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2013年6月30日(日)
<<ワイン専門店に行ってみる>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを瞬殺で解き、しばし数学。 昼からは街に出る。まずは久々の丸亀製麺河原町三条店で遅めの昼食。 それから河原町通りを下る。

途中タリーズ・コーヒーでしばし数学の後、さらに四条通りに向かって 下る。途中、キティーグッズを専門に扱っている店を発見。俺サマはいつも 京都駅南のアヴァンティ―地下のサンリオショップばかり行ってたが、 こんな所にもあったのか、と。店に置いてあった、裏表の表紙にキティーの 顔が一面に描かれた小さなノートが気に行ったのだが、何に使おうか思い浮 かばないし、かと言って使ってしまったらそれはそれで終わりだし、 どうしようかなあとか迷って、結局何も買わずに店を出る。

以前も、キティーの使い捨てメモ用紙を買ったことがあるが、 使い道が思い浮かばないし、使うのはもったいないし、 とか思っているうちに、どこかに紛失していしまったし。

それから阪急電車に乗って大宮で降りて、某ワイン専門店へ。 流石専門店だけあって、店全体がワインセラーみたいな感じで、 かなり低温に保たれていた。店員さんに色々聞いて白ワインを1本買い、 ついでに大宮近辺をちょっとだけ偵察飛行。

再び阪急電車に乗って元来た道を引き返し、JEUGIA河原町三条本店 をちょっと偵察してから帰宅。

帰宅後、少し昼寝をしたり数学をやったり。夕食後もしばし数学。

2013年6月29日(土)
<<普通のアイスクリームを食べる>>
アンチュチュは春学期と夏学期の境目の今日は、授業がお休み。 いやあ、土曜日の午前中に授業を受けに出ていかなくて良いとなると、 楽でいいですなあ。朝はゆっくり起きて、自宅で野暮用の後、少し 数学。

昼頃近所に散歩に出たついでに、その辺で昼食。定食屋の1つが 昨日あたりから様子がおかしいと思ってたら、「健康上の理由により 6月20日で閉店」したとのこと。そうか、安くて良い店だったのに、 残念だな。帰宅してまたしばし数学。

夕方、野暮用を済ませてから百万遍界隈に繰り出し、音楽イベント みたいなことをやっているアンチュチュで少し時間調整。今日は地球温暖化 の前の真夏のような日。コンビニで300キロカロリーぐらいある普通 のカロリー爆弾アイスクリームを買って、「ままよ!」と食べる。 高カロリーのアイスクリームは乳脂肪分が多い分なめらかな口当たりで、 美味しい。

16時40分から18時10分まで、寺子屋でドイツ語の授業を 受ける。今学期はあと3回授業があるが、次回はワルシャワ出張の ための補講、それ以降の授業もワルシャワ出張のため欠席する こととなった。道草なしで帰宅して夕食。夜は少し数学。

新聞のコラム欄にどこかの偉い経済学者が、最近の日本の国力衰退 の原因のひとつは、医学部ブームで理数系が得意な秀才が皆医学部 に進学して、理工系の技術者や研究者になりたがらないからで、 ノーベル賞受賞者に物理学賞や化学賞が相次いだのは、秀才が 理工系に進学した世代だからだ、とあった。

医学部ブームは俺サマが高校に進学した頃から始まったようで、 ノーベル化学賞の田中耕一氏と医学賞の山中教授がだいたい俺サマと 同世代というところが、何とも微妙である。新聞コラム氏の 説に従えば、これからはノーベル医学賞受賞者が増えるってことかな。

2013年6月28日(金)
<< HANOWAの腕時計を購入>>
午前中は自宅で野暮用。今日は破損した建具の戸車の取り換え作業。

戸車というのは微妙な調整が必要で、車輪部の出っ張り が長すぎると、それがひっかかって戸が入らなくなり、短か過ぎると暴走族の シャコタンの車みたいになって、戸と敷居がこすれて戸の動きが悪くなる。 また、もう一方の戸車と揃っていないと戸が斜めに傾いてしまって、 戸を閉めたときに、柱と戸に隙間ができてしまい、所謂「建てつけが悪い状態」 になってしまう。

この出っ張りの長さの調整は、「適当な木片を挟め」と 書いてあるが、別に建具屋をやっているわけでもないので、 そんなうまい具合に木片があるとは限らない。

さらにもっと微妙な問題は、同じ規格の戸車でも、微妙に形 が違っていて、前の戸車の穴に入らず、彫刻刀などで適宜削って穴の形 を整えなければならない。

理論的には簡単だと思ってやり始めた作業だが、 やってみると案外梃子摺った。20分で完了!と思ってたが、1時間ぐらいは ごちゃごちゃやっていた。それ以外の野暮用も片付けてから、街に出る。

