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2014年4月15日(火)
<<そろそろブチ切れ始める>>
学科長会議の日。13時からの学科長会議の資料のPDFファイルのメールが、 9時過ぎに届く。通常は11時頃。先週は12時40分過ぎだったことの反動か? と思っていたら、11時前に「差し替え版」が再送されてきた。

学科長会議の資料が何時に届くか、定点観測していると面白いし、会議の憂鬱さも 少しは軽くなろう。

午前中は明日の講義の準備。かなり前に作った関数論の講義ノートを読み返す。 何せ解析系は俺サマの専門ではないので、自分のノートを読み返しても、「あれ? これは何故?」みたいなことはポロポロ出てくる。まあ、俺サマにとっては良い 勉強になるけど。

久々に大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って、昼過ぎに出勤。 研究室で昼食の後、13時から学科長会議。14時5分頃終了。その後、 学科長会議で書記をしていた事務長の所に行き、先日メールで問い合わせていた 件について少し相談。数理科学科に関係したことだが、長年曖昧なまま その場凌ぎで誤魔化してきた慣行なのか、現時点では俺サマを含めた数理 科学科の教員も事務長も誰も、本当のことを知らないようだ。

研究室に戻って、学科長の仕事を色々。色々なメールを読んで処理し、あちこち にメールを出しまくる。その中に、俺サマがこの10年ぐらいの間、どうも 数学者の考えることはよくわからん!と腹に据えかねていたことについて、 地雷を踏むような話もあったが、とりあえず学科長らしく平静を装って処理する。

その後、6月のボン出張のホテルの予約。モタモタしてたのがいけなかった のか、結局割高の部屋しか残っていなかった。まあ、しょうがあるまい。

夕方、帰宅して夕食。やはり地雷を踏まれた件についてひとこと言っとかんと いかんなと思い、とりあえず次回の学科会議での議論の論点整理提案の形で、 「お前ら、ええ加減にしとけよ!」的ニュアンスを押さえ気味ににじませておく。

その他、普段は腹が立つだけからなるべく関わらないようにしていることも、 学科長だとそれなりに公正かつ公平に取り扱わないといけないので、厄介である。 4月からこんな調子だと先が思いやられるな。

夜は気を静めて、数学を少し。

2014年4月14日(月)
<<70代の女性にナンパされた?>>
午前中はボン出張のホテルの予約をしようと思ったが、正確な日程を 書いた書類を大学に置いてきたので、今日のところはホテルを選んだ だけで見送り。それからほんの少し数学を考えてから、山科区内を駆けずり回り、 銀行に行ったり、スーパーで買い物をしたりと、色々野暮用を片付ける。

13時前に帰宅し、荷物を色々片付けてから、街に出る。京都市役所前 の桜が綺麗なので写真を取っていたら、70代ぐらいの女が「桜、綺麗ですね」 とか話しかけてきた。え?まさか、俺サマ、ナンパされてるの? 街でナンパされてついてくほど、俺サマはチャラ男じゃねえーぜ。 という話では、、、ないな、と気を取り直して新福菜館府立医大前店で昼食。

それから京大数理研へ移動。天気もいいことだし、猫は散歩に出たのか、不在 だった。図書室に籠って夕方まで数学。帰りに猫の所に寄ったが、人が居たので そのまま帰った。

帰宅したら、またも学科長メール関係で少し「炎上」していたので、 テキトーに「消火活動」をして夕食。その後、ラクトスポーツプラザへ。 今日は楽しいZUMBAと筋トレ。帰宅後、また「炎上」していたので、 またテキトーに「消火活動」。それでも火が消えなければ、今週の水曜日も 学科会議を開かねばならんな。

2014年4月13日(日)
<<ワイシャツを買った>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略の後、しばし野暮用。 その後、烏丸四条の大丸でワイシャツを2着購入。俺サマは首が太いので、 既製品を買う場合、首まわりを合わせると胸や胴まわりがダブダブのものに なり、ダブダブでないものにすると首が詰まって、第一ボタンを外して も何となく無理した変な感じになる。それで長らく仕立てのワイシャツを使 っていた。しかしいつの間にか体形が標準サイズになったのか、既製品の ヴァリエーションが増えたのか、既製品で十分間に合うようになった。 まあ、安上がりになって良かったと思う。

大丸京都店の帰り、四条通りや錦通りは人が一杯で歩きにくいので、 一つ上がって蛸薬師通り経由で寺町通りに出て、上島珈琲寺町通り店へ。 そこで夕方まで数学、途中睡魔に襲われ、居眠りも。上島珈琲を出た後、 大丸ラクト山科店で今月のおススメ赤ワインを1本買って帰宅し、野暮用を 済ませて一息ついた後、夕食。

夕食後、夜は学科長メールを出しまくるも、またもや字化け障害に悩まされる。 PCをリブートしたり、自分のアドレスにテストメールを送ったり、色々悪あがき した結果、どうやら障害が起こるのは学科のメーリングリストに送ったメールだけ と分かった。何せ、送信済みメールのフォルダーに残っているものは字化けして おらず、それを大学の自分のアドレスに再送したら正常に送れ、同じものを 大学のメーリングリストに再送すると字化けするのだから。たぶん、メーリングリスト のサーバーの障害か、俺サマが使っているプロバイダのサーバとの相性が悪い等 の障害なんだろう、と。

