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2014年2月28日(金)
<<俺サマ極悪ゼミ最終回>>
昼頃に出勤。生協食堂で昼食の後、13時から「馬鹿の俺サマが学生をコキ使 って複素多様体論の基礎を復習する極悪ゼミ」の最終回。今日は複素多様体上の 有理関数、直線バンドルとその正則切断、因子の関係の総まとめ、ピカール群 の定義などなど。いやあ、俺サマとしては大変勉強になりました (って、学生の事などてんで考えてないところが、極悪ね)。 それでは皆さん、ごきげんよう!と爽やかに最後の別れをして15時前に終了。

それから、またちょっと悪い予感がしたので、念のため事務に電話で問合せ。 またも予感的中。やっぱり電話してよかったな。それで生協で1000円分 ちょっと文房具を買って、これにて今年度の科研費は全て使い果たし、 教授会がある来週の火曜日まで大学に来なくて済んだ。その教授会も、 議題は1つだけのようだし、数理研の研究集会があるので欠席しようかと 思ってたのだが、そうもいかなくなったようだ。

その後、研究室に置いてある本で色々調べもの。二次超曲面の「頂点」 って何だ?と思って、ここ数日折りに触れて線形代数や数学事典や(現代的な) 代数幾何学の本をさんざん捜し、インターネットでも検索しまくってたのだけど、 何処にも書いてない。そしたら、Methods of Algebraic Geometryという、 俺サマが生まれる前に書かれた古典代数幾何学の本にちゃんと書いてあった。 この本は確か10年ぐらい前まで同僚だった先生が持っていて、 「あんたの専門じゃあ、この本は要らんだろう。俺サマによこせ」と、 その先生が転出する直前に半ば強引に取り上げた本である (ほら、俺サマって極悪だろう?)。10年後にやっと役だったというわけだ。

もひとつ二次曲面の話で小さな疑問があったのだが、それも俺サマが学生時代 に買ってロクに読まずに現在に至っている「オイラーの主題によるナントカ」と いう、数論の偉い先生の本に簡単な証明が出ていた。

そうこうしているうちに、ふと取り寄せ注文しておいた図書が 届いたとい連絡が来てたことを思い出し、図書館に受け取りに行く。 研究室に戻ってきて、また少し色々な本をひっくり返して調べものをしてから、 大学を発つ。

帰宅して夕食の後、夜はまた少し数学。

2014年2月27日(木)
<<学科会議やら密談やら>>
今日は3月下旬の陽気。少し雨が降ったりしてぐずついているので、 PM2.5の濃度も下がったようだ。午前中は自宅で少し数学。 昼前に大学に到着。生協食堂ですこし早めの昼食。

事務で郵便ポストを見たら、先日生協で科研費で買った 書籍の請求書が届いていた。買った時の生協の店員の様子から、 「これは例によってボケかましてるな」と嫌な予感がしていた。 それで請求書をよく見てみると、、、予感的中。 しかしまあ、想定の範囲内ということで、実害はなし。

それで、請求書にハンコなどを押して学内便で学内某事務部門に 送る。ついでにちょっと気になることがあったので、先日 送ったはずの書類は届いたか?ということも含めて、確認のメールも出しておく。 するとしばらくして返事が返ってきて、そんな書類は届いてないという。 「ははあ、さては、あの時の嫌な予感がビンゴ!?」と思って、 メールでは迂遠なので担当者と電話で話して、「たぶん、あそこで、 こういう誤解が生じて、こんな風になっている可能性 があるので、一度ご確認願いたい」と言っておく。

13時30分より学科会議。なんだかんだで15時半までかかった。 学科会議の後、学科長と密談の予定だったのだが、学科会議が長引いて しまって、すぐに別の会議に行かないといけないということで、 会議室を飛び出して行った。で、とり残された俺サマ。「密談はどうするの?」と。

とりあえず研究室に戻ったら、さきほど電話をした事務の人から メールが来ており、やはり俺サマの悪い予感が的中したが、 何とかリカバリーができたとのこと。

俺サマの悪い予感ってのは、結構当たるんだよね。 それ以外でも、他人がウソついた時も何となく分かってしまう。 知らぬが仏の逆で、ウソつかれている事が分かってしまうと、気分が悪い。 この野郎、この閻魔大王の俺サマに向かって、どの口でそんな出鱈目言ってやが るんだ?その舌抜いて牛タンの代わりに食ってやろうか、と。 しかしそれらは、あらかじめ色々なことを用心して、被害を少なくするのに は役立っている。危機管理ってやつね。

その後、用事が済んだ学科長が戻ってきて、しばし密談。 それでちょっと大学を発つのが遅くなって、帰宅したのは19時頃。 急いで夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。

