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よ け ス ペ ー ス で す。

2014年5月31日(土)
<<夜はチェンバロのコンサートへ>>
暑い。俺サマが子供の頃の真夏の陽気だ。俺サマが子供の頃は、 「朝の涼しいうちに、夏休みの宿題をやりましょう」なんてことが言われて いた。朝晩はそこそこ涼しかったし、昼間の気温もせいぜい33〜4度程度だった。 まだ家庭にエアコンは普及してなかったし、地球温暖化以降の、 熱帯夜当たり前、日中の気温が体温越え当たり前の時代でもなかった。 という意味で、確かに、俺サマが子供の頃の真夏だ。

今日はアンチュチュの日。10時から12時半過ぎまでフランス語の授業を受ける。 昼食は新福菜館府立医大前。この暑いのにラーメンか?という話もあるが、 構わず新福そば(並)メンマ入りと餃子で昼食。確かに、店はすこしすいていた。 その後、いつものように セブンイレブン出町柳駅前で辻利の抹茶大福アイスをと思ったが、途中の 小さなスーパーマーケットの冷房に惹かれてふらりと入り、 「北川半兵衛抹茶ソフトクリーム」なるものを購入。普通のアイスクリームだから、 「ソフトクリーム」というのは嘘だけど、濃厚な抹茶アイスで美味かった。

その後、京大ルネ生協の自販機珈琲を飲んでから、アンチュチュの図書室に籠り、 テンコ盛りのフランス語の宿題に取り組むも、少し残して時間切れ。 寺子屋のドイツ語の授業に向かう。

寺子屋は半時間ぐらい早めに切り上げて、京都市内某所に移動。途中コンビニで 軽めの夕食用のサンドイッチ、おにぎりを1個ずつと紀文の豆乳を購入。 19時から21時すぎまで、 チェンバロのコンサート。実に楽しいひとときを過ごせた。

帰宅して、とりあえずビール。それから冷たい白ワインも少し。小腹も減ってたので、納豆やアーモンドなども食べる。

2014年5月30日(金)
<<岩波数学辞典じゃあ、駄目です!>>
午前中に出勤。14時からのゼミまでに少し数学をと思ったが、 大学に入るとどうも雑用を片付けなくっちゃ!という気分に なるのがよろしくない。結局、来週の木曜日に、高校生を対象にした 模擬授業をやらないといけないので、その準備に取り組む。

作業が終わったところで、ちょうど生協食堂がすいてくる13時になった ので、昼食に出る。その後、生協コンビニでビスケットアイスを買って 食べながら研究室に戻る。

14時時から16時前まで卒研ゼミ。前半は俺サマがHopf写像の 講義をし、後半は有限次元ベクトル空間Vの 線形同型の集合GL(V)が群をなすことの証明。

ゼミの後、研究室の戻って一息つく。しばらくして、ふと思い立ち、 院生室を覗いてみたら留学院生君が居たので、いろいろ勉学の状況 を聞いてみた。ゼミのレベルと自分の基礎知識のギャップを埋めるために、 岩波数学辞典を読んでいるという。「うーむ、それじゃあ、駄目だよ」と。

それで今日のところは、院生室に置いてあった集合と位相の教科書と 代数の入門書の適当な場所を指定し、次のゼミまでの勉強しておくように指示。 数学科を卒業してない人には、ちゃんと学部レベルの数学の体系や基本書を 教えないといけないのか。まあ、そういえば、そうだな。

その後大学を発つ。時間帯が昨日と少し違うせいか、南草津駅前に モルモン教徒は居なかった。帰宅して夕食の後、明日のドイツ語の予習をすこしと、 学科長関係のメールのやりとりを少し。

2014年5月29日(木)
<<南草にモルモン教徒現る>>
昼前に出勤。研究室で昼食の後、13時から14時半まで、2回生「代数学序論I」 の講義。今日は有限巡回群の部分群は巡回群に限ることや、巡回部分群の位数、 素数位数の巡回群は非自明な部分群を持たないこと、これらはラグランジュの定理の 特殊な場合であることなど。最後に「n次対称群Sn」と黒板に大書したところで チャイムが鳴り、時間切れ。次回からは対称群の話から、剰余類、ラグランジュの定理、 正規部分群、剰余群の話を、主に3次対称群を題材にして話す予定。

講義の後、明日が締め切りの書類を事務長に届け、研究室に戻って一息つく。 数学を少し。しかし、ふと思い立って次回以降の「代数学序論I」の講義メモを作り、 夕方頃に大学を発つ。

南草津駅に到着したら、モルモン教徒の二人組が勧誘をやっていて、 学生風の若い女がひっかかっていた。見るからにWASPって感じの、金髪、長身の イケメンの若い男が、上着こそ着てなかったが、真っ白なワイシャツに びしっと黒っぽいネクタイを締めて、気持ち悪いぐらいにフレンドリー話しかけて きたら、若い女ならクラクラっと来るのだろう。