とりあえず、自宅PCの老朽化問題は当面回避されたと考えられる。 あとは大学の研究室のバグだらけのWindows8.1対応Texworkをどうするかだが、 これも頭の痛い問題。

2014年4月12日(土)
<<鬼の土曜日が始まった>>
3月後半は春休みで、しかも語学学校も休み、しかもまだ学科長の仕事が本格化 してなかったとあって、実に開放的な日々を過ごしていた。しかし4月に入ると、 いきなり学科長全開で、講義だゼミだと怒涛の日々が始まり、さらに今日から 終日語学学校の鬼の土曜日が始まってしまった。

朝9時半過ぎにアンチュチュに到着。10時から12時半までフランス語の授業を 受ける。前学期休んでいた人が一人復帰し、新しい人も一人加わって、今日の受講生 は6名。

授業の後、久々に新福菜館府立医大前店で昼食の後、京大ルネ生協の書籍部とPC売り場をさらっと偵察した後、自販機珈琲を買ってアンチュチュの図書室へ。そこで夕方 のドイツ語の予習、午前のフランス語の宿題を片付ける。30分ほど時間が余ったので、 少し数学を考えてみる。

16時40分から18時10分まで、寺子屋にてドイツ語の授業を受ける。 この4月から、以前来ていた某私大名誉教授の先生も受講生として参加する ことになった。今日の受講生は3名。

帰宅して夕食の後、夜は少し学科長メールを書いて流す。あと1つ2つ学科長 メールを流さないといけない案件があるが、まあ、学科長の仕事をできるだけ引き 延ばすぐらいにやるのが、俺サマにはちょうど良いという経験則があるので、 今日のところはそのぐらいにしておく。

最近STAP細胞の件で色々報道を見聞きしていて、あの業界の研究ノート なるものについて初めて知った。俺サマも、若かりし頃に通産省主導の計算機科学の 国家プロジェクトで働いていて、毎日作業日誌を書かされたが、作業項目名と 作業時間を1行書くだけの極めて簡単なものだった。しかし、ここでいう研究 ノートとは、詳細な作業日誌で、第三者が見ても分かるように 書き方も業界標準があるらしく、それ自体が 知的所有権の保護対象になるものらしい。

勿論、数学や計算機科学にはそういうもの は存在しない。毎日せっせと勤勉に精密な作業を積み上げてデータを集める学問というのは、そんな方法で 研究するのかと、かなり興味深かった。

人にもよるが、俺サマの研究ノートなんぞは、ほとんど 落書き帳みたいな感じ。「高山ってのは、自分でも馬鹿だ馬鹿だと言ってる だけあって、こんな下らないことを考えてるのか」と思われるのは、流石に 馬鹿の俺サマも癪なので、門外不出の自分にしかわからない書き方がしてある。 しかも表紙に、馬鹿の高山のノート!と大書して、誰も見る気が起こらないように してあり、二重のセキュリティー対策が施されている。

2014年4月11日(金)
<< Win8のTexworkはバグだらけ?>>
午前中は自宅でなんだかんだと学科長の仕事。いくつかメールを書いて出しまくる。 途中、突然、出したメールが字化けするようになり、色々試した末、結局PC をリブートしたら復旧した。まあ、ソフト的な一時的障害ならいいんだけど、 買って4年目に突入するので、そろそろディスクがイカレ始めてるとなると 厄介だ。この字化け障害で結構時間を浪費してしまった。

それから自宅を出て、山科区内で昼食の後、出勤。まずは生協で、古い組合員 カードに入っていたポイントを新しいのに移して、さらにそれをキャッシュ化 してもらう。1000円分ぐらいのポイントが使えるようになったので、 思わず抹茶小豆モナカアイスを衝動買いして、一気食いする。

14時より卒研ゼミの1 回目。テキストは広中平祐「代数幾何学」(京大出版会)。この本の帯には、 フィールズ賞受賞者(広中先生)が20年後の受賞者(この講義の ノートを取った当時学部3回生の森先生)を触発した名講義録!といったことが 書かれているけど、学生達は皆、この二人のフィールズ賞受賞の後に生まれている ので、「ふーん」みたいな顔をしていた。ま、この講義録を通して彼らの凄さを 間近に感じてください。

テキストを配布して、その概要とゼミのやり方を簡単に説明し、 次回の発表者を決めてから、2階下のフロアの卒研生居室に案内。カードキーの 動作確認をしたり、居室の連絡担当者を決めたりしてから、解散。あとは、 大学院の学内推薦入学を希望する学生に手順を簡単に説明したり、このゼミに 合流することになった数学研究会という学生サークルの3回生1名に、 これまでやってきた勉強の内容を聞いてみたり。

その卒研ゼミにもオブザーバとして参加する留学院生は、 院ゼミでマンフォードの複素射影代数多様体論を読み、 並行してハーツホーンを自習する方向で 勉強すると言っていた。

