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2013年11月30日(土)
<<クリスマスツリー>>
アンチュチュの日。早起きして9時半過ぎにアンチュチュへ。10時から 12時半過ぎまでフランス語の授業を受ける。今日はとうとう俺サマを含 めて2名になってしまった。まあ、寺子屋もいつも2名なので、生徒が 少ないのは慣れっこだけど。

天気も良かったし、昼間は寒さもちょっと緩んだので、足をのばして 新福菜館府立医大病院前店で昼食。その後、コンビニで辻利の抹茶アイスバー を買って、それを食べながら京大生協ルネへ。

しかし、ルネの店舗の方は月末棚卸とかで臨時休業。今日は「数理研キラキラ物語」 を電撃購入して、昨日さんざんこの本を忌み嫌っているようなことを書いたこととの 落差を演出して遊んでみようかと思ったのだが、、、まあ、店が閉まってて良かった というか、日誌のネタのために何もそこまですることもないか、と。

昨日の恨みを晴らし、自販機コーヒーを買ってアンチュチュに戻る。 アンチュチュの玄関のところでは、クリスマスツリーを設置していた。 ああ、もうそんな季節なのか。まあ、ドイツだと11月半ばぐらいから クリスマス、クリスマスと騒いでるけど。

アンチュチュの図書室で、フランス語の復習と宿題。10月 の台風の時の気象台の誤報(と俺サマは信じている)が原因の補講が あるので、来週はアンチュチュを休まないといけないが、まあ、宿題は一応やった。 それから夕方の寺子屋の予習をさらっとやって、余った時間は MathReviewの仕事の短い論文読み。

16時40分から18時10分頃まで、寺子屋にてドイツ語の授業を受ける。

その後、まっすぐ帰宅して夕食の後、MathReviewの仕事。しばし 検討の結果、論文の短さを鑑みても、俺サマがいくら頑張っても、 著者が論文の最初に書いているアブストラクトに勝るものは書け そうにないとの結論に達し、 「アブストをそのままレビューにする方が良い」、 旨の報告書を書いてアメリカ数学会にメールで送る。

2013年11月29日(金)
<<はにかみ中年>>
午前中は自宅で数学。それから新福菜館府立医大前店でかなり遅めの昼食。 それから百万遍に移動し、通りがかりに新福菜館百万遍店の復興状況を視察 しつつ、京大北部キャンパスへ。コーヒーの自販機で食後のコーヒーを買おう と思ったら、業者のオジサンが機械の扉を開けて整備中。この作業はかなり 時間がかかるので、缶入りブラックコーヒーにしたら、紙カップよりも高いし 生ぬるいしで、散々であった。

「何でコーヒーの自販機があそこしか無いんだよう!」とブツブツ言いながら 京大数理研に到着。数理研猫は珍しく起きていて、元気にエサを食べていた。 思わず写真を2,3枚撮る。エサを食べ終わると、にゃー!とか言いながら ソファーの上に座り、足をぺろぺろ舐めていた。何故か足が汚れている。 それを自分の舌で舐めて綺麗にするのだから、猫というのは面白い動物である。 「帰りに、寄れたら寄るからな」と言い残して数理研図書室へ。

図書室には、つぶやき親父が居た。唸り小僧は居なかったが、小僧が大好き でいつもへばりついているテーブルに、見慣れぬオジサンが居た。 しかしオジサンはしばらくして居なくなり、つぶやき親父も1時間ぐらい ぶつぶつ言ってたけど、早目に退散していった。

夕方、帰りに猫の所に行ったが、院生みたいなのが居たので、 猫には会わずにそのまま数理研を出た。

それから生協ルネの書籍部に行って、しばし偵察。例の数理研キラキラ物語本 が平積みされていた。しょうがないので、ちょっとだけ立ち読み。 結局、これが良くなかった。

キラキラ物語その1。某偉い先生(何度も言うが数理研の先生は皆偉い)は、 子供の頃ははにかみ少年だったが、類まれなる数学の実力を認められて次第に 自信をもつようになり、今や押しも押されぬ大数学者となった(しつこいようだが、 数理研の先生は皆押しも押されぬ大数学者である)、と。

うーむ、対する俺サマは、傲岸不遜を絵に描いたような少年だったが、 大学で数学を専攻して自信を失くし、はにかみ青年となり、 その後、ロクでもない人生を送った末、 今や押しも押されぬ「俺サマは馬鹿!」のはにかみ中年。 我ら二人の接点は数理研猫だけであるというのは、可笑しくもあり、 悲しくもあり。。。

俺サマは結構負けず嫌いなので、無意味な競争心のために、本来やるべき ことが疎かにならないよう、自分を制御するのに苦労するほうである。 キラキラ物語も、「へえー、雲の上の人達って、凄いな」ぐらいに思って おけば結構面白く読めるはずだが、俺サマの場合そうもいかない。