2014年2月26日(水)
<<京大受験生の洪水>>
午前中は自宅で数学。午後は街に出て、京都市役所前から京大数理研まで歩く。 途中、新福菜館府立医大前店で昼食。今日は特に春めいて気温も上がり、数理研 猫も、いつもは奥まったところにあるソファーで毛布にくるまって爆睡してるところ だが、今日は風の通る外階段下の猫用座布団に座って、半分寝てるような起きてる ような感じだった。それで思わず何枚か写真を撮る。

それから数理研図書室へ。今日はガテン系のライオンみたいな人が一人居た。 しばらくして、例のつぶやきオジサンも来て、体調が回復(?)したのか、 例によってブツブツ言ってたが、概して図書室は平和だった。

帰りにJEUGIA三条本店にでも寄ってみようかと、夕方は少し早目の16時半 頃に数理研を出た。しかし、ちょうど京大入試が終わった時刻と重なったとみえて、 あちこちから膨大な数の受験生がぞろぞろと湧いて出て、狭い歩道を 埋め尽くして歩いていた。百万遍の交差点あたりでは、デモか暴動でも起こったのか と思うぐらい、ストイックなオーラを発した受験生達で溢れ返っていた。

俺サマはてっきり入試は昨日で終わったと思ってたのだが、1日 ずれていて昨日と今日 だった。今日の数理研の異様な静まり方は、 先生達がみな入試の採点でどこかに出払って いたからかしら。

それで百万遍の吉岡書店に入ってしばらく理工書を冷やかしてからの方が、 受験生も少なくなっているだろうと思ってそうしたのだが、やはり百万遍の バス停は長蛇の列で、バスを諦めたのか、出町柳の方や東大路を南に下る受験生 の列もどこまでもどこまでも続いていた。

それで百万遍のバス停は諦めて、荒神口やもっと遠くのバス停を狙って みようかと、そちらの方に歩いていったが、京大のキャンパスは広くて、そちらは そちらで医学部や薬学部のキャンパスから無尽蔵に受験生が湧いて出てきて、 道路を埋め尽くしている。バスはというと、百万遍あたりから乗った受験生で 満員状態で走っている。

それで諦めて、三条まで歩くことにした。まあ、昨日は宴会だったし、ちょっと 運動しようか、と。JEUGIAに寄るのはやめて、大丸ラクト山科店で 赤ワインを1本買って帰宅。夜もすこし数学。

俺サマの頃は、国公立大学の入試は3月3,4,5日あたりで、16日か17日頃 に合格発表があった。1年目は蹴上の都ホテルに泊まったが、大雪のためホテルが チャーターした受験会場(京大のキャンパスではなく出雲路橋の関西文理学園 だったような気がする)までのバスが動くとか動かないとかの騒ぎになったが、 結局動いた。

合格発表はわざわざ津から近鉄電車に乗って見にきたのだが、結果は 不合格で、意気消沈してまた近鉄に乗って帰った。そして自宅に帰るなり、 ヤケ酒だ!とウイスキーの瓶を握りしめて自分の部屋に立て篭もろうとしたのだが、 その時両親が「待て!早まるな!お前はまだ未成年だろう!」と必死に 止めてくれた。それにしても、あの時何でウイスキーが自宅にあったのか謎といえば 謎だ。親父は日本酒党だったし。来客が置いていったものかも知れない。

1浪して2回目の入試の時は河原町三条のロイヤルホテルに泊まった。 受験生特別メニューとかで七面鳥だか何だか、首を落とした鳥の半身が出てき たのには、往生した。当時俺サマは食べ物の好き嫌いが異様に多かった (大学に入学して2カ月ぐらいした頃に好き嫌いが突然消滅し、カレイ以外 ならほとんど何でも食べるようになったが)。鶏肉もあまり好きではなく、 ましては生々しい姿の半身など論外。中に詰めてあるパンを赤ワインに 浸したものが、当時は何だかわからなくて、ちょっと食べてみて「げっ、何だ?! こりゃ!」と。それで結局ロクに晩御飯を食べずに一晩をすごした。

受験会場は今は建て替わって新しくなった(旧)教養部1号館。 へー、大学の教室って、先生がチョークで汚れた手を洗うための水道 設備があるんだなと、ちょっと驚いた覚えがある。でも、壊れてて水は 出なかったけど。

1年目の入試の状況はほとんど何も思い出せないが、2年目 は割合良く覚えていて、特に理科の試験の時間に、時間配分を気にしながら 物理と化学の問題を解いていたことや、その時の試験場の雰囲気などは、 妙に良く覚えている。

馬鹿の俺サマも、あの時だけはちょっとだけオリコーで、今度こそは 合格できる自信はあったけど、「去年みたいな思いをするのはたくさんだ!」 と、合格発表は見に行かなかった。

当時は国立二期校というのがあって、京大などの一期校の合格発表の 2日後あたりから入試が行われた。俺サマは静岡大学の理学部に出願してて、 京大の合格発表の前に静岡大学の下見に行ったりしていたが、結局受験は しなかった。