俺サマの研究室にも、最近は代数幾何学や可換環論を勉強したいという 熱心な学生が珍しくなくやってくるようになったが、それが単なる偶然の重なり なのか、それなりの原因があってのことなのか、よくわからない。

その後、研究室に戻って、代数学の演習講座の問題作成。作問自体は大した手間で はないのだが、思わぬところでTeXの問題にぶつかった。 研究室のPCのTeXでまともな文書を作るのはこれが初めてだが、 Windows 8.1対応のTeXworkはとんでもないバグだらけで、数学モードで算用数字の 「0」が数理論理学の「ト記号」に化けたり、 数学モードで「a, b, c」と書くと、意味不明の渦巻き模様の象形文字 みたいなのに化けたり、改行の「\\」コマンドがエラーになったり、、、 といった、滅茶苦茶な字化けが多発。そのバグを回避する裏技を編み出すのに 手間取った。バグかも知れないし、再インストールすれば回復する障害かも知れ ないし、何か別のところが悪いのかもしれないし、まだ原因の切り分けはできてない。

夕方、ようやく作業を終え、問題を演習担当の助教の先生にメールで送り、 とりあえず一件落着。今日は自宅PC、大学のPCともに、字化け障害で悩まされて 時間を食う一日だった。帰宅して夕食。字化けの責め苦のボディーブローが効いてきて、 大丸ラクト山科店4月のおススメ赤ワインを痛飲。

2014年4月10日(木)
<<学科長メール連打の午後>>
早めに自宅を出て、枝垂れ桜の名所山科毘沙門天の桜を見てから大学に出勤。 生協食堂で昼食の後、研究室に籠り、昨日の学科会議で出た宿題を整理。

13時から14時半まで、2回生「代数学序論I」の講義。簡単なガイダンス の後、代数系の概念と群の定義、そして簡単な例を1つ示す。次回は群や群で ないものの例を沢山示す予定。

昨年度までは代数方程式の話から始めて、徐々に群の概念を導入するやりかた で講義したのだが、それだと後期になっても「群て何ですか?」みたいなことを 言う学生が少なからず居た。今年度は、四の五の言わず群!と、最初の一発目は 天下りでやってみることにした。

講義の後、研究室に籠り、昼食時に作っておいた宿題リストを見ながら、片っ端 から片付けては、あちこちにメールを出しまくる。夕方、いくつかの案件については 完了し、残りのものについては返事待ちといった状態に達したので、さっさと大学を 発つ。

帰宅したら、午後に出しまくったメールの1つが、またも「炎上」していた。 それで「おい!どうなってるんだよう?」メールを流してから、夕食。その後、 ラクトスポーツプラザ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。

スポーツクラブから帰宅後、「おい!どうなってるんだよう?」メールに対して、 「わからん!」メールが2通ほど届いていた。ま、しばらく放置しとくことにしよう。

夜は6月のボン出張のホテルの予約でもしようと思ってたが、何となく面倒臭くなり、週末に延期。科研費の報告書を出せというメールも来てたが、まあ、それは 大した手間でもないし、ぼちぼちということで。代数学の演習問題を作って助教の人 に渡さなければならないことを思い出したが、それも明日ということで。

みーんな放り出して、俺サマは寝るのサ。何か文句あっか?ばーろ!

2014年4月9日(水)
<<宿題テンコ盛りの学科会議>>
10時過ぎに大学に到着。10時40分から12時10分まで3回生 「複素解析I」の講義。俺サマはRitsに奉職して22年目になるが、まさか 3回生前期の講義担当する日が来るとは思ってもいなかったな。 Ritsには「馬鹿には3回生前期の講義は担当させない」という不文律がある と思ってたんだけど。

今日はガイダンスをやってから、コーシー・リーマンの関係式が関数の 正則性の必要条件であることまで示す。次回は十分性の証明から入る予定。

昨日自主ゼミの件でメールをくれた学生もこの講義を受けていて、 結局金曜日の卒研ゼミに合流することになった。

講義の後、夕方の学科会議の準備をしてから、生協食堂にて昼食。 午後は研究室に戻り、ネットで某論文不正事件の当事者の弁明記者会見 ライブをちょっとだけ見てから、数学を考えることに。

あの弁明を聞いて、フェルマーが法螺を吹き、ずっと後になって ワイルズが証明した、例の大定理のことを思い出した。

16時半から学科会議。学科の中のあれやこれやの用事は、何事も テキトーに、手抜きでやりたい俺サマだが、学科長ともなるとそうは 問屋が卸さない。

俺サマ:「この件については、○○という対応をすべしという話も ありますが、、、まあ(面倒臭いですし)、別にいいですね?」

同僚:「駄目です。ちゃんとやってください(ギロリ!)」

といったやりとりが何度かあって、そのいくつかについては 誰かに押し付けたり、押し付け方を聞き出したりもしたものの、 結局「えー!?それ、俺サマがやるの? 面倒くせー」みたいな宿題がテンコ盛りになってしまった。

