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2013年7月15日(月)
<<ワルシャワを歩き倒す>>
研究集会1日目。時差ぼけの関係で早く目が覚めたので、 集会の前に1時間ほど街を偵察飛行。9時半から17時まで1時間講演が4つ。 午前中は加齢臭がキツイ人が近くに座っていて、だんだん気分が悪くなってきて、 しまいには扇であおいで臭いを飛ばしていたが、それでも臭ってきた。 午後は少し離れた所に座ったけれど、まだ少し臭ってきた。明日からは もっと離れないとやってられない。

昼休みは2時間半あったが、昼食はその辺の軽食屋で簡単にすませ、 もっぱらあちこち偵察飛行。遠くまで行ってしまったので、帰りは 地下鉄でと思ったが、チケットの買い方がわかるまでに時間を取られたし、 それからも地下鉄の事故か工事か何が原因か知らないけれど、 俺サマが帰る方向の地下鉄は終日運行停止状態になっていて、 急遽バスかトラムを捜して乗ったりしてたので、予定よりだいぶ遅れ、 午後の講演には奇跡的にぎりぎり間に合ったって感じ。

今日の集会が終わり、近くのスーパーで水とビールとサンドイッチを買う。 昼がちょっとした勘違いで食べ過ぎてしまったので、夜は軽く済ませようか、と。 それで夕食にはまだ早いので、買ってきたものを冷蔵庫に放りこみ、 また街に出る。朝と昼に偵察して大体の様子がわかったので、 自販機を捜して地下鉄・バス・トラムの3日間乗車券を買ったり、ちょっと横道 に入ってみたり、俺サマのライフワークである「世界のスーパーマーケットの 研究」の一環として、街でスーパーを見つけ次第、中に入って何が売られている か様子を見るといったことをしているうちに道に迷ってうろうろしたけれど、 それによって益々街の様子がわかってきた。

20時過ぎにホテルに戻って夕食。フェースブックに写真をUPしたり してすごす。

2013年7月14日(日)
<<ワルシャワ到着>>
10時に関空を飛び立ち、予定より30分ほど早く現地時間14時20分 (日本時間21時20分)頃フランクフルト着。ワルシャワへの乗り継ぎ便 は17時35分発なので、入国審査や荷物の検査をしてもまだだっぷり時間 が余る。結局、ルフトハンザのラウンジで1時間半ぐらいビールを飲んだりして すごす。ラウンジから一番端っこにある乗り継ぎ便のゲートまで徒歩10分以上 かかるってところが悩ましい。

乗り継ぎ便のルフトハンザの小型機も順調に航行し、無事19時10分定刻に ワルシャワに到着。まずは100ユーロをポーランドのなんとかという通貨に 両替。さて、そこからホテルまでどう行ったら良いものか。俺サマの想定では 188番のバスに乗って地下鉄工科大学前で降りて少し歩くか、電車で中央駅 まで行ってそこからトラムかメトロに乗り換えるか、あるいはタクシーに乗るか。 一番簡単なのはタクシーだが、折角初めての土地に来たのだから、 地元の公共交通機関を使ってみないと面白くない。

結局、バスチケットも案内窓口の隣の窓口で簡単に買えたので、 188番のバスに乗った。バスは2,3分待ったらすぐに来て、だいたいドイツの バスと同じような感じで、停留所の案内版もわかりやすくて、とても便利。 以前、エディンバラのロチアンバスに乗ったら、夕方でバスの外が暗くて 何処を走っているかわからないし、次に止まる停留所の案内等は一切無くて 困ったが、ワルシャワのバスはそういうことは一切心配要らない。

天気予報では夕方から雨となってたので、雨の中大きな荷物をひきずって、 工科大学前からホテルまで歩くのかと憂鬱だったが、少し曇ってただけで 雨は全くなし。無事21時前にホテルにチェックインして落ち着く。

2013年7月13日(土)
<<午前はアンチュチュ、夜は関空前H泊>>
アンチュチュと寺子屋の日。10時から12時半過ぎまでアンチュチュの 授業を受け、新福菜館百万遍店で昼食の後、すぐに帰宅。荷造りの仕上げ 作業をしてから、シャワーを浴び、15時過ぎに自宅を出て18時前に 関空前のホテルにチェックイン。関空は1年ぶりだが、何か変わったことは ないか下見をしてから、関空内のレストラン街で夕食の後、ホテルに戻る。

明日は早起きして10時のルフトハンザに乗り、フランクフルト経由で 現地時間の夜にワルシャワ着という行程。月曜から金曜まで、 ポーランド数学会バナッハ国際数学研究センターというところで 開かれる数論幾何学の研究集会に参加する予定。フェースブックの友人が、 「学会で何喋るの?」とか聞いてきたけど、俺サマは馬鹿だから 何も喋らない、賢い人の話を聞いてすこしでも馬鹿の治療をするのだと 答えておいた。

午後は猛烈な雷雨で、JRが止まってたりして大変だったようだ。

関空に向かう特急はるかの中でガイドブックを見てたら、 キュリー夫人もコペルニクスもポーランド人なんだそうで、 国際研究集会が開かれる場所が、バナッハ数学研究センター だから、バナッハもポーランド人なんだろうなあ、と。