モルモン教徒は、俺サマが高校生ぐらいの頃は日本中あちこちに展開していて、 自転車に乗った若い男二人組が街角で達者な日本語で勧誘活動をしていた。 その後すっかりなりを潜めたが、最近また復活したらしく、 ちょくちょく見掛けるようになった。

先日も百万遍あたりを歩いていたら、「ちょっとお話したいのですが、お時間 ありますか?」と話しかけてきたので、ドイツ仕込み方法で一瞬で 追っ払ってやった。遠くから、たまたまそれを見ていたアンチュチュの同級生が、 「高山さん、あの追っ払い方は秀逸ですね」と後で褒めてくれた。

ドイツ人は「あっちへ行け!」と追っ払う時は、腕を下から上へ跳ねあげる ような仕草をするのだが、モルモン教徒がこちらに近づこうとした瞬間にそれを やると、連中は諦めて去っていく。アメリカ人相手でもドイツ式は通じるようだ。

俺サマはドイツの歩道で、自転車に乗った中学生みたいなガキんちょにそれを やられたのが最初で、何だか良く分からなかったけど、兎に角フレンドリーな 挨拶の仕草ではないなということだけは分かった。後でドイツに住んで数年という 中国人留学生に聞いたら、「お前、そんなことされたのか?一体何をやらかした のだ?」とびっくりするので、「え?何か、歩道の、こんな風に筋が描 いてあるところに突っ立って、そのガキんちょが近づいて来るのをぼーっと眺めて たんだ」と答えると、「それは、自転車専用ゾーンだ。ガキんちょの仕草 の意味は『どけ!アホ!』だ」と。

人間、やられたことは、誰かにやり返したくなるもので、 咄嗟の判断とはいえ、それがモルモン教徒だったというわけ。

帰宅して夕食後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと有酸素運動。 例の女二人デート組は、またも女Aと女Cが居て、女Bの行方はようとして知れず。

ふたたび帰宅後、少し数学でもと思っていたのだが、結局学科長の仕事 で、メールをしこしこ書いて送り、本日の営業は終了。

2014年5月28日(水)
<<丸投げしてテキトーにやる学科会議>>
明け方にふと目が覚めて、ここ数日考えていた問題が何となく解決し、 今書いている論文の纏め方の方針が見えた。 午前中は3回生「複素解析学I」の講義。今日は、区分的に微分可能な 曲線上の積分が曲線のパラメータ表示によらないことについて付加的な 説明をし、曲線の方向の概念、逆方向の曲線上での積分をすると 符号が変わることの証明。そして曲線上の積分が端点のみによって決まる ための条件とは何か?という問題提起。次回は、今日の逆方向の曲線上の 積分のところで、証明を間違えて、変なことを喋ってしまったので、 それを訂正してから、曲線上の積分が端点のみに依存するための必要十分条件 のところから入る予定。

講義の後、学生の質問対応をしたり、研究室に戻って夕方の学科会議の準備 をしているうちに13時を過ぎる。ちょうど生協食堂がすいてくる時間なので、 昼食に出る。

昼食から戻って一息つき、14時から16時前まで留学院生ゼミ。 今日は、多項式は単項式の無限の和ではないこと、 多項式環の定義の何度目かの復習、 可換環における正則元の概念の復習、 可換環の既約元の概念の復習、 複素数体に含まれる正則元は1とー1だけではないこと、 体上の多項式環における正則元の集合はどんなものか、 「∵(なぜならば)」は直前の式が成り立つ理由を示す記号であって、 直後の式の理由を説明するものではないこと、 複素数の実部と虚部は整数とは限らないこと、 マンフォードの教科書に書かれている3行程度のテキストの英文読解法、 多項式の次数(degree)とその零点集合の次元(dimension)とは別のものであること、 等等。

毎週、一体何が出てくるか楽しみなゼミである。ほとんど底なし沼って感じで、 「もう何が出てきても、驚かんぞ!」という境地に達するには、まだ時間がかかりそう。

研究室に戻ってひといきついてから、学科長会議の準備など。 16時半から、途中数分の休憩を挟んで、18時45分頃まで学科会議。 色々議題があったが、多くのものは関係する先生に「じゃ、この 議題の議事進行、よろしく」と丸投げして、俺サマは誰かのお土産のお菓子を 食べたりしてのんびりする。

あー、このお菓子、美味しいなあ。おっ!沢山あるようだし、もう一つ もらおうかな。でも、今日は昼食も多かったし、この調子じゃあ、晩御飯を少し 軽めにしようかなあ、、、とかなんとか考えてるうちに、何だか周り静かに なる。それで丸投げ先生に「終わりましたか?それで、結論は何でして?」と聞いて、 必要事項を学科長何でもメモに書き留めて一件落着といった按配。

学科の皆さんがしっかりしているから、学科長の俺サマはテキトーにやってられる ってわけ。

学科会議の後、研究室に戻って一息ついてから大学を発ち、南草津 駅前のお好み焼き屋で夕食。カウンター席の隣に、以前一度見掛けたことのある 70代ぐらいのオジサンがいた。前に見た時と同じく、生中やハイボールを何杯 もお代わりして、ぼーっと座っていた。顔には出ないタイプらしいが、あれは けっこう酔いが回っているはずだ。