もう昼を過ぎていたので、河原町三条でまずは腹ごしらえ。 丸亀製麺市役所前店は行く気がしないので河原町三条店 に向かったが、途中新しくできたつけ麺屋があったので、そこに入る。 最近街ではつけ麺がちょっとブームみたいだけど、、、やはり俺サマは 普通の饂飩や蕎麦、ラーメンの類の方が良いなという結論に達する。

昼食後、四条河原町の丸井に行き、注文していあったSwiss Military Hanowaの腕時計を購入。特に高性能でも高価でもないけど、シンプル なデザインに惚れ込んだというか、海外出張時に現地時間用時計として 使うだけだけど、1日に何度も見るものだから、見るたびに「ああ、いいな」 と思うような美しいものでないと。

それから上島珈琲寺町通店に籠って夕方まで数学の後、JEUGIA 三条本店を偵察飛行。アイルランドの伝承音楽をフランスの古楽器アンサンブル が演奏するというCDと、前にCDを買ったことのあるピアニストの J.S.バッハのCDを試聴。アイルランドの方は微妙。バッハの方は、 イタリア協奏曲はとても良いが、他は既に持ってるシフのCDの方がいいな。 と、色々心の中でケチをつけて、どちらも見送り。大丸ラクト山科 店で、今月のお買い得ワインのチリのフルボディーの赤を1本買って帰宅。

鰻とワインにはさっさとお金を出すのに、CDには渋くなってきたような 気がする。。。いや、きっと気のせいだろう。

帰宅してしばし野暮用の後、夕食を挟んで明日のドイツ語の予習など。

2013年6月27日(木)
<<航空券を受け取る>>
午前中は自宅で野暮用をしたり学科長にメールを送ったりした後、出勤態勢に入る。 山科駅に向かう途中、あちこちの店に立ち寄って、自宅の戸を修理するための 戸車と昼食用のパンを購入。パンの1つは、ホイップクリームが入った 菓子パン。昨日大学生協に俺サマが大好きな「(ホイップクリーム入り) まるごとバナナ」が売ってなかった恨みを晴らす。

戸車を買ったホームセンターのような店では、かつて俺サマがさんざん 苦労して捜してもなかなか見つからなかった長靴が何種類も売っていた。 長靴は季節もので、それを過ぎると売ってなくなるようだ。やはり 俺サマが買ったような689円!みたいな安いのもあった。

大学に到着後、糞論文の著作権移行承諾書をエアメールで送る手続きをする。 スキャナでPDFファイルを作ってメールで送っても良いのだが、手元に スキャナが無いのでかえって面倒。それから研究室にて昼食。

13時から14時半ちょっと過ぎまで、就職組の「アルティン・ガロア理論 入門」卒研ゼミ。学生たちはようやく教育実習ボケから立ち直ってきたらしく、 今日は行列の階数に関する定理の証明。

俺サマも学生時代に教育実習に行ったが、あれは俺サマにとっては 全く異次元の世界だった。自分が通っていた高校だけど、大学に進学して 数年もすると遠い別世界に思えたもので、大学に戻ってしばらくは頭が くらくらしていた。

引き続き14時40分から16時10分まで、進学組の 「堀川・複素代数幾何学入門」卒研ゼミ。今日はようやくワイエルシュトラス の準備定理の2番目の証明を終える。次回はシュペートの定理から。 この調子では、複素多様体論に入るのは後期になってからかも。

ゼミの後、生協トラベルで一昨日発券依頼をしておいた航空券を 受け取り、支払い手続きを済ませる。研究室で少し雑用を片付けて から、17時過ぎに大学を発つ。

途中、大丸ラクト山科店のジューススタンドでマンゴオレンジジュースを 飲んでから帰宅し、夕食。夜はラクトスポーツプラザ。今日は骨盤矯正ヨガ と有酸素運動。

帰宅後は、糞論文の最終原稿を仕上げて、Webで提出。

2013年6月26日(水)
<<長靴日和>>
午前中は、ネットで海外出張の旅行保険加入手続き、掲載受理された糞論文の 最終原稿作成準備をちょっとやった後、次の論文ネタをちょっと突っついて、 ややや!?思ったよりも事態は深刻!?となったあたりで、腹が減り始める。

今日は長靴日和の大雨なので、800円でお釣りが来たゴムの匂いが ぷんぷんする安物ゴム長を履いて、ドタドタとラクト山科へ。 文具店で新しいボールペンを買って、 山科駅前Sbuxで昼食の後、大学に出勤。

