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2013年10月15日(火)
<<雑用のために出勤>>
台風26号が近づいているためか、雨模様の一日。

午前中は自宅で野暮用とほんの少し数学。それから 色々雑用を片付けるために、昼前に出勤。

俺サマは大学での滞在時間を最小にするため、 授業の直前に大学に来て、授業や場合によってか会議が終わったら すぐに帰宅するようにスケジュールを組んでいて、雑用はその合間に チャッチャと片付けることにしている。 しかし、たとえば事務の昼休みの時間を避けなければならない雑用や、 多少時間を食う作業的な雑用を片付けようと思うと、今日のように、 あるとしたら夕方の教授会だけという日を狙うしかない。

今日は教授会もないので、完全に自分の雑用を片付けるための出勤。 で、たまに大学に出勤すると、研究室のPCは1時間ぐらい何やら勝手に 色々ダンンロードを始めて全然まともな速度では動かない。その間にPCを 使わない雑用を片付けたり、生協食堂に昼食をとりにいったりする。

夕方の早い時間に全てが片付いたので、研究室のWindowsXPマシンの 後継機種を何にするか、プリンタも買い替えなくっちゃ、バックアップ用 の外付けHDDも欲しいな、、、と生協のカタログを見て思案。結局今日の ところは、「あー、メンドクセー」と放り出す。兎に角PCの方はPanasonic のLet's noteにすることだけは、大分昔から決めてある。電車の中でPCで 仕事してる営業のオジサンやオバサンたちは、みんなLet's noteだし、 軽くて頑丈でバッテリーが長持ちするところが良いか、と。

来年度の卒研の学生に「テキストは広中先生の『代数幾何学』に するからな」とメールを出したり、来週以降の構造数理セミナーの演習問題 を作ったり。帰りに図書館にちょっと寄ってから、すぐに帰宅。

自宅のPCで構造数理セミナーの新しい問題をTeXで完成させてから夕食。 夕食後、夜は少し数学。

2013年10月14日(月)
<<新福菜館府立医大前店に入る>>
午前中は科研費執行計画を練る。12月に代数的基本群に関する ピサの研究集会に出張するのも面倒になってきたし、 2月のボンの双有理幾何学と葉層構造の会議は面白そうだが、 どうも仲間内だけで集まるようなもので、部外者には敷居が高そう (連絡先も参加登録の方法も公開されてないし)。

では11月の東大の代数幾何学の国際会議にするかというと、これがちょっと 俺サマの興味からずれている上に、開催まで1カ月を切ってるのに、 プログラムが決まってない。昨今は出張で休講にすると補講をせよと五月蠅いし、 補講日は土曜日 なので、高い授業料を払っているアンチュチュや寺子屋を休まねばならない。 俺サマにとってそれだけの犠牲に値する講演かどうかを厳しく吟味 し、場合によっては東京と京都を行ったり来たりして休講を 回避しなければならなくなる。だから何曜日の誰のどんな講演が あるかが分からないと、ちと困る。 さてどうした ものか。

そういえば1月下旬に東大で数論幾何学の研究集会があって、それは ぜひ参加したいが、定期試験の監督がぶつかったら厄介だな、云々かんぬんと。

結局纏まらないので、放りだして数学。

午後は街に出て、少し足を延ばして新福菜館の府立医大前店に初めて潜入して昼食。 久しぶりに真っ黒スープのラーメンにありつけた。いやあ、やっぱり この味ですよ。次は焼き飯を注文してみよう。 俺サマの生活圏からちょっとずれてるので、行きにくいところだが、 年末年始や臨時休業を除いて年中無休 だそうだし、百万遍店が復活するまで、ここに通うことにしよう。

昼食の後、河原町通りを下って三条に戻り、ジュンク堂書店を偵察。 来年度の卒研ゼミのテキストは何がいいかな、と。店内、それから店を 出てからもあれこれ考えてみて、今日のところは広中平佑先生が40年 ぐらい前に京大で行った講義録を使おうか、と。

その後、JEUGIA三条本店を少し偵察してから上島珈琲寺町通店に 籠り、夕方近くまで数学。その後帰宅して野暮用を片付けてから、 ラクトスポーツプラザへ。まずはストレッチと筋トレ。それからスタジオレッスン。 今日は祝日ZUMBAがお休みで、代講のボクササイズ。シャドー キックボクシングというか、そういうもので、45分で結構な運動量だった。