それ以外にも、ガイドブックには色々いいことが書いてあって、 キュリー夫人の夫は物理学者のキュリー博士で、だから 「キュリーの奥さんの方ね」という感じでキュリー夫人なんだとか、 ショパンの父親はフランス人だったとか。まあ、知ってる人には 常識なんでしょうなあ。親とか夫とかに矢鱈フランスが 出てくるけど、昔はフランス文化は絶大な影響力を持ってた ことがうかがえる。

次回更新は、無事ワルシャワのホテルに着いてネットに繋がってから。

2013年7月12日(金)
<<ズブロッカよりショパンだろ!?>>
本日、昼過ぎに近所の散歩がてらに出て、その辺で昼食をとった以外は、 終日自宅で野暮用と海外出張の荷物詰め、督促が来たヨーロッパ数学会 の論文レビューの仕事を1件片付けたり。

ポーランドと言えば、まずズブロッカを思い浮かべる俺サマは タダの酒飲みである。去年マインツに出張したときは、フランクフルト 空港の免税店でリースリングワインの辛口をしこたま(と言っても2本 だけど)買い込んで、ついでにズブロッカの小瓶を試しに1つ買った だけ。あれがことのほか美味かったので、今度は大瓶で買ってくるぞと執念を 燃やしている。

ポーランドと聞いて他に思いだすことはないのか。

ああ、そういえば大学を卒業して計算機メーカーに入って、 初めてコンパイラなるものを勉強した時に、ポーランド記法というのを 知ったな。ポーランド記法には、ほろ苦い思い出がある。

その昔、パーティーで知り合ったポーランドの数学者と雑談してて、 「ポーランドの方です か。じゃあ、エルデス先生はまだお元気ですか?」 「。。。エルデスはハンガリーなんですけど」みたいなやり取りがあって、 (いやあ、ちょっと地雷踏んじまったかなあ、 やばいなあ)という場面があった。

東欧ってのは難しくって、「ポーランドといえば●●ですか?」 「それはチェコです」「じゃあ、××ですね」「それ、ルーマニアでしょ?!」 「じゃあ、△△?」「それはスロバキアなんですけど、何か?(怒)」みたいな話に なってどんどん墓穴を掘ることになりかねない。さらに俺サマなんか時代に取り残 された昔人間だから、 「じゃあ、ユーゴスラビアですね?いや、チェコスロバキアだったっけ?」 みたいなウワゴトを言って、「そんな国はもうありません!」と火に油を注ぐことに なりかねない。

それでパーティーでの会話だけど、最後に 「でも、ポーランドって、形式言語理論のポーランド記法 ってのがあるじゃないですか。独自の数学文化があるというか、素晴らしいですね。 日本でも和算ってのがありましたけど、ポーランド人のように良い数学記号を 開発しなかったので、西洋の数学ほどは発展しませんでした」みたいな間抜 けなことを言って、強引に話を円満終了させた覚えがある。今振り返るに、 ショパンの話ぐらいすれば良かったかも知れないなあ、と。

当時、少しクラシック音楽に興味を持ち始めていて、ショパンのCDなんかを 買い集めてたりしたのだけど、「ショパンってフランス人でしょ?」みたいな ボケをかましていたぐらいだから、どうしようもない。Chopin の"in"を”アーン” って鼻母音っぽく発音するぐらいだから、絶対フランス人だ!と信じてたんだけど。

で、最近全然ショパンを聴いてなかったなということで、CDケースをひっくり 返して、とりあえず数枚出して聴いてみた。まあ、これも一応、ポーランド出張の 準備ということで。。。

2013年7月11日(木)
<<俺サマ的には前期終了>>
午前中は自宅で野暮用の後、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って 昼前に大学に到着。研究室で昼食や雑用の後、13時から14時35分頃 まで、就職組の「アルティン・ガロア理論入門卒研ゼミ」の前期最終回。 最初に後期の日程調整。結局どちらのゼミも前期と同じ木曜の午後 となった。ゼミの用は今日でようやく線形代数のところを終える。 勿論、行列式の部分は全て飛ばしての話だが。

引き続き、14時40分から16時20分頃まで、進学組の 「堀川・複素幾何学入門卒研ゼミ」。今日は実関数版の逆関数 定理、陰関数定理をかるく復習した後、それらを使った 多変数正則関数版の陰関数定理の証明。後期はこの定理の ワイエルシュトラスの準備定理を使った証明から始める予定。

以上で前期の俺サマの授業は全て終了。あとは代数学序論Iの 前期試験とその採点、8月初等のオープンキャンパス対応を残すのみで、 晴れて夏休みモード。

17時頃に大学を発ち、まっすぐ帰宅して夕食。夜はラクトスポーツプラザへ。 今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動を30分ほど。帰宅してからは、PCのデータ のバックアップを取ったり、色々調べたり、 ゴソゴソとワルシャワ出張の準備など。

俺サマの頭の中はまだ冷戦時代のままなので、「ワルシャワのホテルって、 クレジットカードが使えるんだっけ?」 とか「Citibankはあるのかしら?」とか、そういうレベルから念のため 確認。