日頃は、「俺サマのような馬鹿が数学研究やって暮らしてけるんだから、 人生まる儲けやね!」と、日々ゴキゲン数学ライフを送ってるのに、、、、 「やっぱり読まなきゃ良かったな」と思いつつ、大丸ラクト山科店で今月 のお勧め赤ワインを一気2本買 いして帰宅。しばし野暮用の後、夕食。その後、夜は明日のドイツ語の 予習をちょっとだけやって、またすこし数学。

2013年11月28日(木)
<<急に寒くなった>>
自宅で野暮用の後、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って 昼頃に出勤。研究室で昼食の後、昨日の学科会議の残務整理関係 でメールのやりとりをして、13時から14時半まで、 アルティン・ガロア理論入門グループの卒研ゼミ。

ゼミに行ってみると、1人来ていて、しかもちゃんと予習してあったので、 ゼミを開始。隣のゼミ室では学生の巨大グループが居て いつまでも騒いでいるので、「笑い声が五月蠅い!」と文句を言いに行った。 そうこうしているうちに、ゼミ開始から30分ぐらいしてから、 もう1人の学生が来た。

今日は1変数の多項式の整除に関する演習問題をいくつかやって 終わる。次回も演習問題の続きをやって、時間があれば 代数的元の定義に入れるかもしれない。

引き続き14時40分から16時20分頃まで、 堀川・複素代数幾何学入門グループの卒研ゼミ。 今日は多変数正則関数の局所環のネ―ター性の証明をさらっと終えて、 複素多様体の章に入る。多様体の色々な概念の定義をやって、 最後に双正則ならば次元が等しいことの証明で詰まる。

接ベクトル空間の線形同型が誘導されることに持ち込めばよいはずだが、 あのチマチマした細かい式の扱いを忘れていて、時間も迫ってきたので 「宿題」とした。しかし研究室に戻って多様体論の本をちょっと見たら すぐに思い出した。

学科会議残務関係のメールが来ていたが、最後に残った1件は どうもさっさと片付きそうにないと分かったので、出張中の学科長に 「あとは任せた!」とメールを出して一件落着。

山科に戻り、その辺で夕食の後、帰宅。紅葉の季節が一転して真冬に なったような天気。夜は、急遽引っ張り出したジャンパーを着て、ラクトスポーツ プラザへ。今日は骨盤ヨガと有酸素運動。帰宅後、 昼のゼミで宿題に なった件の解説をTeXに纏めて学生たちにメールで送付。

2013年11月27日(水)
<<学科会議の代理開催と山科の停電>>
午前中は自宅で野暮用。さて大学に出勤しようかと思ったら、コーヒーを 飲むのを忘れていた!それで大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買った後、 山科駅前Sbuxで朝のコーヒーを飲んでから出勤。

どうやらPCの方は、Leap Motionとかいう、俺サマがまず使いそうに ない機能が無いものならすぐに入荷できそうとの連絡を受け、 「それでお願いします」と即答しておく。

研究室で昼食の後、13時から14時30分まで2回生「代数学序論II」の 講義。今日は有限生成アーベル群の構造定理とその証明。勿論、単因子論のところ は結果だけ引用。しかし中国人剰余定理を使って最終的な形に纏めるところで 時間切れ。次回はこの説明を終えて、作用域を持つ群の話に入る前に、 内直積と外直積の話でもしようかと思うが、半直積の話をするかどうかは未定。 たぶんしないと思う。

ひきつづき14時40分から16時10分まで、2回生「構造数理セミナーII」 のBクラス。今日はEuclidの互除法を板書で説明し、あとは中国人剰余定理の 証明の基本アイディアを理解する演習問題。

授業が終わって16時30分より学科会議。出張で不在の学科長の代理で、 副学科長の俺サマが開催。議題は締切が迫っている大学からの問合せ2件と 簡単な報告1件。15分程度で終わったが、折角皆が集まったのだからと、 何人かの先生からの報告、問合せ、談話会の運営方法に関する意見などが続き、 17時10分頃に終了。

その後、研究室で演習の答案を整理したり、学科会議の残務処理で、事務に いくつか報告メールを出したりして、18時過ぎに大学を発つ。 この時間帯は夕方のラッシュとぶつかるらしく、バスはなかなか進まず、 何故か電車も少し遅れ、19時過ぎに山科に到着。

山科ではまた短い停電が起きたらしく、その影響なのか、JR山科駅とラクト 山科のエスカレーターとその周囲の電灯が消えていた。原因はよくわからないが、 先日も同じような停電があったことだし、「原発再稼働に対する市民の皆さんの ご理解を得るため」の地ならしとして、停電の不便さを身をもって知らしめるべく、 関西電力がわざと散発的に停電をさせているのだろうと推察される。