Sbuxの昼食が軽すぎたので、生協コンビニでおにぎりを買う。 本当は、以前は生協で扱っていた、バナナ1本とホイップクリーム をスポンジカステラで包んだデザートが食べたかったのだが、 もう売らなくなったようだ。大学生協はこれだから困る。生協は やはり若者のためのものであり、育ち盛りならぬ老け盛りの オッサンにはどうもしっくりこない。

研究室でお握りをおおばりながら、色々雑用。 定期試験の最終原稿を作成して理工学部事務に提出し、 大学のWebの研究業績欄の更新、 数物事務室で親和会宴会の申込をして、キャリアセンターからの 卒研生の進路決定状況の問合せに対する返答を提出、 専門書のネット注文、 糞論文の著作権譲渡書類の準備など。 その後、すこし数学。途中、生協で予備のボールペンと上履きのサンダル を購入。

16時30分から1時間ほど学科会議。実は、会議は16時40分 からだと勘違いして、数分程度遅刻。 学科会議の後、学科長と数分程度密談。最近の俺サマは、 日誌には事実関係以外の大学ネタをほとんど書かなくなったけど、 俺サマ自身があまり関心がなくなってきた上に、 洒落にならない話が多くて、こういう所には書けないという事情もある。

その後、研究室に戻ったら、例の博士課程の留学生の話は、事情に より流れたという連絡メールが届いていた。それで留学生受入れ準備に ついて、色々お願いしていた同僚の先生たちに事情を話し「お騒が せしました」と言って回る。

研究室に戻って、専門書をひっくり返して 調べ物。そうこうしているうちに、久しぶりに勧誘の外線電話。 「高山先生でしょうか?」と聞いてくるので、「はい、そうですけど。 で、どちら様で?」と聞き返すと、それには答えず「昼頃にもお電話を 差し上げたのですが、資産控除の、、、」 とか何とかまくしたててきた。

こちらが聞いている事に答えない輩の言うことなど、まともに 聞く必要はない。まだ何かまくしたてていたけれど、構わず「はい、はい、 よーくわかりました。じゃあ、他を当たってくださいね。失礼しまーす!」と 言って、思い切り電話を切ってやった。携帯電話だと「思い切り電話を切る」と いうことができないが、固定電話だとそれができるところが嬉しい。

あー、愉快!愉快!と19時前に大学を発る。久しぶりに寿司が食べたく なったので、以前6月一杯有効の割引券を貰ったゼスト御池の回転寿司屋で 夕食の後、帰宅。

帰宅したら、丸井から留守電が入っていて、先日注文しておいた スイス時計が入荷した、と。夜は少しだけ数学をやったり、大学の雑用 メールの対応をしたり。

2013年6月25日(火)
<<航空券の発券依頼完了>>
多忙な火曜日。10時頃に大学に到着し、生協コンビニで昼食を買って 研究室へ。10時40分から12時10分まで、3回生以上配当「離散数学」 の講義。今日は代数多様体の正則関数環、局所環の定義をして、それらが それぞれ可換環、局所環になっていることを示す。さらに関数体を定義 し、それが局所環を含んでいることを述べる。次回は関数体が体になっている ことを示し、正則関数環と座標環の関係などについて話す予定。 もう、ほとんどの学生が脱落して、少しは分かってるのかなあという感じ の人は2,3名も居ない状態。

短い昼休みは研究室で昼食。そして13時から14時30分まで、 2回生配当「代数学序論I」の講義。今日は3次対称群の部分群のうち、 3次交代群だけが正規部分群であること、その剰余群が2次の巡回群 になること、正規でない部分群で剰余群を作ろうとしても、演算が well-definedにならないことの例示を行う。さらに、剰余群の重要 な例としてZ/dZの話をし、dZが正規部分群になること、 Z/dZは 0+dZ, 1 + dZ, ..., (d-1) + dZのd個の標準的な要素 からなることを示す。最後に群の準同型写像 の概念を導入し、その基本性質として単位元や逆元の像がどうなるか を示し、最後の核を定義し、それが正規部分群になることを示す。

ひきつづき14時40分から16時10分まで、「構造数学セミナーI」 のAクラスの授業。今日は直前の「代数学序論I」のZ/dZの話の復習問題と Z/dZ型の群2つの間の自然な準同型写像とその核の計算など。

授業が終わってから、生協トラベルに立ち寄り、ワルシャワ行きの 航空券の発券を依頼する。受け取りは木曜日の10時半以降になるそうだ。

研究室に戻って、「離散数学」のレポートの採点、校務出張の 書類の点検、次回の「構造数理セミナーI」のプリントのコピー、 次回以降の「代数学序論I」の講義メモの作成などを片付け、 代数学序論や構造数理セミナーについて質問にやってきた学生の 対応などをしてから、 20時過ぎに大学を発つ。南草津駅前で夕食をとり、22時頃に帰宅。