国立研究所時代に、先輩がポーランドの研究集会に参加する っていうので、通産省が「西側諸国の軍事機密に関連する先端技術情報の 流出のおそれはないか?」と色めきだって、さんざん書類を書いたり 上司に説明したり、ビザを取るのも大変だったとか、英語が通じないので、 レストランで通じない日本語と英語で店の人とやりとりし「気合いで」 望む料理にありついた武勇伝とかを聞いたのは、もう25年以上昔 の話か。

エッセン大学の研究セミナーで、ちょうど中期の滞在研究員として 来ていたポーランドの代数幾何学者と知りあって、可換環論のある特殊な 問題を解く道具が代数幾何学にないか?と研究室まで押しかけて行 って質問しにいったりしたのは、もう13年前になるな。

Ritsに理論計算機科学の研究拠点を作って、弟子を一杯 育てよう!なんて、沙漠で稲作をするみたいな無謀なことを考えていたのは、 今みたいに「冷戦思考の人」になる以前の20年前だな。

ああ、歳を取ると時間の流れについていくのが大変じゃわい。

2013年7月10日(水)
<<携帯電話紛失(?)と親戚の通夜>>
午前中は山科区内のスーパーに買い出し。買い物袋のポケットに入れた 積りの携帯電話が見つからず、自宅に置き忘れたのか、それとも 買い物の途中でどこかに落としたのかと小パニックが起こる。結局、 長年使っている買い物袋に、それまで俺サマが全く存在に気付いていなかった 隠しポケットがあり、出掛ける直前のあわただしさの中で、偶然間違えて その隠しポケットに携帯電話を押し込んでいた。

それから支度をし、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って大学に出勤。 研究室で昼食の後、しばしヨーロッパ数学会から督促のあった論文レビューの 仕事に取り組む。

13時から14時40分ぐらいまで、院ゼミ。学生の指摘によって、 先日のアフィン空間の間の多項式写像の像が代数的集合にならない例として、 俺サマが構成した写像では駄目だと判明した。別の構成法を色々考えたが、 その場では答えが出ず。それ以外には、簡単な局所化の演習問題を1つ解いて 今日のゼミは終了。今日は親戚の通夜に行かないといけないので、 大急ぎで15時前に大学を発つ。

大学でうろうろしていると、数理科学科の大学院生みたいな人が会釈してくる ことがあるけど、(旧)情報学科時代のことを色々思い出してしまって、複雑な 気分である。例えて言うなら、ペレストロイカがあってベルリンの壁が崩壊して、 ニクソンが毛沢東と握手をして、イスベスチヤの数学論文が英語版に翻訳されて、 世界中の人が自由に読めるようになり、日本人が気軽にポーランドの学会に出張 できるようになったのに、俺サマの頭の中はいまだに東西冷戦時代のまま!みたいな 感じ。「資本主義の連中が我々を包囲して、革命を失敗に終わらせようと何時攻撃して くるか知れたものではないから、常に警戒が必要だ」と半ば本気で考えている。

帰宅途中、大丸ラクト山科店のジューススタンドで桃ジュースを1杯飲んで 息を吹き返す。桃2個をその場でミキサーにかけてジュースにしてくれる。 ちょっと値段が張るけど、美味い。16時頃に帰宅してシャワーを浴び、 着替えをしてから自宅を発ち、大阪の斎場へ。途中コンビニでお握りなどを買って、 京阪電車の京橋駅のベンチで夕食。通夜をすませて、22時過ぎに無事帰宅。

帰宅後、通夜の行き帰りに考えていた、多項式写像の問題の新しい答え をメールに書いて、学生に送付。今度こそは間違ってないと思うんだけど。

2013年7月9日(火)
<<前期講義科目終了>>
忙しい火曜日も今日で終わり。来週はワルシャワだし、再来週は前期試験。 補講しまくって全て今週で終了と相成った。あと残すは院ゼミと卒研ゼミを それぞれ1回ずつ。

そういえば30年以上昔の俺サマの学生時代は、7月10日過ぎに 夏休みに入り、9月10日頃から前期試験があり、一週間の秋休み(これを 我々は先生達の前期試験採点休みだと思っていたが)の後、10 月頃から後期の授業が始まった。夏休みはまるまる2カ月あったが、 前期試験があるため、8月の後半から試験勉強などをしていた覚えがある。

以上は国立大学の話で、私立大学は7月10日頃から7 月下旬頃まで前期試験があり、9月の下旬頃まで夏休みだったようだ。 これだと開講期間中に試験勉強もしなければならず、なかなか大変 だが、夏休みは気兼ねなく遊べる利点があったと思う。

今は国立も私立も夏休みは8月の2週目ぐらいからで、後期の 授業も9月下旬から始まるので、夏休みが短くなっている。

授業の回数は、俺サマが大学教師になった20年前のRitsでは、 半期12週で、そのうち学会出張などで1,2回休講する分には何も 言われず、3回目ぐらいになるとちょっと遠慮が要るという感じだった。 今は15週になって、出張などで1度でも休講すればその分補講を しなければならず、土曜日の統一補講日などはいつも過密スケジュール 状態である。