受験生達をみると、ふとそういう大昔のことを昨日のことのように 思い出してしまう。

2014年2月25日(火)
<<親和会宴会>>
年を取ると睡眠の質が悪くなっていけない。7時間半以上寝てたはずなのだが、 何となく眠い一日。

昼前に大学に到着。まずは図書館で京大数理研図書室で貸出中になっていた、 ある数学書を捜す。で、Ritsにあることはあったのだが、別のキャンパスの 図書室にしかないらしく、取り寄せ注文を出しておく。見たい時にさっと 見ることができないのは、ちと不便だな。この本は半年ぐらい前に学会の展示販売 でパラパラっと眺めて、ちょっと迷った末に「ま、いいか」と購入を見送った経緯 があり、今になって、逃がした魚は大きいかな、とちょっと後悔している。

それから生協書籍部へ。科研費がいくらか余っているので、超越数と無理数 についての和書とEMACSエディターの本を購入。例えば、自然対数底や円周率 が超越数であることの証明って、俺サマの研究には直接関係ないけど、どんな 風にやるのか、ちょっと見てみたいし。それに、こういう話は文系学部の一般教養 科目で数学を教える時に役にたつ。それと、俺サマは、UNIX上にC言語とEacsLisp で移植される以前の、DEC2060上のteco言語で実装 されてたオリジナルEmacsの時代から、かれこれ30年以上EMACS を使っているが、その割には別にEmacsハッカーでもないし、 Windows上のEMACSの設定はちょっとよく分からないので、 その手の本も買ってみた。

その後、生協食堂で昼食を済ませ、事務で郵便物を受け取り、その中にあった 3月の学会のプログラムを精査して聞きたい講演をチェック。それからまだ 16時からの教授会には間があったので、研究室に置いてある本で調べ物 をしたり、論文を眺めたり。

16時から教授会。何と!10分で終わってしまった。毎回 こうだといいんだけど、そういうわけにもいかない、か。

17時過ぎにチャーターしたバスで京都の円山公園にある料亭へ。今日は 待ちに待った親和会宴会。俺サマの楽しみは普段一人では行けない料亭の 料理と酒で、宴会場に来ている理工学部の同僚達と歓談したいなどとは、 これっぽっちも思ってない。

昔は、理工学部の同僚に変に親しみを持たれて学部長などに祭り上げられては 大変だ、みたいなお馬鹿なことを考えて、わざとアンフレンドリーにしよう としてた。だいたい実験系の先生達の気持ちがてんで分からない俺サマに、 そんな心配は無用である。それでもなお、仏頂面でいるのは何故か というと、要するに、人間、歳を取ってボケてくると、他人に対する興味 がなくなり、話すのが億劫になってくるからではないかと思う。

で、「俺サマに話し掛けるんじゃないよ!」オーラをビンビンに放って、 それは隣の物理や電子工学の先生には功を奏したようだけど、珍しく数理科学科 から来ていた若手の人達には効かなかったらしく、しこたま冷酒を飲まされて、 思わず「職場の顔」とは違う顔を見せて、余計なことをべらべら しゃべくってしまった。

俺サマの「職場の顔」ってのは、「仕事だからしょうがないと思ってやってんだ けど、お前らとつまんねー話するのは最低限にとどめたいんだけどなー。で、用件は 済んだよね?じゃあな!」みたいな感じのいつもの顔ね。

春の到来を思わせる穏やかな陽気の中、円山公園から東山三条まで ぼつぼつ歩き、22時過ぎには帰宅。だいぶ酒を飲んだので、数学はお休み。

2014年2月24日(月)
<<歯医者と京大入試>>
昨日の昼、奥歯が欠けて詰め物の一部が割れ落ち、夜にはさらに もっと欠けて詰め物が全部取れてしまった。それで今日は朝一番に 歯医者に電話を掛けて12時に予約をとる。それからしばし数学。

12時に歯医者に行き、欠けて尖ってる部分を削ってから詰め物を 入れ直してもらい、割合すぐに終わった。帰宅して荷物を纏めて、 街に出る。

地下鉄京都市役所前駅から徒歩で新福菜館府立医大前店に行き、昼食。 その後また徒歩で百万遍方面へ。どうも歩いている人達の様子が変だと 思ったら、今日と明日は京大の入試で、受験生やその母親らしき人が 多かった。

久しぶりに新福菜館百万遍店跡の前を通ったら、京大受験生向けの ワンルームマンションの広告がベタベタと貼ってあり、さらに この建物も空き店舗として売りに出されているらしく、不動産屋 の案内も貼られていた。そうか、もう百万遍店再開の可能性は無いのね。 まあ、府立医大前店に通うのにも慣れたからいいけど、百万遍界隈 に数学者が(あまり)寄りつかない俺サマのサンクチュアリが無くなったのは、 ちと痛手だ。

そして久々の数理研。猫はいつもの住処で寝そべって目を覚ましていたが、 俺サマの顔を見るなり、こてっと寝てしまった。何だよ、人の顔見て 寝始めるって、(ゆとり世代以前の)学生みたいなことするなよ(怒)!と、 耳に指突っ込んだり、髭を引っ張ったり、肉球をつまんだりしても、 例によってびくともしない。しょうのない奴だな。また、 帰りに寄るからな、と言って図書室へ。