まあ、各案件の関係者が誰かは確認しておいたから、彼らに 「ねー、これ、どうやるのー?」とアホ質問しながら、明日ぐらいから ぼちぼちやることにする。

途中トイレ休憩を挟んだりして、会議は18時40頃終了。

帰りは山科駅前のお好み焼き屋で夕食。生中2杯飲んで、 「ばーろー!学科会議が怖くて、学科長なんかやってられるか!?」等々、 意味不明な気勢を挙げながら帰宅。

2014年4月8日(火)
<<高山学科長、発進!>>
午前中に自宅を出て、やはり午前中に大学に到着。まずは生協コンビニで 昼食用のサンドイッチ、あんぱん、牛乳を購入後、学系事務に寄って、 学科長の仕事関係で事務員さんにちょっと問い合わせをしてから、 研究室へ。

11時頃までにメールで届くはずの学科長会議の資料が、まだ届いていない。 午前中に大学に出勤したのは、その資料に目を通して、午後の学科長会議に 備えるためだが。今日は何かあったのかしら。

その代わり、昨夜から「炎上」している意味のわからない案件が益々 「炎上」しており、「ふざけるな!」とさらにまた火に油を注ぐような メールを書いて、あちこちに送る。その返事が返ってきたので、こりゃあ、いいぞ! と思って、さらに「あほ、ぬかせ!」と返事して煽る。

それで関係する同僚に、「こんな感じで煽っておきましたが、それで 良かったっすか?」とメールで確認したら、「やり過ぎだ」と。あちゃー! そんな事なら、早く俺サマを止めてよね!と。

あーあ、高山学科長発進早々、やっちまったなあ。。。しかし、 そういうことをいちいち気にせず、「事情がよく飲み込めていないのに、 わけのわからないことをわめき散らす、厄介なオッサン」に徹することが大切だ。 オッサンというのは、出鱈目なことで大騒ぎして、そのあとケロっと忘れて しまうので、ストレスが溜まらず、1年も学科長やっても頭がおかしくなる心配は ない。学科長会議にマケズ、学科会議にもマケズ、、、サウイフモノニ  ワタシモナリタイ、と。

午前中はそれやこれやで潰れてしまい、昼食も済ませた。しかし学科長会議まであと 20分というのに、まだ資料が届かない。しょうがないので事務局に電話を掛けて 確認すると、「忘れてました!今から送ります」と。俺サマとしては、「え? 今週は学科長会議は無いですけど?どうされましたか?」みたいな返事を、ほのかに 期待してたんだけど。。。やっぱり甘かったか。

13時から学科長会議。「炎上」の件で、もうひと暴れしてやろうかと思ってたが、 念のため、会議の直前に学科の関係者に「さきほど別の関係者から『やりすぎ!』との 連絡を受け取ったが、その認識で正しいか?」と確認したら、「そうだと思う」とのこと だったので、「ひと暴れ」は中止。平穏のまま、学科長会議は14時に終了。

その後研究室に戻り、ちょっと時間が空いたので、木曜日の講義の準備を 済ませる。3回生の学生が可換環論か代数幾何学の自主ゼミ をしたいので、チューターをやってくれないかとメールで依頼してきた。 今年度は学科長をして院生まで居るので、自主ゼミの相手をするために別途時間を とることはできないが、卒研ゼミや院ゼミに合流するのなら歓迎するとの返事を出 しておく。

それから16時半から教授会。学科長はここでも「人気者」で、 会議の前後、学科の同僚たちから、あれはどうしましょう?これはどうすればよいで しょうか?と、色々問い合わせを受ける。全部、「知らんがな。テキトーに やりましょうや」とまでは言わなかったが、「まあ、明日の学科会議で相談 すればいいんじゃないの」と投げヤリな態度に終始する。

17時20分ぐらいに終了。帰宅して夕食の後、夜は少し数学。

本日のまとめ:投げヤリ、テキトー、時々頓珍漢なことを言って暴れる。 こういう人間の屑みたいなオッサン・キャラで、学科長の1年を乗り切るってのも、 手だな。

2014年4月7日(月)
<<院生個人ガイダンス>>
午前中は自宅で少し数学。昼頃出勤態勢に入り、まずは山科駅の蕎麦屋で昼食の後、 隣のSbuxで食後のコーヒーを飲んでから、大学に向かう。大学に到着後、まずは学系 事務室で学科長の用事を1つ済ませ、研究室にてしばし雑用など。

15時前に留学院生(留学生の院生)が現れたので、まずは研究者を目指して 代数幾何学を勉強する際の基本事項(何をどこまで勉強すべきかといったこと)、 ゼミのテキスト候補の本の内容や特徴を説明する。その間、学科長の仕事の件や 注文しておいた書籍をどこに運べばよいかといったことで、事務から何度か電話が 入る。

16時から院生室の机の件で、別の研究室の院生と約束していたのだが、 まだ時間があったので、数理科学科のフロアを回って、掲示板やゼミ室、 大学教員公募の掲示などを見せて回った。1,2名の同僚の先生や事務の人にも 紹介し、面通しをした。