そんなわけで、20年前の学生に比べ、今の学生は沢山講義を 受けて沢山勉強しなければならないし、就活は比べ物にならないほど 厳しくなっているし、なかなか大変といえばそうだと思う。

大学教師たちは、この20年間、授業回数増加等の教育活動の 強化、予算削減、大学間競争に伴う学部学科の頻繁な改組、入学試験の 多様化、大学院重点化に伴う大幅定員像など大学改革に労力を奪われ、 疲弊状態が続いているそうだ。と他人事のように書いているが、 俺サマが大学教師になった時には、既にそんな感じが当たり前になって いたので、そんなもんだろうと思っているわけだが。

また、大学教員の疲弊が原因で、国際的な学会誌での論文引用回数等 の指標で後退傾向が顕著になり始め、研究レベルの低下が心配される といったことが言われている。数学でも、若い人のポストが不安定に なって手っ取り早く論文を量産しないといけないため、大きな問題に 挑戦する人が居なくなったそうだ。と、これまた他人事のように 書いているが、俺サマ級の馬鹿にしてみれば、こういうトップ層の国際競争 は雲の上の話で、「へー、えらいことになってるだにゃー」とテキトー なリアクションで済ませている。まあ、せいぜい偉い先生達の足を 引っ張らないようにしよう、と。

少し早目に自宅を出て9時半頃に大学に到着。生協コンビニで昼食用の 弁当などを買って、研究室にて少し講義の準備をしたり、トイレに行ったり。

10時40分より12時10分まで3回生以上配当「離散数学」の最終回。 今日はアフィン代数多様体の正則関数環、局所環、関数体の可換体論的特徴 づけの証明の最後の部分を片付け、同じ議論の射影代数多様体の場合の話に移る。 証明を丁寧に説明する時間が無かったので、証明の基本的なアイディアを必要な 環論的議論を紹介しながらひととおり説明して終わる。

短い昼休みは、研究室で昼食と食後のコーヒー。

13時から14時30分まで2回生配当「代数学序論I」の講義。今日は 3次方程式の解の公式をガロア理論のアイディアを踏まえながら導く。 簡単な具体例を少し計算した後、4次方程式の解の公式を導く方法を概説して ちょうど時間切れ。まあ、ほぼ予定の内容を話し終えて、今年度の 「代数学序論I」が終了。

あまりに暑いので、自販機ウェルチのグレープジュースを買って一息入れて から、14時40分より16時10分まで、「構造数理セミナーI」のAクラス。 今日は4次対称群の部分群の計算の演習。一応、構造数理セミナーIの内容は 「代数学序論I」の試験範囲に指定している、というか「構造数理セミナーI」 は「代数学序論I」の定期試験対策演習講座なので、これをテキトーにやって いると、序論Iの前期試験の成績が振るわない可能性が大きい。

授業が終わり、今日は教授会もないので、すぐに帰宅。ああ、そういえば ヨーロッパ数学会から、依頼しておいた論文レビューを早く書いてくれとの 督促エアメールが来てた。月日が経つのは早いものである。

大丸ラクト山科店のジューススタンドでマンゴーオレンジジュースを飲み、 酒売り場で今月のお買い得赤ワインを1本買ってから帰宅し、とりあえず冷房 のきいた部屋で涼む。暑い。。。ようやく息を吹き返し、野暮用のため 自転車で近所に繰り出し、帰宅後さらに自宅で野暮用など。夕食の後は少し数学 と思ったが、ワインを少し飲み過ぎたこともあって、睡魔に襲われ居眠り。 明日の夜は親戚の通夜に行くので、ネットで色々調べて下見なども。

2013年7月8日(月)
<<奈良で講演、帰りに散髪>>
夏ですなあ。十分暑いですわ、ホント。

支度をして午前中に自宅を出る。京都駅のカフェで アイスカフェラッテ、クラブハウスサンドイッチ、さらにはふと魔がさして チョコバナナデニッシュなるカロリー爆弾で軽く昼食の後、 12時の近鉄電車に乗って奈良県某所に向かう。1時間ほど電車に 乗るので、その間しばし数学。

14時から15時まで高校の数学の先生達相手に高校数学の講演。 帰りは駅まで車で送ってもらい、また近鉄電車に帰ってくる。帰りも 1時間ほど電車に乗っているのだが、数学そっちのけでほとんど居眠り。 京都駅についてからは、祇園辻利の抹茶ソフトクリームを買って ぺろぺろ舐めながらJRに乗り継ぎ。

山科についてから、昨日満員御礼だった床屋に直行。今日は 日曜日になると何故か湧いてくる爺さんたちもなりを潜め、店は すいており、すぐに終了。

帰宅して一息入れてから、早目の夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。 今日はストレッチ、軽く有酸素運動の後、筋トレ、そしてまた軽く有酸素運動の後、 楽しいZUMBA。帰宅後、すこし数学をと思ったが、結局明日の講義でやる ところをちょっと確認しただけで、あとは大学の仕事関係の メールを書いたりして終わる。

それにしても、俺サマの日誌は一日の行事や行動が割合正確な時刻情報 とともに淡々と記述されているが、これは例えば、3カ月ぐらい前にこんな ことがあったような気がするけど、正確には何時どんな風に起こったっけ? というようなことを確認するのに大変便利である。特に、講義などは 先週どこまでやったのか、日誌を見れば一目瞭然。