平和な図書室で夕方まで数学。途中、つぶやきオジサンがやってきたが、 今日は体調でも悪いのか、やけに静かだった。帰りに猫の所に寄ったら、 頭と尾の方向が逆転していてが、相変わらず寝てることには違いはなかった。 この猫は時々にゃーっと起きあがってのびをし、それから方向を変えて また寝ることがある、まあ、寝がえりの一種なんだろう。 寝てばかり居るのは、年寄り猫の特徴らしい。

夕方、百万遍のバス停は、独特の雰囲気を漂わせた京大受験生(やその親) が沢山バスを待っていた。帰りの地下鉄のつり広告に「頑張れ京大受験生、 ライバルはただ一人、君自身だ」とあった。で、地下鉄東西線に乗ってるのは 京大受験生だけなのか?

帰宅して夕食の後、夜はラクトスポーツプラザへ。今日は軽くストレッチの 後、楽しいZUMBA、その後筋トレ。

2014年2月23日(日)
<<終日愚図愚図と数学>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略し、その後は、 散歩がてらに外で昼食をとったり、FBを眺めたり、ネットで研究集会で 講演してた数学者の「素性調査」をしたりといった逃避行動を断続的に 入れつつ、終日数学。

ソチオリンピックが終わるそうだが、俺サマは全然見てない。 元々スポーツ観戦には興味が無いからだけど、それ以外に、 俺サマの肝っ玉が小さいことが理由である。オリンピックの ような大舞台では、思うように力が発揮できず終わって 落胆する選手は必ず現れる。そういう選手の姿を見るのは辛いし、 精神衛生上よろしくない。

それ以外に、ドラマや映画などでも、出演者がむごい扱いを 受けるような話も、やはり同じ理由で見ないようにしている。 若い頃はそれほどでもなかったが、歳をとるにつれて そういう傾向が強くなってきたような気がする。俺サマの母親や、特に 母方の伯母がそんな感じだったから、これは母方の血筋かも知れない。

2014年2月22日(土)
<<心を病んだ若い女>>
2月は定期試験や入試の採点、 修論の添削、 大学当局からの宿題の作業、 アメリカ数学会のレビューの仕事3件、 東大の研究集会、 そして各土曜日は終日アンチュチュと寺子屋 etc. と多忙を極め、なかなか大変だったけど、 今日で一息ついた。

午前中のアンチュチュは、またも受講者は俺サマともう一人の人の 二人だけ。昼食は新福菜館府立医大前で醤油味コテコテ路線で行く。 食後無性に饅頭が食べたくなり、出町柳のファミリーマートで小さな 月餅を買って、それを食べがら百万遍に戻る。京大生協ルネの書籍部 をちょっと冷やかして、自販機珈琲を飲んでから、アンチュチュの図書室 に籠り、夕方までテンコ盛りのフランス語の宿題に取り組む。最後に 少し時間が余ったので、数学。

宿題がひといき着いて、ちょっと図書室の中の本を何とはなしに見て 回っていたら、近くに座っていた大学生ぐらいの女の子が、携帯電話 を眺めながら何やら独り言を言っていた。ふと彼女の方を見ると、「きしょい! お前はきしょいって言うてんねや。私の視界に姿見せるなって言うてるやろ。 ほんまにもう。最悪や!」って、何でこっち見てるの?え!?それ、 もしかして俺サマに言てるの? 何で初対面の貴女に俺サマがそんな事 言われやなあかんの?と思ってたら、「こっち見るなて言うてるやろ! 最悪や!」ってプイと向うを向いて黙ってしまった。

これはだだごとではない。まあ、アンチュチュもたまに見るからに 怪しい人がフラフラしていることがあるが、大抵は(俺サマ以外の!) 男か年配の女で、怪しいけど穏やかな表情をしていて安全無害である。 しかし、心中穏やかならぬ様子の若い女の子というのは初めてだ。

何か知らんけど、見ず知らずの頭のおかしい女に刺されるのは嫌だな と思いつつも(かと言って知り合いの女に刺されたいわけでもないけど)、 これが何かの偶然ではなく再現性のある現象かどうか確かめたくて、 自分の席に戻る際にわざと彼女のそばを通ってやったら、また、 「こっちへ来るな!きしょいって言うてるやろ!」と言う。じぇじぇじぇ!? これはやっぱりマジでおかしい。

俺サマの席は彼女の席から数メートルしか離れていなかったが、 ちょうど壁が出張っていて、席に座っていると目隠しみたいになっている。 それでその壁越しに時々様子を伺いながら、彼女が刃物持って襲って 来ないかしばらく警戒すると同時に、彼女の所に 行って「あんた、さっきから何喚いてるんや?頭おかしんとちゃうか?」 と言ってやりたい衝動をかろうじて押さえていたが、 間もなく彼女は荷物を纏めて帰って行った。 荷物の様子からして、どうもアンチュチュの受講生という感じでもなかったが、 元受講生か何かかもしれない。