夜は夕食時と電車の中で考えた定期試験問題と構造数理セミナーI の最終回の課題を一気にTeXで清書する。

2013年6月24日(月)
<<糞論文受理される>>
明け方ふと目が覚めたので、枕元のiPadで何気なくメールを見たら、 俺サマが心血を注いだ糞論文が某学術雑誌に受理されたという知らせが来ていた。 いや、心血を注いでも糞!ってところが、悲しいといえば悲しいが、 まあ、一応世に出るんだからよしとしよう。

昨年の春に投稿したのに1年ぐらい放置されていたので、 「たった数ページの短い論文なのに、何で査読審査に1年もかかる んだよう!?」と編集委員に文句を言ったら、 「放置してて、すまない。委託してた査読者は結局審査できなかった。 今、新しい査読者に委託したところだ」という返事が来て、それから 1カ月ぐらいで「修正なしで受理」と決まったようだ。これで 代数幾何学では3本目の論文。

普通、俺サマぐらいの年寄り研究者は、論文が受理されたぐらいでは 「ああ、良かったな。じゃあ、次の論文執筆にとりかかろう」みたいな感じで、 そんなに喜ばないものだと思う。しかし俺サマは馬鹿だから、こういう時に 喜んでおかないと後が無い!ということで、「喜びの踊り」など踊って、 しっかり喜ばさせてもらった。

本日午前中は山科区内のスーパーに買い出しなど。帰宅して自宅にて昼食 の後、丸井から電話があり、俺サマが注文したHANOWAの時計が今週中に 入荷するとのこと。うーん、今日は良い知らせが立て続けだな。

午後は数学。

夕方、少し早目の夕食をとって、ラクトスポーツプラザへ。 今日は筋トレ、有酸素運動のあと、楽しいZUMBA。新しい曲がいくつか 入ったが、その中に俺サマが大好きなNenaの"99 Luftballons"が入ってて、 「俺サマゴキゲン状態」に突入。

そういえば昔学校で、"Every dog has his day."という例文を 習ったな。「どんな(つまらない)奴でも、ついてる日ってのはあるものだ」 程度の意味だと思うが、俺サマにとっては今日がその日だな。

帰宅後は定期試験の問題作りでもやろうかと思ってたけど、結局 YouTubeで"99 Luftballons"の画像を捜して聴いたり、 ドイツ語の歌詞を捜したりして遊んでしまった。

2013年6月23日(日)
<<丸井でHANOWAの腕時計を注文>>
いつもの日曜日。午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを片付けてから、 しばし数学。昼過ぎに街に向う。地下鉄の中で元同僚が数理の女子学生 と一緒にいるのを発見。兄妹かな。二人は三条で降りて行った。

街に出て、まずは「生そばの常盤」にて昼食。 年寄りの日本人が数名、年寄りの西洋人夫婦が1組。彼らと入れ違いに、 若い西洋人のカップルも入ってきた。場所も観光客が多い所だし、 日本情緒たっぷりの店だけあって、西洋人に人気あるな。俺サマは予定どおり、 冷麺を注文。安くて美味しかったが、 ちと量が少ない。しっかり食べたい時は150円増しで小ライスと小鉢がつく 冷麺セットが適当か、と。

それから四条河原町の阪急百貨店跡に出来た丸井の時計売り場に直行。 阪急の時はティーンエイジャー向け(?)の専門店がごちゃごちゃ入った、 見通しの悪い雑居ビル状態だったが、丸井になってからずいぶん開放的な 雰囲気の店になっていた。

今日の狙いはSwiss Military HANOWAの時計。先日河原町ロフトで1万円台で 安くてカッコいいのがあったので、丸井はどうかしら、と。しかし丸井の 店頭にはHANOWAも含めて、しっくりくるものが無く、ロフトに行ってみたら 先日見つけた気に入った品が売り切れてたり。

それで一旦上島珈琲寺町通店に引きこもり、昼食の追加のサンドイッチと コーヒーでしばし数学。それからもう一度丸井に行ってみて、HANOWAのカタログ を見せてもらって、俺サマが気に入ったタイプのを取り寄せてもらうことにした。 日本に在庫があれば、目出度く手に入る予定。在庫切れなら、京大生協に 売ってた980円の時計にしようかしら。

それから木屋町通りをぶらぶら歩きながら三条の明治屋に行き、店頭に並ぶ 輸入品の高いプンパーニッケルやリッタースポートなどを冷やかした後、 さらに朝日会館のジュンク堂を偵察。朝、新聞の書評欄でみた 「工学部平野教授のアメリカ武者修行」をちょっと立ち読み。アメリカの パーティーのことが書いてあるというので、どんなものか、と。