帰宅して遅めの夕食の後、夜は少し数学。

2013年10月13日(日)
<<やっと夏が終わったか?>>
夏のような暑さは去り、今日は秋らしい陽気。夜は肌寒い感じも。 しかし今年の夏はゾンビのように何度でも生き返ってくるから、12月頃まで 扇風機はしまえないな。

午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略し、フランス語と ドイツ語の宿題を片付ける。フランス語の方は「注文した電気機器が いつまで経っても届かず、キャンセルにも応じてくれない。この状況 で会社にクレームの手紙を書いてください」という問題。 政治や社会問題についての意見を述べよという問題よりも、 俺サマにとってはずっと実用的で良い問題である。

昨日アンチュチュの図書館でフランス語の貿易実務メールの実例集を 2冊借りて、大体の素案は書いてあったのだが、それをTeXで清書して仕上げる。 この本には、契約違反だから法的措置をとるぞ!と凄むメールの例なども 出ていて、ちょっと面白そう。しかし例えば、かつて俺サマが血みどろの戦いを 繰り広げたドイツテレコムのように、クレームをつけるにしても、その窓口が 事実上存在しないところだと、どうにもならんな。 ドイツ語の宿題は、天気予報の作文や物語の要約を書けというもの。 案外手間がかかって、宿題の完成は午後にずれこむ。

その後、散歩がてらにラクト山科に買い物に出掛け、帰宅後は夕食を 挟んで愚図愚図と数学。

1995年頃に行われた スティーブ・ジョッブスの幻のインタビューというのをU-Tubeで 見ていたら、ジョッブスが「最優秀な人間は自分が優秀であることを 知っているから、褒める必要はない。しかし彼らが間違ったことを している時、目指すべき方向から外れ、目標に達していない ことをきちんと指摘してやることが大事だ。けなすのではなく、 間違いを指摘する。これはとても難しいことだが、自分は直截なやりかた をした。それが有益だった人もいるし嫌悪した者もいる」というようなことを 言っていた。

学生の頃のゼミや演習の指導教官ってのはおっかなくて、 俺サマがちょっと間違えるとガンガン突っ込んでくるし、 要求水準は高止まりで決して俺サマのレベルには降りてきてくれないしで、 大変だったが、あれは最優秀の人間を鍛える方法だったのかしら。

馬鹿相手にそれをやっちゃあ、俺サマみたいにひねくれるだけである。 「数学者は馬鹿が大嫌い」というのは、俺サマが自らの体験 から帰納した数学者仮説だが、実はそれは間違っているのか。 数学者というのは目の前の人間が馬鹿か優秀か区別ができなくて、 誰を相手にする時も自分と同じぐらい優秀だと思ってる、とか?

目を覚ませ、数学者!貴方の前に立っている俺サマは馬鹿なんだぜ! って、、、それも何か違うような気がするけどな。

2013年10月12日(金)
<<城崎シンポの宿割り当て表>>
ようやく夏の暑さも和らいできたようだ。

早起きして10時から12時半までアンチュチュにてフランス語の授業を受ける。 昼食はちょっと足を延ばして、新福菜館京都府立医大前店に行こうかと思ったが、 何とか思いとどまって、京大生協ルネでいつものダイエット昼食。

それからルネの書籍部を少し偵察してから、アンチュチュの図書室に籠り、 フランス語の宿題に励む。最後に少し時間が余ったので、複素解析の勉強など。

俺サマが学生時代に聞いた講義での複素解析の印象は、過度に抽象的でも技巧的 でもなく、直観と厳密性がほどよく調和した明晰で美しい理論展開が魅力だった。 それに惹かれて、4回生のゼミでも複素解析の研究室は人気があった。 まあ、学生時代に聞いたみたいな名講義は俺サマには無理かも知れないが、 少しでも複素解析の美しさが伝わる講義にしたものだと思っている。