帰宅して夕食の後、夜は次回と次々分の構造数理セミナーIIの問題を作る。 で、次回の代数学序論IIの講義の準備も同時に出来てしまったことになる。

2013年11月26日(火)
<<学科長会議代理出席>>
午前中は自宅で野暮用の後、しばし数学。今日は出張中の学科長の代わりに 13時からの学科長会議に代理出席することになっていた。11時前に事務長 から今日の会議資料のPDFファイルがメールで送られてきて、 ざっと見てみると「ああ、これは面倒な話だな」と。 悩んでいるところに、さらに「差し替え分」とかいう別便メールも届く。

それから、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って出勤態勢。 山科駅で待ち時間がかなりあったので、結局ベンチで少し早目の昼食を 済ませた。

12時半過ぎに大学に出勤。13時から学科長会議。37分で終了。 研究室に帰って、学科のメーリングリストに「明日、学科会議をやります」 とメールを流し、他にも2,3カ所に問合せメールなどを出す。

そうこうしているうちに、事務から電話があり、俺サマが発注していた PCが品切れなので、別の機種を発注しなおす方向で考えてもよいかと 聞かれた。WindowsXP問題で、今やPCは売れまくって品切れ続出なのだろう。 このままだと1カ月以上待たないと納入できないらしいので、「じゃあ、 どの機種なら早く納入できるのかメーカーに問い合わせてください」と言って おいた。

しかし、どうもすぐに納入できるのはロクな機種ではないような気がする な。いっそのこと、「つなぎ」程度の10万円未満の安いのをとりあえず買った 方が早いかも知れない。それも視野にいれて、この問題はしばらく動向を 注意深く見守る必要ありか、と。

それから「久々に大学に来たことだし」と、研究室に置いてある 本を色々漁りながら、数学。自宅に置いてあった役立たずのGriffith & Harrisの"Principles of Algebraic Goemetry" を持ってきたので、研究室の本棚に戻し、代わりにMumfordの"Abelian varieties"を 鞄につめた。

学生時代から感じていたが、Griffith & Harrisは色々なことが書いて あるように見えて、いざ何か疑問点を調べようとすると何の役にも立たない。 代数的な証明を知りたいのに、複素解析的な証明だけ書かれていたり、 知りたい事実そのものが書かれていなかったりする。

それにもかかわらず何となく1年以上自宅に置いていたのは、 可換環論屋時代にエッセン大学に滞在して、やはり客員研究員で来てた ポーランドの代数幾何学者に質問しに行ったとき、彼女の机の本棚にこの本が 置いてあったからである。

俺サマは、当時考えていた可換環論のある種の問題を扱うような理論が 代数幾何学にないかと質問したのだが、「そうですねえ。そういう理論は 代数幾何学には無いと思いますよ」と言いながら、Grifitth and Harris をパラパラと眺めて「ええ、やっぱり無いです」と言ったことが記憶に残って いる。「ふーん、代数幾何学をちゃんと勉強した人には 重宝な本なのかな」と思ったのである。しかし、俺サマはあれからずいぶん代数幾何学 を勉強したが、「矢鱈分厚くて色々書いてあるけど、(俺サマのような)馬鹿が知りたがることは何も書いてない ロクでもない本」という評価は全く変わっていない。

他に、研究室の本棚を色々漁っているうちに、昨日から考えている 小さな問題の大きなヒントが書かれている本があったので、それも鞄に詰める。 まあ、専門家なら誰でも知ってそうな話で、そういうのを知らなかったりするから、 「俺サマは馬鹿」というのである。

「さて、ウチに帰ってこの本を読んで、懸案の問題を考えるか!」 と思って帰り支度をし、大学のバスロータリーの前まで差し掛かった ところで、「あ、今日は教授会の日だった!」と思いだした。 Uターンして10分ほど遅刻して教授会へ。会議は延々2時間10分続いて 18時40分に終了。通常1時間ぐらいで終わるのだが、今日は色々議題が多く、 異例の長さとなった。

教授会終了後、すぐに帰宅。途中大丸ラクト山科店で、今月のお勧め 赤ワインを1本購入。帰宅して夕食後、しばし数学。

2013年11月25日(月)
<<晩年のグロタンの写真を発見>>
朝から激しい雨が降ったりやんだりしているので、街には出ずに 終日山科ですごす。午前中は自宅で野暮用の後、少し数学。 午後は雨が降ってたけど構わず散歩に出掛け、その辺で適当に 昼食の後、大丸ラクト山科店で白ワインを1本買う。

大丸の1階には喫茶コーナーがあって、何故か年寄りに人気である。 ラクトスポーツプラザの「青春を取り戻したオジサン」が (たぶん)現役の勤め人の頃、何やら出張帰りのような大きな鞄を脇に置いて、 ここでコーヒーを飲んでいる姿をよく見掛けた。最近はコーヒーを飲んでる姿 をめっきり見掛けなくなったが、スポーツクラブにはちょくちょく来ている (今日も来ていた)。