16時少し前だったが、約束していた院生の都合が早めについたので、 留学院生の机の場所を決めてもらい、カードキーの登録手続きをお願いした。

それからまだ時間があったので、俺サマの研究室に戻り、院ゼミの予定を 相談したり、代数幾何学を研究するなら、いずれフランス語の文献も読まなきゃ いけなくなるよと、EGAを見せて脅したり、早いうちから研究集会や学会を覗きに 行って、そこから何かを掴むようにした方が良いと、いくつかの研究集会の場所 を例示したり。

個人ガイダンスは17時前に終わり、留学院生は帰った。その後、 注文しておいた卒研テキストが届いたというので、その予算執行手続きをあれこれ 片付けて、事務から学科長宛に届いた奇妙なメールを「これ、意味わからん。 誰か何とかして!」と学科のメーリングリストに投げ出してから大学を発つ。

学科長のストレスを減らす工夫の1つとして、「わからん!誰かやって!」と 放り出すってのも、手だな。

帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は楽しいZUMBAと筋トレ。 再び帰宅後、学科長投げ出し転送メールがすこし「炎上」していたので、関係 者一同に「火に油を注ぐような」メールを出しておく。

2014年4月6日(日)
<<牡蠣フライとピアノリサイタル>>
午前中は京都新聞日曜版の2つのパズルを速攻攻略し、野暮用を片付けてから 自宅を出る。近所の小学校で京都府知事選挙の投票をしてから、街に出る。 今日は、最近全国的に流行っている「よさこい」とかいう、昔の竹の子族の 踊りのようなイベントがあったらしく、京都市役所前はかなりの人出でだった。

まあ、若い人が楽しんでやっているのだから、別にいいのだけど、俺サマは、 「よさこい」のあの独特な衣装には、いつもながら吐き気がする。 昼も過ぎて腹が減ってきたけど飲食店がどこも「よさこい」の人たちで 一杯で入れないので、足早に市役所前を離れて荒神口の方に向かう。

荒神口には昔からやってるようなケーキ屋兼喫茶店みたいなのがあって、 今まで一度も入ったことはないのだけど、そこのランチメニューで牡蠣フライ があったので、昼食はそこにした。そういえば牡蠣フライなんて、何年振りかなあ。

その後、京大近辺の某所で行われた、小さなピアノリサイタルを聴きに行く。 14時開演で、途中休憩を挟み、16時頃に終了。しっかりした良い演奏で、 楽しかった。4月下旬と5月下旬にも、それぞれピアノとチェンバロのコンサートや リサイタルに行く予定。さらには6月にはドイツに高飛び。それらを楽しみに して、夏頃まで辛い学科長の役を乗り切る積もり。

今日の天気は、予報では雨だったが、晴れ時々曇りといった感じで、 アンチュチュの花見イベントも無事行われたことだろう。ただ、強く冷たい 北風がびゅーびゅー吹いて、それが北の空に掛かる雨雲から雨粒を運んでくるのか、 時折ぱらぱらぱら、、、と雨が激しく時化降るという調子。鴨川べりで お花見をしている人たちも、ブルーシートの上で、凍えるヒヨコの群れ のように、寒そうに固まっていた。

リサイタルの帰り、また河原町三条界隈まで歩いていったが、 「よさこい」イベントはまだ終わっておらず、俺サマの吐き気の元凶はまだ 一掃されていなかったので、さっさと山科に戻る。

大丸ラクト山科店で、今月のおススメ赤ワインを1本買って帰宅し、 夕食を挟んでだらだらと数学。

2014年4月5日(土)
<<アンチュチュの講座を申し込む>>
朝、先日ゲラ刷り校正を送った学会誌からメールが来て、「原稿を校正せよ」と。 「ははあ、先日送った校正リストに従って原稿を修正したから、チェックしてくれという ことだな」と思って見てみると、、、何と!?4月3日に俺サマが送った校正リストは 何も反映されてない。つまり、4月1日に届いた最初のゲラ刷りのまま。アホかいな。

そこで、俺サマが先日送った修正リストのPDFファイルを添付して、 「これと同じ添付ファイルを送ったし、そちらから受け取り確認のメールも届いたぞ。なのに、何でこんなメールを送ってくるのか?俺サマが送ったPDFファイル、ちゃんと見 たのかよ!?」という怒りの返事を返しておく。

その後、院生や卒研生の居室について、学科内でメールが飛び交っていたので、 俺サマもすこし関連したメールを書いて送った後、さらにすこし数学。

それやこれやの合間に、数物系科学のポスドクなどを経て、現在作家をしている 人が、物理学会誌に寄稿したポスドクの悲惨さを綴った手記というのをネットで見 つけて読んでみた。朝食時に眺めてた新聞に、その作家のインタビュー記事が デカデカと出てて、数理研でポスドクをやってたというので、ちょっと気になったから。

それから自宅を出て、近所の銀行でお金を下ろし、途中琵琶湖疏水や鴨川の桜 を眺めながら、新福菜館府立医大前店に向かう。時折小雨がぱらつく生憎の天気 だったが、鴨川べりではお花見を楽しんでいる人が沢山いた。