16時40分から18時10分頃まで、寺子屋にてドイツ語の授業。 今日は珍しくドイツ語も宿題が出た。帰宅して夕食の後、城崎シンポジウム の宿の割り当て表が送られてきたので、参加者の顔ぶれや同室になりそうな 人の「素性調査」など。

宿泊はいくつかの旅館に分散しているのだが、誰がどの旅館に割り当て られるかは、年寄りか若手か、偉い数学者かそうでないかで、大まかに 分けられている感じである。自分よりも物凄く偉い先生達と同室というのは 気づまりなものだし、その辺が適度に配慮されているようである。

ただ、俺サマひとりのために馬鹿だけを隔離しておく部屋を確保する 余裕はないらしく、例年適当な部屋に放りこまれる。周りは立派な人ばかり だから、気づまりなんてものではなく、ほとんどピラニアがひしめく沼に放り こまれた小羊のような気分で小さくなっている。何でそうなると分かっていて、 例年このシンポジウムに参加するのかと聞かれたら、「それは俺サマがマゾ だからさ」と答えることにしているが、実際に聞かれたことは一度もない。

夜は少しだけ数学。

2013年10月11日(木)
<<大阪で高校数学教育の研究会>>
午前中は自宅で明日のドイツ語の予習など。

昼前に自宅を出て、大阪上本町へ。午後は大阪の高校の先生たちの研究会に 招かれて高校数学の教育についての意見交換会。

今日の大阪出張で、行きはJR新快速を使って行ったが、帰りはちょっと 気分的に疲れていて、通勤ラッシュの中を満員の新快速で帰る元気が出なかった ので、近鉄特急の自腹指定席で西大寺経由で京都駅まで。 大丸ラクト山科店で赤ワインを一本買って帰宅。 野暮用の後、夕食。

夕食時、ワインをちょっと飲み過ぎて、夜の数学はなし。

2013年10月10日(木)
<<憂鬱な季節>>
昼前に大学に出勤。生協コンビニで昼食用のおにぎりとなんとかバジルチキンラップ とかを買って、研究室でやや早めの昼食。来年度に複素関数論を教えることになって、 モチベーションが上がってるしということで、学生時代に買って結局碌に読まないまま 今日に至っているアルフォースの関数論の教科書を引っ張り出して、ちょっと眺め てみる。

13時から14時30分まで、ガロア理論グループの卒研ゼミ。今日は 拡大体の定義、拡大次数に関する公式の証明の後、簡単な演習問題を2つ ばかりやって終わる。次回は演習問題の続きから。

引き続き14時45分頃から16時15分頃まで、複素幾何学グループ の卒研ゼミ。今日は形式的冪級数環が可換環であることと、収束冪級数環の定義。 次回は収束冪級数環が可換環になることの証明や、局所環の話に進む予定。

ゼミの後、研究室で半時間ほど雑用の後、帰宅して夕食。夜はラクトスポーツ プラザ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。ヨガは先週突発的に若い女の子で溢れ 返っていたが、今日はうって変わって少人数。まあ、俺サマが心配することでは ないけど、インストラクターも客商売だから、客の入りが安定しないと色々不安な ものではないだろうか。

俺サマは若い頃から、商売気のある職業だけにはつくまいと思って、公務員か (大学を含む)国公立学校の教師になろうと、それなりに努力をしてみたのだが、 ことごとくうまく行かず、民間企業を経て、現在は私立学校の教師をしているわけ である。しかし、雇ってくれる所があるだけ幸いで、何か自営業で食っていかねば ならないとなると、俺サマなどはたちまち野垂れ死にしてしまうと思う。 何の商売であれ、それでどうにか食ってけるのは、もうそれだけで大変な才覚だと 羨ましく思う。

商売というのは、詰まるところ人の心を掴むことで、そういうことが 好きな人や得意な人は良いけど、俺サマは子供の頃から苦手だし興味もない。 人の心のような気まぐれなものよりも、数学や芸術の方がよっぽど面白いや、と。 興味がないから、ますます上達はおぼつかない。

それで、毎年秋の卒研配属と健康診断は、俺サマの頭痛の種である。 卒研配属というのは、学生の心を掴んで希望者を集めなければならないから、 一種の人気商売だし、健康診断は医者に痛くもない腹を探られて、さんざん ひねくり回すだけで碌に治せもしない病気を見つけられるのではないかと、 冷や冷やしなければならない。