ラクト山科の1階には、もうひとつ喫茶店があって、ここも年寄りに人気である。 どちらも昔ながらの、店員さんが水とコーヒーと紙おしぼりを持ってきてくれる店で、 コーヒーの分量や値段もそこそこ適当なところが人気なのかもしれない。

今日はスタバなどで長居をする気がなかったので、青春を取り戻したオジサン御用達 の方で食後のコーヒーを飲んで、すぐに店を出る。前にも一度来たことがあるが、 ここのコーヒーは結構美味い。

ラクトを出て、山科区内のスーパーで食材を買って帰宅し、その後もしばし数学。 それから、やや早めの夕食をとって、ラクトスポーツプラザへ。先週の木曜日はルイサダ先生 のコンサートに行ってたので、ヨガと有酸素運動をサボった。それで前半の1時間は 念入りにストレッチをして軽く有酸素運動、そして筋トレ。後半は楽しいZUMBA。 そのあとすぐに帰宅して、またすこし数学。

合間合間にネットでGrothendieckの画像を検索してみたら、変な爺さんの写真 が出てきた。最初は、これは関係ない画像だろうと思ってたが、よく見れば、 40代前半で数学研究からリタイアし、I.H.E.S.を辞めてモンペリエ大学に移って しばらくしてからの写真(60歳ぐらいの頃)と、モンペリエ大学もやめて ピレネー山脈かどこかに籠ってしまってからの写真(70代ぐらい?)の ようにも思えた。まあ、ピレネーに籠ってからは全く消息不明とされていたから、その頃の ものだとしたら、 写真があること自体が驚きだが、うーん、あのグロタンが、こんな風になっち まったか!?と、ちょっと衝撃。

60歳ぐらいの頃の写真は、聡明でまだまだ元気そうな爺さんって 感じだけど、70代ぐらいの写真はサンタクロースみたいな髭を生やし、 体格もちょっと貧相な感じ。怪しい雰囲気プンプンって感じだった。 本当にグロタンの写真なのかしら。

今年で85歳らしいけど、元気にしてるのかしらね。

数学者嫌いの俺サマだけど、グロタンだけはまだちょっと親近感を 持っている。ウェイユやザリスキは馬鹿に対しては厳しかったらしいが、 グロタンについてはそういう話はあんまり聞かない。 馬鹿の方が「こりゃ、かなわん!」とグロタンから逃げ出すことは あったと思うが、グロタンが馬鹿を苛めて叩き出すようなことは なかったのではないか。たぶん、新しい数学の創造に夢中で、 馬鹿を苛めることには関心が無かったのではないかと思われる。

ま、そういうところがいかにも天才っぽくて、好きですな。

2013年11月24日(日)
<< Illusie先生の思い出話>>
いやあ、昨日がまるで日曜日のような土曜日で、今日が本当の 日曜日なんて、極楽すぎはしまいか?さて、今日は何して遊ぼうかなーっと。

朝はゆっくり起きて、午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを 速攻攻略。それから少し数学。

天気が良いので午後は山科区内に散歩に出る。大丸ラクト山科店 の饂飩屋でかなり遅めの昼食の後、山科駅前Sbuxで食後のコーヒーを飲みながら しばし数学。それから山科区内のスーパーで買い物をしてから帰宅。 また少し数学の後、夕食。夕食の後もまた、少し数学。

数学の合間に、昨夜ネットで拾ってきた "Reminiscences of Grothendieck and his school"という文書を拾い読み。これは Grothendieckの学生だったLuc IllusieがGrothendieck を中心としたI.H.E.S.研究所の思い出話をしたのを、 その場に居合わせた人の記憶を集めて 再現したもの。

これには、Grothendieckがどんな風に博士課程の学生を指導し たかとか、どんな研究スタイルをとっていたかが書かれていて 興味深い。俺サマも真似してみたいが、そこが希代の天才数学者 と馬鹿の俺サマの違いで、真似したくても真似できないこと ばかりである。

ひとつ印象的だったのは、Grothedieckは数学者が論文などで好んで 使いたがる「明らか」とか「容易に確かめられる」というのが 大嫌いで、何もかもキチンと証明を書く人だったらしいこと。 なるほど、だからEGAなども、分厚くて嫌になるけど、読んでみると 結構わかりやすいわけだ。

昨日の日誌では「数理研の偉い数学者たちのキラキラ物語なんて、 今更読む気がしない」みたいなイジケタことを書いたけど、 それのフランス版みたいな感じのI.H.E.S.物語なら遠い国の昔の話 だから、あまり身につまされることがないし、今の俺サマの研究にも 関連した話が出てくるから、割合抵抗なく読める。

しかし、これが例えば(3年前に馬鹿除け選考でけんも ほろろの扱いを受けた)マックスプランク数学研究所物語とか言い出 すと、色々腹が立ってきて、やはり読む気がしないと思うな。

2013年11月23日(土)
<<語学学校が休みの天国のような土曜日>>
ああ、早起きしてアンチュチュに行かなくて良い土曜日は、天国だ! ちょっと睡眠不足気味だったし、10時頃まで爆睡。のんびり朝食 の後、少し数学。