新福菜館で昼食の後、京大ルネの自販機珈琲を飲んでから、隣のアンチュチュで 春学期の講座の申し込み。今度の学期で俺サマはフランス語中級コースを終了するが、 中級の実力がついているとは思い難い。また自主落第して中級コースをやり直すか、 それとも棘の道覚悟で上級コースに進むか、はてまた「学科長の仕事が忙しい」ことを 口実にしばらくアンチュチュ通いをお休みにするか、この学期に通いながら考える つもり。

講座を申し込んだ後、図書室に籠もってしばし数学。講座でお世話になっている 先生居たので、(およそ中級レベルとは思えないたどたどしいフランス語で) ちょっと挨拶。明日はアンチュチュで花見のイベントがあるが、 それには来るのか?と言うので、明日はコンサートを聴きに行く予定だと答えておいた。 今日はかなり寒の戻りみたいな感じだが、明日はもっと冷え込み雨模様になりそう。 花見イベント、大丈夫かなあ。

帰りは、久しぶりに 学生時代の通学路である裏道を下ってから、丸太町通り経由で河原町通りに出て、 三条まで下ってジュンク堂書店を少し偵察。俺サマは専門書以外の本をめっきり 読まなくなり、今日も適当にぱらぱらっと漁ってみたけれど、特に読みたい本はなく、 そのまま山科に戻る。

大丸ラクト山科店地下の果物売り場のジューススタンドでは、今日と明日限定で イチゴミルクが破格の安値で売ってたので、思わず一杯買って立ち飲み。帰宅して 夕食の後、夜もすこし数学。

2014年4月4日(金)
<<受け入れ態勢ゼロに気づく>>
昨日の「炎上」の件で今朝すこし動きがあり、「むむむ!これは俺サマが直接 教務委員の先生に会って話をつけないといかんな」と。とりあえず午前中は 自宅で野暮用を片付け、昼前に出勤体制に。

しかし今や桜の季節たけなわ、というか、もう桜吹雪が舞い、一部は葉桜になり かけている。明日ありと、思う心のあだ桜、夜半の嵐も吹かぬものかは。 桜、いつ見るか?今でしょ!と、いうことで、まずは山科の桜の名所琵琶湖疏水 を回る。

そういえば、去年の今頃も同じような桜を見たよな。嗚呼、今年もこの桜を 見ることができて、俺サマはつくづく幸福だ!ともいえるが、そのいっぽうで、 あっと言う間にまたこの日が来てしまい、一体この1年俺サマは何を やってたんだろう?と懺悔の気持ちもこみ上げてくる。

ま、日本人はそうやって、桜を見ては人生の儚さにしみじみと思いを 馳せてきたのサ、と日本人一般の問題にすり替えて、俺サマの糞みたいな 1年を直視することを巧妙に回避。

それから山科駅の蕎麦屋でざる蕎麦定食の昼食。その後、隣のSbuxにて昼食後 の珈琲を飲んでから、JRに乗り込む。しかし南草津駅で下りてからバスがなかなか 来ず、やっと来たバスも何だかえらく遠回り。結局大学に到着したのは14時前。 まあ、今日は急いでないからいいようなものの、田舎の大学ってのは不便なものだ。

まずは留学生のTAの件で教務委員の先生と会って話をつけ、3月末の学会で注文していた専門書3冊が届いていたので、遠いところにある検収所で納品書にハンコを押して もらってから科研費による執行手続き。

留学生の院生が大学に来てたら、すこしゼミの打ち合わせでもしようかと思ったが、 来てない。どうやら院生室に専用の机が貸与されること自体を知らないらしい。それ で、その留学生に「君、院生室のことを知らないの?」とメールを出し、 さらに院生室の詳しいことは誰が担当?と問い合わせのメールを学科に流す。

その後、研究室の本棚の整理。本棚の段組を変えて、もう1段スペースを作らないと 本が入らない状態が続いていたので、この際何とかしよう、と。これが案外手間で、 本を本棚から全部取り出し、棚の位置を上げ下げして、1段余分にスペースを作り、 また本を戻し、、、あれ?余分に作ったスペースは高さが足りなくて、本が入らない よう!で、また本を全部取り出し、棚の位置を上げ下げして、、、みたいなことを やっていると1時間ぐらいあっという間に経ってしまった。

とりあえず今日届いた3冊の本ばかりでなく、自宅の書斎に溢れかえっている本も 何とか収められるスペースができた。

そうこうしているうちに、同僚の先生からメールが届き、院生室の管理をやっている 学生の名前が判明。早速院生室に行ってみたら、うまい具合にその学生が居たので、 「来週にでもウチの研究室の留学生が来ると思うから、よろしく」と言っておく。

大丸ラクト山科店で、4月のおススメ赤ワインを1本買って帰宅。 留学生からメールの返事が来てて「院生室のことなんて、全然知りませんでした」と。 うーむ、そういうことか。日本では、大学院生は当然の如く居室が与えられるん だけど、「授業の合間は、図書館にでも行ってようかと思ってました」と。