帰宅後、少しだけ数学。あとは学科長の仕事で、事務への報告書を書いたり メールを出したり。

2014年5月27日(火)
<<立て板に水でペラペラ>>
昼前に出勤。12時20分から副学科長の先生と一緒に 学内奨学金の学生面接があるので、12時過ぎから面接会場入り。 面接は予定より早く終わったが、かと言って昼食に出る時間はなし。 数物事務室で郵便物が来てないか確認に行ったりして、時間調整。

13時より学科長会議。色々議題があったが、14時17分頃に終了。 兎に角1時間で終わらせるという学部長の強い意向があってか、 執行部の皆さん、資料を猛烈な早口で読み上げるだけなので、 何が何だかよくわからない。何が何だかわからなくてもいいような議題 はそれで良いのだが、ウチの学科に関係しそうだとか、学科長の俺サマに 何かやれという議題のようだとなると、立て板に水のぺらぺら説明を 聞き流しているわけにもいかない。

それでしょうがないので、さっさと次に議題に移ろうとするのを強引に止めて 質問するのだが、その回答も立て板に水でぺらぺらと馬鹿の俺サマの頭上を 流れていくといった按配。

それでも、聞けば何となく疑問が解決することもある。 解決しない場合も、資料の後の方を見ればちゃんと俺サマの疑問に 対する答えが書いてあったりする。何だ、資料のここにちゃんと書いてあるでは ないか、と。

では、何故資料の然るべき所が目に入らないのかというと、 午前中にメールで送られてくる巨大なPDFファイルの資料、 それが俺サマの席から見えにくい位置のスクリーンに表示され、 さらには、当日配布の「取り扱い注意、会議後回収」の資料も テンコ盛りだったりする。これらの資料の間を、まるでアクロバット のようにあっちこっち高速で飛び回って議事が進行するので、 執行部の人達が読みあげている資料を捜すのに大騒ぎし、 さらには資料をみて 「あれ?これはどういうことだろう?」と立ち止まって考えてたら、 たちまち置いてきぼりにされてしまう。

まあ、要するに俺サマは学科長会議では完全に落ちこぼれているのである。 では他の学科長達は大丈夫なのだろうか?どうも彼らはあらかじめメールで送られて くる大部のPDF資料を徹底的に予習し、準備万端で会議に臨んでいるらしい。 だから学科長会議のあの猛烈なスピードにもついていけるらしい。実に 立派ではないか。

では俺サマはどうか?俺サマはざっと目を通し、「今日はこの議題が 目玉だな」とアタリをつけるだけである。それ以上根を詰めて精神を病んでしまって は元も子もないから、例によってテキトーにやっているのである。

学科長会議の後、学科の同僚のところにちょっと立ち寄って打合せをし、 それから生協食堂でかなり遅めの昼食。 研究室に戻って明日の学科会議の議題の整理や アナウンスメールの送信、講義の準備などをすこしやって、 16時30分から教授会。18時25分頃に終了し、すぐに大学を発ち、 大丸ラクト山科店でシャルドネの白ワインを1本買って帰宅。夕食の後は、 少し数学。

2014年5月26日(月)
<<営業トークぺらぺら>>
終日山科区内ですごす。午前中は自宅にて数学。午後は散歩がてらに山科駅前 まで歩き、駅の蕎麦屋で遅めの昼食の後、Sbuxで食後の珈琲。隣の席では、 おそらく京都薬大の学生が某会社の採用担当者と面談していた。採用担当者 は30代ぐらいの男だったが、まあペラペラと営業トークが上手なこと!って 感じ。

そうこうしているうちに雨が降り出してきたが、山科区内のスーパーに立ち 寄ってプレミアムモルツ6缶セットを購入。レジで中学生ぐらいの男の子 2人がアイスキャンディーの支払いをしようとしてたが、お金が足りないと言って ポケットの中を捜したり、愚図愚図していた。どうやら最近消費税が外税に 戻ったのを知らずに、値札の金額だけみて、これなら買えると踏んだのが間違い だったらしい。

「ははは、子供は世間知らずで呑気だな」と思って俺サマの番。 レジの姉さんが弾きだした値段を見て一瞬ぎょっとした。えー!?値札の金額見て、 「これなら1本200円を軽く切ってるから、『買い』だな」と思ったのに、 消費税込みだと200円を超えてしまうじゃん!?と。中学生を笑ってた俺さまって、、、

衝撃に打ちのめされて帰宅。またしばらく数学。 学科長の雑用もすこし。

夕食後、夜はラクトスポーツプラザへ。今日は楽しいZUMBAと筋トレ。 帰宅後もすこし数学。

学科長対策として、3月頃に「考えない練習」とかいう坊さんの本を 買って、1,2ページ斜め読みして放り出した。「あ、そう。あまり深く考え ないようにすればいいのね。わかった」と。で、かれこれ2カ月経った今、 考えないばかりか、何でもかんでも忘れてしまって、色々小さなヘマもたくさん やらかしている。