まあ、今年の卒研配属の方は、何とか乗り切ったけど。

2013年10月9日(水)
<<次年度の授業担当を決める会議>>
自宅で野暮用を済ませ、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って 昼前に大学に出勤。事務で秋の学会の展示販売で注文しておいた書籍を受け取ったり、 研究室で午後の授業の準備をしたり、昼食をとったり、学生の推薦状を書いたり。

13時から14時30分まで2回生「代数学序論II」の講義。 今日は準同型写像が生成元の像を決めることによって決まること、さらに、 有限群などでは、位数の関係に注意しないといけないことを具体例で 示し、それに関連して、準同型によって単位元が単位元に、逆元が逆元に 写ることや、元の位数とその像の位数の関係についての一般原理などを証明する。

ひきつづき14時40分から16時10分まで、代数学序論IIの演習編 である「構造数理セミナーII」のAクラス。さきほどの講義の復習問題と 若干の応用問題。授業で説明した簡単で重要な命題の証明を、グループ学習の形 で復習させると、色々な面で教育効果が高そうだと分かった。 今後もこの形の演習を行っていこうかと思う。

その後、構造数理セミナーIIの共同担当者の先生と、教室変更の候補になって いる教室を視察に行く。うーん、学生は「代数学序論II」の授業のあと に移動するのだが、新しく用意された教室はそこからとても遠く、 学生を全員移動させるのはかなり時間がかかりそう。その割には、 広さや設備などといった条件は、今と比べてそれほど改善されない。 結局、相方の先生と相談して、当面は現状の教室のままでいくことにした。

教室の視察から戻ってすぐに学科会議。来年度の授業担当を決めたりして、 18時半頃に終了。来年度は新しく3回生の複素解析を担当することになった。 この機会に複素関数論の基礎をきちんと復習して、複素幾何学の話がよくわかる ようになれればとの下心あり。来年度は学科長なので、講義の負担を心持ち軽く してもらった。

それから研究室で少し雑用をして19時頃に大学を発ち、久々に 南草津駅前で夕食をとり、山科区内のスーパーで買い物をしてから帰宅。 夜はまた少し数学。

2013年10月8日(火)
<<アンチュチュ講座申込み>>
真夏の暑さほどではないが、台風のせいか、相変わらず暑い日が続いている。 夜はエアコンで一度部屋を冷やさないと、寝苦しくてどうにもならないぐらい。

本日午前中は自宅と山科区内で色々野暮用。昼過ぎに百万遍に 繰り出し、まずはアンチュチュで秋学期の講座申込み。カウンターの 近くのソファーに座って、リュックの中をごそごぞ捜していたら、 講座の先生が通りかかって、Bonjour! Ca va? (こんにちは!お元気ですか?) と挨拶をしてきたので、俺サマもBonjour! Ca va!(こにちは!元気です) と答えた。まあ、それだけのことだが、

カミュの異邦人に、次のような場面がある。 長距離バスで遠くの養老院で亡くなった母の葬儀に向かう ムルソー君が、慌ただしい旅の準備の疲れから眠り込んでしまい、ふと気がつくと 隣の席の兵士にもたれかかっていた。にっこり微笑んで、 「遠くから来たのか?」と尋ねてきた兵士に対しムルソー君は

J'ai dit << oui >> pour n'avoir plus a parler.
(これ以上話さなくても良いように「ええ」と(だけ)答えた)

今回のBonjour! Ca va!がこれと同じ類のものに受け取られたかどうか は知らないが、何か向うはもうちょっと雑談しようかと思ってたけど 諦めた、みたいな気配が感じられた。

そういえば俺サマは会話についてはずいぶん素っ気ないというか、 たぶん自分の周囲に満ち溢れているであろう会話のチャンスを、ことごとく やり過ごす傾向があるな。

その原因として思い当たることと言えば、馬鹿なくせに 無理して数学業界で飯食ってると、もともと歪んでる 性格が益々歪んでくるし、さらに老人性鬱も重なって、だんだん人 と喋るのが億劫になってきたのだろうということかな。 偏屈爺の道をまっしぐらに進んでるってことだ。