もしかして彼女は、見ず知らずの俺サマに吠えてたのではなく、 友達といさかいがあって、その事で頭が一杯になって思わず独り言で喚いて いたところ、「この女、さっきから何を喚いてるねん?」と思ってふと そちらを見た俺サマと目が合って、「これはまずい」とプイと顔を背けただけ かもしれない。 さらに考えられることは、ストーカーみたいな奴からまた変なメールが 来た!ということで取り乱しているのかも知れない。これだと かなり気の毒な話だ。しかし、俺サマが彼女の視界にある時は吠え、 周りに誰も居なくなると 静かになる傾向が見られたので、やっぱり俺サマに吠えてたような気がする。

いずれにせよ、程度や原因に違いこそあれ、心が病んでいることには違いない。 特に最後のストーカーのケースは、(残念ながらあんまりアテにならない) 警察にも相談した方がいいな。

夕方は寺子屋でドイツ語の授業を受け、大丸ラクト山科店で、純米大吟醸と チリ産のシャルドネの白ワインをそれぞれ1本ずつ買って帰宅。夕食後は 「やっと、ひと山越したなあ」と、少しのんびりする。

2014年2月21日(金)
<<午後は吉祥寺を散策して京都に戻る>>
8時半頃にホテルをチェックアウト。大きな荷物はフロントに預け、 身軽になって出掛ける。駅前のドトールコーヒーで今日1杯目の 珈琲を飲んでから、井の頭線で駒場東大前へ。今日は9時前の普通列車 で、途中で急行に乗り換えなくても渋谷に先着する列車だったが、 混雑はそれほどではなく、駒場東大前でも楽に降りることができた。

今日は10時から講演が始まったのだが、30分以上前に会場に 着いてしまったので、昨日のノートを眺めたりしてすごす。 10時から11時40分頃まで講演を聞く。今日はもう1つ講演があって、 それで研究集会は終了するのだが、俺サマの興味とはかなり離れた 話題のようだったのでパスして東大を後にする。

短い出張であったが、今回も結構収穫があった。いや、むしろ研究集会 に参加するたびに何らかの収穫があって、それを自分のモノにするための 作業がなかなか追いつかなくて困っているぐらいである。

昼間の井の頭線に乗って吉祥寺に戻り、朝のうちにちょっと偵察しておいた 油そばの店で昼食。その後、商店街をすこしぶらぶらしてから井の頭公園を散歩。 公園の近くのSbuxで今日2杯目の珈琲を飲んでひといきついてから 駅に戻る途中で、偶然、楳図かずお亭を発見してしまった。赤白 ストライプの外壁が景観を害すと訴訟を起こされた建物だが、 俺サマが見たところでは、ちょっと目立ってはいるけれど、 けばけばしい感じはなく、むしろ趣味の良さを感じさせる建築 という印象をもったけどなあ。

それからは東京駅経由でまっすぐ京都に帰る。夕方帰宅して野暮用の後、夕食。 夜は出張精算をしたり、研究集会で講演していた数学者の「素性調査」をしたり。

2014年2月20日(木)
<<俺サマの元学生から電話あり>>
今日も9時半ごろにホテルを出て、吉祥寺駅前のドトールコーヒーで 本日1杯目の珈琲を飲んでから、井の頭線に乗って東大へ。11時から18時45 分頃まで合計4つの講演を聞く。昼休みは東大生協食堂でダイエット昼食の後、 隣のイタリアレストランで珈琲と菓子パン(ダイエット効果相殺!?)。 午後の講演までに午前中の講演の復習などをすこし。

そういえば、東大の院生かも知れないが、昨日も今日もトイレで会った 男の子が、用を済ませて最後に手を洗うのは良いのだが、ハンカチを持っておらず、 ズボンのお尻のあたりに手をやって拭いていた。彼は昨日と今日は全く別の 服装をしていたし、俺サマもさして気にとめていなかったのだが、 水で濡れた手をズボンで拭く仕草が昨日目にとまったものと同じだったので、 同一人物だと分かった。この子は電車の中で鼻くそをほじくって食べるのかな あ、、、って、東大の院生でもそういうことをするかしら。 いや、数学専攻ならありうるかもね。

それから、東大はやけに寒いなあと思ってたら、省エネで暖房をあまり 利かせていないようだ。研究集会の会場の教室も、俺サマの子供の 頃の小学校みたいに、皆コートを着たまま 講演を聞いてるし、生協食堂などもあまり暖かくない。帰りに駒場東大前 の駅のホームの異様に待合室に入って、やっと「暖かい」という気のする 暖房とはこういうものだと、しみじみ思った次第。