さらに最近は、後で検索しやすいように、毎日の日誌のタイトルも身も 蓋もないような事実の要約にするようにし、日誌としての実用性を高めた、、、 積り。もっとも、ここには書けない話もあるので、そういうのは別の手段で確認 するしかない。

2013年7月7日(日)
<<荷物仮詰め・キティーノート購入>>
七夕には雨が降ると相場が決まっているが、今日は梅雨明けを思わせる カンカン照りの夏日。午前中は多少マンネリ気味になってきた京都新聞日曜版の 2つのパズルを片付けてから、1週間後に迫ったワルシャワ出張の荷物の仮詰め。

それから街に出て、河原町三条の回転寿司でかなり遅めの昼食。隣の 席では、爺さんが昼間っからビール飲んで寿司を食っていた。まあ、近くの 室内ビアホールも、昼間からビール飲んで脂っこい摘みを食べている爺さん の姿が、道路からよく見える。

昼食の後、ポーランドの電源コンセント用のアダプターを買いに行く。 ポーランドはドイツでも使われているCタイプのコンセントだそうだが、 手持ちの2個では何かと不自由なので、もう1つ持っておこうか、と。 230円ぐらいのものかと思ったが、河原町三条のロフト、四条河原町の丸井 と高島屋を回ってみたところ、丸井では売ってなくて、高島屋だと400円台後半 以上する。結局ロフトの399円のを買った。

この買い物のついでに、先日みつけた、四条河原町に近いところにある キティーグッズを扱っている店で、ハローキティーの小さなノートを購入。 さあて、これを何に使おうかなあ。小学生の頃は、新しいノートを買って もらうと、「これを何に使おうかなあ」とワクワクしたものだが、それは今も 同じである。俺サマの秘密のブラックリストに使うのも、ちょっと勿体ないな。

それから上島珈琲寺町通店に入り、アイスココアを飲みながらしばし数学。 その後山科に戻り、ラクト山科の床屋に入ったが満員状態。こころなしか、 毎日が日曜のはずの爺さんが多いような気がする。毎日が日曜なんだから、 わざわざ混みあう日曜に来なくてもよいと思うのだが、日曜日に自宅に居づらい 事情でもあるのか。

平日に街をぶらぶらしていると「ああ、あいつは定年退職した爺だな」と 思われるのが癪だし、かと言って自宅にいると婆さんが鬱陶しがって「あんたの 顔ばかり見てるの嫌だから、どこかに出て行け」とか言うので、じゃあ、 ちょうど日曜日だし、散髪にでも行くか、と。まあ大体そんなところだろうと思う。

爺さんでも開き直ってる人は、平日の真昼間に駅のホームで缶ビール 飲んでたりする。それはそれで心意気を感じないでもないが、これがウイスキー や焼酎の瓶を握って、さらに意味のわからないことをぶつぶつ言ってたりすると、 かなり危ない雰囲気になる。最近はあまりそういう爺さんを見掛けなくなったが。

俺サマも平日に街をぶらぶらしているが、生まれつき他人の目をあまり気に しない方なので、平気である。それに京都は東京と違って勤め人ばかりではなく、 個人店主や何だかよくわからない人達が、平日昼間に普段着でその辺をうろうろ してるので、俺サマがぶらぶらしてても目立たない。

しかし業者などが家に来ると、決まって「今日はお仕事お休みなんですか?」 みたいな事を聞いてくるのが、ちょっと嫌である。 五月蠅い奴だなあと思って「いやあ、これが終わったら(仕事に)出なきゃ ならんのですわ」とか何とか言って、下らないこと聞いてる暇があったら、 さっさと仕事終わらせて帰ってくれよ!みたいな雰囲気を作ることにしている。

ラクトの床屋は諦めて、 別のところにあるスーパーの床屋も見てみたが、これも満員状態。日曜日の 床屋はよく混む。それで床屋は諦めて、とりあえずスーパーでビールを買って 帰宅し、冷房のきいた部屋でしばし数学。

夕食の後、夕涼みがてらに自転車でスーパーに買い出しに出たが、 夜の9時近くなってもむっとした空気が充満していて、あまり夕涼みという 雰囲気でもなかった。帰宅後、夜はすこし数学。

2013年7月6日(土)
<<火曜シフトの補講日>>
昨日よりはマシだけど、相変わらず蒸し風呂のような一日。

本日アンチュチュ夏学期1回目の授業、および、寺子屋春学期の9回目の授業( 全11回)だが、ワルシャワ出張で休講する分の補講で火曜シフトをとった ため、いずれも欠席。

10時頃に大学に到着し、生協コンビニで昼食用の弁当やおにぎりを買う。 まあ、統一補講日なので生協食堂も比較的すいてるだろうけど、それでも 何故か高校生の大群が押し寄せたりして突発的に混むこともあるし、昼休みは 短いので、いつも通り研究室で弁当にするのが安全である。