社交パーティーはビジネスチャンスを掴む場であるが、学者の世界でも 似たようなものかもしれない。ちょっとネットで検索したら、特派員の奥さん か何かのブログが出ていて、西洋人の社交パーティーは出来るだけ沢山 の知らない人と広く浅く会話するのがお約束なのに、日本人はすぐに知って る者同士で固まって内輪の話ばかりするからいけない というようなことが書いてあった。

ところが、パーティー嫌いの俺サマの僅かな経験を振り返ってみると、 研究集会などの 数学者の懇親会というのは、日本人でも西洋人でも既に知ってる者同士で内輪 の話をする場だったような気がするな。そうなると、馬鹿の俺サマなんぞは 相手にされなくてつまんないので、ますますパーティー嫌いになる。 ただ、「馬鹿だから益々パーティー嫌いになる」という事実を 認めるのは流石に癪なので、パーティー嫌いで有名だったゲーデルのことを 思い出して、心の慰めにしている。

ジュンク堂を出て、 ラクト山科で今月のお買い得赤ワインを1本買って帰宅。 夜は夕食を挟んで少し数学。

2013年6月22日(土)
<<Xさんと再会&誰だったっけ?>>
アンチュチュ夏学期最後の日。9時半過ぎにアンチュチュに到着し、 10時から12時半すぎまで授業を受ける。

休憩時間にふとXさんと3年ぶりぐらいに出会った。 元はといえばゲーテのクラスメートで、 ゲーテのドイツ語講座がリストラで無くなってからは、 寺子屋のクラスメートだったりした。 その間、妊娠出産子育てなどがあって、音信不通になったり、 また偶然で再会したりといったことを繰り返してきた。 俺サマと同じくフランス語の講座に通うこともあるので、 アンチュチュが活動圏に入っているらしい。だから、何年かぶりかに ばったり出会う時は、いつもアンチュチュの 1階入り口のあたりと決まっている。

彼女はこの4月からまたアンチュチュに通い始めて たのだという。教室も同じフロアだったのに、今まで知らなかったなあ。 しかし8月にまた次の子供を出産予定なので、今学期限りでまたしばらく 自宅に引きこもるのだという。

それから新福菜館百万遍店で昼食。研究集会は昨日で終わったし、 そもそも京大の数学者は新福菜館には近寄らないから、安心して昼食 を済ませる。その後、アンチュチュの図書室に戻ったのだが、アンチュ チュの門のところでまたXさんに会ってしまった。友人と待ち合わせを しているのだが、なかなか来ないのだという。それで、午前の休憩時間 にはあまり話ができなかったので、ちょうどいいやと思ってしばし立ち話。

そうこうしているうちに、その「友人」という人がやってきた。 ああ、この人か。「前にお会いしたことがありますね」と言った が、その人は覚えてないという。無理もない、6年前に アンチュチュでXさんと再会したときにXさんの傍にいた人で、 俺サマとはちょっと話しただけだしね。

それやこれやでXさんたちと別れて、図書室へ。今日は宿題が 無いので、簡単に復習だけして、あとは数学、と思ったが、眠い 眠い病のためほとんど居眠りしていた。

16時40分から18時10分まで、寺子屋にてドイツ語の 授業を受け、道草なしでまっすぐに帰宅して夕食。夕食後、 しばしドイツ語の復習など。その後、夜はすこし数学。

ちなみに、先週の水曜日に数理研に向う地下鉄の中で、 俺サマと似たような年恰好のオジサン2人が居たが、 うち一人が誰だか思い出せない。見覚えのある顔で、 俺サマの記憶にある彼は、もう少し若いのだが、水曜日に 見た時は、髪型も黒メガネも昔のままで、ただ総白髪に なっていた。彼とは一度も話したことはなく、ただ、 遠くからじっと観察していた覚えがあって、それで記憶に 残っている。えーと、誰だったっけなあ。

2013年6月21日(金)
<<研究集会終了>>
天気予報が大雨になると騒いでいるので、数年前に800円ぐらいで 買った激安ゴム長を履いて、朝から小雨の降る中、ドタリドタリと京大数理研へ。 午前中に講演を2つ聴いて、昼過ぎに研究集会は終了した。とりあえず猫に挨拶 をしてから、昼食のために俺サマのサンクチュアリー新福菜館百万遍店へ。

店に入ってカウンターに座って注文を済ませ、新聞を眺めていると、 新しい客が入ってきて「2人ですけどー」「じゃあ、そこのテーブル席にどうぞ」 というやりとりがあって、俺サマが座っているすぐ近くのテーブル席に 2人座った。ふと見ると、、、数学者。嗚呼、何ってこった。 しかもそのうちの1人は、こういう状況で顔を合わせれば一応「どうも」と 挨拶ぐらいはする間柄の人。で、「あ、どうも」「やあ、どうも」 みたいな挨拶をする。