吉祥寺駅ビルで夕食や酒などを買って、20時過ぎにホテルに戻り、 やっと一息ついて夕食と晩酌。

ホテルの部屋でほろ酔い気分でぼーっとしてたら、 俺サマの研究室の昔の卒研生で 今は小学校の先生をしている人から電話が入る。この人は以前にも、 小学校では「1個100円のリンゴが3個で合計300円」というのを 「100(円)×3(個)=300(円)」と書いたらマルで、 「3(個)×100(円)=300(円)」は× にするのが慣例らしいが、数の掛け算は可換なはずじゃないですか?という 質問をしてきて、「小学校の先生ってのも、大変だな」と思うと同時に、 数の掛け算の可換性を持ち出すとは、流石俺サマの学生だっただけのことはあるな と心強く思ったが、今回も似たような話。

この人以外にも、俺サマの中学の同級生で小学校の先生をしている奴から、 似たり寄ったりの質問をされて「現場はこの疑問についての話でもちきりです」 とあって、何でそんな自明なことが問題になるのだ?!唖然としたこともある。

いったい、今、小学校でどんな事が起こっているのか、考えるだけでも恐 ろしいな。と、一瞬思ったけど、俺サマはもう半世紀以上生きてるから 老い先短いし、カンケーねえや。ま、そういうことは 後に残る若い人に考えてもらいましょう!と、年寄り気分でやりすごして、 気にしないことにする。

ところで、俺サマは、まあ、若い頃から多少その気があったけど、 年を取れば取るほど、(自分の人生も含めて)世の中のあらゆるものは 無意味だという気がしてきて、「べつに、そんなこと、どうでもいいじゃん!」 と思うことが多くなってきた。しかしながら、どうでも良くないこともいくつ かあって、そのバランスが我ながら「まだらボケ的」でビミョーである。 同世代の人たちはどうなのかなあと思って探っているけど、人それぞれみたいね。

その後、アメリカ数学会の論文レビューの仕事の最後の1つを仕上げて、 Webから送信して一件落着。って、まだヨーロッパ数学会の論文レビューが 2つ残ってる!?まあ、それもぼちぼちやりまんがな。

2014年2月19日(水)
<<またも東大研究集会>>
吉祥寺は先日の大雪が街のあちこちに残っていて、なかなか融ける気配もない。 9時半頃にホテルを出て、駅前のマクドナルドで珈琲を飲んでから、井の頭線に 乗り込む。

吉祥寺から渋谷方面に向かう列車は、朝の9時頃に乗ると、駒場東大 前に着く頃にはぎゅう詰めの満員で、下手をすると降りるに降りられず、そのまま 渋谷まで連れて行かれそうになる。俺サマはフテブテしいオジサンなので、 「すみません。降ります!」と言って、ガ―ッとその辺の乗客を押しのけて ドアのところまで突進するから何とか降りることができるけど、 それでも吉祥寺で乗る時に一番後ろの車両のドアに一番近い席を確保 することは必須である。しかし今日はいつもより1時間ほど遅い時間に 電車に乗ったので、通勤ラッシュは終わっていて、大した混雑もなかった。

今日から東大の研究集会。本当は月曜日から始まっていたのだが、 18日に修士論文の公聴会があって、俺サマのところの院生も発表した 手前、今日からの参加にずれ込んだのである。

11時から15時45分まで3つの講演を聞く。最後にもう一つ 講演があったのだが、俺サマの興味からはかなり離れた数理物理の話なので、 パスして東大数理科学科の図書室に潜入。

数理論理学業界にA.Tarskiという超有名人が居る。計算機屋時代の 俺サマは、Tarski大先生の弟子にして、その奥さんがTarskiの娘という、 これまた数学基礎論界の重鎮をアメリカの大学に訪ねたりしたことが あったが、そのTarski大先生が代数幾何学で有名なLefschetz原理という ものの厳密な証明をしたという古い論文があるとの情報を入手し、 東大の図書室に置いてないかなと思って捜したのだが、結局 なかった。MathReviewのレビューに手掛かりはないかと思って、図書館の 端末で検索してみたが、レビューを書いたのは当然ながら代数幾何学者では なくHeytingという、これまた数理論理学業界の大御所が書いていて、 その説明だけではLefschetz原理についてはよくわからない。

で、今日のところは諦めて、 夕方の通勤ラッシュの前に井の頭線に飛び乗って吉祥寺に戻り、 駅ビルの食料品売り場で明日の朝食と今晩の夕食と酒を調達して ホテルに戻る。

ホテルに戻って、大学の雑用関係のメールをいくつか書いて出してから 夕食。その後はホテルの部屋でゆっくりテレビを見たり、あと1つ残っている アメリカ数学会の論文レビューの仕事の草案を書きあげたり。

2014年2月18日(火)
<<修論公聴会の後、東京出張へ>>
2月は早起きの日が多い。今日も早起きして、東京出張の大きな荷物を 持って、まずは京都駅へ。そこの荷物預かり所に着替えなどの荷物を 預けてから、大学へ。途中JRの車内で、俺サマの前に座って た40男が、鼻くそをほじくって食べていた。今も昔も、そういう 輩は絶えることなく現れるから、人間の本能というか、DNAか何かに 鼻糞を食べる行為がプログラムされているのかも知れないけど、 あれ、美味いんかなあ。