10時40分より12時10分まで、3回生以上配当の「離散数学」の 補講。今日はアフィン代数多様体の関数体、局所環、正則関数環の環論的特徴づけ をほぼ証明し終わる。次回は証明の残りの部分を片付け、射影代数多様体の 関数体、局所環、正則関数環の特徴づけについて話して、めでたく今年度の 講座終了の予定。

研究室で昼食と食後のコーヒー、さらに学科長が海外出張で不在なので、 代理の仕事で事務長にメールを出したり。

13時から14時30分まで2回生配当「代数学序論I」の補講。 今日は巡回置換を互換の積に分解する標準的アルゴリズムを示し、 置換の符号数が定義できることを証明し、 さらに偶置換、奇置換の概念を導入する。次に3次方程式論の話に入り、 代数方程式の基礎体、分解体、拡大体と群の間のガロア対応について講述する。 簡単な具体例を示している途中で時間切れ。次回はこの具体例をもう一度 説明し、ガロア理論の考え方に沿って3次方程式の解の公式を導いて、 4次方程式についても一言だけコメントして、前期の講義を締めくくる予定。

ひきつづき14時40分から16時10分まで、「代数学序論I」の演習編 である「構造数理セミナーI」のBクラスの補講。置換の巡回置換や互換への 分解を使って、4次対称群の部分群を決定する問題。今日でBクラスの前期の 授業は終わりである。

昨年度までは2回生前期の代数の講義が2コマあって、割合ゆったりと したペースで色々なことを教えていたのだが、今年度から講義が1コマと、もう 1つの方は演習系科目になり、しかもその演習は隔週で代数と幾何学の両方を やるので、代数は実質0.5コマ分に減った。時間数は減ったが、演習系科目 として学生が主体的に取り組むようになった点は良かったのではないかと思われる。 主体的に取り組めば、自分が如何に何もわかってないかがわかるので、 そこから第一歩が踏み出せる(はず)。

また、一方的に講義をしていた時に比べて、学生の様子がよくわかるように なった。何せ俺サマの講義は私語は実質完全禁止状態であるのに対し、 演習系の授業では「皆さん、何をお通夜してるんですか?隣近所のクラスメート とワイワイやりながら取り組みなさい!」と言っているので、彼らが何を 「ワイワイ」喋っているのかを聞いていれば、大体のことはわかる。

代数が何となくわかりかけてきて楽しくなってきている学生と、自分には 理解不能!と完全に投げてしまってる学生、よくわからないけど、兎に角やるだけ やってみようと頑張っている学生など、いくつかの階層に分かれてきてることが 見てとれる。場合によっては、4回生の卒業研究でどの研究室を志望するかまで 予言できたりする。

それで、今度の「代数学序論I」の前期試験の結果が、若干不安といえば不安 だけど、まあ、それは蓋を開けてからのお楽しみということで。。。

研究室に戻り、「離散数学」のレポートを採点した後、この週末に見て おきたい文献を本棚から引っ張りだしてリュックに詰めて大学を発つ。 大丸ラクト山科店で、今月のお買い得お勧め白ワインを1本 買って帰宅。

夕食後、まだまだ続く例の「流れ留学生入試」のアフターケアのような 仕事でメールを書いて某所に送り、夜は少し数学。

2013年7月5日(金)
<<伏見の高校にて講演>>
街全体がサウナ風呂のような蒸し暑い一日。

午前中は自宅で野暮用。それから、先日流れた留学生入試に関して、 問い合わせていた他大学某先生からの返事があったので、ネットで少し 調査。もう昼近くになっていたので自宅を出て、とりあえず新福菜館 百万遍店にて昼食。京大ルネの自販機コーヒーを飲んでから、アンチュチュ に夏学期の講座申込をしに行く。

アンチュチュにて、ふとカウンターの方を見ると、前の講師の先生 が居たので少し立ち話。その先生は昨年度の初めにアンチュチュをやめて フランスに帰ったと思ったのだが、何故今ここに居るのかは聞き損ねた。 残念ながら向うのペースに惑わされずに聞きたいことを聞けるぐらいの 語学力が無い。無理して喋ろうとするとドイツ語とちゃんぽんになるから、 厄介である。

無事講座申込をしてから、図書室でしばし数学やら何やら。

14時頃にアンチュチュを出て、あまりに蒸し暑いので、 出町柳のコンビニでカロリー爆弾のチョコモナカアイスを買う。 それをほおばりながら京阪電車に乗り込み、伏見区の某高校に向かう。

少し早目に着いたので、講師控え室でしばし数学。15時35分頃から 16時10分頃まで、集まった京都府内の高校の数学の先生達を相手に 高校数学に関する講演を行った。

講演の後、大丸ラクト山科店で、今月のお買い得ワインの赤を1本買って 帰宅。夕食後、夜はネットで調べた後、留学生関連のメールを書いて出し、 それから少しだけ数学。

2013年7月4日(木)
<<外貨両替に行く>>
午前中は街中にあるA都市銀行中央支店に行き、出張用のユーロを買おうか、と。 で、入り口で張っているベテラン風案内係が、「当銀行ではドルのみで、 ユーロは扱っておりません」などと言う。「ええ?変ですねえ。 おたくのWebのサイトで 色々外貨を扱っていることを確かめてから来たんですけ ど」と言っても駄目だという。じゃあ、 この辺りでユーロが買える 銀行はないかと聞くと、10分ほど歩いたところにあるB都市銀行に行け、と。 B銀行なら必ず扱っているが、そこに行く手間を省くためにA銀行に来たんだけど、