Ritsの院生は内部進学生ばかりで、外部から来ることは稀である。 だから大学としては内部進学生を想定したガイダンス体制は整っているようだが、 外部から来た院生については、受け入れ研究室の教員の 個別対応になるらしい。TAの件で「炎上」したのも、外国からの留学生が RitsのTAや大学院での勉強について、ほとんど何も知らなかったこと、そして そのことに俺サマが全然気づいてなかったことが原因と言える。

さらには、Ritsに奉職して20年以上の間、 兎に角俺サマのところには内部生も含めて、そもそも院生なるものは滅多に入って こないから、留学生の院生の受け入れ態勢なんて何も考えてなかったに等しい。 要するに、受け入れ態勢はほとんどゼロに等しかったのである。

そうか、俺サマがやらなければ、誰もやらないって話だったのか。 じゃあ、来週にでもその留学生を呼び出して、個別ガイダンスでもしようかと、 留学生と院生室の自主管理を担当している内部生の院生の両方にメールを出して、 日程調整。月曜日の午後にガイダンスをすることに決まった。

2014年4月3日(木)
<< TAの件で「炎上」>>
午前中は、例の論文ゲラ刷り校正案の最終チェックをして、Webで送信。 これで少し肩の荷が下りる。

それから、卒研ゼミで使う広中平祐レクチャーノート「代数幾何学」を 京大出版会のWebサイトで注文し、この4月から入学した大学院の留学生に、 「このゼミにも出るように」との指示、および、TAの件についてメールで連絡。

午後は京大へ。まずはルネ生協で遅めの昼食。それから数理研へ。 猫は例によってソファーで横になっていたが、寝てるんだか起きてるんだか よくわからない状態。電気ストーブが暑そうだったので、消してやった。

夕方まで数理研図書室で数学。終わり頃、例のつぶやきオジサンが来て、 「まてよ、、、」「うーむ、そうか」「えー、やれやれ」等々、 ブツブツ言いながら文献を読んでいた。

帰りに猫のところに寄ったが、散歩に出たとみえて、不在。

帰宅して夕食。その前にメールを見たら、俺サマが種をまいた TAの件で、留学生と教務委員の 先生との間で「炎上」していた。これはちょっと厄介なことになったな と思いつつ、ラクトスポーツプラザへ。炎上対策を思案しつつ、 今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。

帰宅後、「炎上」の火消しメールをいくつか繰り出しておいた。今は 返事待ちの状態だが、かえって火に油を注ぐことになってないことを祈るのみ。 ついでに留学生の院ゼミのテキスト候補を3つ挙げ、図書館で借り出して どれが良いか眺めてみよ、とメールで指示。その3つの候補とは、定番の マンフォードの複素射影代数多様体論とハーツホーン。そして最近京大でも 使われている(らしい)ペリンの教科書。

2014年4月2日(水)
<<論文ゲラ刷り校正>>
昨日の「懇親会」では、腹が膨れたのでさっさと帰りますというわけにも行かず、 かと言って他にすることも無かったので、酒ばかり飲んでいた。ちょっと飲みすぎて 睡眠障害を起こしたのか、昨夜はかなり遅く寝たのに、今朝は6時過ぎに目が覚めた。 しかし寝床でiPadを眺めながら、6月のボン出張のホテルをどこにしようかなと 色々調べているうちに、二度寝になり、結局いつものような遅い 時間に起床。

それにしても、Google Street Viewができてから、現地到着時のシミュレーション が可能となり、海外出張がとても楽になった。昔は海外出張が決まると、まず 大きな書店に行って、その都市の地図を探したものである。学会が開かれるような 風光明媚な小さな町だと、日本では地図が手に入らず、夕方薄暗い時に現地到着 して、空港などで地図を調達して、何もかも手探りで現地に飛び込んでいかなければ ならなかった。インターネットも無かったから、現地の交通機関の様子も わからず、到着した日は兎に角、(国によってはあまり信頼できない)タクシー に頼って、まずはホテルにたどりつくことを第一に考えなければならなかった。

午前中は、来週の学科会議の案内をメールで流したり、論文のゲラ刷り原稿の 校正作業をしたり。それにしても、4月1日に送ってきて、締め切りは4月4日 なんて、ちょっと酷いんでねーの?俺サマはたまたま暇だったからいいようなものの、 色々忙しい人なら、3〜4日手が離せないってこともあろうに。

山科区内のラーメン屋で昼食の後、街に出て、上島珈琲寺町通り店に籠もって さらに校正作業。短い論文なので、ひととおり作業は終わり、校正作業中に 思いついたことなどを研究ノートに纏めたりして、しばし数学。

上島珈琲を出てJEUGIA三条本店とAngers河原町三条本店を偵察してから帰宅。 夕食の後は、校正内容をTeXで清書。明日もう一度ざっと確認してから、Webで 提出する予定。

2014年4月1日(火)
<<謝恩会のような懇親会>>
早起きして、南草津駅バスロータリーの長蛇の列にもめげず、9時過ぎに大学に 到着。学科長なので、9時半からの新入生ガイダンスに引っ張り出される。