思考と記憶は完全に切り離せるものではないから、考えないようにすれば、 色々忘れるのもやむおえないか、と。あまり几帳面にやってると色々考え過ぎて、 前みたいに精神を病んでしまってはまずかろうということで、 ひきつづきテキトーにやることにする。

2014年5月25日(日)
<<30数年ぶりに比叡山延暦寺へ>>
午前中は京都新聞の2つのパズルを速攻攻略して、しばし数学。 それから久しぶりに比叡山延暦寺へ。京阪京津線を浜大津で乗り換え、 電車から坂本ケーブルに乗り換えるというルート。20年ぐらい前の 俺サマは、結構浜大津近辺に出掛けて遊んでいたのだが、最近は すっかり河原町三条界隈が遊び場になっているので、そっち方面に 行くのも久しぶりである。

延暦寺はどれぐらい久しぶりかというと、 中1の夏に林間学校に行って以来だから、30数年ぶりである。 林間学校は楽しかったなあ!という記憶があって(楽しかったこと 以外の具体的なことはほとんど覚えていない)、それでもう一度 行ってみたかったというわけ。一応リピータね。

そういえば林間学校の帰りに、坂本の西教寺も見学したのだが、 「比叡山は涼しかったけど、山を下ってくると流石に暑いな」と思った ことは、よく覚えている。それで今でも「西教寺」と聞くと、あの時の暑 苦しさを思い出してしまって、行ってみようという気が起こらない。

今日は根本中堂などがある東塔地域だけしか行けなかった。西塔地域 や横川地域もシャトルバスを使って奥比叡ドライブウエイを通って行き来 できるので、行ってみたかったのだが、16時で閉まってしまうとあって、 流石に午後からのこのこ出掛けてきたのでは、間に合わない。東塔地域も 16時30分で閉鎖されるとあって、結局16時過ぎに延暦寺を出た。

18時前に帰宅し、しばし野暮用の後、夕食。その後、 6月の海外出張のための旅行保険の申込をインターネットで行う。 去年のワルシャワ出張の時とほぼ同じタイプの保険にしたのだが、 保障内容が若干グレードダウンしている。消費税アップが影響してるの かと思ったが、去年より1年歳を取ったので、その分疾病関係の補償が 渋くなったというのが本当のところのようだ。

2014年5月24日(土)
<<大丸京都店でキャップを買う>>
アンチュチュの日。気温はぐんぐん上昇して、暑い一日。 9時40分頃にアンチュチュに到着し、10時から12時半過ぎ までフランス語の授業を受ける。今日は俺サマを含めて受講生3名。

昼食は新福菜館府立医大前店。食後は例によって出町柳のコンビニで 辻利の抹茶大福アイスを買って食べ、京大ルネ生協前自販機珈琲を飲み、 俺サマ幸せランチタイム完了。

その後、アンチュチュの図書室に籠り、例によってテンコ盛りの宿題に取り組み、 夕方頃にようやく完了。

16時40分から18時10分頃まで、寺子屋にてドイツ語の授業を受ける。 その後、大丸京都店でランニング用キャップを購入。いや、別にランニング をするわけではないが、日よけ用の帽子が1つ欲しかったので。

久しぶりに四条烏丸界隈に来たので、四条通りから寺町通りに入って 三条通りまでぶらぶら歩き、閉店間際のJEUGIA三条本店をさっと 偵察。

帰宅して遅めの夕食後はすこしのんびりした後、何となく眠くて 数学ができそうにないので、来週のドイツ語の予習を すこしだけ。

2014年5月23日(金)
<<ホップ写像>>
午前中は自宅にて学科長メールを書いて送りまくったり、明日のドイツ語の 予習をしたり。来週火曜日の学科長会議の召集令状と議題がメールで送られてきたが、 今度は無理難題系の話はないようだ。ま、しかし、火曜日までに飛び入り議題で 付け加わる可能性もあるから、油断できないな。

昼頃に自宅を出て、その辺で適当に昼食の後、山科駅前の銀行でお金を下ろし、 近くの郵便局で学会費などの振込手続き。その足で大学に出勤し、しばし雑用の後、 14時から卒研ゼミ。

今日も引き続き射影空間の話をチマチマと。2次元実射影空間とトーラスと クラインの壺が矩形の端っこの張り合わせ方の違いで作り分けられること、 4次元空間の中で2つの平面が1点で交わりうること。さらに1次元射影空間 とホップ写像の関係の話でぐっと詰まり、俺サマも良く知らない話なので 次回の宿題とする。

射影空間って、純代数的にはもっとあっさりした話だけど、 位相的なことを言い出すと、結構色々な話が出てくるものだな。そういえば、 学生時代の俺サマは、位相幾何学で扱う射影空間の話は、 あまりよくわかってなかったけど、その後遺症がまだ少し残っている。

ゼミではさらに、線形空間の自己準同型環の一般論に進む。次回はホップ写像 を少しやってから、射影変換に入る予定。

16時前にゼミを終え、研究室にてホップ写像について書いてありそうな 本を漁り、数冊をリュックに詰めて大学を発つ。

帰りは大丸ラクト山科店で、今月のおススメ赤ワインと白ワインを1本ずつ 買って帰宅。夕食後は、散発的に学科長メールを飛ばしながら、 ホップ写像のことを少し調べ、手書きメモに纏める。この写像の名前は以前から 知っていたが、真面目に調べたのは初めて。いい勉強になった。