午後は街に出る。京都は観光シーズンたけなわなので、わざわざ人ごみの 中に出ていくのはどうかと思ったが、正月2日あたりのように、どこの店も 超満員というわけでもなかった。Zest御池の蕎麦屋で昼食の後、 上島珈琲寺町通店に籠り、しばし数学。

夕方頃、店を出てJEUGIA三条本店を偵察。福田進一さんの J.S.バッハの(たぶん)3枚目のCDが出ていた。 子供の頃の俺サマは、ヴァイオリンのためのパルティータや 無伴奏チェロ組曲はクラシックギターの曲だと勘違いしていたが、 たぶんセコヴィアのシャコンヌ以来、タレガやソルの曲ばかりではなく、 J.S.バッハはよくクラシックギターでも好んで取り上げられる。 ヴァイオリンのためのパルティータは、福田さんのバッハの1枚目の CDにも入っているが、今度の録音はそれよりも良くなっているような印象。 ま、今日のところは一拍置いたが、近々買ってしまいそう。

それからジュンク堂書店を少し偵察。東大物理学科の大学院を出て新聞記者になった 人が、京大数理研を取材して書いた本が出ていた。まあ、昔の俺サマなら 飛びつくようにして買っただろうけど。学生時代は数理研の院生になる ことが夢だったけど叶わなかった。計算機屋になってからは数理研(何故か 計算機屋の間では「数理研」ではなく「数解研」と呼んでいた) の教官になるのが夢だったけど、それも何だかんだで結局叶わなかった。 数学に転じた今は、図書館を使ったり研究集会に参加したりは してるけど、数理研の数学者サマ達はまさに雲の上の存在で、数理研猫にも マトモに相手してもらえないときている。 そうなると、数理研物語みたいな本を読もうなんて気は起きないのよね。

帰り道、大丸ラクト山科店で、今月のお勧め赤ワインを1本購入。 今はボジョレヌーヴォーを大々的に売り出しているが、若いワインは酸味 が強いので俺サマ好みではなく、完全無視。 夕方のドイツ語寺子屋もまた祭日で休みなので、結局いつもの土曜日より も1時間ぐらい早く帰宅。夕食後は、また少し数学。

一瞬日曜日のような錯覚に陥るが、明日が本当の日曜日なので、何だか トクした気分。

2013年11月22日(金)
<<津の有名鰻屋全焼、数理研猫は無事>>
津の別荘関係の野暮用であちこち連絡を取っているうちに昼過ぎになっていた。 そういえば、いくつかある津市内の俺サマ御用達の鰻屋の1件が、昨日 の夕方火災にみまわれ、全焼したというニュースが津の友人から届いた。 あの店の親父はとても面白い人で、大変ディープな店として有名 だったけど、俺サマよりも一回り年上の人だし、仕事もぼつぼつセーブ気味 にやっていたようなので、店の再開は無いと思われる。 ひとつの時代が終わったな、という感じ。

それから新福菜館府立医大前店に繰り出し、かなり遅めの昼食。 食べてる途中に14時を過ぎて禁煙時間帯が終わったとかで、店員が客席に灰皿を 並べ始めていた。

昼食の後、バスで百万遍に 移動し、まずは新福菜館百万遍店の復興状況を視察。 店の前面に防じんシートが張られ、火災の酷かった2階部分の本格的改修 作業をしているようだった。工事はちょっと大掛かりなので、 年内再開は、、、ちょっと難しいかも。それからコンビニで辻利の抹茶アイスバー を衝動買いして、店の前で平らげ、元気を出して京大数理研へ。

数理研猫の住処の喫煙所には院生らしき人が居たので、そのまま 図書室へ。閲覧室には、、、何と!?つぶやき親父と唸り小僧の二人とも 居た。一瞬、今日は帰ろうかと思ったが、気を取り直して踏みとどまる。

唸り小僧は風邪気味らしく、今日は唸らずに専ら洟をずるずる啜って いた。最後は「へーーーーーっくしょい!へーーーーーーっくしょい!」 と力任せに大声を出す、かなりオッサン臭いくしゃみをしていた。 やはりコイツは若いけど、中身は完全なオッサンだな。唸り小僧は 割合早く退散していったが、 つぶやき親父はあいからわずブツブツ言いながら数学をやっていた。

図書室に来るのがかなり遅かったので、1時間半ほど居ただけで 閉館時間が近くなり、適当に退散。 帰りに猫の住処を覗いてみたら、、、 猫はソファーの上で布団をかぶってすやすや居眠りをし、エサや水はちゃんと セットされ、大量の猫缶が保管されている戸棚の戸を塞いでいたガムテープは 取り去られ、全ては元に戻っていた。めでたし、めでたし。 やはり、50周年記念行事の 来客が、喫煙所で我が物顔で寝ている猫を見てびっくりするようなことが あってはまずいという判断で、一時疎開させられてたのだろう。