研究集会など仕事を通して知り合った人と、その後どこかで再会 した時には、会釈ぐらいの挨拶はするもので、少なくとも相手が 挨拶してるのに無視したり、「何だ?お前」みたな顔して睨んだり するのは、相当な敵意を表しているものと解釈される。会社員時代の 10年ぐらいは、ずっとそういうものだと思って差し支えなかった。

しかし物理学者と数学者には、この流儀が通用しないことが多いから 厄介である。物理学者がなぜそうなのかは知らないが、「物理学が 一番偉い学問だと思って威張っているのだろう」という説を聞いたことが ある。まあ、「学問が偉いことと、それをやっている貴方が偉い というのは別でしょ?俺サマは代数幾何学という数学の王様みたいな 学問をやってるけど、俺サマ自身は十分馬鹿だぜ」と思うが。 兎に角、俺サマぐらいの世代から上の物理学者は、だいたいそんな感じ。

数学者の場合は、たぶん駆け出し時代からの仲間とか、お互い 研究上の明確なメリットがあると思って親しくなった研究仲間とは 実に懇意に付き合っているようだが、それ以外の人との付き合い方を知らない のだろうと思う。というか、学生時代からの仲間というわけでもないし、 今のところ特に研究上のメリットもないし、そういう人に何でわざわざ 愛想ふりまかなきゃならんのだ?ということだろうと思う。まあ、 そう言われれば、そうかも知れないけど。

ただ、数学者の全部が全部そういう感じでもないし、さらに厄介 なことは、そういう感じでもなかった人が、ある時点からそういう感じ になってしまうこともよくあるので、会うたびに相手の状態を確認して 対応を考えなければならない。つまり、研究集会などで目が合った 瞬間に、その人が「ああ、高山さんだ」と思って挨拶しようとしている のか、「ああ、高山の馬鹿か。無視しよう」と思っているのかを、 その表情から判断しなければならない。

こんなわけで、全く数学者ってのは面倒臭い人種だなと思うが、 俺サマはこの点に関しては既に十分「人生に疲れている」ので、 挨拶の無駄玉を繰り出して気まずい思いをするのだけは避けたいところ。

昼食後、数理研の図書室に戻って文献検索。面白そうな文献が 理学部数学教室の図書室にしかないと分かり、久しぶりに行ってみた。 昔はかなり厳しかったけど、今は 数理研図書室と同じく、製本雑誌などを一時借り出しして生協などで コピーすることができるようになり、助かった。

文献をコピーした後、アンチュチュの図書室に移動して、コピーした 文献をしばし眺めてから、河原町三条界隈に繰り出し、JEUGIA三条本店 を偵察。ベーラ・バルトークの「6つのルーマニア舞曲」を試聴して、 久しぶりに東欧民族音楽系が聴きたくなり、帰宅後CDケースをひっくり返して 色々引っ張り出して聴いてみる。

2013年6月20日(木)
<<数理研、大学、スポーツプラザ>>
今日も雨がしとしとと降り、気温も低め。 火曜日や土曜日と同じぐらい早起きして、京大数理研へ。 相変わらず寝てばかりいる数理研猫に挨拶してから、 研究集会の午前の講演を1つ聞き、すぐに大学に向かう。 途中、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを購入。

12時半頃に研究室に到着し、昼食。13時から就職組 の「アルティン・ガロア理論入門」卒研ゼミ。予想通り の教育実習ボケで誰も予習をしておらず、数分で終了。 他の先生なら、ここで雷のひとつでも落とすのかなあ。 でも俺サマは悪い先生なので、「これで1コマ分時間が空いたな」 と、来週からの「構造数理セミナーI」のプリントのコピーをしてから、 しばし数学。

14時40分から進学組の「堀川・複素代数幾何学入門」 卒研ゼミ。今日はWeierstrassの準備定理のもうひとつの証明。 こちらは教育実習ボケもなく、粛々と進む、、、 はずだったのだが、多変数関数の位相のところでひっかかり、 またもや学生達とああでもない、こうでもないと言ってる うちに16時10分の終了時間が来る。

すぐに大学を発ち、帰宅。自宅に置いてある、20年ほど 昔に読んだ自分の堀川本を見てみたら、 今日大騒ぎした部分に鉛筆で「?」マークがしてあった。自分で 読んだ時も、ここはよくわからずに飛ばしたようだ。