最初の半時間ぐらいは大学紹介DVDや学部長挨拶DVDの放映。大学紹介DVDでは、 Ritsの歴史を極めて簡単に紹介した後、世界に羽ばたくRitsの学生の感動物語を 3つの後に、逆転の発想!?マンモス私大のマスプロ講義はエキサイティング! みたいな、何だかよくわからない話が来て締めくくっていた。

ウチの大学もエライものを作りよったなと思ってたら、今度は学部長の格調高い 訓話DVD。嗚呼、こういう話がぱらぱらっと出てくる人でないと、学部長は務まら ないんだろうな、と。いくつになっても志の低いことばかり考えている我が身を恥じる。

つづいて俺サマの出番。まずは新入生たちに、どんな先生について学ぶことに なるのか具体的なイメージを持ってもらおうという主旨で、学科の先生方に集 まっていただき、一人30秒から1分程度で自己紹介をしていただく。

このあたりで馬鹿の俺サマも、これは要するに、新入生たちのモチベーションを 限りなく煽りたてるためのイベントだと分かってきた。まあ、理工系だと、大学 に入学して4,5,6月に羽目はずしてダラけてしまうと、後々大変なことに なるからね。

教員自己紹介の後、15分ぐらい俺サマがテキトーな話でお茶を濁し、 学部3回生Aさんと大学院修士1回生B君の体験談コーナー。彼らは新入生たちの 先輩だけあって、なかなか上手に話を纏めてくれた。

「と、いうことだから、諸君の健闘を祈る!」と宣言して、新入生ガイダンス 俺サマ編は終了。ただちに生協コンビに昼食用弁当を買いに行く。

その後、昼食を挟んで、6月のボン出張申請書の作成とフライト予約。 今までドイツ行きのルフトハンザは、関空を朝9時か10時ごろ発つのが 普通だったが、今はスケジュールが変わって13時15分発になった。 これだと出発は余裕があるが、現地着がフランクフルト18時とかなり遅くなる。 それで成田、羽田、関西の他の空港からの便も色々調べて、もうちょっと 早い便はないかと探したが、結局13時15分発にするか、と。

それで生協トラベルに行って早速航空券の予約をしてきた。その見積書を 持ち帰り、出張申請書を書いて事務に提出。途中PCのネットワークが突然 繋がらなくなり、PCが原因か、情報コンセントがおかしいのか、大学のサーバー の障害か、大学の情報システムの管理部門に電話を掛けたり、PCをリブートしたり、 別のPCにネットをつなげてテストしてみたり。そうこうするうちに、突然 またネットがちゃんと繋がるようになり、経過観察ということに。この障害 騒ぎでも、かなり時間を食った。

ふと学科の事務に立ち寄ったら、学科長「あれはどうしましょう? これはどうしましょう?」の質問攻めに合った末、俺サマが使っている ハンコを学科長印として事務の人に巻き上げられてしまった。それは良いのだが、 その学科長印を、どれはどのタイミングで押せばよいのか、めくら判で良いのか 学科長の確認が必要か、あの場合はどうか、この場合はどうかと、全て決めよ、 と何やらマニュアルをみながら色々聞いてくる。

数年前はこんなに面倒じゃなかったのになあ。大体、どこかのアホが結果 オーライで横着なことをすると、結局面倒な規則や手続きがどんどん増えたってことか。 まさか、その「どこかのアホ」って、俺サマってことでは?

それやこれやしているうちに、17時半を過ぎてしまった。18時からは 学内某所にて理工学部の新任教員20数名と、学部長、学科長、事務職員ら 20数名で、歓迎懇談会。俺サマは仕事がらみのパーティーは大嫌いだが、 数理科学科は4人だからそれ以上だか新任教員を採用したらしく、 学科長の俺サマが逃げるわけには行かんだろうと思い、参加。

飯は美味かった。酒もまあ、こういうところでは当たり障りのないものが 出るが、赤ワインも白ワインもまあまあ良かった。それで19時ごろには 腹は膨れ、酒も十分飲んで「出来上が」ってたのだが、予定の19時半 になっても20時前になっても一向に宴は終わりそうにないので、事務長に 「この後、もう何もないですよね?無ければこれにて失礼!」と予想通り 使いもしなかった名札を返して、さっさと帰宅。

俺サマは結局、誰が一体数理科学科の新任教員なのかわからなかった。 というのも、学部長の音頭で乾杯の後、特に自己紹介等もなく、そのまま歓談タイムに なってしまったためか、シニアな先生たち同士と新任教員同士がそれぞれ 強固なグループを作って、グループの中だけでいつまでも仕事がらみの お喋りしているという、卒業式の後の謝恩会のような状況。 嗚呼、こんな時、俺サマは何をやってればいいんだよう!? 退屈で死にそうだ!と、あとはひらすら食べて飲んで、、、といった調子。

とは言うものの、学部長と少し話すことができて、学科が抱える厄介 な問題について新たな情報を得ることができた。

帰宅後、少し前に受理された論文のゲラ刷り校正が着てたが、今日は 酔っ払っているのでパス。それ以外に、学科長「あれしろ、これしろ」 系メールが学科の同僚から来てたので、適宜対応。