大学に到着し、まずは先日生協で科研費で買った書籍の予算執行手続き をしたり、科研費残高を調べて所轄の事務に確認メールを送ったり。その後、 途中80分の昼休みを挟んで、10時から16時15分ごろ まで修士論文の公聴会。

昔、(旧)情報学科に居た頃は、ぺんぺん草が生い茂り 閑古鳥が鳴き喚く俺サマの研究室に院生など居るわけがなく、 修論公聴会では俺サマの研究分野とはあまり関係のない、 画像処理だのグラフィックスだのニューロだファジーだといった発表に、 まる2日ぐらい朝から夕方まで付き合わされて、ほとほと閉口したものである。

私立大学というのは、沢山院生を抱えている先生が、その学問的水準とは 関係なくデカイ面をするところである。まあ、それは経済原理に強く支配 されるところだから、しょうがないといえば、しょうがない。 そして修論公聴会となると、院生の居ない先生は、例え専門が違っていても、 院生が沢山いる先生に付き合うべし、となる。こういうのは、たまにはいいけど、 毎年となると、かなり屈辱的な気分になってくるものである。お前らは俺たちに 付き合うことはないのに、何で俺たちばかりが(よりにもよって)お前ら (の下らない話)に付き合わなければならんのだ?と。こういう気分は、 冷や飯を食わされた人間にしかわからないと思う。

それで、公聴会でそういうのに付き合わされて「あー、つまんねー!」とか 思って死んだフリしていた(当時助教授の)俺サマに、「こいつ、態度悪い な(怒)」と思ったであろう教授が、「高山先生も、ただそこに座ってるだけ じゃなくて、何かコメントしてくださいよ!」とか半分キレ気味に言ってきたり することも、たびたびあった。

それで俺サマは逆ギレして、ざけんじゃねーよ、お前とこの院生の修士論文は毎年 ほとんど内容が同じじゃねえか。だいたい今の発表と同じ話は去年も聞かされたぞ。 最後の「今後の課題」の項目なんて、毎年全く同じこと書いてるし、本質的 進展が皆無なことは明らかじゃないか。それに、この学生は先輩の修士論文を 中途半端に理解するのが精一杯で、先輩の論文の実験結果を真似して、 タテのものをちょっとヨコにしてみました程度のどうでも良いような変更を付け 加えただけじゃねーかよう。そんなんで修論でございまーす! なんてエラそうな事いうな!というような意味のことを、まだ 助教授(今の準教授に相当)だったから、かなり控えめ、かつ、低姿勢に、 しかしながら決然とコメントしたものである。 こんな調子だったから、「あいつは生意気だ!」と憎まれて、なかなか教授に 上げてもらえなかったな。

今日の公聴会は朝から晩まで、俺サマの専門とはおよそかけ離れた 確率論の話ばかりで、思わず(旧)情報学科時代の公聴会を思い出したりして たのだが、俺サマとしては結構大人しくしていた積りである。まあ、俺サマ とこの院生も1人発表してたから、あまり他所の悪口も言えないし、 少なくとも他所の研究室の学問的水準については、特に申し分はなかったしな。

公聴会の後、16時半から判定会議。それは割合すぐに終わったのだが、 引き続き学科会議のような感じになっていって、ああでもない、こうでもないとか 議論し始めて、17時になっても一向に終わりそうにない。 その議題は、俺サマにとっては全くどうでも良い無意味な話だが、 大学としては無視できないことなので、 通常なら死んだフリして会議に付き合う。

しかし今日の俺サマは今晩じゅうに東京 に到着しなければならず、平日夕方の交通渋滞に巻き込まれると、大学から 南草津の駅まで通常10分ちょっとで行けるところが30〜40分は軽く かかってしまう。それで学科長に泣きを入れて早退させてもらった。

それで、何だかんだで22時前には吉祥寺のホテルにチェックイン できた。明日から東大の研究集会である。

2014年2月17日(月)
<<俺サマ悪徳ゼミとZUMBA>>
俺サマ的には少し早起きし、10時半過ぎに大学に到着。 11時から13時前まで、「馬鹿の俺サマが学生をコキ使って 複素多様体論の基礎を復習するゼミ」。今日はカルティエ因子 とWeil因子の関係。

代数多様体だと割合さらっと行く話なのに、 何でこんなに面倒な議論が必要なのか。Weil因子が局所有限 って何よ?素因子の有限和じゃなかったのか?等々、もひとつ 疑問が残るテキストだが、まあ、いいだろう。昔読んだ論文の ベクトルバンドルのところの扱いがもひとつよく理解できなかったのだが、 ここ1,2回のゼミで「そういうことだったのか」と納得できたし、 収穫はあったな。