それから夕食、そしてラクトスポーツプラザ。今日は骨盤矯正ヨガと 有酸素運動。雨がしとしと五月蠅い日なので、ヨガの受講生は3名と 予想されていたそうだが、何故か20名近く来ていた。これも原因は 謎で、「神のみぞ知る」らしい。

スポーツプラザから帰宅するころには、今日ゼミで揉めた問題も解決 したと思われたので、TeXでノートに纏めて学生に送る。

2013年6月19日(水)
<<終日京大の研究集会に参加>>
梅雨らしく梅雨前線が停滞しているうえに台風が近づいている らしく、しょぼしょぼと五月蠅い雨が降る一日。 今日は午前中から午後一杯、京大数理研の国際研究集会に参加。 まあ、馬鹿の俺サマにはよくわからない講演がばかりだが、 小さなことで「へー、そういうことだったのか」と思うことが いくつかあって、それはそれで収穫である。

そう長くもない昼休みは、真面目に雨が降ってることもあって 遠出する気も起こらず、さりとて研究集会に参加している 数学者達が入る店には近付きたくないし、ということで、 予定通り新福菜館百万遍店。この店は水曜日が定休日だったが、 最近は2人店長態勢になって水曜日もやってるところが心強い。

「サンクチュアリー♪、サンクチュアリー♪俺サマの サンクチュアリー♪」と鼻歌交じりに店に入ろうとすると、 中から人が出てきて、、、あっ、数学者だ!な、、、 何故だぁぁぁぁぁぁぁぁっ???!!!!

「あんんたね、数学者のくせに一体誰に断ってこの店に入ったのよ!?」 (註:誰にも断る必要はありません。念のため)と怒鳴り散らして やろうかと思ったが、数学者の中でも俺サマが馬鹿だということにまだ気付いてなくて、 互いに挨拶をする数少ない人の一人だったので、とりあえず普通にご挨拶。 この店も安心できないのかなあ、と内心忸怩たる思いでラーメンをすする。

俺サマは海外の代数幾何学者には面(メン)が割れてないので、気楽 なもんだが、 日本の代数幾何学者の場合は、俺サマのことを知ってたり知らなかったり、 知ってても「高山は馬鹿だから相手にしてもしょうがない」と思って知らん 顔してたりと色々なので、面倒臭い。従って、研究集会の会場では、 基本的には誰とも目を合わさないようにし、不幸にして目が合った場合は、 人によっては数学者以外の普通の人間を相手にするときと同じように 愛想よく挨拶し、それ以外は「何だよう?文句あんのかよ!? 馬鹿がその辺をうろうろしてちゃあ駄目だっつぅのかよう!?」みたいな 感じでギロリと睨み返すことにしている。

それにしても、今日隣の席に座ってた、俺サマとしては 初めて見掛ける若い日本人数学者は、俺サマの前を通って 通路に出るときに、いちいち「すみません」と日本語で言ってきた。 この野郎、何でExcuse me!って言わないんだよう。会場には 中国人や韓国人も沢山いるし、俺サマは気配を殺して一所懸命 謎の中国人のフリしてるのにさ。

今日は数理研猫にも会った。例によって知らん顔してソファーに寝そべっ ているので、悪戯してやろうと思って、雨に濡れた折り畳み傘をゆすって、 ちょっとだけ水滴を掛けてやったら、 「にゃー、ごぅぅ!(五月蠅いなあ、何すんだよう)!」と鳴いて起き上がり、 少し離れた棚の上に置いてあるカラーボックスの穴にたて籠って、恨めしそうに こっちを睨んできた。

帰りのバスの中で、ふとあることを思いつき、車中で慌てて確認してみた ところ、俺サマが最近「ちょっと面白い発見をした」と内心ほくそ笑んで いたことが間違いだと判明した。うーん、新しい発見をするのは、難しいものだ にゃあ、と。

山科区内のスーパーで買い物をしてから帰宅。夕食後、夜は少し数学。

2013年6月18日(火)
<<普通に多忙な火曜日>>
多忙な火曜日。10時前に大学に到着。生協コンビニで昼食を調達 してから研究室へ。7階の事務室で郵便物を受け取ったりして、 10時40分から12時10分まで、3回生以上配当「離散数学」 の講義。今日は先週のウソのお詫びと訂正の後、代数多様体とその間の 射の圏の定義、位相同型ではあるが代数多様体として同型でない ものの例について話す。次回は関数環や関数体の話に入る予定。

この講座は来年度は4回生以上配当科目としてつづく可能性がある。 最長、8回生配当科目までつづくかな。とりあえず来年度も この講義を担当しなければならないのなら、テーマはエタールコホモロジー かな。いま、クリスタリンコホモロジーで手が一杯の状態で、 エタールコホモロジーこういうことでもないと、なかなか自分では勉強しないし。