そういえば、俺サマが高校生ぐらいの頃だったか、 勉強ができない高校生が、「数学できんて、何がいかんとや!?」と叫びながら 教室でマシンガンをぶっ放すという滅茶苦茶な映画があったような気がする。 数学業界に居ると、その気持ちがよくわかるなあ。

アンチュチュを出て、隣の京大生協ルネで昼食の後、京大数理研図書室 で夕方まで数学。今日は鼻息小僧以外にも加齢臭の人とか色々いて、 閲覧室は賑やかだった。猫はまどろみの季節が終わったのか、行きに寄った 時は寝ていたが、帰りに寄ったら事務椅子の上にちょこんと座って起きていた。

帰宅して夕食の後、またしばし数学。

2013年10月7日(月)
<<植物園を散歩する数理研猫>>
相変わらず暑い。夕方の天気予報では、台風の影響で三重県との県境に ある山越えの風がフェーン現象を起こしているとか言っていた。京都でも フェーン現象が起こるのかと、ちょっと驚く。

午前中は自宅で数学。午後は京大生協のルネ食堂でかなり遅めのダイエット昼食。 それから自販機コーヒーを飲みながら京大数理研へ向う。途中、新福菜館の前 を通ると、道路工事のオジサンたちが休憩しながら焼け落ちた店を眺め、 全焼してないから火災保険がどうのこうのという話をしていた。この店は こういうガテン系のオジサンにも人気だったので、早く復旧して欲しいところだが。 2階の屋根が焼け落ち、ビニールシートを被せてあったから、復旧まで結構 時間がかかるかも知れないな。

数理研猫の住処には人が居たので、例によって図書室に直行。 今日は珍しく鼻息小僧は姿を見せず。彼は院生かと思うが、何故院生室に よりつかないのだろう。俺サマなどは、大学(Rits)に行くと、そこは 学問とは無関係の馬鹿馬鹿しいことに満ち溢れている世界だから、なるべく そういうのを考えないようにするために距離を置いてるのだが。 しかしそれは、その大学の教員という立場だからであって、京大の院生なら 勉強一筋で気楽なものではないか。あるいは院生室の同僚とウマが 合わないとか?ま、人のことだから、どうでもいいんだけど。

数理研の帰りに猫のところに寄ったら、珍しく起きあがって隣の植物園に 散歩に行くところだった。それで散歩する猫を激写してから帰る。 帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は楽しいZUMBAと筋トレ。 スポーツクラブから帰宅後、何となく再来週以降の講義の準備を始めてしまい、 とりあえず講義メモが完成。

2013年10月6日(日)
<<夏が戻ってきた>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略した後、 しばし数学。午後は街に出て、ゼスト御池の寿司屋で昼食。

ゼスト御池の地下鉄改札口近くには、大道芸人が路上コンサートを開 けるスペースがあって、今日はここでちょくちょくギターをかき鳴らして 歌っている、(CDも出してるそうだが、たぶん売れてない)プロっぽい人 がいた。物凄い声量のキンキン声 でシャウトするので、声がデカイ人間が大嫌いな俺サマとしては、 それだけでもう「×」である。大声で耳が痛いから早く通り過ぎようと して、ちらっとそっちの方を見ると、観客が2,3人居て、うち 一人かなりの年配のオバサンがノリノリで踊っていた。。。 まあ、俺サマもZUMBAでノリノリ踊りして、最後に "I love ZUMBA!"とかシャウトしてるから他人の事は 言えんけど、何だか凄いものを見てしまったような気がする。

昼食後、上島珈琲寺町通店に籠ってしばし数学。途中、Ritsの文系学部の 俺サマより少し若い先生が、何人かの年寄り達と一緒にわいわい入って来て、 コーヒーなどを飲みながら談笑してた。何の集まりかは不明だが、 合唱か何か音楽関係の趣味に集まりのようでもあった。

夕方、すこし早めに店を出て、JEUGIA三条本店をしばし偵察。 1階の楽器売り場で、オッサンがひとりエレキギターをジャンジャンと弾きながら、 首を絞められた鶏の断末魔の叫びのような声でシャウトしていた。キンキン声で ないのが唯一の救いである。 おそらくは、オヤジバンドか何かをやろうかと思ってる 客が「ちょっと試しに弾かせてくれ」と言ってきたのだろう。