まあ、しょうがないかと思って、てくてく歩いていく。B銀行の隣には A銀行の京都支店がある。もしやと思って入ってみて、そこの係員に聞いてみると、 「ユーロは取り扱っています」という。京都支店で扱ってて、京都中央支店で扱 ってないのは変である。「さきほど中央支店に行ったら、かくかくしかじかで 追い払われたけど、本当に中央支店ではユーロを扱ってないのか」と、念のため 調べてもらった。

そしたら、やはり中央支店の案内係の間違いだと判明した。しかしいずれにせよ、 A銀行ではユーロへの両替は数日待たねばならない状態と言いだすので、そういう 悠長な話では困るなということで、その場で両替してくれる隣のB銀行に行った。 まあ、どのみちB銀行に行くしかなかったわけで、無駄に追い返されて無駄足を 踏んだということでもなく、結果オーライで一件落着。

京都駅のパン屋で昼食用のサンドイッチなどを買い、大学に出勤し研究室にて昼食。 京都の烏丸線では、3時間無料で使えるWiFiが設置されていた。アンチュチュも似た ような無料WiFiがあるが、1回10分間、最大1日2回までというケチなサービス である。3時間無料とは、京都市交通局も太っ腹だな。

13時から14時30分まで、就職組の「アルティン・ガロア理論入門」卒研ゼミ。 今日は線形空間の基底や次元や線形従属、線形独立関係の基本的な演習問題をやって、 非同時連立一次方程式の定義など。次回は前期最終で、連立方程式の項を終えて、 後期のゼミ日程の相談をする予定。

このゼミのメンバーは、メールで問い合わせても返事をしない人 たちなため、メールでの調整は不可能なことが経験的に知られている。 「よって、今日はもう時間が来てしまったから、次回のゼミの時間に相談する。 次回休む人は後期の予定を出席する他の人に連絡しておくこと。何も連絡せずに 休んだ場合は、講義を受ける時間と卒研ゼミが重なる事態が発生しうるが、 当方としてはそれには一切対応しないので、その積りで」と釘をさしておく。

引き続き、14時40分から16時10分まで、進学組の「堀川・複素代数幾何学 入門」卒研ゼミ。今日はWeierstrassの割り算定理、およびそれから準備定理が導けること、多変数版のRiemannの拡張定理とその応用、正則関数版のヤコビ行列とヤコビアンの 定理など。次回前期最終回は、正則関数版の陰関数定理の予定。最後に、後期のゼミ 日程を決めるため、学生達の後期の時間割を聞きだす。

ゼミのあとすぐに帰宅。途中、大丸ラクト山科店のジューススタンドでマンゴオレンジジュースを飲んて生き返る。帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザ。今日は 骨盤矯正ヨガと有酸素運動。久々に「強い爺さん」も来てて、元気そうにしていた。

スポーツプラザから帰宅後、明日と月曜日に高校の先生相手に講演する時の、 講演会場の場所の確認など。

2013年7月3日(水)
<<久々の院ゼミ>>
今日は学科会議もなく、13時から久々の院ゼミがあるだけ。 大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って、午前中に出勤。 研究室で「構造数理セミナーI」の答案の整理、 「離散数学」のレポートの採点、そして少し早目の昼食の後、 先日の留学生入試の件でちょっとしたメールを某大学の先生に書いて出し、 科研費で買った本の納品手続きを済ませる。

13時から14時半頃まで院ゼミ。院ゼミが潰れるのは、 俺サマの出張の場合もあるが、大抵は院生の都合による。教育実習、 就活、他の科目の宿題、体調不良、気分が乗らない等々、院ゼミが キャンセルされる理由は無数にある。一般的に言って、キャンセル理由の多様性と その院生が学業に置いている優先度とは負の相関関係があると 考えられる。しかし、まあ、そんなことは実は俺サマにとっては どうでも良いのである。「要するに、やりたくないのね。じゃあ、いいよ」と。

俺サマとしては、院ゼミが開かれた場合は、院生からしっかり絞り取れるものは 絞り取り、院ゼミが開かれなかった場合は、それを自分の研究時間として有効利用する。 どちらに転んでも俺サマが一人勝ちする仕組みになっている。まあ、これは卒研 ゼミについても同じである。

今日はHuleckのElementary Algebraic Geometryのaffine varietyの章の 演習問題。院生が「さっぱりわかりませんでした」と言うので、「どれどれ」と しっかり勉強させてもらった。学生時代の俺サマにはたぶん解けなかった だろうなという問題ばかり。

その中に、「複素アフィン空間の間の多項式写像の像は、 必ずしも代数的集合とは限らない」という問題があって、ほんまかいな?!と 一瞬ぎょっとし、その場で考えてもわからず、持ち越し。結局帰宅する頃には 解決したのだが、これも良い勉強になった。