短い昼休みは研究室で昼食と食後のコーヒーなど。

13時から14時30分まで、2回生配当「代数学序論I」の講義。 今日は正規部分群の定義を3種類挙げ、それらが同値であることを示す。 それから正規部分群から剰余群がつくられることろ一般的に示す。 次回は3次対称群の正規部分群を捜し、正規でない部分群の剰余類には 群演算がうまく定義できないことを示し、群の準同型を導入して、 その核が正規部分群であることを示そうか、と。またも演習の進度を 睨んで、強行軍気味の講義になるかも。

引き続き、14時40分から16時10分まで、「代数学序論I」の 演習編である、「構造数理セミナーI」のBクラス。先週のAクラスと 同様、3次方程式のガロア群の計算。

講義の後、16時30分から18時25分ぐらいまで教授会。 議事を聞きながら、演習の答案の整理など。教授会の後、ひきつづき その延長編みたいなのがあって、結局18時50分頃に終了。 その後、研究室に戻り、「離散数学」のレポート採点と次回以降の 講義準備、「代数学序論I」の次回以降の講義の準備、そして「構造数理セミナーI」 の次回以降の問題を考えたりしてから、20時頃に大学を発つ。

南草津駅前で夕食の後、22時前に帰宅。夜は、帰りのバス の中で書きあげた「構造数理セミナーI」の問題をTeXで清書したり、といった 作業。

2013年6月17日(月)
<<腕時計修理を断念>>
今日から京大数理研で代数幾何学の国際研究集会があるので、 大学の用事がない日に適当に覗いてみようか、と。今日の話は 聞いてもわかりそうになかったし、俺サマの興味からちょっと遠い けど、集会最初の講演だけでも聞いてみようか、と。 まあ、聞けば何かひとつは得るところがあるので、無駄ではないし。

午前の講演が終わってから、そのまま四条高倉の大丸京都店へ。 13年前にここで買った時計が壊れたので、修理に出そうか、と。 結構高い時計だったが、時刻合わせをしようとりゅうずを引っ張ったら、 すぽっとそのまま抜けてしまったという間抜けな故障。数年前にも 同じ故障で修理してもらったことがある。俺サマが中学生になった 時に親父に買ってもらった安物の時計は、17年ぐらいして動かなく なったが、その間りゅうずが抜けるなどという馬鹿な故障は 一度もなかった。この時計の設計に欠陥があるんじゃないの?

この時計は今は使っておらず、海外出張したときに現地時間に 合わせて動く時計として使う。普段使っている電波時計は、そのまま 日本時間に合わせたままにしておく。こうやって2つ腕時計を持っていると けっこう便利である。

しかし、修理にはかれこれ2万円ぐらいかかり、しかも1カ月半 ぐらいは時間がかかるという。冗談じゃない。それではワルシャワ出張には 間に合わないし、2万円も出せば、海外出張用には十分すぎるほどの新品が いくらでも買える。こりゃあ話にならんわ、別の店でもっと安い 時計を捜そうと思って引きあげる。

大丸を出て四条通りを東に向かい、時計屋はないかと探しながら 歩いたが、結局河原町の高島屋に入り、3000円台のポータブルの 目覚まし時計を買う。海外のホテルにはタオルと石鹸以外は何もない ところが多く、室内履き、洗面道具のほかに、目覚まし時計も持参 しないといけないし。

高島屋を出て河原町通りを上り、ロフトに入ってみたが、やはり 2万円以下で良さそうな腕時計が沢山あった。まあ、今日のところは 偵察にとどめ、また出直して買うことにしよう。

それから大丸ラクト山科店で「今月のお買い得ワイン」の赤を1本 買ってから帰宅。しばし野暮用の後、早目の夕食をとって、 ラクトスポーツプラザへ。今日は筋トレ、有酸素運動、そして楽しいZUMBA. 今日は俺サマと同世代ぐらいの夫婦が来ていた。ややメタボ気味の 夫君は激しい動きについていくのがしんどそうだったが、細君の方は こういうことに慣れているのか、割合良い動きをしていた。

2013年6月16日(日)
<<すこし真面目に出張準備>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズル。その後、昼食を挟んで数学。 夕方頃、自転車で宅配便の荷物を送りに行ったり、山科区内に買い物に出て、 雑貨や衣料や食料品の買い出しをしたり。帰宅後、夕食を挟んでしばし数学。

夜は既に出発まで1カ月を切ったワルシャワ出張の準備と称して、 携帯品のリストを作ったり、ワルシャワ・ショパン空港からのホテルまでの 交通の便などを色々調べたり。最近は空港のホームページの情報が充実して いるし、Google street viewなんて便利なものがあるので、旅の準備がず いぶん楽になった。