俺サマがCD売り場と楽器売り場を偵察飛行して、帰ろうとするときも まだシャウトしていた。今日はあちこちでオッサンがシャウトしてるし、 オバサンがノリノリで踊ってるし、変な日だなあ、などと思いながら店を出る。

それからAngers河原町三条本店を偵察飛行。この店は 雰囲気も良いし、珍しいものや綺麗なものが一杯置いてあって、俺サマの お気に入りである。しかしここで買い物をすることは滅多にない。 俺サマはさしずめ、勝手連サクラというか 枯れ木も山の賑わい要員というか、そんなところ。

それからZEST御池のKALDIで試飲のコーヒーを飲みながら 店内をちょっと冷やかし、山科に戻って大丸ラクト山科店で 今月のおススメ赤ワインを1本買って帰宅。本当は秋らしく日本酒に しようかと思ったのだが、今日はまた夏が戻ってきたかのような暑さなので日本酒は延期。

帰宅して夕食の後、夜はまた少し数学。

俺サマは結構勉強が好きなのだが、会社員から大学教師に転身してからは、 「まさか自分がその本を読めるようになるとは思わなかった本を今読んでいる 自分が嬉しい」という、何となく情けないおナルなモチベーションで勉強して いることも多い。

今はエタール・コホモロジーの代表的な教科書の勉強。20年前に「神棚に飾って 拝む」ために買って、大学の研究室の本棚に長く眠っていたもの。しかし簡単 な例を計算するのに、さらっと類体論を使ったりするので、そういうところは 読み飛ばしている。類対論の本も20年ぐらい前から本棚に眠ってるけど。。。

2013年10月5日(土)
<<棟方志功展を見に行く>>
午前中は自宅でドイツ語の予習。その前に、例の某国留学志望者からのメール。 俺サマの試問に全て完璧に解答してきた。それで「2月の留学生用院入試に 合格したらウチの研究室に来てもよろしい」と返事しておく。

昼頃に自宅を出て、山科駅前Sbuxで軽く昼食。それから伊勢丹京都駅店で 開催されている棟方志功展を見に行く。棟方志功に関して俺サマは、 仏画がちょっと面白いかなと思うぐらいで、それほど好きでもないのだが、 地下鉄に出ていた広告の襖絵がいたく気に入って、ぜひそれを見に行きたいと 思っていた。

今日はたまたま、その筋の専門家みたいな人が作品の解説をするトークショウ みたいなことをやっていて、解説を聞くために沢山の人が団子状に固まって、 俺サマの行く手を塞いでいたので、思うように動き回って作品を見ることができな かった。

俺サマとしては美術作品に言葉の解説は不要で、ただ単にその作品を虚心に 見るだけで良い。だから「ちょっと厄介な時間帯に来てしまったなあ。トークショウ、 早く終わってくれないかなあ」って感じだった。

俺サマは絵の展覧会はいつも、あっちに行ったりこっちに行ったりと うろうろ動き回って見るべき作品と優先順位を決め、それからゆっくり見て回る のだが、人が沢山いるとそういうことがやりづらい。

伊勢丹を出て、京都駅前からバスに乗って百万遍へ。昼食があまりに軽すぎたので、 日曜営業している京大生協ルネ食堂で、サラダバーの追加昼食の後、そのまましばし 数学。そういえば、ルネや中央生協食堂で遅い昼食をとったりして半日すごしていた 例の爺さん、めっきり見なくなったなあ。

16時40分から寺子屋にてドイツ語の授業を受ける。フランス語の方は、 夏学期と秋学期の合間で今週だけ休み。いやあ、朝はフランス語、夕方は ドイツ語ってのは結構しんどい話で、今日みたいな日は実に解放感 に溢れていた気持ちがいい。18時15分頃に授業が終わり、帰宅して夕食。

夜は少しだけ数学。

2013年10月4日(金)
<<メールで口頭試問>>
午前中は自宅で野暮用や数学。午後は百万遍界隈に繰り出し、まずは 京大生協ルネにてダイエット食の昼食。それから書籍部をちょっとだけ 偵察してから、京大数理研に向かう。途中、先日炎上した新福菜館 百万遍店の前を通る。