帰宅してしばし野暮用の後、夕食。夜はほんの少しだけ数学。

2013年11月21日(木)
<<ルイサダ先生のコンサート>>
今日は野暮用もなく、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って 午前中に出勤。まずは、研究室用のノートパソコンの調達依頼書類を 書いて事務に提出。それから研究室で昼食をとってから、少し数学。

13時からアルティン・ガロア理論入門卒研ゼミ。今日は4名のうち 1人しか来ておらず、その1名は「先週発表したから今日は準備してこな かった」と。こういう事態を避けるためにどうすれば良いかは、あらかじめ 言ってあるのだが、それを実行しないのは彼ら自身の選択である。 と、いうことで、今日の授業は1分で終了。

急遽時間が空いたので研究室に戻り、昨夜自宅でやりかけていた 文献調査の作業を片付ける。高山研は、学生達が怠ければ怠けるほど 俺サマの研究がはかどるという、すばらしいシステムが確立している。 だから俺サマは、学生が怠けていても決して叱らないのサ。

14時40分から16時20分頃まで、堀川・複素代数幾何学入門卒研ゼミ。 今日は終結式の理論の応用として1つの定理を証明。次回は局所環のネ―ター性 定理をやって、いよいよ複素多様体論に入る予定。

ゼミの後、すぐに大学を発ち、地下鉄北山駅前に18時前に到着。 駅前のファミレスで、注文して10分以内に出てきたスパゲティー を数分で平らげて夕食を済ませ、京都コンサートホールへ。 今日はジャン-マルク・ルイサダ先生のピアノコンサート。19時開演で、 終了は21時15分過ぎだったか。

曲目は、ルイサダ先生お得意のショパンは勿論のこと、 シューベルトのピアノソナタ21番なんて長い曲や、フォーレやモーツアルトの 短い曲、アンコールにはショパンのマズルカ2曲と、最後にJ.S.バッハの フランス組曲から1曲と、なかなか盛りだくさんで楽しいコンサートであった。

コンサートが終わって帰ろうとしてたら、以前アンチュチュのクラスメート だった人も、ピアニストの娘さんと一緒に来てたことがわかり、ちょっと 挨拶して雑談した。

夕食が軽かったので、22時を過ぎていたけど、山科に戻ってコンビニで お握りを1つ買ってその場で食べ、帰宅してからワインを軽く1杯。実は京都 コンサートホールでも、休憩時間に赤ワインを1杯飲んだのだが、こういう所で 飲む赤ワインの常か、ちょっと冷え過ぎ気味ではあったが、意外にも俺サマ好み のフルボディーの酸味の少ないワインで美味かった。

2013年11月20日(水)
<<研究室用PC後継機種選定>>
午前中は自宅で野暮用を済ませ、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って 12時頃に出勤。研究室で昼食の後、会議室のコピー機で 大学院志望の留学生のための追加学習資料、堀川・複素代数幾何学入門卒研ゼミの 資料をコピー。それから事務に行って、留学生用資料の郵送手続き、と あちこち駆け回る。

事務で受け取った郵便物の中に、企業から送られてきた大型封筒 がいくつかあったが、以前よりも分厚く、さぞかし経費が掛っていること と思われる。景気好転を表しているのだろうか。ま、何が入っているのか知らない けど、封を切らずにゴミ箱へ直行。

中にはどこかのホテルだろうか、「高山研究室謝恩会幹事様御中」みたいなのが あって、多くの学生とわいわいやっている研究室を想定しているようであった。 思わず「この野郎、俺サマのプチ地雷を踏みよったな」と呟きながら、 ちょっと力を込めてゴミ箱に投げ捨てた。

研究室に戻ってきたら、PCがハードウェアエラーを起こして倒れていた。 そういえば先週も同じことが起こったな。もう10年近く使っている古いマシン のせいだろうけど、俺サマのように週に2回、ほんの1、2時間程度しか使わない のにこの頻度でエラーが起こるようでは、後継機調達を急がないといけないな。 PCの再立ち上げが終わるのを待たずに講義に出る。

13時から14時30分まで、2回生「代数学序論II」の講義。 今日は中国人剰余定理の話。最初、簡単な同型の具体例を示し、それが 中国人剰余定理の例になっていることを注意してから、具体例の写像を 実際に計算して見せて、確かに同型になっていることを示してから、 定理の証明。最後の方は少し急いだが、とりあえずベルが鳴る直前に 証明を終える。

ひきつづき14時40分から16時10分まで、2回生「構造数理セミナーII」 のAクラス。今日は中国人剰余定理の特殊な場合を証明して、一般の場合の 証明のアイディアを学ぶ問題と、この定理の証明にも使われる ユークリッドの互除法の一般原理(と簡単な例)を学ぶ問題。後者については、 板書で最初から解答を示し、前者については「さきほどの講義のノートを 復習しながら解答せよ」と指示。学生の中には、だんだん分かってきたとみえて、 「代数が面白くなってきた!」みたいな事を言っている人も現れた。なかなか 良い傾向だ。