2014年5月22日(木)
<<航空券を購入する>>
珍しく弁当を作って昼前に出勤。研究室で昼食をとったり雑用をしたりして、 13時から14時30分まで、2回生「代数学序論I」の講義。今日はユークリッド の互除法定理の証明(特に互除法アルゴリズム停止性の原理)、部分群の定義と 簡単な判定法、その判定法の巡回群への 応用。次回は、巡回群の部分群が巡回群であることや、その位数、素数位数の巡回群 の構造の話をする予定。6月に入ったら置換群の話を中心に、正規部分群や剰余類、 剰余群、ラグランジュの定理の話に入ろうかと思う。しかし今年は代数方程式の 話は全然してないなあ。最後に応用としてさらっとやるだけにしようかしら。

講義の後、いったん研究室に荷物を置いてから、 生協トラベルに予約しておいたフランクフルトへの航空券を買いに行く。 帰りに生協コンビニでビスケットアイスクリームを買って食べ、 学科事務室から航空券の納品書や請求書などを関係事務局に送る手続きを 済ませる。

それから研究室に戻り学科長の雑用、構造数理セミナーIの 担当者に渡す演習問題の素案づくり、論文検索、ダウンロード、印刷 など。夕方、大学を発つ。帰りの電車の中で印刷したばかりの論文を 眺めていたら、、、うーん、こりゃ駄目だ、、、と。最近、ちょっとばかし 良い進展があったかなと思ってたのだが、そうもいかないことが判明。 でも昨夜思いついた、もうひとつ別の件は、何とかなるかしらと希望をつなぐ。

帰宅して夕食の後、ラクトスポーツプラザへ。今日は骨盤矯正ヨガと 有酸素運動。例の女同士デートしながらトレーニングしてる人達の続報。 今日は前回同様、AとCがデートしていた。Bはどうしちまったんだろう。 え?それだけかって?それだけですけど、何か?

帰宅後、すこし数学をと思ったが、構造数理セミナーの演習問題を 仕上げなければならないことを思い出し、深夜に完成、メールで送信。

遠隔ウィルス操作事件で、弁護士が依頼人の容疑者に騙されて 「嘘をつくつもりもなく嘘をつく天才」と毒づいてるというニュース をやっていた。容疑者本人に対して、「反省して真人間になるきっかけをつかみかけた 人間を演じているだけだったら、君は本当に終わりだぞ」とも諭したそうだが。 うん、うん、そういう人ってよく居るよね、と結構身近な人の顔が何人か 思い浮かんでしまうところが、世の中の恐ろしさ。

2014年5月21日(水)
<<横車を押す>>
俺サマ的には早起きの水曜日。10時過ぎに大学に到着。 10時40分から12時10分まで、3回生「複素解析学I」の講義。 今日は実線分上の複素関数の積分に関する不等式の証明を振り返った後、 複素平面上の区分的に微分可能な曲線の定義をして、その曲線上の積分 の定義とその定義のwell-definednessの証明をする。次回は引き続き、 曲線上の積分と曲線の方向逆転させたものの上での積分の符号が入れ替わる ことの証明から入る予定。

講義の後、学生の質問対応をしたり、それに関連して研究室で少し調 べものをしたり、学科長メールを出したりした後、 生協食堂で昼食。それから昨日貸出期間切れで図書館に返却した ハーツホーンのテキストを再び借り出す。

物理の学科長からメールが来て、例の無理難題の件、今回は何とか物理学科の 方で対処できそうだ、と。ということは、次の無理難題は数理科学科で受けねばな らんな。ここは物理の方と共同戦線を張って、「これ以上安易に無理難題を 押しつけるのはやめろ!」とひと暴れしたいところだだけど、、、

14時から16時前まで、留学院生ゼミ。この1カ月ぐらいゼミをやってみて、 この留学生は母国での学部時代に純粋数学のちゃんとした教育を受けてないことが はっきりした。国によって教育制度や科目名などがまちまちな上に、 大学の方針で留学生は事実上無試験で入学させるので、受け入れてからでないと本人 の学力がどのレベルかは、よくわからないのである。兎に角、「数学をちゃんと理解 するとはどういうことか?」といったレベルから教育していかないと駄目だと痛感。

そこでゼミ形式中心の授業はやめて、俺サマがその場で必要事項を 講義して理解を確認する演習問題なども出題し、その場で解かせたりして、 それらをちゃんと復習してから、今日のゼミで発表するはずだった部分をもう 一度考えさせる形式に変更した。

ゼミの後、研究室でしばらくゴソゴソしてから帰宅。メールをチェックしたら、 某先生が「俺は聞いてないぞ!」と、何カ月も昔のことでちゃぶ台返しをする構え を示し、少し炎上気味。