奇跡の復興を遂げて「へい、らっしゃい!」とか元気に営業してないかなと 淡い期待を抱いてたが、店は火事の折に割れたと思われる入り口のガラス戸が ガムテープで簡単に補修され、再開の見通しなどの掲示の張り紙があるでもなく、 ただ単に閉鎖されていた。外から店内の様子を覗いてみると、なかなか大変 な状態で、店の再開はかなり先になるかなという印象を持った。

京大数理研に着いて、まずは猫に挨拶をと思ったが、奴の住処の喫煙所に 誰かが居たようなので、パスしてそのまま図書室へ。例の鼻息小僧は今日も いつもの席で鼻息荒く勉強していた。

鼻息の音を聞きながら、夕方まで数学。帰りに猫のところに寄ったら、 ソファーの上で毛布を肩のところまで掛けてもらって、ちょこんと座って いた。居眠りしてるようなしてないような、どちらともとつかない感じで ぼーっとしていた。

帰宅して夕食。某国からの留学希望者からまたメールが来ていた。 昨夜、予備知識として微積分、線形代数、位相空間論、群論、環論、 体論とガロア理論、微分位相幾何学、代数的位相幾何学などの理論を ひととおり勉強してある必要があるが、どうか?と聞いたのだが、 「全部勉強した」という。しかし、どうも成績証明書の科目名とそれらの 分野が結びつかないところが気になる。それで今度は口頭試問のような問題 を10題近く書いてメールで送った。

2013年10月3日(木)
<<留学問合せ3件目>>
今日は東西ドイツ統一記念日であり、そして俺サマの誕生日である。幾つになったの かって?2つの相異なる奇素数の積だよ。「ああ、歳は取りたくないね」と人並みの オッサンらしいことを言ってみる。

午前中は自宅から事務に教室変更願いの件でメールを出す。少人数の演習クラス なのに、巨大な教室をあてがわれたので、小さいのに変えてくれ、と。

それから大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って出勤。管理課に事務書類を 提出してから研究室にて昼食。

13時から14時半まで卒研ゼミ(ガロア理論グループ)。今日は拡大体の定義。 次回もたぶん拡大体の定義。

引き続き14時40分から16時10分まで卒研ゼミ(複素幾何学グループ)。 今日は多変数複素関数の陰関数定理のWeierstrassの予備定理を使った証明、 その応用として多変数正則写像の逆関数の定理とその証明、 収束冪級数環のgermと局所環の定義。次回はたぶん収束冪級数環のところに 入る。

その前後で某国から俺サマのところに大学院生として留学したい旨のメール が届く。代数幾何学をやりたいと言ってるのだが、学部の成績証明書に 書かれている科目名を見る限りでは、ごく普通の情報学科みたいなところの 卒業生。

外国からの留学希望者は今年で3件目だが、去年までゼロだったのに、 何で急に問合せが来るようになったのか、謎である。そのうちの1つは、何処で俺サマの ことを知ったのか知らないが、俺サマの専門が何だか全然分かってないような感じで、 兎に角何でもいいから本国を出たいんだろうなという印象。 もう1つは、可換環論業界筋で誰かに「あいつの所に行けばどうだ?」とか 助言されて俺サマに問合せてきたフシが感じられるもの。 それで今回のはというと、どの筋かは不明である。

帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと 有酸素運動。骨盤矯正ヨガは何故か大量の受講生が来ていた。この講座は 今年になってから、時々若い人が大挙して押し掛け、次回にはもう来なく なるという現象がちょくちょく起こる。何でそのような現象が起こるのか は謎で、インストラクターの人も首をかしげていた。

スポーツクラブから帰宅後、例の留学希望者に真意を確認すべくメールを出す。

2013年10月2日(水)
<<後期授業1回目>>
午前中は自宅で野暮用。その後、大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って 出勤。今日から俺サマの後期の授業開始。

まずは研究室で昼食の後、昼休み時間を利用して行われた、3回生対象の 来年度の卒研配属説明会。俺サマは午後一番の講義があるからという理由で、 最初の方で説明させてもらった。配布資料を詳しく書いておいたので、、 単に「私が高山です」と学生諸君に顔見せだけして降壇。 そのまま説明会場を去る。