このゼミは、あと1回やって終わる予定。そう、勤勉なる高山卒研 の学生達は、悪徳教師の俺サマに骨までしゃぶり尽くされたあげく 「お払い箱」となって、それぞれ某国立大学の院生サマとして 巣立っていくのサ。ふっ、ふっ、ふっ。

その後、生協食堂ですこし遅めの昼食。それにしても今日の 食堂は異様に混雑しているが、理工系の修士論文公聴会が一斉に開 かれているせいかしら。数理科学科は人数が少ないから、明日1日だ けで終わる予定だけど。

食堂が満員状態だったので、まずは今日書店から届いた本を検収所に持って 行って、科研費で落とせるように納品書にハンコを押してもらってから、 また食堂に戻る。

午後は研究室で、 書籍の科研費執行書類を揃えたり、 3月の出張申請書を書いたり、 先週生協書籍部で科研費で本を買ったけど、その 請求書はどうなっているのかと電話で問い合わせたり、 明日は修士論文公聴会なのに、事務に提出された修士論文 はまだ教員の元に届かないのかと問い合わせたり、 修士の学生が「公聴会の発表はどうすれば良いのか」と メールで問い合わせてきたので、それに返事を書いたり といったことをやっているうちに、16時頃になる。

それから大学を発ち、帰宅。帰宅後も、修士の学生や 修士論文の副査をお願いした先生にメールを出したり、 明日からの東京出張の準備をしたり。

夕食後、夜はラクトスポーツプラザへ。今日は軽く ストレッチと有酸素運動で体をほぐした後、楽しいZUMBA. そういえば、ZUMBAもこの4月でまる3年やってることになる。 ラクトで月曜の夜にZUMBAやってる常連の中で、俺サマ より古参の人は、たぶん一人だけじゃないかしら。木曜日の ヨガもそんな感じだし、土曜日の寺子屋ドイツ語の上級クラスでも 断トツの古老になってしまった。長く続けるコツは、インストラクターや 先生と必要以上に親しくならずに淡々と通うこと、ぐらいかな?

その後は筋トレメニューをこなす。帰宅後は、出張の準備の続き をやったりしたが、明日の朝も早いので、適当に切り上げる。

2014年2月16日(日)
<<京都マラソンは無事晴天>>
昨日は気温も低い上に雨も降って、じくじくと寒い一日で、一昨日は大雪。 それで今日の京都マラソンはどうなることかと思っていたが、 一転して晴天に恵まれ気温も上がり、穏やかな一日だった。 とは言え、俺サマは走るのが大嫌いなので、 マラソンには何の興味もないけど。

午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略した後、 まずは4月から俺サマのところの修士の学生として入ってくる 予定の留学生の質問対応。今のところメールで「通信教育」を やっているが、数カ月でアティヤ&マクドナルドの可換環論の 教科書の5章まで読み終わったというから、ちゃんと理解 しているならば、俺サマが直接知っているRitsのどの学生 よりも優秀である。もっとも、学生が優秀か否かは俺サマの 知ったことではない、というのが俺サマの教育思想だから、 まあ、「知ったことではない」のだが。

午後は街に出た。京都マラソンをやってるから、街には 出ない方が安全かと思われたが、今日はどうしても新福菜館 の醤油味昼食にしたかったので。しかし、京都市役所前から 府立医大あたりまえでの河原町通りは、ところどころ マラソンコースになっている鴨川河川敷の喧騒を感じさせる 雰囲気もみられたが、おおむね平穏。とはいえ、途中で具合 が悪くなった出場者をピストン運行で運ぶためか、マラソンコースの方から 走ってくる救急車と、マラソンコースの方へ走って行く 救急車が、河原町丸太町で信号待ちしていた俺サマの前で すれ違ったりしていた。まあ、それ以外は通りも 特に混雑はなく、 無事昼食をすませる。

その後、上島珈琲寺町通り店に籠ってしばし数学、と 思ったが満員御礼状態だったので、まずはJEUGIA 三条本店へ。寺町通りをJEUGIAに向かって歩いていたら、 前の方で小さな男の子が父親の方に向かって 何かキンキン声で叫び、その途端、近くの文房具店の前の 看板がバターンという派手な音を立てて倒れた。男の子は 自分の叫び声のせいかしら?みたいな顔してびっくりしていた が、俺サマは「ブリキの太鼓」のオスカル少年のことを 思い出していた。この男の子がもう一度、きゃー!とか 声を上げたら、その辺の商店の窓ガラスが パン、パン、パーンと次々に割れたり して。。。実際、んなことは起こらなかったけど。

JEUGIA三条本店でモーリス・ジャンドロンとかいう チェリストのフォーレのCDを1枚買ってから、もう一度 上島珈琲を覗いてみたら、ちょうど1つ席が空いてたので 早速陣取り、夕方まで数学。

帰りは大丸ラクト山科店で、 市田柿とボルドーの赤ワインを1本買って帰宅。夜も 少し数学。