やはり、組織内部におけるエラさは、どれだけちゃぶ台返 しをしたり横車押したりできるかにかかってる。正しいお山の大将は、 虎視眈々とチャンスをうかがって、ここぞ!という所で横車を押す。 しかし、俺サマのようなエラくもない馬鹿は、年中、動きもしない横車を押し、 返りもしないちゃぶ台を返えそうとし、無駄にいきり立って勝手にくたびれ 果てるのである。この違いは大きい。

2014年5月20日(火)
<<無理難題が降ってくる>>
午前中は自宅にて午後の学科長会議の資料をメールで受け取って、ざっと 目を通す。大した議題は無いが、問題は「これ」だな、と。

大丸ラクト山科店で昼食用のパンを買って昼前に出勤。研究室で昼食を とったり、論文をダウンロードして印刷したり。

13時から学科長会議。45分程度で終わったが、やはり「これ」が ちょっとひっかかる。数理科学科と物理科学科の両方に関係することで、 どちらの学科にとってもかなり無茶な要求を突き付けられた形。 こういう無理難題が雨あられと降ってくるところが、学科長会議の真骨頂 で、いよいよ学科長会議らしくなってきたな、、、(と喜んでる訳でもな いけどサ)。

というか、学科長会議がなかった連休中も、どこかで無理難題 が次々と湧いて出て、「学科長あれしろこれしろメール」として ジャンジャン飛んで来てたし。

いつもなら「じゃ、今回は物理の番ですから、こちらでやっときますよ」 みたいな感じで反応軽やかな物理の学科長も、今日はちょっと歯切れが悪い。 「一応、物理の方で考えてみますが、もしかしたらうまく行かなくて、数理 の方にお願いすることになるかもしれません」と。

まあ、要するに工場の生産能力を無視して営業がどんどん仕事取って くるから、生産現場があっぷあっぷしてる、、、みたいな話。

学科長会議の後、研究室に戻って学科長の雑用をやったり、学科長メールを 書いて流したり、図書館に本を返却しに行ったり、そのついでに 生協コンビニで抹茶モナカアイスを買って食べたり、数学をすこしやったり。

夕方大学を発ち、大丸ラクト山科店で今月のおススメ赤ワインを1本買って 帰宅。夕食の後、少し学科長の雑用をやってから、数学を少々。

2014年5月19日(月)
<<夜のヒッチハイカー>>
午前中は自宅で野暮用をしたり、すこし数学をしたり。午後は街に出る。

地下鉄の中で40歳ぐらいの、地味な仕事鞄を持ち、白の縦縞がちょっと キザっぽいけど、まずまず地味な色合いのスーツを着て、クールビズだか何だかで ノーネクタイの男が、NTTのタブレットで何やら熱心に見ながら、 しきりに鼻糞をほじくっていた。

しかも、左右の小指と人差し指を器用に使い分けていたから、かなり年季が 入っていると思われる。割合シャープな顔つきの男だったが、よく見ると若干 獅子鼻気味で、鼻の穴は大きく広がっていた。長年にわたって鼻糞をほじくり続けて きたからああいう鼻になったのか、ああいう鼻だから鼻糞をほじくらずにいられない のか、真相は謎である。鼻糞のついた指だと、タブレットのスクロールも しっくり反応が良かったりするのかしら。

新福菜館府立医大前店で昼食の後、久々に京大数理研へ。猫は相変わらず極楽三昧の 居眠り生活。いやあ、しばらくご無沙汰してたけど、こいつが無事でいてくれて、 良かった。数理研図書室で、夕方まで数学。

そういえば、耐震補強工事が長引いていた北部生協会館「ほくと」が、 リニューアルオープンしていた。中央生協食堂のサラダバーコーナーは 耐震補強後に異様に小さくなったが、ルネとほくとは大き目のものが設置 されていた。

帰宅して夕食の後、夜はラクトスポーツプラザ。今日は楽しいZUMBAと筋トレ。 先週の月曜日は阪大に出張しててZUMBAは休んだ上に、夕食時に生中を1杯 飲んだ。その後、木曜日にはヨガの他に有酸素運動も40分ほどやったのだが、 その程度では月曜のブランクを埋め切れないとみえて、今日のZUMBAはちとシンド く感じられた。

このスポーツプラザによく来て、女同士のデートをしている例の若い女たちに 新たな進展があった。以前はAとBの二人の若い女が一緒だったが、新しく Cが加わり、BとCがデート・トレーニングする姿がよく見られた。ではAは どうしたのか?喧嘩別れしたのか?それともAに男が出来たのか? というところで話が止まっていたが、今日は何と!AとCがデート・トレー ニングしてた。え?話はそれだけかって?それだけですけど、何か?