その後、研究室にて「離散数学」最終回の講義メモの作成。まあ、もし かしてそこまで進まないかもしれないけど、俺サマとしてはいい復習になった。 結局、ハーツホーン第1章の射影代数多様体の関数体の環論的特徴付けのところまで 行くか行かないかで終わりそうで、次の節の有理写像やブローアップのところまでは、 とても行けそうにない。

でも、来年もう一度この講義をやれば、もうすこし要領よくやれてブローアップ まで行けるかもしれない。何せ、来年度は4回生以上配当の科目なので、可換環論 の基礎的な部分の解説は「復習」として全部レポート課題などにして省けるし、 俺サマももっと頭の整理が出来てるだろうし。

夕方頃に大学を発ち、山科区内のスーパーで買い物をしてから帰宅。 夜はワルシャワの研究集会の講演アブストラクトに目を通し、ネットで講演者 の「素性調査」を行い、更に出張の準備関係のことをごそごそと。

2013年7月2日(火)
<<教授会で力が抜ける>>
忙しい火曜日。10時頃大学に到着、トイレに行ったり、トイレに忘れた 財布を大慌てで取りに戻ったり、数物事務にチョークを 取りに行ったり、生協に昼食用の弁当などを買いに行ったり。

10時40分から12時10分まで3回生配当「離散数学」の講義。今日は アフィン代数多様体の関数体が体であること、正則関数環と局所環と関数体 の間の包含関係を示し、これらが座標環や座標環の局所化、および商体と同一視 できるという定理のステートメントを示し、2次関数のグラフの例でその意味を 説明する。次回はこの定理の証明をする予定。

この講座は旧カリキュラム2回生対象で既に廃止されている科目だが、 今日の教授会で何だかわけのわからない理由で、毎年配当学年が上げて、 4,5,6,8回生配当まで開講しろというお達しが出ていた。まあ、 毎年配当学年が上がっていくというところは、悪い気はしない。 8回生配当なんて、博士課程2回生向けの講義すれば良いわけだろうし、 何を講義しようかなあと、今から楽しみである。

短い昼休みは研究室で昼食と食後のコーヒー。

13時から14時30分まで2回生「代数学序論I」の講義。今日はn次対称群の 定義を振り返り、対称群の要素を巡回置換の積、さらに互換の積に分解する 手順などを示す。次回は対称群の要素の符号数の話をし、時間があれば 3次方程式の解の公式の成り立ちをガロア理論の話を交えてする予定。

引き続き14時40分から16時10分まで「代数学序論I」の演習編 である「構造数理セミナーI」Bクラスの授業。今日は先週のAクラスと同じ、 Z/dZについての基本性質の証明や計算演習など。

16時半から19時頃まで、教授会。最初の50分ぐらいは「ハラスメント 講習会」で、後半は普通の議事。最近の大学の動きについても報告と議論があった。 自分のことは棚に上げるけど、何というか今さらながら「大学の先生たちって、 あんまりオリコーじゃないなあ」と力が抜ける思いがする。

その後、研究室で次回以降の「代数学序論I」の講義メモをつくり、 「構造数学セミナーI」のプリントをコピーする。途中、今日の午後の講義や 授業をとっている先週と同じ学生が質問に来たので、対応する。 それやこれやで、まだ今日の分の「構造数学セミナーI」の答案整理と 「離散数学」の来週分の講義メモ作成が終わってないが、兎に角本日営業終了で20時過ぎに大学 を発ち、南草津駅前で夕食を取って22時頃に帰宅。

夕食の時、俺サマが「生ビール大」を注文すると、 店のバイトの子が「生中の大ですね」と言って、伝票に「生中」と書いて その横に「大」と書いてマルで囲っていた。「『生中大』って形容矛盾じゃん!」 って、まあ、余計なことは言わなくても、ちゃんと「生ビール大」が出てきた からいいんだけど。

2013年7月1日(月)
<<高校の卒業生名簿届く>>
午前中は自宅で野暮用、近所のスーパーに買い出し。 昼前に自宅を出て、山科駅の蕎麦屋で軽く昼食の後、隣のSbux で「離散数学」のレポートの採点など。

それから大学に出勤 し、今週の金曜日と来週の月曜日に高校の先生達相手に行う 講演の準備。夕方作業が終わり、電話帳のような研究集会 の講演録から、論文を1つコピーして大学を発つ。

ファミレスで夕食をとってから帰宅。注文してあった 高校の卒業生名簿が届いていた。俺サマは某県立高校の第1期 卒業生である。俺サマたちの学年の入学や進級に合わせて 校舎の建設などが進められたり、色々なことがあったので、 同期の中には、この学校に特別な 思い入れを持っている人も多い。

だけど俺サマは何故か、この高校にはほろ苦い思い出しか無いな。 特段の事件があったわけでもないけど、想い出全体がほろ苦く、 あまり懐かしいという感じがしない。たぶんそこに居る人達と、 もひとつ肌が合わなかったせいだろうと思う。

一息入れてから再び自宅を出てラクトスポーツプラザへ。 今日は軽くストレッチと有酸素運動、そして 筋トレメニューを半分こなした後、楽しいZUMBA. その後、筋トレメニューの残りをこなし、もう少し有酸素 運動をしてから帰宅。