて 基礎医学に転じ、崖っぷちから這い上がった(とされている?)iPSの山中 先生の方が、研究者の心構えという意味で俺サマ的には参考になるかな。

てなことを考えていたら、朝の珈琲を飲むのを忘れて 自宅を出ていた。山科駅前Sbuxでコーヒーを飲んでから 昼頃に大学に出勤。

大学では定期試験が終わり、もう入試 が始まっている。生協コンビニで昼食用のサンドイッチやおにぎりを買って 研究室へ。この週末に研究室のエアコン取り変え工事があったそうだが、 天井を見ると何だか大掛かりな工事をやったようだった。灯りのスイッチのところに、 換気扇のスイッチも新しくついて「24時間換気」とシールが張ってある。 何じゃ?これは。24時間換気扇をつけっ放しにしておけという意味か?

そういえば2010年の秋には、研究室のドアをスリット入りのものに 取り変えるという工事があったようで、俺サマがオスナブリュックに 半年滞在して帰ってきた時には、スリットと郵便ポスト付きのドアに変わって いた。これは、大学教授というのは個人研究室という密室で何をやってるか 知れたものではない、セクハラ、アカハラやりたい放題だ!という性悪説に 基づく措置で、あんまり気分の良いものではないが、実際にセクハラ、 アカハラに励む輩が居るからこんなことになる。

エアコンも、誰かが悪いことをするから取り変えるとという話、、、 でもなさそうだったけど。まあ、もう20年ぐらい使ってる旧式みたいだし。

研究室で昼食をとり、代数学序論IIの答案の最終チェックを行って 成績表をfixし、さらに構造数理セミナーIIの成績をつける。

13時から15時前まで、「馬鹿の俺サマが学生をコキ使って複素多様体論の 基礎を復習するゼミ」。今日も因子の話。代数的に扱うと何となく さらっと終わってしまう話だが、複素解析的にやるとこんなにチマチマした話 になるのかと、今さらながら驚いた。まあ、チマチマやる方がよく分かった気に なれていいけどね。

ゼミの後すぐに大学を発ち、山科区内のスーパーで色々買い物をしてから 帰宅。このスーパーでも大丸ラクト山科店の地下食料品売り場でも、恵方巻の 太巻き寿司の大売り出し状態で、人だかりも出来ていた。たぶんごく一部で行われて いたにすぎない習慣をコンビニが目をつけて商売にし、その盛況ぶりを見て スーパーやデパートも便乗するようになったのだろう。2月はバレンタインデー で売り出してたが、もひとつ何か売り出せるものが欲しいな、と。

すこし早めの夕食の後、夜はラクトスポーツプラザへ。楽しいZUMBAを 挟んで筋トレ。先週は月、木の2回とも東大出張でスポーツクラブには行かなかった ので、今日のZUMBAはちょっとシンドかった。

2014年2月2日(日)
<<上島珈琲で珈琲をお代わりする>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略し、しばし数学。 午後は街に出て、Zest御池の蕎麦屋で昼食。午前中は雨模様だったが、 午後から晴れるということで、家族連れなどでかなり込み合っていた。

それから上島珈琲寺町通店で、コーヒーをお代わりして夕方まで籠り、 数学。ここも一時ふっとすいている時間帯もあるが、概して満員御礼 状態で推移していた。

夕方、上島珈琲を出てJEUGIA三条本店とAngers河原町三条本店 をさらっと偵察飛行してから山科に戻り、区内のドラッグストアで買い物を してから帰宅。夕食後も少し数学。

最近、理研の小保方研究員が作ったSTAP細胞が、 生物学の常識をひっくり返す大発見として 報道されている。専門家の誰もが「まさかそんな方法でできるとは思わなかった」 そうだが、「まさかそんな方法」でやれると信じて粘り強く実験を繰り返すには、 それまでの経験や先行研究のサーベイなどから洞察して、「これは行けるはずだ!」 と確信できる彼女自身の勝算というか、インスピレーションか何かがあったは ずだと思う。それがどういうものだったのかとか、どうやってそこに たどりつけたのか、興味のあるところ。そういうのを教えてもらえば、馬鹿の 俺サマも少しはマシな研究ができるようになる、、、かも?

2014年2月1日(土)
<<「かんどころ多変数関数論」購入>>
アンチュチュの日。9時半過ぎにアンチュチュに到着し、10時から12時半まで フランス語の授業を受ける。今日の受講者も3名。俺サマともう一人の人は毎週 来ているが、3人目が週によって入れ替わるような形になっていて、今学期は まだ4人全員が揃ったことがない。

そういえば、今日はジェロンディフの会話練習を少しやって、 「貴方は心の底で『この低能野郎めが』と思いながら、相手に愛想良く することができるか?」という質問に「まあ、時にはね」と答えたら、 「わーっ、怖い!」とか言われてしまった。これ、これ!虫も殺さぬ この俺サマに向って「わーっ、怖い!」とは何事ぞ。

まあ、俺サマは40歳ぐらいまでは不器用なぐらいに裏表がない人間 だったような気がするし、今でも基本的にはそうだけど、最近は人間が悪 くなって、必要に応じて少しは裏表を使い分けられるようになったな。

昼食は、またも新福菜館府立医大前店に足を伸ばし、 スタンダードメニューである「ラーメン(小)&焼飯(小)」にする。 帰りは今出川通り沿いに百万遍まで戻り、途中今出川のコンビニで辻利の 抹茶アイスを買って食べる。そして京大ルネへ。

ルネの書籍部で「数学のかんどころ21・多変数関数論」(若林功)を購入。 それから自販機コーヒーを飲んで、アンチュチュの図書室に戻る。今日もテンコ盛りの フランス語の宿題と格闘し、最後に1時間ほど時間が余ったので、持っていった 代数的整数論の教科書をパラパラと眺める。

俺サマは代数的整数論をやる積りは全くないのだが、数論幾何学の人達の やっていることを横目で眺めて、何か盗めるアイディアはないか?などとロクでも ないことを考えているので、彼らがさも当たり前のように使っている言葉の定義 ぐらいはざっと見ておこうかという魂胆である。代数幾何学の言葉は分かるので、 分からない言葉や概念は代数的整数論のものに違いない、と。

16時40分から18時10分まで、寺子屋にてドイツ語の授業を受ける。 毎週同じことを書いてるような気がするが、土曜日の18時10分が過ぎると 「ああ、長い長い1日が終わった」とほっとする。

帰宅して夕食の後、夜は先日の東大出張のレシートの整理、科研費の残高を 調べて洋書専門店のサイトを検索しまくって、購入書籍の選定と注文、東大 の研究集会での講演者やその関係者の「素行調査」など。