授業の後、研究室に戻って、さきほどの演習の答案の整理などをした後、 すぐに大学を発つ。大丸ラクト山科店で今月のおすすめ赤ワイン1本を買い、 山科区内のスーパーで食材を少し買って帰宅。

夕食後、夜は研究室用の次期PCの選定作業。 ヒューレットパッカードのWindows8.1版ノートPC。 ディスプレイは17(+α)インチ。 大学生協でさらっと買ってしまおうと思っていたが、メモリを8ギガに増設したり 標準的なアプリケーションソフトをプレインストールしてもらうと18万円以上と 予想より高くつき、学内規定上ちょっと面倒な 手続きが必要とわかったので、そのための準備作業をすこし。

その後、数学など。

2013年11月19日(火)
<<昼前の停電と久々のSbux>>
午前中は自宅で色々野暮用。そうこうしているうちに昼頃になる。 11時半頃に一瞬停電があり、自宅の家電の時計がリセットされたり、 ビデオ装置や電話が再立ち上げされたり、色々賑やかであった。

一応関西電力の営業所に電話で問い合わせたら、確かに一瞬停電したと 言っていた。もう大丈夫だというので、原因は聞かなかったが、そういえば 今まで停電って無かったから、ちょっと気になる。あれは、「原発を動かさない でいると、もっと頻繁に停電が起こりますよ」と人々に脅しをかけるための 伏線ではないかという気がしないでもない。

それから少しだけ数学をやって、天気もいいことだし、 昼食がてらにその辺に散歩に出掛ける。 久しぶりに山科駅前Sbuxで食後のコーヒーを飲みながら、しばし数学。

Sbuxにて隣の席にはアラフォーの女二人。キレイキレイ にしているが、どちらも子持 ちらしい。それは良いとして、彼女らの話し方はどちらも、言葉がなかなか出に くそうな、少しもどかしげな感じにゆっくりしていて、しかしながら身振り手振り だけは大きい。俺サマが上島珈琲などで見掛ける色々な世代の 女二人連れ客の話し方からすると、ずいぶん不自然な感じがしたが、 あれは一体何だったのか。まあ、何でもいいんだけど。

夕方の早い時間に帰宅し、数学のつづき。少し早目の夕食の後、夜もまた数学。

2013年11月18日(月)
<<数理研猫が居なくなった!?>>
午前中は自宅で数学。昼過ぎに自宅を出て、新福菜館府立医大前店へ。 14時近くになっていたので、空いてはいたが、あとからどんどん客が入ってきた。 俺サマと同じく、遅めの昼食をとる人は多いのだろう。今日も餃子、ライス、 小ラーメンを注文。

昼食後、すこし肌寒いがとても天気が良くて気持ちよかったので、京大数理研まで 歩く。途中、新福菜館百万遍店の状況を視察。今日は主に屋根の修理作業を進めて いるようだった。

理学部6号館の自販機で珈琲を買おうとしたら、たまたま学生時代からの同級生 (実は中学の1年後輩でもある)もそこに居て、少し立ち話。奴は今、京大の教授 だが、まあ、京大も色々大変なようだ。

それから数理研に行き、猫の住処である喫煙所に行ってみたが、どうも様子が おかしい。猫は居ないし、いつもはちゃんとセットされている餌や水の器が綺麗 に片付けられていて、ネコ缶が詰まっている棚の戸がガムテープで閉鎖されている。

考えられることは2つ。トラちゃんも高齢だし、とうとう亡くなったのかも。 しかし、だとすれば、その辺に「トラちゃん追悼!」とか何とか書かれていても おかしくないが、その気配がまったくない。

もう一つ考えられるのは、どこか別のところに連れ去られたという説。 たとえば、獣医さんのところに入院しているとか、数理研50周年記念行事 で役所関係の偉いサンが訪問する際、喫煙所でネコを飼っているとは何事ぞ!?とう 騒ぎになっては面倒なので、ちょっとどこかに退避させているとか。

数理研図書室に籠もり、夕方まで数学。途中、某偉い先生(数理研の先生は 皆偉いけど)がダダッと閲覧室に入ってきて、ちょっと辺りの様子を 見てさっと出ていった。何をしに来たのか知らないが、いつもは深刻な 表情ばかりしているその大先生が、めずらしく晴れ晴れとした表情をしていた。 何か大発見して同僚に知らせに行こうと思い!「そうだ、彼(または彼女)は図書館に いるかも知れない」と思って行ってみたら、、、そこにはお目当ての同僚 はおらず、馬鹿の高山がひとりぽつんと居て「は?何か」 みたいな間抜け面していた。それで「なーんだ、馬鹿には用はないや」 と思って退散。ま、そんなところだろうと思う。

帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は楽しいZUMBA と筋トレ。うーむ、素晴らしい。やっぱりZUMBAとヨガは、俺サマにとって厳しい 学科長の1年を乗り切る必須アイテムだな。

帰宅したら、例の大学院進学希望の留学生からメール が届き、先日俺サマが送った可換環論入門の学習資料を全部読んだ、と。 本当にちゃんと理解してるのなら、かなり優秀な学生である。 やっぱり、1年でハーツホーンを全部読ませて、俺サマの馬鹿がウツる前に、 さっさとハーバードなりプリンストンなりI.H,E,Sなりに追い出すのが、 世のため人のためというものかも知れないな。

2013年11月17日(日)
<<深夜に某国からメール・業者来訪>>
土曜は早起きして眠いので、昨夜はほんの少しだけ数学をやって早々と寝ようと 思ってたのだが、深夜零時過ぎに某国の偉い先生からメール。これまで特に付き合い のない人だし、何事かと思ったら、俺サマの糞論文をわざわざ読んでくれたとみえ て、色々コメントを送ってくれた。そのやり取りの中で、自分の糞論文の必要箇所を 読み直したり、昔のノートをひっくり返したりしているうちに夜が更け、布団に 入ったのは朝の4時前。

昼頃まで寝てたかったのだが、今日の午後は業者が来ることになっており、 結局午前中に起きて、普通に(遅めの)朝食をとって京都新聞日曜版のパズルを 速攻攻略。今週と来週の分の講義の準備をしてから、すこし数学をしているうちに 業者がやってきて、作業を監視しながらiPadで文献検索。業者の人の作業が終わっ たというので、報告を聞いたり書類にサインをしたり、営業の話を聞いたりして 15時過ぎに全てが片付く。

それから上島珈琲寺町通り店で繰り出し、小さなサンドイッチと珈琲で かなり遅めの昼食を軽く済ませ、しばし数学。しかしその間断続的に 強い睡魔が襲い、あまりはかどらず。それからJEUGIA三条本店と Angers河原町三条本店をさらっと偵察して、大丸ラクト山科店で今月の お勧め赤ワインを1本買って帰宅。夕食の後、ワインをすこし 飲みすぎたこともあってキツイ睡魔に襲われ、その辺に横になって しばし仮眠。起きてまた少しだけ数学。

2013年11月16日(土)
<<大学生が世界で一番勉強しない国>>
アンチュチュの日。何となく図具愚図していたら出足が遅れ、東山三条バス停 でバスがなかなか来ずに、アンチュチュ到着は授業開始5分前。ま、それで いいんだけど。

10時から12時半までフランス語の授業を受け、昼食は隣の京大ルネ生協へ。 久しぶりに肉系のものが食べたくなって、ハンバーグ、サラダバー、キツネ蕎麦。 店内は異様に混んでいたが、よく見ると学生は大体普段どおりの数だが、 それ以外に4〜50代の女が大量に居た。首から名札などを下げていたので、近く で何かイベントでもあったのだろうか。

昼食のあと、ルネ生協書籍部をちょっと冷やかす。うーん、数学専門書コーナーは 東大に比べて見劣りするけれど、やはりRits生協と比べたら各段に充実している。 何故か隣のパソコン売り場の商品展示も、Rits生協よりも品数が豊富である。

一般書のコーナーにちょっと面白そうな本があったので、ぱらぱらと数秒 間だけ眺めてみた。曰く、日本の大学生は世界で一番勉強しないけれど、 それは大学、企業、学生がそれぞれ自分たちの利益を最大限に追求した結果であって、 構造的な問題である。しかしグローバル経済時代の今、大学でよく勉強している 外国の人材と渡り合っていかなければならなくなったが、現状のままではまったく 太刀打ちできない。そこで本書は、大学生が勉強しない日本の構造を根本的に変える 方法を提案する、と。

ま、どんな事が書いてあるのか知らないけど、ご提案が日の目を見ることを お祈りしつつ店を出る。

俺サマが日頃目にしている若い人は、俺サマよりもうんと賢くて よく勉強している新進気鋭の数学者たちだったり、俺サマが教えている Ritsの学生だったりするので、「勉強せずに遊んでいる」とか言われても どこの国の話だろう?って感じで、ピンと来ないなあ。

いや、俺サマの学生たちの場合、皆が皆そんなに勉強してないかも知れ ないけど、俺サマは勉強しない学生には興味がないので、目の前に居ても 視野に入ってないだけかもしれない。昨日のバス停の話じゃないけど、 目の前にあるのに見えてないってのは、ボケた年寄りの得意技なのよ。

それからアンチュチュの図書室に籠り、フランス語の宿題を片付け、 その後はすこし数学。

16時40分から18時10分頃まで、寺小屋にてドイツ語の授業を受ける。 いつもながら、この講座が終わった時の解放感がたまらない。早く帰って一杯やろう! と。

夜はすこしだけ数学。