でも、何故A,B、Cの3人が一度に揃わないのか、この謎の解明のためには、 さらなる調査が必要と思われる。

あとは、日曜日ごとに上島珈琲で爺さんに高校英語を習っている辛子猫の姐さんも 来てたが、ふと見ると、彼女、ひところよりかなり痩せたようだ。「おい、姐さん、 ちゃんと飯食ってるか?」なんて野暮なことは聞いちゃいかんだろうな。

村上さんも来てた。いや、彼が本当に「村上さん」かどうかは知らないが、 俺サマは奴の顔をじっとみて、「この男は村上さんに違いない、だって、顔に 村上さんって書いてあるじゃないか!」と電撃的天啓を得て、以後、「村上さん」 と呼んでいる。ああ、そういえば、中国人の陳さん(と俺サマが勝手に呼んでる 京大の関係者)は最近見掛けないなあ。

スポーツプラザの帰り道、三条通りで何やら4つ切り画用紙大のプレートを 道行く車にかざして、歩道の脇に立ってる怪しい奴が居た。車のライトが当たった 時に、プレートに「吹田」と書かれているのが見えた。ははあ、こいつ、ヒッチハイ カーか。んなもん、どこの馬の骨かわからんのを乗せたら最後、 途中でナイフ突き付けられて、車ごと盗まれかねないのに、こんな夜の暗い道で 誰がヒッチハイカーなんか乗せるかよ?! どうも肩まで紙を伸ばした黒人のように見えて、性別はよくわからなかった。

2014年5月18日(日)
<< XPでLINEに耽る女>>
朝起きたとき、最近気になっている問題について、ふと思うところがあって、 しばし数学。それから朝食、いつものパズル2つの後、また少し数学。 「まあ、この線で行けそうかな」という感じがつかめたところで、備忘録に記録。 もうしばらく寝かせておいて、つまらない勘違いをしてないか見極めることにしよう。

それから6月初旬のボン出張の準備。俺サマは海外出張の時は、 旅の行程やパスポート番号、ホテルの名前や住所等を書いた小さな メモ帳を持っていく。それさえ見れば、次は何をすれば良いかが全部わかるように しておくわけ。旅の途中の出金記録もそこに書き込む。で、今日はその豆手帳に現段階 で書きこめるものを色々書き込んだ。

それから、散歩がてら山科駅前まで行き、山科駅の蕎麦屋で昼食の後、 山科駅前Sbuxにて食後の珈琲を飲みながら、来週以降の代数の講義メモ作り。

俺サマが座ってた大テーブルは、女子高生二人組が数学のテスト勉強をしてたり、 女子大生がなにやら資格試験の勉強みたいなのをしてたりと、 さながら図書館の自習室って感じだった。しばらくして隣の席の 人が入れ替わり、若い女が小さめのノートPCを使い始めたが、 何とWindows XP!女はLINEに興じてたが、そんなことより、 まだXP使ってて大丈夫なのかね?スマホと接続してたから、もしかして、 スマホのモニターとしてXPマシンを使ってるだけかも知れないな。

帰宅後、またすこしボン出張の準備。研究集会の場所や夕食会の場所や時間を 確認し、MathSciNetで講演者の「素性」の調査。俺サマの興味に非常に近い 人が2人、しかしそのうちの1人は、もう別のことに興味が移って久しいようだ。 それ以外に、バックグラウンドとして近い人数人ってところか。

夕食会場のWebサイトを見て、何となくその場の雰囲気が掴めたが、 まったくもって憂鬱な話である。俺サマは計算機屋として国際会議で研究発表してた 若い頃から、この夕食会なるものには、世界の研究者達はどんな感じなんだろう? という好奇心に突き動かされて、そして、 あまり土地勘の無いところで一人でレストランを探さなくてすむという 実用性から、必ず参加してきた。

研究集会の夕食会(懇親会)は、シニアな研究者たちにとっては長年の研究仲間 と友情を温め合う場であったりするようだが、若い研究者にとっては、世代の近い 研究仲間をつくったり、大御所に顔を売ってチャンスを掴む場でもある。 俺サマが計算機屋だった頃は、まだ研究仲間みたいな人が沢山居たから、 それを足がかりにこういう場所に入っていけたが、可換環論屋時代ぐらい からかなり雲行きが微妙になってきた。

数学者というのは計算機科学者よりも閉鎖的だし、俺サマのように、 馬鹿だアホだと罵倒されつづける学生時代を送ったため、数学者サマに対して 屈折した気持ちを持ってたりすると、数学業界での社交の場がしっくり来ないのも 道理というものである。

さらに数年前に代数幾何学に転向してからは、馬鹿除け選考事件や 黙殺大魔王事件などが重なって、完璧にくじけてしまい、こういう場に入っていく 気がてんで起こらなくなった。まあ、研究の方をしっかりやって多少自信をつければ、 もうちょっと何とかなるかなと思っているのだが。

っていうか、この業界に数年前に参入したばかり なので、旧知の友人みたいな人は居ないし、そうなると、ひたすら 「馬鹿は相手にされない」という厳然とした法則だけが働くわけである。 だから、早く馬鹿を卒業しなくっちゃ!ということで、日々不可能に挑戦し続ける 俺サマなのサ、と。

まあ、少なくとも、国内の研究集会の懇親会みたいなのには、 てんで行く気がしない。ただ、海外で開かれる集会は、 やはり現地の人だからこそ知っている、そこの自慢の料理が食べられる (とも限らないが)ということと、現地の研究者たちの動向 (誰と誰が実は研究仲間だったとかいうレベルの話)が 調査できるので、無理して参加している。 それに、こういうのに無理して参加して自分を苛めることに、軽い快感を覚 えたりもしているし。