13時から14時30分まで2回生配当「代数学序論II」の講義。 今日は簡単なガイダンスをした後、群の準同型写像の定義を復習し、 対数関数、行列式、自然準同型の例を話した後、同じ位数の2つの 有限巡回群の間の同型写像の例を話し始めたところで時間切れ。 次回はこの例を再度取り上げ、 準同型写像の構成方法、同型写像、同型類の概念を導入し、さらに いくつかの例を通して準同型写像の働きを見ていく予定。

引き続き14時40分から2回生配当「構造数理セミナーII」の授業。 これは幾何の先生と共同担当で、代数と幾何の演習や講義を行うもの。 今日はガイダンス。前期も「構造数理セミナーI」としてやっていたが、 今学期に入ってから新たな試みも行うので、そういう ことの説明も色々やってたのだが、結局思ったよりも早く 40分ぐらいで終わってしまった。

いったん研究室に戻って少し雑用をしてから、 図書室で本を1冊借りて大学を発つ。途中山科区内のスーパーで 買い物をしてから帰宅。しばし野暮用の後、夕食。夕食の後は少し数学。

2013年10月1日(火)
<<俺サマの新学期が始まった>>
午前中は自宅で野暮用後、近所の歯医者へ。松山出張中に 奥歯の詰め物と歯の一部が欠けたので、ちょっと削って丸めてもらった。

それから久々の出勤。Ritsの後期は先週の木曜日から始まっているが、 俺サマの講義は明日から。そして今日は夕方から教授会があって、その前に 出張報告だの出張申請だの明日からの授業の準備だの卒研ゼミ生へのアナウンス だの、何だのかんだのの雑用を片付けようか、と。

出勤して生協食堂で昼食の後、事務で色々な郵便物を受け取る。 久々に研究室に行ってみると、PCのセキュリティーソフトのアップデートも やらないといけないことが判明。とは言っても、大学のPCは、たまに出勤した 時にしか使わないので、立ち上げて1、2時間 は何やらバックグラウンドでダウンロードを色々やってたりして、そのせいで 全然まともな速度では動かない。とりあえず出張関係の書類 でもと思ったが、1文字入力するとしばらくハングして、、、という 感じでなかなか進まない。

およそ28年前、勤務していた研究所で 当時最新鋭のVAX11上のEMACSで初めて 仮名漢字変換が動いた!と言って皆が喜んで使い始めた頃は、 ちょうどこんな感じだった。100人ぐらいの研究員がTSSで 一斉に使うので、1文字入力してはお茶を飲みに行き、帰って きてまた2文字目を打ちこみ、、、うーん、馬鹿らしくてやってられんな! と。

そのさらに2年程前だったか、「高級言語マシン」と呼ばれる今は絶滅した コンセプトのワークステーションのOSの開発部隊に居たとき、先輩たちが 出来たてほやほやのハードウェアの上でオブジェクト指向論理型言語で ウィンドウシステムを実装していた。ある日、初めてウィンドウに文字が出るように なった!と大喜びしてたが、その時の文字入力もこんな感じに近かった。 しかし、俺サマの研究室のPCの文字入力よりも、もう 少し速かったような気がする。

まあ、そんな感じで、もう10年ぐらい使ってるWindowsXPマシンだし、 そろそろ新しいのに買い替えないといかんなと思ってるのだが、 面倒臭いので放置してある。

どうにか書類書きが終わって、次はセキュリティーソフトの アップグレード作業。まあ、これはダウンロードしてクリックしたら 終わりだが、先日自宅のPCでやったらフルスキャンが動き出して 7時間半ぐらい止まらなかった。今回もそうなるかと思ったら7とXP の違いなのか、フルスキャンはなしで全作業はすぐに終わった。

それ以外にも、来週末に高校の先生達の前で講演をしないといけないので、 その準備も。

それやこれやが片付き、中途半端に時間が余ってしまったので、 数学をするでもなくMathSciNetで色々検索したり、研究室に置いてある 本で何か面白いものはなかったか捜したりして時間を潰す。

16時30分から17時40分頃まで教授会。その後すぐに帰宅して夕食。 夜はまた少し数学。