夕食後はすこしのんびりして、それからまた少し数学。

2014年5月17日(土)
<<東山三条のエロ本屋が潰れてた>>
アンチュチュの日。早起きしてアンチュチュへ。途中、東山三条の エロ本屋が潰れているのを発見。ここは俺サマの学生時代は、屋根の ひしゃげた今にも崩壊しそうなボロ屋で、特に劇画系の極めて怪しい 雰囲気のエロ本屋を専門に扱う店だったが、10年か20年ぐらい前に 綺麗なビルに建て直されて、普通の街の本屋のような感じになったが、 良くみるとやはりエロ本系を中心に扱う書店のようだった。

まあ、東山三条は、俺サマの学生時代には呉服屋や2軒隣合わせ の定食屋と中華料理店、鏡屋などがあったが、呉服屋は無くなって 駐車場になり、定食屋は書道か何かの趣味の店になり、中華料理店 はしもた屋で普通の住宅、鏡屋は1階がカフェになり2階で商売を 続けている。そういえば、角のマクドナルドは昔何だったのかは、 よく覚えていない。客が来てるのかどうかわからない、ひっそりと した医院だったような気もする。

それ以外にも、肉屋や時計屋が あったような気がするが、サンドイッチ屋に変わってすぐに潰れたり、 洒落た飲み屋に変わったりと、色々していて、今のどの店が 昔のどれだったか、定かではない。やはり30数年の年月の 間には、色々なことが起こるものだな。

それから何と言っても、当時は京阪電車の路面電車の駅があったが、 それも20年ぐらい前に無くなって、地下鉄に変わっている。

10時から12時半過ぎまで、フランス語の授業を受ける。 昼食はまた新福菜館府立医大前店。アンチュチュからそこまで行くのに、 荒神橋経由の最短コースで20数分かかる。昼食後は、セブンイレブン出町柳 店で、そこしか売ってない辻利の抹茶大福アイスを買うため、 少し遠回りするが、それだと30分以上かかる。京大ルネ生協で 自販機珈琲を飲んで、生協書籍部をさらっと偵察してからアンチュチュ の図書室の戻ると、もう14時を回っている。

それからフランス語の宿題。中級コースの最終学期のせいか、 宿題テンコ盛り路線が定着したようで、今日も宿題を片付けるのが やっとで、寺子屋の授業が始まる直前までかかる。まあ、ドイツ語 でもそうだったが、宿題テンコ盛りで「あー、しんど!」という時期 に力がぐっとつくものだから、ここはひとつ頑張らなくっちゃ、と。

16時40分から18時10分頃まで、寺子屋にてドイツ語の授業を うける。

帰りはラクト山科ですこし食材や果物などを買ってから帰宅。 夕食後、夜はほんの少しだけ数学。

2014年5月16日(金)
<<エクセルの使い方を学ぶ>>
午前中は明日のドイツ語の予習、そして学科長の仕事をすこし。 それ以外は、6月に出張するボンの研究集会のプログラムとアブストラクト が発表されていたので、早速チェック。参加予定者のリストが公開されないのが、 ちょっと不満。知ってる人は来るのかなあ(知ってる人が一緒だったら嫌だなあ、 という意味)、と。

昼前に自宅を出て、ラクト山科の文具店でボールペンを 買い、山科駅の蕎麦屋で昼食の後、山科駅前Sbuxで 食後の珈琲を飲みながら、しばし数学。その後大学に出勤。

研究室や学系事務室で学科長の仕事を色々。事務員さんにエクセルの使い方 を少し教えてもらった。あれは実に変なソフトだが、事務屋さんのスタンダードに なってしまってるから、管理的な仕事をする際には知らずには済まされない。 時々誰かに教えてもらって、必要最小限だけ覚えて、だましだまし使っている。

研究者の間では、エクセルの使い方に習熟することは、悲しみのシンボルと されている。それはすなわち、事務屋さん相手の管理的業務に忙殺されて、 研究の現場から離れてしまっていることを意味するからである。「最近、エクセル の使い方ばっかりが上手くなってしまって、、、(溜息)」という言い方を したりする。

14時から16時過ぎまで卒研ゼミ。今日は先週に引き続き、射影空間の構造。 球面から射影空間への全射を考える際、実数体と複素数体では扱いが若干 異なり、複素数体上で考えると直観とはすこしかけ離れた現象が起こる。 そういうことは、論文などでは「よく知られた事実」としてさらっと書いて あるが、それを丁寧に書いたテキストって、あまり見たことない。 その意味で大変勉強になった。次回は、今日やった一般論を1次元と 2次元の射影空間で詳しく考えるという例をやる予定。

ゼミのあと、すぐに大学を発つ。ラクト山科で食材や今月のおススメ赤ワインなど を買って帰宅。野暮用と夕食の後、すこしのんびりして、夜はほんの少しだけ数学。